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デルが販売するノートPC、Vostro 15 5000(5568)シリーズのレビューです。

Vostro 15 5000(5568)は、15.6型液晶を採用するビジネス向けのノートPC。

Vostroはビジネス機能と性能、コストのバランスを重視するビジネスブランドで、2017年1月28日現在、大きく分けて3000シリーズと5000シリーズを提供しています。

掲載製品は、上位の5000シリーズに位置づけられるノートであり、価格を抑えながらもハイスペックな製品群をラインアップ。高性能なビジネスノートをできるだけ安く買いたいという方に向く製品です。

どちらかというと機能性重視でデザインは2の次、というイメージのあるVostroですが、今回の製品は軽量設計、かつ3色のカラーバリエーションを提供するなどデザインにも配慮しています。

記事作成時点では、CPUには第6世代のCore i3、および第7世代のCorei3やi5、i7を提供し、ストレージにはHDDやSSDを、またグラフィックスにGeForce 940MX(2GB)を搭載したモデルもラインアップ。ライトな構成からハイパフォーマンスな構成まで、幅広い構成の中から用途にぴったりのモデルを選べるようになっています。

ビジネス向けならではのセキュリティオプションやサポートも充実しており、ビジネス業務にも安心して利用できる製品です。

今回は、エラ・グレーカラーを採用する「Vostro 15 5000(5568)プレミアム」モデルを利用してみましたので、その特徴や外観、性能、使い勝手について詳しくご紹介いたします。


【Vostro 15 5000(5568) レビュー記事目次】

・製品の特長
Vostro 15 5000(5568)の主な特長

・Vostro 15 5000(5568) 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ重量

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
Vostro 15 5000(5568) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Vostro 15 5000(5568)の主な特長

以下、Vostro 15 5000(5568)の主な特長です。
構成などは変化する可能性があるため、正確な情報は製品ページにてご確認ください。

・薄型軽量設計でスタイリッシュな外観
・ゴールド、グレー、ナイトブルーのカラーバリエーション
・15.6型HD、フルHDの非光沢液晶を提供
・CPUは第6世代Core i3、第7世代Core i3、i5、i7
・メモリは最大8GB、ストレージはHDD、もしくはSSD
・GeForce 940MX(2GB GDDR5)搭載モデルを選べる
・指紋認証リーダーオプションを用意
・ビジネスモデルならではの充実したサポートサービス
・ビジネスモデルながら価格が抑えられている

幅広い構成のラインアップを提供する、15.6型のビジネスノートです。
CPUは最大で第7世代のCore i7、メモリは8GB、グラフィックスにはGeForce 940MX(2GB)を採用したモデルも選べるなど、パワーが必要な用途にも対応できます。

オプションとなりますが指紋認証リーダーを選べる点、またサポートやセキュリティオプションが充実している点など、ビジネスモデルらしい特徴もしっかりと持ちあわせています。

ビジネスノートは機能性が高い分、高価であることが多いですが、Vostro 15 5000(5568)は必要な機能は備えつつも価格が抑えられており、予算が限られているユーザーには魅力が大きいです。

