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デルが販売するノートPC、Inspiron 17 5000(5767)シリーズのレビューです。

Inspiron 17 5000(5767)は、17.3型HD+、およびフルHDの非光沢液晶を搭載するノートPC。

以前にも少しご紹介させていただいた、インテルの第7世代Coreプロセッサを搭載するモデルです。
参考: Dell New Inspiron 15/17 5000 の製品解説・簡易レビュー 第7世代Coreプロセッサ搭載の15/17インチノート

最小構成でもCore i5や8GBメモリを搭載、また上位モデルではCore i7、16GBメモリ、Radeon R7 M445 グラフィックスを搭載するなど、処理性能の高さが魅力のモデルです。

大容量のHDDを搭載しており、サイズの大きなファイルの扱いにも便利であることに加え、光学ドライブは標準搭載と様々な用途につかいやすい製品です。

17.3型サイズの大画面ノートでありながら、リーズナブルである点にも惹かれます。
特にコストパフォーマンスに優れた大画面ノートが欲しいという方には、おすすめのモデルだと言えるでしょう。

今回は、Core i7-7500Uや8GBメモリ、Radeon R7 M445 グラフィックスを搭載するモデルを利用してみましたので、その外観や特徴、使用感、性能面について詳しくご紹介したいと思います。

【Inspiron 17 5000(5767) レビュー記事目次】

・製品の特徴
Inspiron 17 5000(5767)の主な特徴

・Inspiron 17 5000(5767) 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ重量

・構成内容と特徴・実際の性能について
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
Inspiron 17 5000(5767) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Inspiron 17 5000(5767)の主な特徴

以下、Inspiron 17 5000(5767)の主な特徴です。
提供される構成は時期によって変わる可能性があります。

・第7世代Coreプロセッサを採用
・17.3型HD+非光沢、フルHD非光沢のパネルをラインアップ
・Radeon R7 M445 グラフィックス搭載モデルを提供
・大容量のストレージ
・光学ドライブ標準搭載
・4色のボディカラーを選択できる
・Adobe Photoshop Elements & Premiere Elements 15を無料選択可能(2016年12月12日確認)
・リーズナブル

第7世代Coreプロセッサを搭載した17.3型のノートPCです。

メモリは最大16GB、ストレージは最大2TB HDD、グラフィックスにはCPU内蔵のグラフィックスと Radeon R7 M445が提供されるなど、特に上位モデルは比較的ハイスペックな内容となっており、趣味で写真や動画編集などを行われる方にもおすすめ。

液晶には17.3型HD+と、フルHDの非光沢パネルが提供されており、小さい文字やコンテンツを見るのが苦手という方にも使いやすいです。

加えて DVDスーパーマルチドライブを標準搭載しており、DVDドライブをよく利用するという人にも便利なモデルだと思います。※2016年12月12日現在、DVDスーパーマルチドライブのみの選択。

筐体のカラーを選択できる点も、Inspiron 17 5000(5767)のアピールポイントの1つ。
全てのモデルで自由にカラーを選択できるというものではありませんが、現時点ではホワイト、グレー、ブラック、ネイビーの4色が提供されています。

特にネイビーなどはPCのカラーとしては珍しく、多くの方の目に新鮮に映るのではないでしょうか。

あと非常に気づきにくいのですが、本製品はカスタマイズでAdobeの動画像編集ソフトを無料で選択する事ができます。(2016年12月12日確認)

これらは普通に購入すると15,000円相当と決して安価ではありません。
忘れずに選択するようにしましょう。

なお、Adobeソフトを選択したとしてもメディアが付属するわけではなく、デジタルデリバリーと呼ばれるサービスを利用し、ネット上からダウンロードしてインストールを行う形となります。


上記のような内容でありながら、価格が非常にリーズナブルであるため、手頃な大画面ノートが欲しいけれどある程度パワーは必要、なんてユーザーには魅力の大きいノートPCだといえるでしょう。



