更新日: 2018/05/08
★本ページはプロモーションが含まれています★

ThinkPad T460sは、14型液晶を搭載するビジネス向けのノートPC。

T450sの後継となるモデルで、新筐体を採用する事により厚さ約16.9~18.8mmへと薄型化、また最小重量約1.32kgという軽量化を実現しています。

画面サイズが14型と大きいにも関わらず、約1.32kgという数字は12.5型のX260の最小重量とほぼ同じであり、筐体の厚みに関してはT460sの方が薄くなっているなど、モバイルノートとしては大幅に進化したと言えるでしょう。

大画面、かつ薄型軽量の製品としてはThinkPad X1 Carbonという選択肢もありますが、Tシリーズに比べるとX1 Carbonは少し価格が高く、またT460sではディスクリートGPUの選択が可能となっている事に加え、パーツの交換が簡単に行える構造や各種の新しい仕組みも採用しており、モバイルノートの購入候補としては中々魅力が大きいです。

構成に関してはOSはWindows 10 Pro もしくはWindows 7を選択可能となっており、CPUには第6世代Coreプロセッサを採用、DDR4メモリは最大24GBまで、ディスクリートGPUの搭載も可能な他、液晶はフルHD( 1,920×1,080/タッチ可)やWQHD(2,560×1,440)を選択可。

バッテリは約10時間 (JEITA2.0) 持つとされているようです。

ちなみにバッテリは、以前は内蔵と外付けのバッテリを搭載する事によりホットスワップが可能でしたが、T460sでは小型化されたことにより、バッテリは内蔵のみとなるなど、携帯性が増した分デメリットもあるよう。

とはいえ、実用的なモバイルノートとしてはかなり魅力的なマシンだと思います。

2016年4月25日追記:ThinkPad T460sの実機を用いたレビューを掲載しました。


ThinkPad T460s 特徴

【主な特徴】

・14型フルHD、もしくはWQHD(2,560×1,440)の液晶を選択可能。タッチはフルHDのみ
・厚さ約16.9~18.8mm、重量は最小で約1.32kg
・OSはWindows 10 Pro、Windows 7 Professional(ダウングレード権による)
・インテルの第6世代Coreプロセッサを採用
・DDR4メモリを最大24GB、ストレージはSSD(PCI Express-NVMe版 も含む)のみで最大512Gを選択可
・外部GPUが選択できる。外部GPUを選択した場合でも、ドッキングステーションを利用可(T450sでは不可だった)
・薄型ながらLANポートを搭載、その他HDMI出力、Mini DisplayPort、USB 3.0×3、カードリーダ、オーディオ端子、指紋認証(タッチ式 )などを搭載
・パーツの交換がしやすい構造を採用
・バッテリ駆動時間は最大約10時間(JEITA2.0)
・バッテリは内蔵のみ

T460sの一番の特徴は、筺体が一新され薄型軽量化された部分です。

バッテリが(2基とも)内蔵のみとなるなど、小型化されたことによるデメリットもありはするものの、バッテリの駆動時間自体は特に短くはありませんので(選択する構成にもよりますが)、それが原因で購入を躊躇するというような事はないのではと思います。

メンテナンス性については、薄型化された製品はパーツの交換が難しい傾向にありますが、本製品はそういったパーツへのアクセスのし辛さを解消しており、パーツの交換や追加が簡単に行えるようになっているのだとか。薄型製品の中には、「これ本当に裏ぶたが開くようになっているのだろうか」と思うような開閉作業が大変なものもあり、今回のメンテナンス性の改善は特に、多数のPCをメンテナンスしなくてはならない企業などで重宝されるでしょう。

あと本製品で提供されているタッチパネルについては、通常のタッチ液晶だと表面にガラスを貼り、その下にタッチセンサーを配置していますが、今回のT460sには、液晶パネルの製造段階でタッチセンサーを搭載したインセル型のタッチパネルを採用しているため、表面のガラスやタッチセンサーは必要なく、タッチパネルを選択したとしても重量に殆ど影響しないのだとか。

謳われている最小重量は軽いけれど、タッチパネルを搭載したモデルはそれ程でもない、などという事は結構ありますので、タッチパネルを搭載したい方にはメリットが大きい仕様です。

さらに熱設計に関しては、カバンに入れたPCがいつの間にか起動してとても熱くなっていた・・何てことを防ぐために、インテリジェントクーリングという機能を採用しています。

これは、ノートPCがカバンに入っているときや、ユーザーの膝の上に置かれていることを検知して表面温度を下げるという仕組みの機能で、特にノートPCを持ち歩いたり、外出時に利用する機会が多いような方には便利な機能だと言えます。



ThinkPad T460s 構成

以下、ThinkPad T460sの構成例です。
レノボショッピングでは2月上旬頃に販売開始予定とされており、現時点では詳細な構成や価格は不明であるため、参考程度にご覧ください。

【ThinkPad T460s の構成例】

Windows 10 Pro(64bit)
Core i7-6600U(2.60GHz)
4GB (4GBx1/PC4-17000 DDR4 SDRAM/最大24GB)
14型フルHD(1,920×1,080ドット) 、IPS
HD グラフィックス 520
512GB SSD
インテル Dual Band Wireless-AC 8260 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.1
指紋センサーあり(タッチ式)
フロントバッテリ:3セル リチウムイオンバッテリー(固定式)
リアバッテリ:3セル リチウムイオンバッテリー(固定式)
重量:約 1.36kg

構成内容は2016年1月21日時点

今のところ、Core i5とCore i7の構成が存在するようです。
ストレージはSSDのみで、2.5インチのSSDやHDDは搭載できません。



以下、ThinkPad T460sの参考画像です。
掲載しているのは英語キーボードを搭載するモデルであり、実際の製品とは外観が異なる可能性があります。



正面から見たところと天板の様子 ThinkPadらしいデザインです。

余談として、通常のタッチパネルだとガラスを表面に貼る為、液晶パネルとベゼルの境には段差ができずスムーズな操作が可能ですが、今回のT460sに採用されるインセル型のタッチパネルの場合、パネルとベゼルとの間に段差ができてしまうため、画面端のタッチ操作がし辛いというデメリットがあります。

T460sでは、そういった操作のし辛さを解消するためにポリカーボネートのシートを用い、段差が指にあたっても不快に感じないような構造を取り入れているのだそうです。



液晶とキーボード面の様子 テンキーは搭載しません。指紋センサーはタッチ式です。