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デルが販売するノートPC、ALIENWARE 13 R3のレビューです。

ALIENWARE 13 R3は、CPUにインテルの第7世代Coreプロセッサを、グラフィクスにはGTX 1050、GTX 1050Ti、GTX 1060搭載の構成をラインアップする13.3型のゲーミングノート。

2016年秋冬にモデルチェンジした15.6型、17.3型のALIENWAREと同じく、背面側へ飛び出すような独特の冷却機構を採用するモデルで、小型ながらも高い冷却性能を備えています。

ディスプレイには、HD(1366×768)のTNパネル、フルHD(1920×1080)のIPSパネル、またQHD(2560×1440)の有機ELなど様々なパネルを提供。ノートで有機ELを採用する製品は多くはないだけに、表示内容の見栄えにこだわるようなユーザーには特に魅力の大きいマシンだと言えるでしょう。

今回、有機ELやGTX 1060(6GB)を採用する「ALIENWARE 13 OLED VR」というモデルを利用してみましたので、その外観や使い勝手、性能面について詳しくご紹介いたします。

【ALIENWARE 13 R3 レビュー記事目次】

・製品の特長
ALIENWARE 13 R3の主な特長

・ALIENWARE 13 R3 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ重量

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・ソフトウェア
Alienwareコマンドセンターを搭載

・製品のまとめ
ALIENWARE 13 R3 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


ALIENWARE 13 R3の主な特長

以下、ALIENWARE 13 R3の主な特長です。
時期により、提供される構成は変わる可能性があります。

・13.3型HDのTNパネル、フルHDのIPSパネル、QHDの有機ELを提供
・第7世代Core i5、Core i7を提供
・GTX 1050(2GB)、GTX 1050Ti(2GB/4GB)、GTX 1060(6GB)を提供
・KillerワイヤレスLANを採用
・Alienware Graphics Amplifierに対応
・LEDイルミネーション機能を搭載
・Alienwareコマンドセンターを搭載
・Tobii Awareソフトウェアを搭載

ALIENWARE 13 R3は、13.3型サイズのゲーミングノート。
ALIENWAREシリーズで、もっとも小型サイズのノートPCです。

CPUには第7世代Core i5、Core i7を提供、またグラフィックカードにはGTX 1050(2GB)やGTX 1050Ti(2GB/4GB)、GTX 1060(6GB)を提供するなど、最近のゲーミングノートとしては、性能にかかわる部分に関しては特別目を惹くところはありませんが、ディスプレイのパネルの選択肢が豊富に用意されており、用途にあった画面を選択しやすくなっています。

中でも、QHDの有機ELに惹かれる方は多いのではないでしょうか。
このQHDパネルはタッチ操作にも対応しており、光沢タイプのパネルとなります。

その他、KillerワイヤレスLANの搭載やLEDイルミネーション、Alienwareコマンドセンターなどゲーミングらしい機能を多数搭載。

グラフィックカードを外付けできるAlienware Graphics Amplifierにも対応しており、将来的なパワーアップも見込めます。

また、Tobii Awareソフトウェアの搭載により、ユーザーがPCを使用しているかどうかを判断し、システムの消費電力を自動調整するといった機能も搭載するなど、非常に機能豊富です。

