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マウスコンピューターが販売するノートPC、NEXTGEAR-NOTE i7901 シリーズのレビューです。

NEXTGEAR-NOTE i7901 シリーズは、17.3型の4K液晶を搭載するゲーミングノートPC。

デスクトップ向けの第7世代 Core i7や、GeForce GTX 1080(8GB)を搭載するハイエンドなマシンで、VR用途に利用出来たり、ハイエンドデスクトップ並の性能を持つノートPCが欲しいという方に向いています。

様々なゲーム向けのアプリに加え、イルミネーション機能を持つキーボードを搭載するなど、性能だけではなく機能も充実したノートPCです。価格は安くはありませんが、その価値がある製品だといえるでしょう。

今回は、最小構成の「NEXTGEAR-NOTE i7901BA1」というモデルを使用してみましたので、その外観や機能、使い勝手、性能面について詳しくご紹介いたします。

【NEXTGEAR-NOTE i7901 シリーズ レビュー記事目次】

・製品の特長
NEXTGEAR-NOTE i7901シリーズの主な特長

・NEXTGEAR-NOTE i7901 シリーズ 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・ソフトウェア
ゲームに役立つソフトウェアをプリインストール

・製品のまとめ
NEXTGEAR-NOTE i7901 シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR-NOTE i7901シリーズの特長

以下、NEXTGEAR-NOTE i7901シリーズの主な特長です。
構成は変更となる可能性があります。

・17.3型UHD(4K/3,840×2,160)の高解像度、広色域な非光沢液晶を採用
・ノートでありながらデスクトップ向けの第7世代 Core i7を採用
・GeForce GTX 1080(8GB)を標準搭載
・カスタマイズで最大3台のストレージと、メモリは最大64GBを搭載可能
・フルカラーのバックライトを搭載するキーボードを採用
・指紋認証センサーを搭載
・ゲームに便利なアプリケーションを標準搭載

17.3型UHDの非光沢パネルを採用するゲーミングノートです。

ノートPCでありながらデスクトップ向けの第7世代Core i7や、グラフィックスにはGTX 1080(8GB)を搭載するなど、デスクトップ並のハイパフォーマンスを発揮できるマシンです。

ノートが欲しいけれど性能には妥協したくない、というユーザーに向いています。

ストレージも最大で3台(M.2をあわせ)をカスタマイズで搭載できますし、メモリもDDR4規格のモデルを最大64GBまで搭載できるなど、ゲーミングPCにふさわしい拡張性を持ちあわせています。

性能には直接関係ありませんが、イルミネーション機能が搭載されたキーボードもゲーミングPCらしくてよいと思います。

4Kと解像度が高く広色域な液晶は、ゲームのCGを存分に楽しめることはもちろんですが、高精細かつ色がとても綺麗であるため、写真や動画を扱う方にもおすすめです。



NEXTGEAR-NOTE i7901 シリーズ 筺体外観・インターフェース

NEXTGEAR-NOTE i7901シリーズの筐体外観をチェックします。
NEXTGEAR-NOTEらしいブラックカラーをベースとする、シンプルなデザインを採用する筐体です。

さすがに17.3型でデスクトップ向けの構成を持つマシンだけあり、筐体のサイズは大きく存在感がありますが、ディスプレイ部が薄いためかごつごつとした印象はありません。




天板の様子です。
シンプルとはいってもフラットな天板ではなく、サイドに軽くそぎ落としたようなデザインを採用するなど、シャープなフォルムが美しい天板です。

マットな質感であるため、指紋痕などが目立ち難い所も良いと思います。




背面寄りの部分にはヘアライン調の素材が用いられています


天板の中央付近にはG-Tuneのロゴ



正面側から見た筐体の様子。



背面側から見た筐体全体の様子。
厚みはあるものの、ディスプレイ部が薄くスタイリッシュなシルエットです。



ディスプレイには、17.3型UHD(4K)の非光沢パネルを採用しています。

光沢感が少なく、長時間利用しても目の疲れにくい液晶です。
高精細かつ色がとても美しく、ゲームのCGを始め、撮影した写真や動画の閲覧を楽しまれるような方には魅力ある液晶だと思います。

