ドスパラが販売するノートPC、Altair F-13 のレビューです。

Altair F-13は、13.3型フルHDの液晶を搭載するノートPC。

CPUに第7世代の Core i5-7200Uを搭載するマシンで、メモリは8GB、ストレージは256GB SSDと標準でハイスペックな構成を採用しながらも、お値段8万円台(税別/2017年1月24日時点)、税や送料込みでも9万円台前半というリーズナブルな価格を実現した製品です。

メインノートとしての利用に向いているのはもちろんですが、重さが約1.35kgと軽くスリムであること、またバッテリの持ちもよく、モバイルノートとして使いやすいです。

構成内容の割に価格は抑えられており、リーズナブルなモバイルノートが欲しい方に向く製品だと言えるでしょう。

小ざっぱりとしたデザインのノートではありますが、スリムであか抜けた雰囲気を持っており、人前に出しても恥ずかしくないという点もポイントです。

今回は、そんな Altair F-13の外観や使い勝手、性能面を詳しくご紹介いたします。

【Altair F-13 レビュー記事目次】

・製品の特長
Altair F-13の特長

・Altair F-13 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性筺体底面内部液晶の見やすさ重量

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
Altair F-13 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Altair F-13の主な特長

以下、Altair F-13の主な特長です。
構成は変わる可能性があるため、参考程度にご覧ください。

・13.3型フルHD 光沢液晶を搭載するモバイルノート
・標準で第7世代のCore i5-7200U、8GBメモリ、256GB SSD採用
・約1.35kgと軽量
・バッテリ駆動時間が長い
・最新スペックでありながら安い

13.3型で約1.35kgと、軽量なノートPCです。
軽さもありますが、筐体がかなり薄く設計されているため持ち運びがしやすいです。

バッテリも、軽い作業のみだと10時間以上持つ感じでしたので、電源のない場所でも長時間利用できるでしょう。

第7世代のCore i5やメモリ8GB,256GB SSDを標準搭載しており、ハイパフォーマンスであるところも本製品の大きな利点。

最新スペックの製品は全体的に価格が高いですが、本製品は最新の内容ながら価格が抑えられており、安くて性能の高いモバイルノートをお探しの方には魅力の大きい製品です。



Altair F-13 筺体外観・インターフェース

Altair F-13の筐体外観をチェックします。
先にも述べた通り、余計な装飾が殆どない小ざっぱりしたデザインの筐体を採用しています。

19.6mmと薄いこと、またボディにでこぼこした所が殆どないため、スマートな印象を受けます。低価格ノートにしてはきれいな感じで、悪くないのではないでしょうか。





天板の様子です。
シルバーカラーをベースに、ヘアライン風のデザインが施されています。

ロゴも何もなくとてもシンプルですが、安っぽくはなくきちんとしている感じのデザインです。




背面、正面側から見た筐体の様子。




ディスプレイ部はもちろん、本体も薄いです。
底面に出っ張ったところが殆どないため、カバンへの収まりも良いです。



ディスプレイには13.3型フルHDの光沢液晶を採用。

光沢感は強め。
特に明るい場所だと、やや反射が目立つ感じで画面を閲覧しづらくなります。





液晶上にはWebカメラを内蔵、下にはDiginnosのロゴをプリント

液晶の最大開閉角度は約135度。
液晶を開くと、ほんの僅かにではありますが背面側が高くなり、キーボード面が傾斜するような設計が取り入れられています。




筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

筐体左側面の様子です。
電源コネクター、USB3.1 Type-C端子が並びます。




右側面にはSDカードリーダー、マイク入力やヘッドフォン出力のコンボジャック、USB3.1×2基、HDMI 1.4、電源ボタンが並んでいます。





筐体正面や背面側には何もありません。


筐体が薄いためLANがないこと、また光学ドライブもありませんが、カードリーダーや映像出力など、一通り必要なものは備わっています。USB Type-C端子など最新のインターフェースも採用。





PC本体と付属の電源アダプター&ケーブル


電源アダプターは19V、2.37Aで45W。



キーボードの操作性

Altair F-13のキーボードの操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードです。
普段使っているキーボードの配列がどうであるのかにもよりますが、ちょっと面白いというか、やや変わった配列のキーボードだと思います。

右端にHome、Pgup等のキーが並ぶほか、¥キーや「ろ」の位置などやや変則的なキーの配置を採用しています。

Enterの右にHomeキー等が並ぶ配置はあまり好きではないのですが、若干スペースを空けて配置されているため、操作がしづらいと感じるようなことはありませんでした。

ただ「|」(¥)マークのあるキーが左のShiftの右に配置されている関係で、左のShiftの幅が極端に狭くなっており、押しにくいです。逆にBackspaceは指を大きく伸ばさなくても届くなど、押しやすくなっています。