Inspiron 17 5000(5767) 筐体外観・インターフェースの内容をチェック

Inspiron 17 5000(5767)の筐体外観をチェックします。





筐体全体にグレーカラーを採用したモデルです。
グレーとだけ聞くと、なんとなく地味な感じの色味を想像してしまいますが、本製品のグレーはシルバーと濃い目のグレーが混ざったような艶感あるグレーであり、洗練された印象を受けます。

思ったよりも指紋痕は目立ちません。




背面、正面側から見た筐体全体の様子。
厚みが25.3mmと、17.3型ノートの割にスリムです。



ディスプレイには17.3型の非光沢パネルを採用。
HD+(1600×900)、もしくはフルHDのパネルを搭載したモデルが提供されています。

同等のシリーズである、15.6型のInspiron 15 5000 (5567)では非光沢パネルの他、タッチパネルも選択できますが、Inspiron 17 5000(5767)ではタッチパネルの選択肢はありません。




液晶上にはHD(720p)対応のWebカメラと、その左右にデュアルデジタルマイクを内蔵


液晶下部には小さなDELLのロゴがプリント



ディスプレイの最大開閉角度は約135度。
可動域はノートPCのディスプレイとしては標準的です。




筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面の様子です。
左から電源コネクター、LAN、HDMI 1.4a、USB3.0×2基、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポートが並びます。



右側面にはメディアカードリーダー、USB2.0、DVDスーパーマルチドライブ、セキュリティロックケーブル用のスロットが並びます。




正面側には中央付近に電源のインジケーターランプ、背面には何もありません。


端子が豊富・・とまではいかないものの、USBは全3基、映像出力はHDMI、LANや光学ドライブも搭載されており、家庭で利用するノートとしては不便の無い内容です。




筐体底面の様子です。
写真は下が筐体背面側、上が正面側となります。

バッテリは完全に内蔵されており着脱できません。
パーツヘアクセスするための開閉可能なスロットもなし。

一枚板の非常にシンプルな構造です。



中央付近にはinspironの文字。
文字がプリントされているのではなく、型押しによるもののようです。



正面寄りの位置に、ステレオスピーカを内蔵しています。
Waves MaxxAudio Pro対応のスピーカーです。専用のユーティリティを使用し、サウンドのチューニングが行えます。




プリインストールされている Waves MaxxAudio Pro

PC本体と付属の電源アダプター&ケーブル。
掲載モデルには65Wの電源アダプターが付属しています。

今回のモデルは外部グラフィックスを搭載しているため、65Wの電源アダプターが付属していますが、CPU内蔵グラフィックスの構成の場合は45Wのアダプターが付属します。



キーボードの操作性

Inspiron 17 5000(5767)に搭載されているキーボードの操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードを搭載しています。
右側にはテンキーを搭載。

デルのノート製品ではよく見かける、BackspaceやEnter等のボタンの幅が極端に狭いタイプのキーボードです。

このタイプのキーはやや使いにくいと感じることがあるのですが、本製品のBackspaceやEnterキーには、すぐ隣のキーと連結されるという変わった構造が採用されており、それによって若干ではありますが使いにくさが緩和されています。