高性能、高機能でありながらもボディは小柄であり、小型で持ち運びやすい高機能、かつ高性能ゲームノートをお探しのユーザーに、最適な製品だといえます。



ALIENWARE 13 R3 筺体外観・インターフェース

ALIENWARE 13 R3の筐体外観をチェックします。

13.3型というとゲーミングノートとしてはかなり小さい方ですが、高性能であるだけに、ボディはやや厚みやずっしりとした重みがあります。

とはいえ、高性能ゲーミングノートで2kg台前半の重さは、ゲームPCを持ち運びたいというユーザーには魅力が大きいでしょう。





デザインは、15.6型のALIENWARE 15 R3とほぼ同じ。
アルマイト加工によるマグネシウム合金を用いた、エピックシルバーカラーの天板です。

中央から3方向にかけて走るラインの途中に、おなじみエイリアンのモチーフが配置されるデザインを採用。シンプルですが、インパクトがあります。

エイリアンのモチーフは電源オン時、LEDイルミネーションが点灯する仕様です。



背面側からみたALIENWARE 13 R3。
本体の背面部分が、後方に突き出るようなスタイルを採用しています。



背面部分の様子。
背面側には2カ所に排気口を設けています。

それとは別に、筺体左側にも排気口が設けられており、底面側の吸気口から吸い込んだ空気を排出、内部の熱を逃がすようなエアフローを採用しています。




ディスプレイには13.3型QHD(2560×1440)の有機ELを採用。
タッチ操作に対応しています。

ほか、HDのTNパネルやフルHDのIPSパネルも提供されています。



パネル上部にはWebカメラ。
赤外線による顔認識機能を搭載しており、Windows Helloによる顔認証ログインを利用できます。




Windows Helloによる顔認証ログインを利用できる 利用するには設定が必要

設定 > アカウント > サインインオプション」内のWindows Helloという項目より、顔認証機能のセットアップが行えます。

ただし顔認証機能を設定する前に、先にパスワードやPINの設定を行う必要がありますので、先のそちらを済ませておいてください。



加えて、プリインストールされている Tobii Awareソフトウェアにより、ユーザーがPCを使用しているかどうかを自動で判断し、ディスプレイを暗くしたり、システムの消費電力を調整する機能も備えています。

ALIENWARE 17 R4で選べる Tobiiアイトラッキングシステムのような、視線による画面操作には対応していません。


Tobii Awareソフトウェア タスクトレイのアイコンより設定画面を起動できます

タスクトレイの Tobiiアイコンより起動できる設定ユーティリティでは、Tobii Awareソフトウェアによる、システムの自動調整に関する設定を行えます。

上記画面の通り、手元に届いた時点では15秒でディスプレイが暗くなる設定となっており、少しよそ見をして他の作業をすると画面が暗くなっている・・といったことが頻繁にありました。

このデフォルトの設定は、焼きつきが起こりやすい有機LEの性質を考慮してのものなのか、それとも単に消費電力を抑えるためにこのような設定になっているのか、判断がつかないのですが、あまりにもディスプレイの消灯が早く不便を感じるような場合は、上記のソフトウェアより設定を変更すると良いでしょう。




ディスプレイの最大開閉角度は180度。
完全に開ききることができます。

私はこのタイプのディスプレイがとても好きです。

机の上や膝の上など、ノートPCをどこに設置したとしても画面を見やすい角度に調整できますし、外部モニターに画面を出力して利用する場合にも、ノートPCのディスプレイの可動域が広いと角度調整がしやすく便利です。




筐体側面にあるインターフェースの内容をチェックします。

筐体左側面です。
左からセキュリティロックケーブル用のスロット、排気口、USB3.0(PowerShare対応)、マイク入力、ヘッドセットポート、スピーカーが並びます。




右側面です。
こちら側にもスピーカーや、USB3.0 Type-C、USB3.0、吸気口が並びます。




正面側には何もありません。




背面の様子です。
中央付近にはLAN(Killer E2400 ギガビット・イーサネット・ポート)、Mini-DisplayPort 1.2、HDMI2.0、Thunderbolt 3、Alienware Graphics Amplifier接続用ポート、電源コネクタが並びます。

ケーブルが繋ぎっぱなしになる事の多いポートが、背面に集中しているのは使い勝手が良いですね。




筐体底面全体の様子。
写真は上が筐体正面側、下が背面側です。

背面寄りの位置に、大きな吸気口が設けられています。



PC本体と、付属の電源アダプター&ケーブルです。




電源アダプターは19.5V、9.23Aで180W。
どの構成を選択しても、180Wの電源アダプターが付属します。



キーボードの操作性

ALIENWARE 13 R3に搭載されているキーボードや、キーボード周りの外観・操作性をチェックします。





Alienwareシリーズの他のノートと同じく、Nキーロールオーバー対応の日本語キーボードを採用しています。カスタマイズでは英語キーボードも選択可能。

サイズの大きいモデルでは、キーボードの右側にテンキーが搭載されていたり、左側にはマクロの設定が行えるプログラマブルキーが配置されていましたが、本製品にはそれがありません。

マクロ機能を利用したほうが操作が楽になるようなゲームをプレイされている方には、その点がちょっと不便かもしれませんが、キーボードとしての使い勝手はとても良いです。

変則的な配列のキーは特に見当たりませんし、右下の矢印キーも独立した配置で使いやすいです。
キーボードは打鍵時のたわみが一切感じられず、ゲームプレイはもちろん、タイピングなどもとてもしやすいキーボードだと思います。

またゲームプレイ時に利用することの多い、WASDキーの中央にある「S」キーには突起のようなものが設けられており、わざわざキーボードを見なくとも、これらのキーの位置を把握することができます。