なお、製品によってはディスプレイを開く際に本体が持ち上がるため、ディスプレイを開閉する際には両手を添えなくてはならないものもありますが、本製品はそういったことはありません。

比較的ディスプレイが軽いこと、またヒンジのトルクの最適化などが行われているため、片手でもスムーズに開くことができます。



液晶上部には200万画素のウェブカメラを内蔵。
その左右にデュアルマイクを内蔵しています。




液晶下にはG-Tuneではなく、mouseのロゴを配置



ディスプレイの最大開閉角度は約130度。
ノートPCのディスプレイとしては、標準的な範囲内の可動域です。




筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面の様子です。
左からLAN端子、USB3.1 Type-C×2(1基はThunderbolt3と共用)、USB3.0×2基、カードリーダーが並びます。




右側面にはラインインやラインアウト、マイク入力、ヘッドフォン出力(S/PDIF(オプティカル)と共用)、USB3.0×2基、セキュリティケーブル用のスロットが並びます。





背面側には左右に排気口が、その中央付近にHDMI 2.0、Mini DisplayPort×2基、電源コネクターが並んでいます。




正面側には何もありません。



最新のインターフェースも含め、多種多様な端子が備わったマシンです。

映像出力は2系統、計3基を備えており、本製品に搭載のディスプレイも含めると最大4画面のディスプレイへの同時出力が可能。全て4K解像度での出力に対応しており、マルチモニタの高解像度な環境で作業を行いたいというような場合にも対応できます。

筐体サイズの大きい製品でありながら光学ドライブは搭載されませんが、外付けのドライブを使えばよいだけなので、大した問題ではないかなと思います。




底面全体の様子です。
写真は上が筐体背面側、下が正面側となります。

写真左下の位置に、取り外しが可能なバッテリーを搭載。
バッテリーの右側、またバッテリーの上側にあるパネルは開閉が可能です。



バッテリースロットのすぐ右側、小さなメッシュパネルの内部にはサブウーファーを内蔵しています。




バッテリを取り外した時の様子。
82Whのバッテリーが装着されていました。




PC本体と、付属の電源アダプターやケーブル


とても巨大な電源アダプターです。
デスクトップ並みの性能を持つノートですから、当然といえるかもしれません。



電源アダプターは19.5V、16.9Aで330W。



キーボードの操作性

NEXTGEAR-NOTE i7901 シリーズに搭載されている、キーボードやキーボード周りの外観、操作性をチェックします。





まるで板チョコレートのような形状を持つ、テンキー搭載の日本語キーボードです。

一部幅の狭いキーが見受けられはするものの、主要なキーのキーピッチは約19mm、ストローク約2mmと、十分なサイズと深さを持つキーを採用しており、タイピングがしやすいです。

打鍵時のキー底面のたわみは一切感じられず、安定した使い心地のキーボードだと思います。

ゲーミングノートのキーボードだけあって、ゲームの操作で利用することの多いWASDキーには、縁取りの特殊な装飾が施されています。また使用頻度の高いキーは、マルチキーロールオーバーに対応。

使用感とは関係がありませんが、使われているフォントもどことなくメカニカルというか無機的というか、近未来的な雰囲気を感じさせるもので、ゲーミングノートらしくてよいですね。

フルカラーのLEDバックライトも採用しており、ゲームプレイ時の気分を盛り上げてくれそうです。


なお、Windowsキーは一般的なノートのキーボードと同じ、左側に配置されていますが、本製品にプリインストールされている「Control Center」というアプリを利用し、有効・無効の設定を行うことが可能です。

加えて、「FLEXIKEY」というプリインストールアプリを利用し、マクロを記録して特定のキーに割り当てるといった設定も行えるなど、ゲーミングノートのキーボードに欲しい機能を数多く備えています。




