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デルが販売するノートPC、Vostro 14 3000(3468)シリーズのレビューです。

Vostro 14 3000(3468)は、14型HDの非光沢パネルを搭載するビジネス向けのノートPC。

ビジネス向けの機能を提供しながらもコストパフォーマンスを重視したシリーズで、安価ながらも光学ドライブなど一通りの基本機能を備えていることに加えて、ブラック、エラ・グレー、スパークリングホワイトの3色のボディカラーを提供するなど、ビジネス向けながらカジュアルな要素も持ち合わせた製品です。

構成については第7世代のCore プロセッサを標準搭載し、Radeon R5 M420やSSDを搭載したモデルも提供されるなど、比較的ハイパフォーマンス。

HD解像度しか選択できないため、高解像度が好みの方には15.6型の Vostro 15 3000(3568)の方をお勧めいたしますが、コスパの高いメインノートが欲しいという方には魅力は大きいでしょう。

今回、Core i5-7200Uを搭載するスパークリングホワイトカラーのモデルを使用してみましたので、製品の外観や特徴、使用感、性能面などについて詳しくご紹介いたします。

【Vostro 14 3000(3468) レビュー記事目次】

・製品の特長
Vostro 14 3000(3468)の主な特長

・Vostro 14 3000(3468) 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ重量

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
Vostro 14 3000(3468) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Vostro 14 3000(3468)の主な特長

以下、Vostro 14 3000(3468)の主な特長です。
2016年12月26日時点の内容であり、変化する可能性もあります。

・14型HDの非光沢液晶を搭載
・ブラック、エラ・グレー、スパークリングホワイトの3色のボディカラーを提供
・第7世代のCPUを提供、Core i3、Core i5、Core i7のモデルを選べる
・ストレージは500GB HDD、256GB SSD
・メモリは4GB(DDR4)
・Radeon R5 M420 グラフィック搭載モデルも提供
・指紋認証リーダーも選べる(ブラックカラーのモデルのみ)
・光学ドライブ標準搭載
・保守サービスの選択肢が充実している
・価格が安い

14型HDの非光沢液晶、第7世代のCoreプロセッサを搭載するモデルです。

CPUはライトな用途向けのCore i3から、高負荷な用途にも向くCore i7までを揃えており、メインPCとしても十分に活用できる性能を持ち合わせています。

ストレージにSSDが提供されている点も魅力。

指紋認証リーダーや保守サービスの充実、光学ドライブやVGA端子の搭載など、ビジネス向けPCらしい要素も持ち合わせています。

それでいて価格が安いため、ビジネスユーザーに向くことはもちろんですが、個人ユーザーのメインPCにもおすすめです。



Vostro 14 3000(3468) 筺体外観・インターフェース

Vostro 14 3000(3468)の筐体外観について解説します。

14型サイズのモデルですが、最小重量1.96Kgと大きさの割に軽量なモデルです。
モバイルノートとしては重いですが、PCを持って頻繁に席を移動するような方には扱いやすいノートです。





今回、スパークリングホワイトカラーを採用するモデルを掲載しています。

光沢感のある、綺麗なホワイトカラーのモデルです。
光沢素材ではあっても真っ白であるため、指紋汚れなどが目立ちません。

本製品では他にブラック、エラ・グレーのモデルを選択できます。




天板中央には、 シルバーの光沢感が美しいデルのロゴを配置


筐体側面にもホワイトカラーを採用 一体感のあるデザインです




背面、正面から見た筐体全体の様子。



ディスプレイには、14型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を搭載しています。
特別表示が綺麗な液晶ではないと感じますが、非光沢パネルであるため作業がしやすいです。




液晶上部には720p HD対応のWebカメラを内蔵 カメラのすぐそばにはマイクが搭載されています




液晶下部にはデルのロゴ



ディスプレイの最大開閉角度は約135度。
可動域は普通です。液晶面の角度調整が行いやすいです。




筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面の様子です。
電源コネクター、LAN端子、VGA端子、HDMI出力端子、USB3.0×2基が並びます。



右側面側の様子です。
SDカードリーダ、ヘッドフォンとマイクのコンボジャック、USB2.0、DVDスーパーマルチドライブ、セキュリティーロックケーブル用のスロットが並びます。



筐体正面側には、中央に電源のインジケータランプを配置。



背面には何もありません。


USB端子は全3基、映像出力端子はHDMIの他 VGA端子も搭載、加えて光学ドライブも標準搭載するなど、ビジネスにも家庭用ノートとしても使いやすいインターフェースの内容だと思います。