WASDキーの中央にある「S」キーをよくみると、小さな突起が設けられているのがわかります。
キーボードを使用し、ゲームの操作を行う場合に便利です。



キートップの様子です。
やや中央が窪む形状のキーを採用しています。指先のなじみがとても良いです。



キーボード右上には、エイリアンモチーフを用いた電源ボタン。
電源オン時、LEDイルミネーションが点灯します。




キーボードには、LEDイルミネーション機能が搭載されています。

本製品にプリインストールされている「AlienwareFX」を使用し、キーボードやタッチパッド、電源ボタン、天板のエイリアンモチーフのカラーカスタマイズを行うことが可能です。

キーボードはあらかじめ分けられたゾーン毎に異なる色を設定できるなど、とても柔軟なカラー設定が行えます。もちろん、LEDイルミネーション自体をオフにしてしまうことも可能です。





天板のエイリアンモチーフのカラーを変えることもできます

このAlienwareFXへは、タスクトレイ内にあるAlienwareFXのアイコンや、Alienwareコマンドセンターからアクセスできます。




搭載されているタッチパッドは、ボタン独立タイプ。
このタイプのタッチパッドは一概に使いやすいものが多いですが、本製品は特にボタンの押し心地が良く、操作がしやすいです。

ただし、ややホームポジションから右寄りの配置となっているため、キーボードを操作する際、右の手のひらがパッド面に当たりやすくなっています。

私が利用した限りでは、誤動作が起きることがありませんでしたが、手の大きさによって使用感は変わってくると思います。

誤動作が起こりやすい、または手が触れてしまうのが気になる場合は、「ポインティングデバイス」ユーティリティより、タッチパッドの設定を調整するとよいでしょう。

「ポインティングデバイス」ユーティリティは、デスクトップ右下のタスクトレイに表示されているタッチパッドアイコンからアクセス可能です。



「ポインティングデバイス」では、ポインタの速度やタッチの圧力をはじめ、タッチパッドの感度の設定などが行えます。

もし、タッチパッドを利用せずマウスで操作を行うというのなら、タッチパッドの機能自体をオフにしてしまうとよいでしょう。



液晶の見やすさ

ALIENWARE 13 R3に搭載されている、液晶の見やすさをチェックします。




13.3型QHD(2560×1440)の有機ELを搭載しています。
解像度がかなり高いためか、初期時の画面のスケーリングは200%と、かなり大きめに拡大表示されるよう設定された状態でした。

有機ELだけあって、非常に色鮮やかで美しいパネルです。
ギザギザ感のないなめらかな表示で、細かい文字などもとても見やすいですし、くっきりとした黒が鮮やかな色彩に映えます。

パネルの品質にこだわりがある方にも、納得の美しさだと思います。
光沢タイプのパネルではありますが、映り込みはそれほど気にならず、使用感はよいです。

この有機EL以外には、HD解像度のTNパネル、フルHD解像度のIPSパネルを選ぶことができます。。

有機ELを搭載したモデルは価格が高めになるため、有機ELでなくても良い方、また予算にあまり余裕が無い場合は、HDかフルHDのパネルを選択するとよいでしょう。





液晶の視野角はとても広いです。
斜めから見ても色がほとんど変わりません。

IPSパネルも視野角が広いですが、それ以上です。




以下、カラーセンサー「Spyder 4 Elite」による色域の測定結果を掲載します。

sRGBのカバー率は100%、AdobeRGBのカバー率は98%。
見ての通り、各領域を大幅に超える色域をカバーするなど、有機ELならではの色再現性を実現しています。

余りにも鮮やかであるため、閲覧するコンテンツによっては不自然な色にも見えてしまう場合もありますが、ゲームのCGは見ているだけでも楽しめると思います。




左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

ガンマ応答カーブには殆どバラつきがありません。
色のずれも小さいです。




さらに、画面の均一性を測定。
画面の色ムラや輝度ムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラ、輝度ムラともにほとんどありません。
均一な表示です。


コントラストが高くメリハリのある色表示をが可能な、とても美しいパネルです。

特に黒は、漆黒ともいえる黒さを実現しています。
液晶だと黒色を表示していても、画面を暗い場所で見ると内側のLEDバックライトがうっすらと光っているのが分かるのですが、有機ELにはそれがありません。