「|」やバックスラッシュの配置など、例えばプログラムのソースを書く場合などにやや不便を感じる配置であるように思いますが、この配置なら多分すぐに慣れること、また一般的なタイピング作業においては、操作性はそれほど悪くないように思います。

キーストロークは浅めですが、キー自体は打ちやすいです。




キートップはわずかに中央が窪む形状 指を置きやすい


キーボード面やパームレストには天板と同じヘアライン風のデザインが施されています

ボタン一体型のタッチパッドを搭載しています。
指紋痕などが目立ちにくい、サラッとした質感のタッチパッドです。

ボタンの押し心地も悪くなく、このタイプのタッチパッドとしてはまずまず使いやすいと思います。




タッチパッドとパームレストの境の加工が美しいです 光のあたる角度によってキラキラ光ります


タッチパッドドライバーはSynaptics ClickPad V1.1

タッチパッドドライバーのデバイス設定画面を開くには、タスクトレイに表示されているタッチパッドアイコンから、もしくは「スタートメニューの設定 > デバイス > マウスとタッチパッド > その他のマウスオプション」からアクセスします。



筺体底面内部の様子

Altair F-13 の筐体底面の様子と、内部の様子をチェックします。



筐体底面。
写真は上が筐体背面側、下が正面側です。

底面は一枚板の構造となっています。バッテリは取り外せません。

このタイプの底面カバーは取り外し難いものが多いのですが、開いてみたところ、本製品はそこまでではありませんでした。

ただし、カバーを開ける際にツメが折れやすいこと、また底面カバーの開閉はメーカー保証外となるため、ご注意ください。



底面内部全体の様子です。
左上付近に無線LANやCPU、メモリ、その隣には冷却ファンが配置され、手前にはバッテリ、そして左下側にはM.2 SSDが搭載されているのが見えます。



2.5インチベイをまたぐようにして、M.2 SSDが取り付けられています。
最初、2ドライブ構成にできるのかなと思いましたが、コネクターが見当たりません。

メーカー保証外となりますが、換装はできそうです。



内蔵バッテリの容量は45Wh(3960mAh、11.4V)。



液晶の見やすさ

Altair F-13 に搭載されている液晶をチェックします。




13.3型ワイドフルHD(1920×1080)の光沢液晶を搭載しています。
初期時の画面のスケーリングは150%と、やや大きめの表示サイズに設定されていましたが、設定を100%に変えた場合、人によってはアイコンや文字サイズがやや小さすぎるという方もおられるかもしれません。

光沢タイプのパネルであるため、光沢感が目立ちます。
あとやや画面が暗いのか、屋内では特に感じないのですが、窓際など明るい場所に持っていくと画面が閲覧しにくくなります。

外出先で利用するといっても、利用場所は人によってさまざまだと思いますが、屋外での利用が多い方には使いにくいかもしれません。

とはいえ、低価格ノートの液晶にしては色も自然であり、見やすいと思います。





視野角は広め。
斜めから閲覧した場合でも、色変化は大きくはありません。



重量

Altair F-13 の重量を測定してみました。



PC本体の重さは1319g。
モバイルノートとしては軽い部類ではないのですが、13.3型でこの重さなら軽いです。



電源アダプターやケーブルの重さは197g。
軽量です。

PCのバッテリの持ちが良いため、日常的に電源アダプターやケーブルを持ち歩く必要はないと思います。



Altair F-13 構成内容とその特徴について

Altair F-13の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】




【Altair F-13 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i5-7200U(2.50GHz/TB時最大3.10GHz)
ディスプレイ   13.3型ワイドフルHD(1,920×1,080)、光沢
グラフィックス   HD グラフィックス 620
メモリ   8GB(DDR3L)
ストレージ   256GB SSD(M.2 SATA/Phison製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2
バッテリ   公称の駆動時間:約7.7時間
サイズ   327×220.6×19.6(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.35kg
ソフトウェア   マカフィー・リブセーフ 12ヶ月 製品版他
標準保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年01月24日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、13.3型フルHD光沢液晶、Core i5-7200U、メモリ8GB、256GB SSDという構成内容のモデルです。

本製品で提供されているのは、現時点ではこの構成のみ。
OSをPro版へアップグレードすることはできますが、主要なパーツのカスタマイズは行えません。

ただ、標準で第7世代のCore i5やメモリ8GB、256GBのSSDを搭載するなど、これなら十分と思える構成が採用されており、パフォーマンスに関しては問題はないでしょう。