3色のカラーバリエーションの提供も、いくら仕事でもシンプル過ぎるPCはちょっと・・というユーザーにとって、心惹かれる要素だと思います。



Vostro 15 5000(5568) 筺体外観・インターフェース

Vostro 15 5000(5568)の筐体外観の様子をチェックします。

本製品にはゴールド、グレー、ナイトブルーの3色のカラーバリエーションが提供されており、今回掲載しているのはグレーカラーを採用するモデルです。

グレーといってもビジネスノートによくあるような無機質なグレーカラーではなく、ややメタリックな質感を持つ洗練された印象のグレーです。

グレーと同じくゴールドやナイトブルーも、ややトーンを抑えた控えめな光沢感を持つカラーであり、いずれもビジネスには利用しやすいと思います。







天板を拡大。シルバーカラーを混ぜたような垢抜けた色味のグレー


こちらはジングル・ゴールドの筐体


ミッドナイト・ブルー(メタリック)の筐体 従来のVostroからは考えられないお洒落なデザインです


背面、正面から見た筐体全体の様子。
ディスプレイや本体がとても薄いです。

最近は薄型のビジネスノートも増え、決して珍しいものではありませんが、スタイリッシュなノートPCは使っていて気分が良いです。



ディスプレイには、15.6型ワイドHDの非光沢液晶を採用。
他に、フルHDの非光沢液晶を搭載したモデルも提供されています。

解像度を選択できるのは良いですね。
どちらも非光沢パネルというところがビジネスノートらしいです。




液晶上部のベゼルに、HD 720p対応のウェブカメラとマイクが内蔵されています


液晶下部にはおなじみとなるDELLの小さなロゴ


ディスプレイの最大開閉角度は135度前後 液晶面の角度調整がしやすいです




筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

筐体左側面。
電源コネクター、LAN、HDMI、USB3.0×2基、ヘッドセットポートが並びます。

LAN端子は、下部のカバーを押し下げて利用するタイプです。




右側面にはSDカードスロット、USB2.0、USB3.0、VGA、セキュリティーケーブルスロットが搭載されています。





正面側には中央に電源のインジケータランプが、背面には何も搭載されていません。


USB端子は全4基と、十分な数が備わっています。
やや薄型のノートですが、LAN端子も搭載。

映像出力端子はHDMIの他 VGAポートも搭載されるなど、ビジネス用のノートらしい内容です。
ただし、15.6型サイズのノートでありながら光学ドライブが搭載されていないため、必要な方はご注意下さい。




底面側の様子です。
写真は上が筐体正面側、下が背面側となります。

1枚板構造のすっきりとしたデザインです。
見ての通りバッテリーは内蔵されており、着脱できません。




底面中央にはVostroのロゴを配置


底面カバーの左右には、Waves MaxxAudio Proのチューニングスピーカーを内蔵


Waves MaxxAudio Proのサウンドユーティリティ

サウンドの調整を細かく行えるほか、ノイズの軽減なども調整できるため、ボイスチャットやストリーミングなどをする場合にも役立ちます。




Vostro 15 5000(5568)本体と付属の電源アダプターやケーブル




電源アダプターは45W。
GeForce 940MX搭載のモデルを選択した場合は、65Wの電源アダプターが付属します。



キーボードの操作性

キーボード周辺の様子や操作性をチェックします。
デルの他の15.6型ノートと比べて、特に変わったところはないキーボードです。





右側にテンキーを搭載する、アイソレーション型の日本語キーボードです。

デルおなじみともいえる、やや幅の狭いBackspaceや Enterキーを搭載したキーボードで、Backspaceや Enter、Shiftキーに隣のキーと連なる形状を採用することで、この幅狭キーの使いにくさを軽減しています。

私自身は使い慣れてしまったため最近はあまり気にならないのですが、初めて使う方にはちょっと使いづらいかもしれません。

キー自体の打鍵感はよくタイピングしやすいです。
幅狭キーさえ気にならなければ、使いやすいキーボードだと思います。




キートップの様子 マットな質感の素材が採用されています


キーボードの周囲やパームレストには、ヘアライン加工を施したようなデザインが採用されています



タッチパッドはボタン一体型。
パッドの面積は広く、ボタンも柔らかく使いやすいと思います。

ただ、本製品くらいのサイズのノートだと屋内で利用することが多く、マウスを用いて操作される方がほとんどだと思われますので、操作性はあまり気にするところではないかもしれません。

なお、テンキーが搭載されている関係で、タッチパッドがやや左寄りに配置されていますが、タッチパッドとホームポジションの位置があっているため、タイピング時に手のひらがパッド面に触れ、誤操作を起きるようなことはないと思います。




タッチパッド側面に施されているカット加工が美しいです 光が当たるとキラキラ光ります



液晶のみやすさ

Vostro 15 5000(5568)に搭載されている、液晶の見やすさをチェックします。




15.6型ワイドHD(1366×768)の非光沢液晶が搭載されています。
画面のスケーリング設定は100%。

本製品では上記のHD液晶のほか、フルHDの非光沢液晶も選択できます。

15.6型の画面にHD解像度の組み合わせであるため、文字やアイコンのサイズは比較的大きく、細かい文字を読むのが苦手な方でも閲覧しやすいと思います。

全体的に色が浅い感じはしますが、見やすい液晶です。





視野角は狭いです。
少し斜めから見ると、画面全体の色が白っぽく変化してしまいます。

複数人による画面閲覧には適さないものの、正面から作業を行う分には特に影響はないため、問題ではないでしょう。



重量

Vostro 15 5000(5568)の重量を測定してみました。



PC本体の重さは1940g。
製品ページに記載されている重さとほぼ変わりません。

持ち運びには適さないと思いますが、15.6型のノートにしては軽いです。
一か所に据え置いて利用するのならばともかく、頻繁に席を移動するような方には扱いやすい重さの筐体です。