特殊な装飾が施されたWASDキー


キートップは端から中央にかけて湾曲する形状を採用 とても打ちやすい


キーボードの上部に電源ボタンと、ボタンを囲むように幾つかのインジケーターランプを配置

ディスプレイのヒンジのすぐ近くに、大型のステレオスピーカーを内蔵。
筐体底面に内蔵されたサブウーファーとあわせ、高品質なサウンド環境を実現します。

加えて、本製品にはSound Blaster X-Fi MB5がプリインストールされており、好みに応じたサウンドのカスタマイズが行えるようになっています。




Sound Blaster X-Fi MB5 サウンドユーティリティ


Sound Blaster X-Fi MB5に備わっている「Scout Mode」

Sound Blaster X-Fi MB5には「Scout Mode」と呼ばれる、ゲームに有利だと思われる機能が搭載されています。

「この専有技術により,ゲーム内の離れた場所にいる相手プレーヤーやNPCの存在を音で捉える・・・」との説明がありますが、要は、周りにいるプレーヤーの足音等を聞こえやすくし、位置を把握したりするのに役立つ機能です。




先にも述べた通り、本製品にはフルカラーのLEDバックライトが採用されています。





FLEXIKEYというソフトウェアより、キーボード全体に単一のカラーを設定できるほか、キーボードの左、中央、右にそれぞれ異なるカラーを設定したり、常時カラーが入れ替わるウェーブのような点滅の設定など、様々なカラーカスタマイズが可能です。



バックライトの細かな設定については「FLEXIKEY」を起動させて行う必要がありますが、バックライトのオンオフや明るさ調整といった簡単な機能については、テンキーの一部キー(/や*、+、-など)から行うことができます。




ボタン分離タイプのタッチパッドです。
パッドの左上部分には、タッチタイプの指紋認証センサーを搭載。

クリックボタンが適度に柔らかく、とても使いやすいタッチパッドです。
聞くところによると、キーボードの構造と同一のクリックボタンを使用するなど、操作のしやすさに配慮しているのだとか。

複雑な操作はマウスの方が断然行いやすいですが、タッチパッドでもそこそこ快適に操作が行えます。




タッチパッドの左上に配置された指紋認証センサー


Windows Helloによるログインが行えます

Windows Helloを利用した指紋認証によるログインの設定は、Windows 10の「設定 > アカウント >サインインオプション」のWindows Helloという項目から行えます。

指紋を登録する前に、PINやパスワードを設定する必要があるため、設定していない場合は先にPINやパスワードを設定してください。



液晶の見やすさ

NEXTGEAR-NOTE i7901 シリーズに搭載されている、液晶の見やすさをチェックします。




17.3型UHD(4K/3,840×2,160)の非光沢液晶を採用。
17.3型と画面サイズは大きいものの非常に高解像度であるためか、初期時の画面のスケーリングは250%に設定された状態でした。

個人的に4Kの解像度を持つ液晶は、よほどサイズの大きなパネルでない限りコンテンツを拡大表示しなくては閲覧しづらく、普段の作業には使いにくいと感じてしまいます。

しかし非常に高精細な表示が可能であるため、撮影した写真を閲覧したり編集するような場合には重宝します。本パネルに関しては色がとても美しいため、閲覧しているだけでも楽しめますね。

光沢感が抑えられており、見やすい点も良いです。



なお製品には、色域の測定結果が記載された用紙が同梱されていました。


Adobe RGB比115%という測定結果が記載されていました。
色度図や数値を見る限り、Adobe RGBの色域を完全にカバーしているようです。

画面を見ただけでその鮮やかさがわかるくらい、特に赤や緑の再現力が高いです。

ゲームのCGを存分に楽しみたいという方はもちろん、写真や動画を扱うような方にも魅力の大きい液晶だと思います。





視野角は広いです。
斜めから見ても、表示されている内容をはっきりと読み取ることができます。

様々な環境、用途に利用しやすい液晶パネルですね。



NEXTGEAR-NOTE i7901  構成内容とその特徴について

以下、掲載しているNEXTGEAR-NOTE i7901BA1の構成内容とその特徴です。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【NEXTGEAR-NOTE i7901BA1 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7700K(4.20~4.50GHz)
ディスプレイ   17.3型 UHD(3,840×2,160)、非光沢
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX 1080(8GB)
メモリ   16GB(8GB×2/PC4-19200 DDR4/最大64GB)
ストレージ   240GB SSD(SATA3/kingston製)、1TB HDD(5400rpm/Western Digital製)
ネットワーク機能   Killer E2400(1000Base-T/100Base-TX/10Base-T)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n 最大433Mbps対応 + Bluetooth V4.2 + LE(M.2)
バッテリ   リチウムイオンバッテリー、公称の駆動時間:約2.6時間
サイズ   418×295.3×40.9(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約4.5kg
標準保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年03月08日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、17.3型 UHD非光沢パネル、Core i7-7700K、16GBメモリ、240GB SSD&1TB HDDという構成内容のモデルです。