筐体底面側の様子です。
写真は上が背面側、下が正面側となります。

内部のパーツにアクセスできるような開閉可能なパネルは見当たりませんが、バッテリーは着脱可能です。



正面寄りの位置に、Waves MaxxAudio Pro対応のスピーカーが内蔵されています。
付属のサウンドユーティリティーを使用して、サウンドの細かなカスタマイズを行うことができます。




Waves MaxxAudio Proのサウンドユーティリティー




バッテリの仕様は 40Wh。



PC本体と、付属の電源アダプター&ケーブルです。




電源アダプターの差込口はミッキータイプ

電源アダプターの仕様は19.5V、3.34Aで65W。

今回、外部グラフィックスを搭載する構成であるため、65Wの電源アダプターが付属していますが、CPU内蔵グラフィックスの構成を選択した場合、45Wの電源が付属します。



キーボードの操作性

Vostro 14 3000(3468)に搭載されている、キーボードの操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードです。
本シリーズにはテンキーは搭載されないため、テンキーが必要な方は15.6型の Vostro 15 3000(3568)を選択した方が良いかもしれません。

右側に搭載されているBackspaceや、Enterキーの幅が狭いタイプのキーボードです。

このタイプのキーボードは右側にテンキーを搭載していた場合、BackspaceやEnterを押す場合に誤操作をしやすいのですが、本製品はテンキーを搭載していないため、特に使いにくさは感じません。

機能や配列に変わった部分もなく、普通に使いやすいキーボードだと思います。
右下の矢印キーも独立しており、押しやすいです。



キートップの形状は完全に平ら。
ややざらつきのある素材が用いられており、指紋痕が目立ちにくいです。



パームレストやキーボード周りには、でこぼことした細かな幾何学模様によるデザインが施されています。



タッチパッドはボタン一体型。
パッドの面積は広く、ボタンのクリック感も悪くはなく、普通に使いやすいタッチパットだと感じます。

とはいえ、マウスを使ったほうが確実に操作はしやすいため、普段はマウスを利用するとよいでしょう。



液晶の見やすさ

Vostro 14 3000(3468)に搭載されている液晶の見やすさをチェックします。
本製品で提供されている液晶は、HD解像度の光沢パネルのみとなります。


14型ワイドHD(1366×768)の非光沢液晶を搭載しています。
初期状態での画面のスケーリングは、100%に設定されている状態でした。

解像度の高い液晶が好みの方には使いにくいかもしれませんが、文字やコンテンツの表示サイズが大きく見やすいです。

15.6型のVostro 15 3000(3568)のほうには、HDのほか、フルHDのパネルも提供されているため、高解像度液晶を液晶が好みの方はそちらを選択するとよいでしょう。





視野角は狭いです。
斜めから見ると、画面全体の色が白く変化してしまいます。

ただ、正面から見る分には色合いなどに問題はなく、作業にも影響はないでしょう。



重量

Vostro 14 3000(3468)の重量を測定してみました。

PC本体の重量は1981g。
わずかにですが、2キロを切る重さです。

PCを持ってよく席を移動するような方には、扱いやすい14型ノートですね。



付属の電源アダプターやケーブルの重さは341g。
45Wの電源アダプターの場合だと、もう少し軽くなると思われます。



Vostro 14 3000(3468) 構成内容と特徴について

掲載しているVostro 14 3000(3468)の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【Vostro 14 3000(3468) プレミアムモデル(グラフィック搭載) の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i5-7200U(2.50GHz/TB時最大3.10GHz)
ディスプレイ   14型ワイドHD(1366×768)、非光沢
グラフィックス   Radeon HD 8500M(2GB)、HD グラフィックス 620
メモリ   4GB(4GB×1/DDR4 2400MHz)
ストレージ   500GB HDD (5400rpm/Western Digital製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.1、1×1
バッテリ   4セルバッテリー(40WHr)
サイズ   345×243×23.35(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.96kg
標準保証   1年間 オンサイトサービス (6営業日9-17時)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年12月26日時点の情報に基付く内容となります。

主にWindows 10 Home、Core i5-7200U、メモリ4GB、Radeon HD 8500M(2GB)、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブという構成内容のモデルです。

Vostro 14 3000(3468)で提供されている、「Vostro 14 3000(3468) プレミアムモデル(グラフィック搭載)」というモデルにあたるマシンですが、2016年12月26日時点で提供されている製品には Radeon R5 M420(2GB)が搭載されており、Radeon HD 8500Mの構成は存在しませんのでご注意ください。

本シリーズの大きな特徴としては、第7世代Core プロセッサが提供されていること、またRadeon R5 M420(2GB)の構成が選べること、光学ドライブが搭載されていること、また3色のカラーバリエーションが提供されているという点などがあげられます。

OSは Windows 10 Proの選択も可能です。
液晶は、HD解像度の非光沢パネルのみで、ストレージはHDDの他、SSDを搭載したモデルも提供されています。メモリは最大8GB・・と製品ページにはあるのですが、記事作成時点では4GBの選択肢のみとなっています。