液晶が光沢パネルである点が、個人的に残念に感じるところですが、税抜8万円台の価格でこの内容はコストパフォーマンスがとても良いです。



以下、搭載ストレージの詳細です。


SSDの仕様


ストレージの内訳

SSDには、Phison製の「SM280256GPTC15T-S114-108」という256GB M.2 SSDが搭載されていました。

SATA規格のM.2 SSDですが、読み書きともに速く性能は高い方です。
大容量とはいえませんが、初期状態でユーザーが使える領域は200GB以上ありますから、サイズの大きなファイルを沢山保存するとか、数多くのソフトウェアをインストールするような使い方でない限りは、容量が不足してしまう事はないと思います。



ベンチマークテストの結果

以下、Altair F-13で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用


【3DMark】



上からSky Diver、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)、1920×1080(標準品質)/ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】


上から1280×720(DirectX 9/標準品質(ノートPC))


【Minecraft】



デフォルトの画質~設定を上げても快適に動作 サクサク動きます


【CINEBENCH R15】


軽いゲームをやや低めの画質で遊べるくらいのパワーがあります。
CPU内蔵グラフィクスの構成であるのにもかかわらず、ドラクエXだとフルHD・標準画質で「快適」という結果が出るなど、考えていたよりも性能は高いようです。

ネットや動画の閲覧など日常的な用途はもちろん、簡単な写真や動画編集も行えます。ゲーム向けのノートではありませんが、軽いゲームで遊ぶ事があるという方にも良いですね。

SSD搭載であるため、動作もサクサクとしており作業は快適です。



消費電力・温度

Altair F-13のアイドル時、ベンチマーク実行時の消費電力を測定してみました。
ベンチマークは3DMarkを使用。

PCの画面の明るさは50%に設定しています。(以降、全テストでこの設定)

アイドル時 ・・・ 6W
ベンチマーク実行時 ・・・ 28W

※実際の値は若干上下します

アイドル時、高負荷時いずれも低消費電力です。
本製品のパフォーマンスを考えると、本当に省電力だと思います。




アイドル時、高負荷時のCPU温度を、Speccyというソフトウェアを使用して測定してみました。


アイドル時


高負荷時(3DMarkを繰り返し20分以上実行)

高負荷な状態が続いた場合のCPU温度は、70度強。
一般的なノートPCと同程度の温度です。




高負荷時のキーボード表面温度です。

キーボード右側の温度がやや高くなりやすいよう。
といっても、操作をしていてやや温かいと感じる程度です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

Altair F-13の再起動時間を測定してみました。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:41
2回目 0:34
3回目 0:36
4回目 0:34
5回目 0:37
6回目 0:35
7回目 0:36
8回目 0:36
9回目 0:35
10回目 0:36

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 36秒

Altair F-13の再起動にかかる時間は およそ36秒。
SSDを搭載する構成であるため、非常に高速です。



バッテリ駆動時間

Altair F-13のバッテリ駆動時間を、bbenchを使用して測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎に、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は48449秒。
約13.5(13.4580555…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

あくまでも、軽い作業時のバッテリ測定結果ですが、消費電力の低さを考慮すると、やや負荷をかけた使い方をしたとしても相当に持つと思われます。

充電できない場所であっても、バッテリの電力残量を気にせず作業が行えるのは気分的に楽です。



なお、本製品には「電源管理ユーティリティ」なるものがプリインストールされており、消費電力をチェックしたり、充電開始&終了のしきい値の設定、ピークシフトの設定を行えるようになっています。


電源管理ユーティリティ 電源接続時の充電方法やピークシフトの設定などを行える



Altair F-13 まとめ

Altair F-13のレビューは以上となります。

約1.35kgという数字は、モバイルノートとしては決して軽い部類ではありませんが、画面サイズの割に軽く、またスリムに設計された筐体は持ち運びにも適しています。

バッテリの持ちもとてもよく、外出先でも電源の有無を気にせず作業が行えるなど、場所を問わず気軽に使える製品だといえるでしょう。

性能に関しては、第7世代のCore i5-7200U、8GBメモリ、256GB SSDを標準で採用しており、サクサクとした操作感を実現しています。

スタンダードなノートとしてはパフォーマンスは高く、ネットや動画閲覧といったライトな作業はもちろん、写真や動画編集なども複雑なものでなければこなせるなど、性能は高いです。ゲームができるようなPCは必要がないけれど、ある程度のパワーは欲しいという方に向く性能を持ち合わせています。

そのようにハイパフォーマンスでありながらも、価格が抑えられている点は大きな魅力です。

液晶の光沢感がやや目立つため、それが苦手な方にはおすすめしませんが、特に限られた予算で高性能ノートの購入を検討されている方には、魅力の大きい製品だと言えるでしょう。