NEXTGEAR-NOTE i7901シリーズでは最小構成のモデルですが、それでも税抜で30万円超えと決して安くはありません。

とはいえ、デスクトップ向けのCPUにGTX 1080(8GB)を搭載し、メモリもストレージも十分な容量を備え、ゲーマー向けのLANであるKiller E2400を採用、加えて美しく高解像度な液晶を搭載するなど、カスタマイズをせずとも豪華な構成のモデルですから、価格も相応でしょう。

上位モデルに関しては、掲載製品とCPUやGPUは同じで、メモリやストレージがグレードアップされた内容となっています。性能的には大きく変わりませんので、メモリをさらに追加したいとか、ストレージをM.2にしたいなどという希望がなければ最小構成のモデルでも十分だと思います。

デスクトップ向けのパワーを持っているという点も魅力ですが、特に液晶が美しく、その辺りにこだわる方にとってはたまらないノートPCではないでしょうか。




Killer LANを標準搭載

プリインストールされているkiller Network Manager。
ネットワーク全般の細かい設定を行えるユーティリティです。

アプリの優先度を設定しておくことで、オンラインゲームプレイ時の遅延を低減する効果などが期待できます。



以下、搭載ストレージの詳細です。



搭載SSD、HDDの仕様


ストレージの内訳

SSDにはkingston製の「SUV400S37240G」という240GB SSD(SATA)が、HDDにはWestern Digital製の「WD10JPVX-22JC3T0」という1TB HDDが搭載されていました。

速度、容量を両立する2ストレージ構成です。
SSDは読み書き共に高速なモデルで、快適に作業が行えます。

本製品では、NVMe規格のM.2 SSDの搭載も可能です。

掲載モデルに、カスタマイズでM.2 SSDを追加することもできますが、すでに搭載されているSSD&HDDの構成にM.2 SSDを追加する形となり、SSDを2台搭載することになってしまうため、M.2 SSD&HDDの構成を選びたい場合、またM.2 SSDのみの構成を選びたい場合は上位モデルをご選択ください。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているNEXTGEAR-NOTE i7901BA1で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】



Fire Strikeの実行結果



Fire Strike Ultraの実行結果



Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1920×1080(最高品質)、3840×2160(最高品質)/ウィンドウモードで実行



【ドラゴンズドグマ オンライン】


1920×1080 / 最高品質


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



上から1920×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行。
以下の画質設定を使用し、フルHD、4Kの解像度で動作させてみました。

【標準画質】
MSAA x4、リフレクションMSAA x4、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」

【最高画質】
グラフィック、高度なグラフィック設定ともに、出来うる限り上限の設定


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 14.492717 157.789078 131.900696
Pass 1 84.420479 178.212875 148.069122
Pass 2 95.999275 281.160492 145.500351
Pass 3 109.603149 230.814255 171.089828
Pass 4 5.691367 299.013580 150.712723


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 26.689198 119.245529 78.886322
Pass 1 38.280190 155.893936 74.693024
Pass 2 27.658176 177.219543 71.811478
Pass 3 62.349987 255.231445 81.042053
Pass 4 49.657604 205.551224 81.057137


【4K&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 5.376977 95.972328 69.355957
Pass 1 27.275063 75.745987 51.849079
Pass 2 43.021797 134.844635 70.731911
Pass 3 47.590290 135.939590 79.093163
Pass 4 35.258053 115.215851 69.235420


【4K&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 5.435328 100.062683 22.507570
Pass 1 8.591995 58.666759 19.300400
Pass 2 10.653288 129.179214 23.427376
Pass 3 19.236053 132.180771 26.111851
Pass 4 5.335139 110.438324 23.215225