暗部は本当に暗く、写真や映像がシャープに締まってみえます。
ゲームのCGの閲覧はもちろん、写真や動画などあらゆるコンテンツを楽しめるパネルだと言えるでしょう。



重量

ALIENWARE 13 R3の重さを測ってみました。

PC本体の重さは2463g。
選択する構成により重さは多少変わると思いますが、モバイルノートとしては重めです。

ただ、ゲーミングノートにしては軽く、ノートPCを持ち運んで利用したいという方には貴重なモデルだと思います。

サイズが小さいため、バッグやリュックなどに収めるのには扱いやすいPCです。



付属の電源アダプターやケーブルの重さは、792g。
当然ながら、やや重めです。



ALIENWARE 13 R3 構成内容とその特徴について

掲載しているALIENWARE 13 R3の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【ALIENWARE 13 OLED VR の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7700HQ(2.80GHz~3.80GHz)
ディスプレイ   13.3型QHD(2560×1440)OLED 400nits タッチ対応
グラフィックス   GeForce GTX 1060(6GB GDDR5)、HD グラフィックス 630
メモリ   16GB(DDR4 2667MHz/8GB×2)
ストレージ   512GB SSD(NVMe/東芝製)
有線   Killer E2500
無線   Killer Wireless 1535 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.1(2×2)
バッテリ   76Wh リチウムイオンバッテリ
電源アダプター   180W
サイズ   330×269×22(幅×奥行き×高さ/mm/タッチ対応)
重量   約2.6kg
標準保証   1年間引き取り修理サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年04月04日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、13.3型QHDのタッチ対応有機EL、Core i7-7700HQ、GTX 1060(6GB)、16GBメモリ、512GB SSD(NVMe)、Killer LANなどを搭載する構成内容のモデルです。

提供されている中では最もハイスペックなモデルであり、有機ELパネルをはじめ、Core i7やGTX 1060、ストレージにはNVMe規格の512GB SSDを搭載するなど、とても豪華な内容です。

ゲーミングPCらしく、LANにもゲーマー向けLANとされるKiller製のギガビットLAN、および無線LANを採用しています。

有機ELを搭載しているため、価格が20万円をゆうに超えてしまうなど、GTX 1060(6GB)という構成の割にやや高額にはなってしまうのですが、画面の表示品質にこだわる方からすると、その価値は十分にあると言えるでしょう。

有機EL以外のパネルを搭載した構成に関しては、下は10万円台前半から提供されるなど、比較的リーズナブルな感があります。




Killer LANを標準搭載


killer LANのユーティリティ「Killer Control Center」をプリインストール

Killer Control Centerは、Killer製のハードウェアと連動してネットワークの制御を行うためのユーティリティ。

例えば、オンラインゲームの遅延を低減させるために、ネットワークトラフィックの優先順位を設定し、ゲーム以外のトラフィックを制限するなどといったことができます。




以下、ALIENWARE 13 R3で提供されている構成内容の一覧です。
2017年4月4日確認の内容となります。

全てのモデルで自由に記載の構成を選べるというわけではないため、ご注意ください。
また内容が変更となる可能性もあるため、製品購入時は必ず製品ページの内容をご確認ください。

OS Windows 10 Home 64ビット 日本語
Windows 10 Home 64ビット 英語
Windows 10 Pro 64ビット 日本語
Windows 10 Pro 64ビット 英語
液晶 13.3型HD(1366×768)TN アンチグレア 200nits
13.3型FHD(1920×1080)IPS アンチグレア 300nits
13.3型QHD(2560×1440)OLED 400nits タッチ対応
CPU Core i5-7300HQ(2.50GHz~3.50GHz)
Core i7-7700HQ(2.80GHz~3.80GHz)
メモリ 8GB(DDR4 2400MHz/8GB×1)
16GB(DDR4 2400MHz/8GB×2)
16GB(DDR4 2667MHz/8GB×2)
32GB(DDR4 2400MHz/16GB×2)
グラフィックス GeForce GTX 1050(2GB GDDR5)
GeForce GTX 1050Ti(2GB GDDR5)
GeForce GTX 1050Ti(4GB GDDR5)
GeForce GTX 1060(6GB GDDR5)
ストレージ 180GB SSD(M.2 SATA 6Gb/s)
180GB SSD(M.2 SATA 6Gb/s)+ 180GB SSD(M.2 SATA 6Gb/s)
256GB SSD(PCIe)
512GB SSD(PCIe)
512GB SSD(PCIe)+ 256GB SSD(PCIe)
1TB SSD(PCIe)
1TB SSD(PCIe)+ 1TB SSD(PCIe)
光学ドライブ なし
有線LAN Killer E2500 ギガビット・イーサーネット
無線LAN Killer Wireless 1535 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.1(2×2)
キーボード バックライトキーボード、US/インターナショナル
バックライトキーボード、日本語
バッテリ 76Wh リチウムイオンバッテリ
カラー エピックシルバー
サイズ 330×269×22(幅×奥行き×高さ/mm/タッチ対応)
330×269×24(幅×奥行き×高さ/mm/タッチ非対応)
重量 約2.6kg
保証 1年間引き取り修理サービス