あと、本シリーズはカスタマイズで指紋認証のオプションが追加できるようになっていますが、指紋認証はボディカラーにブラック(指紋認証つき)を選択した場合にのみ搭載されます。

ホワイトやエラ・グレーのモデルでは選択できないため、カスタマイズの際はご注意ください。



以下、搭載ストレージの詳細です。


HDDの仕様


ストレージの内訳

HDDには、Western Digital製の「WD5000LPCX-75VHAT0」という500GB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

HDD相応という感じの性能を持つストレージです。
高速なモデルとは言えないものの、容量的には余裕があるため、一般的な使い方で容量不足に陥ってしまうようなことはないと思います。

本シリーズにはSSD搭載のモデルも提供されており、速度重視の方にはそちらがおすすめです。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているVostro 14 3000(3468)で行ったベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】



上からSky Diver、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)/ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】


上から1280×720(DirectX 9/標準品質(ノートPC))


【Minecraft】



デフォルトの画質設定~画質を上げても快適に動作 サクサク動きます


Radeon HD 8500M搭載の構成ですが、パフォーマンスはCPU内蔵のグラフィックスを利用する構成と変わらないか、むしろやや低いスコアが出ているような気がします。

先でも述べた通り、現在のVostro 14 3000(3468)ではこのグラフィックス(Radeon HD 8500M)自体が提供されていないため、あくまでも掲載モデルの構成に関しての意見となりますが、今回の外部GPUを搭載する構成よりも、CPU内蔵グラフィックスを利用する構成の方がスコアが高く出ている例も見られるなど、グラフィックスが性能の足を引っ張るという皮肉な結果となっています。

※ 例えば、Core i5-7200Uを搭載するデルの他製品では、FF14のベンチは今回のモデルと同条件の設定で実行して4860。掲載モデルは3658。

現在提供されている Radeon R5 M420搭載の構成に関しては、そこまで大きな性能アップにはならないと思われますが、若干の性能の底上げにはなるでしょう。

ただ、CPU内蔵グラフィックスの構成でもそこそこ高いパフォーマンスが発揮できるため、外部グラフィックスの有無はあまり気にしなくても良いのではと思います。



消費電力・温度

Vostro 14 3000(3468)のアイドル時、ベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力値を測定。

画面の明るさを50%に設定した上で、消費電力の測定を行っています。(以降のテストは、全てこの設定を適用した上で実行)

アイドル時 ・・・ 6W
ベンチマーク実行時 ・・・ 27W

※実際の値は若干上下します

消費電力はとても低いです。
一応外部GPUを搭載してはいるものの、その影響を全く感じない消費電力だと思います。




さらに、高負荷時のキーボード表面温度を測定。

キーボード上もパームレスト上も低温です。
タイピングなどが快適に行えます。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

Vostro 14 3000(3468)の再起動にかかる時間を測定してみました。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 1:50
2回目 1:43
3回目 1:46
4回目 1:38
5回目 1:35
6回目 1:36
7回目 1:35
8回目 1:43

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分40秒

Vostro 14 3000(3468)の再起動にかかる時間は、平均して1分40秒。
HDDであるためか、やや時間がかかる印象です。

速度重視の方はSSDのモデルを選択しましょう。



バッテリ駆動時間

Vostro 14 3000(3468)のバッテリ駆動時間をbbenchで測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるインターネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は37000秒。
約10.2(10.2777777…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリの持ちはとても良いです。
自宅やオフィスなどでの利用はもちろん、電源を確保できない場所での利用にも便利なノートPCです。



Vostro 14 3000(3468) まとめ

Vostro 14 3000(3468)シリーズのレビューは以上となります。
ビジネスモデルながら、価格がかなり抑えられている点が魅力のノートPCです。

第7世代のCoreプロセッサを搭載しており、ネットや動画、ビジネス文書の作成、簡単な写真編集など、ライトな用途から多少負荷のかかる用途にまで幅広く対応できます。

14型HDの非光沢液晶を搭載しており、小さな文字をよむのが苦手な方にも使いやすいと思います。

テンキーがないこと、また2016年12月26日時点ではHD解像度のパネルのみしか提供されていないため、テンキーが必要な方や高解像度液晶が好みの方は、15.6型のVostro 15 3000(3568)を選択すると良いでしょう。

セキュリティ機能をはじめ、光学ドライブなど基本機能が充実しており、ビジネスユーザーはもちろん、単純に光学ドライブを搭載したメインPCが欲しいという方にもおすすめのモデルです。

クーポン利用で大幅に安くなるため、製品購入時は必ずクーポンを利用するようにしましょう。