
ガラスに包まれた高級感のあるデザインが特徴の14型Ultrabookです。HPのUltrabookの中では高級機に当たるモデルとなります。
14型とありますが、筐体サイズは13.3型とコンパクトに出来ています。
この製品は2012年の春に登場したENVY 14-3000 SPECTREの後継で、昨年の夏頃(2012年7月)に販売開始されました。現在(2013年2月)販売されているものは、それと全く同じ製品です。(なのでWindows 7 Home Premium)
デザインに拘っているだけあって外観がとても印象的なノートPCだと思います。性能面も上位機種名だけあってCore i7-3667Uや8GBメモリ、256GBのSSDなどかなりハイスペックな内容。
HD+の液晶を搭載している部分も魅力的です。
ただ、デザイン面をそれ程重視しない方には余り魅力的な製品ではないよう。
HPのスタッフ曰く、女性は外観を一目みて気に入る方が多いが、男性は価格を見てちょっと・・となるパターンが多いのだとか。
とても綺麗で良い製品だと思うのですが、好きでなければ買わないモデルだといえそうです。
なお、ENVY14-3100 SPECTREの液晶についてですが、以前販売されていた高級機「HP ENVY15-3000」の液晶に比べると質は劣ります。
HP ENVY15-3000にはとても綺麗なIPS液晶が搭載されていましたが、ENVY14-3100 SPECTREにはそれとは異なる液晶が搭載されているようです。高級機であるのならとことん拘った方が・・と思いはしますが、それでも液晶は綺麗です。
【構成の一例】
HP ENVY14-3100 SPECTRE パフォーマンスモデル
Windows 7 Home Premium (64bit)
Core i7-3667U
8GB (8GB×1)
14.0型ワイドHD+、光沢
HD グラフィックス4000
256GB SSD(128GB SSD×2/mSATA)
IEEE802.11b/g/n+Bluetooth4.0
駆動時間:約9時間45分
¥122,850 (税込)~
価格・構成内容は2013年2月13日時点
重量は約1.79kgです。


天板全体がガラスで覆われています。
ガラスとはいっても、使われているのは頑丈なゴリラガラスです。
どの角度から見ても真っ黒に見えるのは、黒いガラスが使用されているからだそう。コントラストのはっきりとした色味がとても綺麗です。
ただ、指紋がとても付きやすく目立ちやすいところが欠点。
飾っておくのなら良いですが、実際に触れて使うとなるとちょっと扱い難いかもしれません。(頻繁に拭かなければいけないので)

段差のないフラットな液晶。見た目にスタイリッシュでよいです。

左側面

前面 下部

右側面
Beats Audio対応・・はHP製品では珍しくありませんが、ボリュームのコントロールダイヤルが付いているものは珍しいです。

キーボードは英語版のみ。
キーボードが英語版であるのは、英語の方が製品の世界観にあうから・・ということだったと思います。
確かに見た目はシンプルできれいかもしれません。
ただ、英語キーボードを使った事がないという方には使い難いです。

タッチパッドはボタン一体型だが、思ったよりも使いやすい

エクスペリエンス・インデックス
性能はスペック通り、結構高いです。
内蔵グラフィックス利用ですが、少々負荷のかかる事であっても十分対応可能です。
動画編集等にも良いでしょう。
なお、発売当時は15万円前後で販売されていたこの製品も、現在は¥122,850 (税込)~とやや値下がりしました。
それでも高価な部類ですが、内容的に高すぎる・・という印象はなくなったように思います。
余談ですが、個人的にはSpectreのようなデザイン重視のPCよりも、
従来あったデザイナーズPC(Vivienne TamやTord Boontje、Cannaなど)が非常にインパクトがあって好きでした。
使いやすさで言えば、見た目に変わったデザインを施したPCよりも、
現在のシンプルかつ洗練されたデザインのPCの方が使いやすいのかもしれませんが、たまには以前のような製品が出てくれると面白いです。
また機会があれば、記録として従来のデザイナーズPCの写真などを掲載したいと思います。