以下、搭載ストレージの詳細です。


SSDの仕様


ストレージの内訳

SSDには東芝製の「THNSN5512GPUK NV」と呼ばれる、NVMe規格の512GB SSDが搭載されていました。

本製品には複数のストレージ構成が提供されていますが、いずれもSSDのみ。中にはM.2 SSDを2台搭載した構成なども見受けられるなど、豪華な内容です。

【ALIENWARE 13 R3で選べるストレージ(2017年4月4日時点)】

180GB SSD(M.2 SATA 6Gb/s)
180GB SSD(M.2 SATA 6Gb/s)+ 180GB SSD(M.2 SATA 6Gb/s)
256GB SSD(PCIe)
512GB SSD(PCIe)
512GB SSD(PCIe)+ 256GB SSD(PCIe)
1TB SSD(PCIe)
1TB SSD(PCIe)+ 1TB SSD(PCIe)

どれを選んでも高速であることには違いありませんが、「PCIe」と記載のあるストレージがSSDの中でも特に高速であるため、おすすめです。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載している ALIENWARE 13 R3で実施したベンチマークテストの結果です。
NVIDIAコントロールパネルの3D設定より、GTX 1060(6GB)が常に動作するような設定に変更して実行しています。

なお、ALIENWARE 13 R3には、利用するグラフィックスを外部GPUに固定できる「GPU切り替え機能」が搭載されていますが、有機ELを搭載したモデルに関しては、非対応のようです。



通常、FnとF7(I/D GFX)の組み合わせで、GPU切り替え機能が動作するはずですが・・



この通り、有機ELを搭載したモデルに関しては非対応となるようです。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用


【3DMark】



Fire Strikeの実行結果



Fire Strike Ultraの実行結果



Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(最高品質)、1920×1080(最高品質)/ウィンドウモードで実行



【ドラゴンズドグマ オンライン】


1920×1080 / 最高品質


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】




上から1280×720、1920×1080、2560×1440(DirectX 11/高品質(ノートPC))


2560×1440(DirectX 11/最高品質)

2560×1440の解像度で最高品質だと、プレイできなくはないものの場面によっては少し厳しいかもしれません。

高品質(ノートPC)の設定では、2560×1440の解像度でも快適にプレイできます。


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行。
フルHDとQHD(2560×1440)の解像度で実行しています。

【標準画質】
MSAA x4、リフレクションMSAA x4、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」

【最高画質】
グラフィック、高度なグラフィック設定ともに、出来うる限り上限の設定

【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 22.984318 105.921051 79.673035
Pass 1 43.306854 114.822464 75.117737
Pass 2 45.868294 141.568924 73.862953
Pass 3 53.966309 151.905060 83.413338
Pass 4 45.602085 139.331848 81.227943


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 12.877692 119.861404 25.595106
Pass 1 21.314762 53.965382 32.624004
Pass 2 11.135285 43.555798 24.587982
Pass 3 10.273564 35.322941 22.122581
Pass 4 12.030557 51.332809 25.224257


【QHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 5.776242 52.616039 38.459133
Pass 1 8.040834 61.832062 30.134016
Pass 2 10.151748 108.860268 39.569126
Pass 3 11.312386 84.198914 43.692181
Pass 4 10.053897 64.948486 38.840099


【QHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 9.310867 35.792751 24.473642
Pass 1 10.174725 44.923740 20.372725
Pass 2 19.337753 104.261818 25.970388
Pass 3 20.188398 109.372604 28.882814
Pass 4 14.366795 76.186760 25.271803


フルHDで標準画質程度の設定なら、快適にプレイできるようです。
QHD解像度でのプレイは難しいです。



【SteamVR Performance Test】

SteamVR Performance Testは「VRレディ」という結果。
VRが利用出来るパフォーマンスを十分に持ちあわせているということがわかります。



消費電力・温度

ALIENWARE 13 R3の消費電力を測定。
以下はアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力です。

画面の輝度は50%に、LEDイルミネーションはオフ、Optimusの設定はGPUが切り替わる設定(自動選択)にした上で、消費電力を測定しています。(以降、全てのテストでこの設定を適用)