筐体が軽いと持ち運びやすいというメリットもあるのですが、机の上に置いた時の圧迫感がないという点も、薄型軽量ノートの良い点だと思います。



電源アダプターやケーブルの重さは271g。
小型のアダプターであるため軽いです。

モバイルノートではないため、持ち歩くようなことはあまりないと思いますが、例えば出張や旅行などにノートPCを持っていく場合には、アダプターやケーブルは軽い方が良いと思います。



Vostro 15 5000(5568) 構成内容とその特徴について

掲載しているVostro 15 5000(5568)の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【Vostro 15 5000(5568)プレミアム の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i5-7200U(2.50GHz/TB時最大3.1GHz)
ディスプレイ   15.6型ワイドHD(1366×768)、非光沢
グラフィックス   インテル HD グラフィックス 620
メモリ   4GB(DDR4 2400Mhz)
ストレージ   500GB HDD(5400rpm/東芝製)
無線機能   Intel Dual Band Wireless-AC 3165(ac/a/b/g/n)、Bluetooth 4.2、2.4&5GHz、1×1
バッテリ   42Wh、3セル バッテリ
サイズ   380×252.5×19.2(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.98kg
カラー   エラ・グレー(メタリック)
ソフトウェア   マカフィー スモール ビジネス セキュリティ (12ヶ月間更新サービス)
標準保証   1年間 オンサイトサービス (6営業日9-17時)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年01月28日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、15.6型HDの非光沢液晶、Core i5-7200U、メモリ4GB、500GB HDDという構成のモデルです。

「Vostro 15 5000(5568)プレミアム」という名称で提供されているモデルで、高性能という程ではありませんが、程々に負荷の高い用途にも対応できると思われる構成内容です。

掲載モデルはストレージがHDDであるため、人によっては使い勝手が悪いと感じる可能性はありますが、第7世代のCore i5を搭載しており、性能は悪くはありません。

本製品では他に、Core i3やCore i7をはじめ、SSDの構成や、GeForce 940MX(2GB)を搭載する構成なども用意。例えば写真や動画編集など、ある程度のパワーが必要な用途にも対応できます。

写真編集、動画編集と一口にいっても、どういったコンテンツを扱うのかによって必要なパワーは大きく異なってきますが、本格的な動画編集作業をメインに行うなどというのでなければ、本製品でも十分こなせるでしょう。

もちろん、ネット閲覧やビジネス系アプリケーションの利用がメインという方にも、おすすめのモデルです。



参考までに2017年1月28日現在、Vostro 15 5000(5568)シリーズで提供されているパーツやオプションの種類を上げておきます。

提供される構成は変わる可能性があること、また下記のパーツを自由に組み合わせられるというものではないため、ご注意ください。

OS Windows 10 Home (64bit) 日本語
Windows 10 Pro (64bit) 日本語
液晶 15.6型HD(1366×768)、非光沢
15.6型フルHD(1920×1080)、非光沢
CPU Core i3-6006U(2.00GHz)
Core i3-7100U(2.40GHz)
Core i5-7200U(2.50GHz~最大3.1GHz)
Core i7-7500U(2.70GHz~最大3.5GHz)
メモリ 4GB(DDR4 2400Mhz)
8GB(DDR4 2400MHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 520
インテル HD グラフィックス 620
NVIDIA GeForce 940MX(2GB GDDR5)
ストレージ 500GB HDD(5400rpm)
1TB HDD(5400rpm)
256GB SSD
無線LAN Intel Dual Band Wireless-AC 3165(ac/a/b/g/n)、Bluetooth 4.2、2.4&5GHz、1×1
バッテリ 42Wh、3セル バッテリ
指紋センサー 選択可能
カラー ジングル・ゴールド
エラ・グレー(メタリック)
ミッドナイト・ブルー(メタリック)
サイズ 380×252.5×19.2(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 1.98kg



以下、掲載モデルに搭載されているストレージの詳細です。


HDDの仕様


ストレージの内訳

東芝製の「MQ01ABF050」という500GB HDD(5400rpm)が搭載されていました。7mm厚のディスクです。

標準的な性能のHDDです。
SSD搭載のPCを使い慣れている方だと、動作が遅く感じられてしまうかもしれません。

2017年1月28日現在、本製品には他に1TB HDD(5400rpm)、もしくは256GB SSDを搭載したモデルが提供されていますので、容量が必要な方やSSDの方が良いという方は、そちらのモデルをご選択ください。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているVostro 15 5000(5568)で実行した、ベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用