右下の矢印キーは、他とは独立した配置で使いやすいです。




横幅の狭いキーの使いにくさを緩和する工夫が施されています



キートップは平らな形状。
ややザラつきのある素材が用いられており、指紋痕などが目立ち難いです。




パームレストにはヘアライン加工の仕上げが施されており、見た目にきれいです



ボタン一体型のタッチパッドです。
サラッとした素材で出来ています。

ボタンが柔らかめなこと、またパッドの面積がやや広めにできているためか、ボタン一体型のタッチパッドにしては使いやすいと思います。

とはいってもマウスほどの操作感ではないため、自宅での使用はマウスを利用した方が良いでしょう。



液晶の見やすさ

Inspiron 17 5000(5767)に搭載されている液晶の見やすさをチェックします。
以下はフルHDパネルの詳細です。




17.3型フルHDの非光沢パネルです。
初期時、画面のスケーリングは100%に設定されている状態でした。

他に、HD+の非光沢パネルを搭載したモデルも選択できます。
解像度を選べるのは良いですね。





仕様にIPSの記載はありませんが、IPS方式のパネルではないかと思います。
視野角が広く、とても見やすいです。




なお Inspiron 17 5000(5767)には、True Colorと呼ばれるディスプレイの表示色の最適化を行うユーティリティが標準搭載されており、用途に応じてディスプレイの色温度などを最適なモードへと調整できるようになっています。



あらかじめいくつかのプロファイルが提供されており、簡単にモードを変更できる

事務作業時はオフィスモードで、映画鑑賞時はムービーモードでといった具合に、用途に応じて表示色を変更できるほか、手動でも色の調整を行えます。



重量

Inspiron 17 5000(5767)の重量を測定してみました。



PC本体の重量は2872g。
気軽に持ち運べる重さではありませんが、17.3型ノートにしては軽量です。

PCを持ったままの部屋の移動などは、しやすいのではないかと思います。



Inspiron 17 5000(5767) 構成内容とその特徴について

掲載している Inspiron 17 5000(5767)の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【Inspiron 17 5000(5767)プラチナ・フルHD の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7500U(2.70GHz~3.50GHz)
グラフィックス   Radeon R7 M445(4GB)+ インテル HDグラフィックス 620
メモリ   8GB(DDR4/最大16GB)
ディスプレイ   17.3型フルHD(1920×1080)、非光沢
ストレージ   1TB HDD(5400rpm/TOSHIBA製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   802.11ac 2.4&5GHz,、Bluetooth v4.2、1×1
バッテリ   3セル(42WHr/駆動時間の実測値は後に掲載)
電源アダプター   65W
サイズ   424×280×25.3(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   2.83kg
カラー   グレー
ソフトウェア   マカフィー リブセーフ (12ケ月間更新サービス)
保証   1年間引き取り修理サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年12月12日時点の情報に基付く内容となります。

主にWindows 10 Home、17.3型フルHD液晶、Core i7-7500U、メモリ8GB、Radeon R7 M445(4GB)、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブという上位構成のモデルです。

フルHD液晶をはじめ、第7世代のCore i7-7500UやRadeon R7 M445(4GB)を搭載するなど、スペックの高い内容となっています。

提供されている構成について簡単に解説すると、ディスプレイにはHD+やフルHDの液晶パネルが、またCPUにはCore i5-7200Uや Core i7-7500Uが提供され、メモリは8GBもしくは16GB、ストレージには1TB HDDもしくは2TB HDDが、グラフィックスにはCPUの内蔵グラフィックスと、Radeon R7 M445(4GB)が提供されています。

上記の構成を自由に選べるというわけではなく、モデルによって構成が固定されてはいますが、下位モデルでもCore i5や8GBのメモリが搭載されるなど、比較的高性能なノートPCです。

光学ドライブも標準で搭載しており、様々な用途に使いやすい製品だと思います。

ストレージがHDDのみである点は残念に思いますが、容量が1TB~2TBと大容量である点は、用途によってはメリットが大きいといえるでしょう。

ちなみに、同等のシリーズで15.6型のInspiron 15 5000 (5567)に関しては、HDDの他にSSDも選択できます。SSDは後から追加された構成のようで、今回の17.3型モデルの方にも追加されないだろうかとちょっと期待してしまいます。



搭載ストレージの内容について解説します。


東芝製の「MQ01ABD100」という1TB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

性能はHDD相応であり、SSDの速度に慣れている方だと使い辛いと感じるかもしれませんが、最小構成でも1TBもの容量である点はメリットが大きいです。

本製品には2TB HDDのモデルも提供されていますので、動画や写真などもファイルを沢山保存したい場合は、上位構成をご選択下さい。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているInspiron 17 5000(5767)で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用