フルHDの解像度の場合、最高画質でも快適にプレイできています。

一方で4K解像度の場合、最高画質は当然難しいですが、標準画質設定では、場面によってフレームレートが落ち込むところもあるものの、普通にプレイはできる感じです。



【SteamVR Performance Test】


VRの利用も余裕のパフォーマンスです。



消費電力・温度

NEXTGEAR-NOTE i7901BA1のアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に設定、バックライトキーボードはオフに設定した上で測定しています。(以降、全てこの設定を適用)

アイドル時 ・・・ 35W
ベンチマーク実行時 ・・・ 259W

※実際の値は若干上下します

さすがに消費電力は高いです。
特にベンチマーク実行時の消費電力は、ハイエンドデスクトップPC並の数字です。




次に、高負荷時のパーツ温度を測定。
以下は、ベンチマークテスト(3DMarkのFire Strike)を20分以上実行した後のパーツ温度です。

高負荷時のCPUやGPUの温度は、80度前後。
デスクトップPC並のパワーを持つノートですが、標準的な範囲内の温度に抑えられていると思います。

ただ、負荷がかかるとファンの音が結構うるさく、PCの利用環境によっては気になる方もおられるかもしれません。




さらに、高負荷時のキーボード表面温度を測定。

キーボード中央がやや温かくなりやすいようです。
ただ、キーを打っていてそれを感じるかというと、そうでもないと思います。

WASDキー付近に手を置きっぱなしにしていると、少し温かいかなと感じる程度です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

NEXTGEAR-NOTE i7901BA1の再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:49
2回目 0:48
3回目 0:39
4回目 0:38
5回目 0:39
6回目 0:38
7回目 0:37
8回目 0:38
9回目 0:37
10回目 0:38

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 40秒

NEXTGEAR-NOTE i7901BA1の再起動にかかる時間は およそ40秒。
SSDを搭載しているため、非常に高速です。



バッテリ駆動時間

NEXTGEAR-NOTE i7901BA1のバッテリ駆動時間を測定してみました。

駆動時間の測定には bbenchを使用、設定はストロークの実行が10秒毎に、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から4%に減少するまでの時間は10468秒。
約3(2.90777777…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

さすがに、デスクトップ並のパワーを持つノートであるため、バッテリ駆動時間は短いです。



ゲームに役立つソフトウェアをプリインストール

NEXTGEAR-NOTE i7901シリーズには、ゲームプレイ時に役立つと思われる、様々なソフトウェアがプリインストールされています。

例えば、マクロキーの設定を行えるFLEXIKEYや、Windowsキーの有効無効設定を行ったり、内蔵ファンの速度切り替えを行えるControl Centerを搭載するなど、ゲーム時にあると便利だと思われる機能を利用することができます。




Control Centerのゲーミング設定


FLEXIKEY マクロキー設定


FLEXIKEY キーの押下頻度の記録等も行える


FLEXIKEY バックライトキーボードの設定



今回利用していませんが、CPUやメモリ、GPUのオーバークロック設定を行えるソフトウェアも用意されていました。



CPUやメモリのオーバークロックツール


GPUのオーバークロックツール



NEXTGEAR-NOTE i7901シリーズ まとめ

NEXTGEAR-NOTE i7901 シリーズのレビューは以上となります。

17.3型UHDという高解像度、かつ広色域な非光沢パネルを搭載し、デスクトップ向けのCore i7-7700Kや GTX 1080(8GB)を搭載するなど、まさにゲームプレイのために存在しているといえるノートPCです。

複数のストレージを搭載でき、メモリも最大64GBを搭載できるなど、ノートながら拡張性に優れていることに加え、Killer LANの搭載や様々なソフトウェアがプリインストールされている部分など、性能が高いだけではなく機能も豊富。

サウンドもノートPCにしては質が高く、ハイエンドデスクトップPCを利用しているのと変わらない環境で、ゲームプレイできます。

多種多様なインターフェースを備えており、接続性が良いところも便利です。

高負荷時の冷却ファンの音がやや大きく、音を気にするような環境でのゲームプレイには向きませんが、ハイエンドデスクトップPCに負けない性能のノートが欲しい、という方にはこれ以上にない製品だといえるでしょう。

液晶の品質にこだわる方にもおすすめです。