【3DMark】



上からSky Diver、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)/ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】


上から1280×720(DirectX 9/標準品質(ノートPC))


【Minecraft】



デフォルトの画質設定で快適に動作


【CINEBENCH R15】


ストレージがHDDであるため、アプリケーションの起動やゲームのロードなどには時間がかかるものの、CPU内蔵グラフィックスの構成にしてはパフォーマンスは高いです。

軽いゲームなら、画質を下げれば普通にプレイできるくらいのパワーはあります。

軽めの用途・・例えばネットや動画の閲覧、ビジネス系アプリケーションなどの利用には十分な性能を持ちあわせていると言えます。

上位構成にはCore i7-7500Uや、GeForce 940MX(2GB)を搭載する構成なども提供されているため、写真や動画編集などやや重めの作業を行う場合は、そういったモデルを選ぶと良いでしょう。



消費電力・温度

Vostro 15 5000(5568)のアイドル時、高負荷時(3DMarkを実行)の消費電力を測定。
画面の輝度は50%に設定しています。(以降のテストでは、全てこの設定)

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 30W

※実際の値は若干上下します

パフォーマンスが高い割に、消費電力は低いです。




Speccyを使用し、アイドル時、ベンチマーク実行時(3DMarkを20分以上)のCPU温度を測定してみました。


アイドル時


ベンチマーク実行時

ベンチマーク実行時のCPU温度は70度半ば。
本製品のようなノートPCとしては、標準的な温度だと思います。




高負荷時の、キーボード表面温度を測定してみました。

負荷のかかる状態が続くと、キーボード中央の温度がやや上がりやすいよう。
ただ、タイピング時に少し指先が温かいと感じる程度で、使っていて気にはなりませんでした。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを使用し、Vostro 15 5000(5568)の再起動時間を測定してみました。

1回目 1:39
2回目 1:25
3回目 1:26
4回目 1:22
5回目 1:25
6回目 1:18
7回目 1:13
8回目 1:26

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分24秒

Vostro 15 5000(5568)の再起動にかかる時間は およそ1分24秒。
ものすごく遅いわけではありませんが、ストレージがHDDであるため、やや時間がかかる印象です。

サクサクとした動作を好まれる方は、SSDの構成を選びましょう。



バッテリ駆動時間

Vostro 15 5000(5568)のバッテリ駆動時間を測定してみました。
測定にはbbenchを使用。

設定はストロークの実行が10秒毎、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から3%に減少するまでの時間は29111秒。
約8.1(8.08638…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

ものすごく長く持つというわけではありませんが、充電が行えない場所であっても、しばらく作業が行えるくらいにはバッテリは持つようです。



Vostro 15 5000(5568) まとめ

薄く軽いスタイリッシュな筐体を採用した、15.6型のビジネスノートです。

Vostroはどちらかというとシンプル、悪くいえば地味なイメージがありましたが、Vostro 15 5000(5568)はそんなイメージを払拭する製品です。

ゴールド、グレー、ナイトブルーといった豊富なカラーバリエーションより、好みのデザインを選べます。

ビジネスPCとしては、用途に合った性能や機能、サポート内容が伴っていれば十分ではあるのですが、それだけでは所有欲は満たされません。特に製品のデザインやカラーなどにこだわりがあるユーザーは、無機質なデザインの製品よりも、洗練された雰囲気の製品を好む方が多いと思います。

そういった見た目にこだわるユーザーに、特におすすめのビジネスノートです。

性能面については、CPUはCore i3からCore i7まで、メモリは最大8GB、ストレージはHDDだけではなくSSDも選べ、グラフィックにGeForce 940MXを搭載したモデルも提供するなど、大抵のビジネス業務に対応できるパワーを持ち合わせています。

ビジネスPCでありながら、価格が抑えられている点も魅力。

光学ドライブを搭載しないため、それが必要な方には向きませんが、程々の価格で高性能、かつ洗練されたビジネスノートをお探しのユーザーにはうってつけのモデルだといえるでしょう。

割引クーポンが利用出来る場合があるため、製品を購入する際はクーポンの有無をよくお確かめの上、忘れずにご利用ください。