【3DMark】



上からSky Diver、Fire Strikeの実行結果



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)、1920×1080(標準品質)/Windowsモードで実行



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



1280×720、1920×1080 / DirectX 9、標準品質(ノートPC)



【Minecraft】



標準画質~画質設定を上げてもサクサクと快適に動作します



【CINEBENCH R15】


掲載モデルはRadeon R7 M445を搭載していますが、CPU内蔵グラフィックスの構成と比較して グラフィック性能は若干向上しているという程度。

かなり軽めのゲームタイトルをプレイできる、という程度の性能です。

性能が大きく向上するというわけではありませんが、VRAM容量の増加により、写真や動画編集の処理にかかる時間を短縮するなどの効果は見込めると思います。



消費電力・温度

Inspiron 17 5000(5767)の消費電力を測定。
以下、アイドル時とベンチマークを実行(3DMark)した際の消費電力値です。

画面の明るさを50%に設定した上で、測定を行っています。
以降のテストは、すべてこの設定です。



アイドル時 ・・・ 10W
ベンチマーク実行時 ・・・ 33W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

大画面液晶や外部グラフィックスを搭載するモデルですが、消費電力は低いです。
小型かつCPU内蔵グラフィックスの構成を持つノートに比べると、アイドル時の消費電力がわずかに上がっているようです。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

高負荷な状態が長く続いても、パームレストやキーボード表面は低温です。
タイピングなどの作業が常時快適に行えます。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

掲載しているInspiron 17 5000(5767)の再起動時間を測定。
以下はPassMark Rebooterを利用して測定した、10回の再起動時間です。

1回目 2:26
2回目 2:04
3回目 1:58
4回目 2:08
5回目 2:13
6回目 1:52
7回目 2:08
8回目 2:08
9回目 1:45
10回目 2:04

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 2分4秒

Inspiron 17 5000(5767)の再起動にかかる時間は およそ2分4秒。

起動やシャットダウンにはやや時間がかかる印象です。
HDDの使用感に慣れている方なら問題ないと思いますが、普段SSD搭載のPCを利用されている場合、やや遅く感じられるかもしれません。



バッテリ駆動時間

Inspiron 17 5000(5767)のバッテリ駆動時間を測定。

測定にはbbenchを利用、ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎に、無線LANによるWebへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。


バッテリの電力が100%から3%に減少するまでの時間は19053秒。
約5.3(5.2925…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

外部グラフィックスを搭載しているためか、若干バッテリの持ちは短めのようですが、自宅で利用される方が殆どでしょうから、問題ないと思います。



Inspiron 17 5000(5767) まとめ

Inspiron 17 5000(5767)のレビューは以上となります。
4色からボディカラーを選択できる、スタイリッシュな17.3型ノートPCです。

第7世代Coreプロセッサに加えて、最大16GBのメモリや最大2TBのHDD、Radeon R7 M445搭載の構成が提供されるなど、比較的ハイパフォーマンスな構成内容であり、写真や動画の編集を行う方にも向いています。

17.3型と大画面であるため、メニューの多い編集ソフトの操作が行いやすく、またストレージの容量が大きいため、サイズの大きな写真や動画の保存も安心です。

光学ドライブを標準搭載しているため、ソフトウェアをインストールしたり、大事なデータのコピーなども手軽に行えます。

Adobeの動画像編集ソフトが無料で付属する点も、魅力が大きいです。(2016年12月12日現在)ただしデフォルトでは付属しない構成となっており、カスタマイズで選択する必要がありますのでご注意ください。


ストレージにSSDを選べない点が残念ですが、多くのことをこなせる17.3型ノートとしては価格がとても安く、コスト重視の方には貴重なモデルです。

コストパフォーマンスに優れた大画面ノートをお探しの方、メインPCとして活用できるノートPCをお探しの方は、是非製品ページをチェックしてみてください。

時期にもよりますが、クーポンを利用すれば割引価格でお得に購入できます。