更新日: 2018/05/07
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日本HPより、約930gという非常に軽量な10.1型のハイブリッドPCが発売されました。

タブレット単体では約600g、タブレットとソフトカバーキーボードをあわせても1kg以下という重量を実現した、このタイプのノートとしては世界最軽量の製品なのだとか(製品発売時点)。

主な構成はWindows 8.1、Atom Z3745D、メモリ2GB、32GB eMMC、10.1型(1280×800)のIPS液晶搭載という内容で、価格は¥45,800 (税抜/2014年11月10日時点)。

ストレージの容量が32GBと少な目であるなど、やや心許ない点はあるものの非常に安価であり、ちょっとした作業に利用できる手頃な軽量モバイルノートをお探しの方には魅力の大きい製品だと思います。

公称で約11時間45分のバッテリ駆動が可能となるなど、バッテリの持ちも良いです。



【主な特徴】

・タブレット単体で約600g、タブレット+ソフトカバーキーボードでも約930gと非常に軽量
・10.1型1280×800ドットのタッチ対応 IPS光沢液晶を搭載
・CPUはAtom Z3745D、メモリ2GB、32GB eMMC
・公称のバッテリ駆動時間は約11時間45分
・¥45,800(税抜)とリーズナブルな価格(2014年11月10日時点)

ノートPCと言うよりは、タブレットにおまけでモバイル用のキーボードを付属させたような感じの製品ですが、
一般的なノートPCに遜色ない使い勝手を実現していると思います。

ソフトカバーキーボードは、HPのノート製品に搭載されているキーボードと同じような配列を持つもので、
ややストロークは浅いものの、実用できる程度の操作感は持ち合わせています。

タブレット側の方が重い為、膝の上などバランスが悪い場所での利用は難しいですが、
机の上に設置して入力作業を行うような一般的な使い方であれば、特に不便を感じるような事はないでしょう。

非常に軽量である事、またバッテリの持ちが良い事など、モバイル用のノートとしては魅力の大きい製品です。

欠点としては、ストレージの容量が32GBしかないという点などがあげられますが、
それを踏まえた上で、アプリなどのインストールを最小限にして利用するのであれば特に問題はないでしょう。
逆に色々入れたい方には、使い難いモデルです。

個人的には、4万円台(税込送料込みで5万円弱)という価格であれば妥協できる構成だと思います。


【構成の一例】

HP Pavilion x2 10-j021TU

Windows 8.1 Update 32bit
Atom Z3745D (1.33GHz~1.83GHz)
2GBメモリ
10.1型(1280×800/IPS/光沢/タッチ対応)
HD グラフィックス
32GB eMMC
IEEE802.11a/b/g/n+Bluetooth v4.0
センサー:加速度センサー、ジャイロスコープ、デジタルコンパス、周辺光センサー
サイズ(タブレット単体): 幅264mm、奥行き170mm、高さ9.6mm、重量約600g
サイズ(タブレット+キーボード): 幅264mm、奥行き175mm、高さ15.5~18.4mm、重量約930g
駆動時間: 約11時間45分
カラー:タブレット(アッシュシルバー)キーボード(ムーンストーングレー)

¥45,800 (税別/送料別)
価格・構成内容は2014年11月10日時点

今の所、ラインアップされているのは上記の構成のみ。
容量が32GBでは少なすぎるという方もおられると思いますので、容量アップ版などが登場すると良いのではと思います。



以下、HP Pavilion x2 10-j000の実機写真や使い勝手など、簡易的なレビューを掲載します。
実際の製品とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧いただければと思います。


HP Pavilion x2 10-j000を正面から見た図 こうやって見ると普通のノートPCに見える

真横から見た図 キーボードのソフトカバーで液晶側を支えるような構造となっている

ソフトカバーの装着位置を調整する事で、ディスプレイの角度を2段階に調節する事が可能


カバーを伸ばせば背面の保護カバーとしても利用できる マグネットで装着しているため簡単には取れない

本製品は量販店向けモデルと直販向けモデルがそれぞれラインアップされていますが、
量販店向けと直販向けでは、ソフトカバーキーボードのカラーが異なります。

直販向けのソフトカバーキーボードはムーンストーングレーと呼ばれる、カジュアルな感じのグレーカラーで、
量販店向けはティールブルーと呼ばれる淡く明るめのブルーカラー。

実際に両方のモデルを見ましたが、個人的には直販向けのムーンストーングレーの方が筺体カラーとマッチしていて好みです。




カバーの背面にはおなじみHEWLETT-PACKARDのロゴ

液晶とキーボードを分離した図

接続部ははめ込み式で、装着は簡単です

ソフトカバーキーボード全体の様子

ソフトカバーキーボードの背面側 カバーはキーボードに装着されている

ちなみにこのキーボードにはバッテリなどは搭載されていません。
あくまでも、キーボード機能のみの提供となります。




液晶はIPSとの事

IPS液晶という事ですが、製品を見た場所がかなり明るい場所であったためか、IPSにしては視野角は狭いように感じました。
といっても、TNパネルよりは視野角は広いです。



液晶背面の様子 hpのロゴが中央に配置されるおなじみのデザイン

キーボード面全体の様子

上でも述べましたが、ソフトカバーキーボードのキー配列はHPのノートPCのそれとほぼ同じ。
ややキーストロークは浅目ですが打ち辛い程ではなく、使い勝手は悪くはないです。

ただ、右端のEnterやBackspaceなどのキーの幅が非常に狭く、慣れるまでは違和感を感じる事があるかもしれません。



EnterやBackspaceの幅が非常に狭い

タッチパッドはボタン一体型 

タッチパッドはボタンがやや硬く、少し使い辛いと感じましたが、
液晶がタッチ操作に対応しているため、それ程操作に不便を感じる事はないのではと思います。





ディスプレイ側面のインターフェースの内容を確認します。
キーボード側には端子は搭載されていません。


ディスプレイ左側面にはヘッドフォン出力やマイク入力のコンボポート

ディスプレイ右側面

ディスプレイ右側面には、充電兼用のmicroUSBやUSB3.0、microHDMI、microSDカードスロット、
Windowsボタン、ボリュームコントロールボタンなどが搭載されています。

フルサイズのUSB3.0の搭載は便利。
この端子が一つあるのとないのとでは、使い勝手が大きく異なります。




ディスプレイ上側には電源ボタン

ディスプレイ下側に設置されているキーボードとの接続端子



性能面については、Atom Z3745D搭載という事で、最近のAtom搭載タブレットを利用した事がある場合は、大体のパフォーマンスを想像できると思います。


Atom Z3745D搭載 クロックは1.33GHz~1.83GHzで4コアとCPU性能は悪くはない

Windows エクスペリエンス・インデックスのスコア

スコアはCPUが6.3、メモリが5.5、グラフィックスが4.1、ゲーミンググラフィックスが4.2、ディスクが6.6。

一度に多くの作業を行おうとすると、やや動作に引っかかりが出ますが、
ネットや文字入力程度の操作は快適に行えており、軽い作業用のPCとしては不足はないです。

もう少しと思う部分はあるものの、価格を考えると十分な内容ではないかと思います。





HP Pavilion x2 10-j000については以上となります。
製品のより詳しい仕様や価格などの情報については、HP公式サイトの製品ページにてご確認ください。