アイドル時 ・・・ 14W
ベンチマーク実行時 ・・・ 121W

※実際の値は若干上下します

アイドル時の消費電力は低いです
ベンチマーク実行時は消費電力がやや高くなりますが、ゲーミングPCとしては高い数値ではありません。




アイドル時と、ベンチマークテスト(3DMarkのFire Strike)を20分以上実行した後のパーツ温度です。

高負荷な状態が続くと、CPU温度がやや高くなるようです。




さらに、高負荷時のキーボード表面温度を測定してみました。

キーボード中央から右側にかけて、やや表面温度が高くなりやすいです。
WASDキーがある付近も少し温度は高めですが、熱いと感じるほどではありません。

パームレスト周辺は低温です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

ALIENWARE 13 R3の再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:44
2回目 0:45
3回目 0:46
4回目 0:42
5回目 0:45
6回目 0:45
7回目 0:45
8回目 0:44
9回目 0:46

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 44秒

ALIENWARE 13 R3の起動やシャットダウンにかかる時間は およそ44秒。
SSDを搭載しているため高速です。



バッテリ駆動時間

ALIENWARE 13 R3のバッテリ駆動時間を測定してみました。

駆動時間の測定には bbenchを使用、設定はストロークの実行が10秒毎に、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は33642秒。
約9.3(9.345…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

Oputimus機能が効いているためか、ライトな作業時のバッテリの持ちはかなり良いようです。あくまでも簡単な作業を行ったときの駆動時間ではありますが、電源のない場所でも作業がしやすいと思います。

ただ、ゲームのような高負荷な用途では、大幅にバッテリの持ちが短くなる可能性があります。



Alienwareコマンドセンターを搭載

ALIENWARE 13 R3には、ALIENWARE 独自のソフトウェア「Alienwareコマンドセンター」がプリンストールされています。

主にイルミネーション機能の設定を行える「AlienFX」、電源やシステム設定の管理を行える「AlienFusion」、ゲームごとの環境設定をプロファイルとして保存できる「AlienAdrenaline」を取りまとめたユーティリティで、ユーザーのゲームプレイをサポートします。

なお、15.6型や17.3型のALIENWAREにはキーボードにプログラマブルキーが搭載されており、「Alienware TactX」というユーティリティからマクロ設定を行う事が出来ましたが、今回のALIENWARE 13 R3にはプログラマブルキー自体が搭載されていないため、「Alienware TactX」は提供されていません。

参考: ALIENWARE 17(R4)に搭載のAlienwareコマンドセンター




電源やシステム設定の細かな管理を行える AlienFusion 複数の電源プランを作成できる



ALIENWARE 13 R3 まとめ

ALIENWARE 13 R3のレビューは以上となります。
高性能でありながら、モバイルもできる小型サイズのゲーミングノートPCです。

CPUにはインテルの第7世代Core i5や Core i7を提供し、グラフィックカードにはGTX 1050(2GB)やGTX 1050Ti(2GB/4GB)、GTX 1060(6GB)を提供、またディスプレイには13.3型HDのTNパネル、フルHDのIPSパネル、QHDの有機ELパネルを提供するなど選択肢が豊富に提供されています。

特に有機ELの選択肢は、珍しいだけに気になるというユーザーも少なくないでしょう。
有機ELを搭載するとお値段がグッと高くなってはしまうものの、表示品質にこだわりがあるというユーザーにはそれ以上の価値があるといえます。


上記のような感じで構成が充実していることに加え、拡張性の高さや、ゲーム系の機能が充実しているという点もALIENWAREの魅力です。

Alienware Graphics Amplifierへの対応や、Killer LANの搭載、Alienwareコマンドセンターのプリインストールなど、ソフト面ハード面ともにゲームに役立つ機能を持ちあわせており、ゲームを有利に進められます。

将来的なパワーアップが可能だというところも魅力が大きいです。


今回掲載した有機EL搭載のモデルは、構成の割にやや高額ですが、HDやフルHDのパネルを搭載したモデルに関しては、多くのユーザーに手の届きやすい価格であり、モバイルできるゲーミングノートが欲しい方や、ALIENWAREが好きな方にとっては心惹かれる製品なのではないでしょうか。

特に利用できるクーポンがある場合(製品ページに表示)には、思ったよりも安く買えることがあるため、製品に興味をお持ちの方は、そのあたりをよくチェックするようにしてみて下さい。