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マウスコンピューターが販売するノートPC、NEXTGEAR-NOTE i5530 シリーズのレビューです。

NEXTGEAR-NOTE i5530 シリーズは、GTX 1060 (6GB)を搭載する15.6型フルHDのゲーミングノート。

ノートながら、GTX 1060 (6GB)の搭載によりデスクトップPCに近いパワーを発揮可能なハイスペックマシンです。CPUには Core i7-6700HQを標準搭載し、メモリは最大16GB(DDR4)、NVMe SSD等も選択可能となっています。

高性能である事に加えて、本製品にはグラフィックスを外部GPUに完全固定できるGPU Switch機能を搭載しており、通常のゲームプレイをはじめ、VR環境での利用であってもその性能を存分に発揮することができます。

ゲームPCに OptimusのようなGPU切り替え機能は不要、とお考えのユーザーは少なくないでしょうから、GPU Switchの採用は非常に魅力の大きい特長だと言えるでしょう。

今回はCore i7-6700HQ、GTX 1060、16GB、256GB SSD&1TB HDDを搭載する「NEXTGEAR-NOTE i5530SA1」というモデルを利用してみましたので、その特徴や使用感、実際の性能について詳しくご紹介したいと思います。


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【NEXTGEAR-NOTE i5530 シリーズ レビュー記事目次】

・NEXTGEAR-NOTE i5530 シリーズ 筐体外観と操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴GPU Switch機能を搭載ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
NEXTGEAR-NOTE i5530 シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR-NOTE i5530 シリーズ 筐体外観・インターフェースをチェック

NEXTGEAR-NOTE i5530 シリーズの筐体外観をチェックします。

ゲーミングノートでありながら、厚み27.9mmと比較的スリムな筐体を採用しています。
約2.7kgと持ち運びにはやや重いものの、自室やリビングなど、PCの利用場所を変えたいような場合に扱いやすいノートPCです。





天板全体にヘアライン加工を施したアルミを使用。
シンプルではあるのですが、スッとした直線的なデザインがどことなく力強さを感じさせます。

天板端にはG-Tuneのロゴをプリント。




背面、正面側から見た筐体全体の様子。



ディスプレイには、15.6型フルHDの非光沢IPSパネルを採用しています。

光の反射が気になりにくい非光沢パネルであるため、ゲームプレイはもちろんですが、ネットの閲覧や文書の作成などあらゆる作業が行いやすいです。




液晶上部には約200万画素のWebカメラを内蔵


液晶下部にはMOUSEのロゴをプリント

ディスプレイの最大開閉角度は約130度。
標準的な範囲内の可動域です。




筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面の様子です。
HDMI 2.0出力、USB3.0、mini DisplayPort 1.3×2基が並びます。



右側面にはヘッドフォン出力(S/PDIF兼用)、マイク入力、ライン出力、メディアカードスロット、USB3.1×2基、USB3.0、LAN、セキュリティロックスロットが搭載されています。

中央付近にSIMスロットが搭載されているのが見えますが、この端子は利用出来ません。



背面です。
右側の方に、電源コネクターとUSB3.0が1基搭載されているのが見えます。



正面側には何もありません。


非常にインターフェースの内容が充実しているモデルだと思います。
USBは3.0のみでも3基、加えてUSB3.1を2基搭載し、映像出力は2系統で全3基、オーディオ端子も豊富ですし、もちろんLAN端子も備わっています。

この内容なら最大3画面に出力し、ノートの画面とあわせて4画面の環境で利用することも可能です。(映像出力は全て4Kに対応)

光学ドライブは非搭載であるものの、周辺機器を数多く利用する場合であっても、不便を感じるようなことは殆どないでしょう。




筐体底面の様子です。
写真は上が筐体背面側、下が正面側となります。

バッテリの着脱は不可、内部のパーツヘアクセスできる開閉可能なパネルなどは設置されていません。



PC本体と、付属の電源アダプターやケーブルです。



電源アダプターは19V、10.5Aで200W。



キーボードの操作性

NEXTGEAR-NOTE i5530 シリーズに搭載されている、キーボードの操作性をチェックします。





アイソレーション型の日本語キーボードです。
右側にはテンキーを搭載。

主要なキーのピッチは約19mm、ストロークは約2mmと、最近のノートにしては深さのあるキーボードを採用しています。

しっかりとした打鍵感でタイピングがしやすいです。
WASDキーも他のキーとは異なる装飾がなされており、とても見やすいです。

唯一、右下の矢印キーがテンキーの方にはみ出してしまっている部分が少し使いにくいかなと思いますが、慣れれば問題ありません。

なお、Windowsキーは通常のキーボードと同じ左側配置ですが、本製品に搭載されているControlCenterと呼ばれるユーティリティより、Windowsキーの無効設定が行えるようになっています。

ゲームプレイ時にあやまってWindowsキーを押してしまうことがあるという方は、無効にしておくと良いでしょう。




WASDキーの位置を把握しやすい


テンキー付近の様子


キートップは僅かに中央が窪む形状 指を置きやすいです


白色のバックライトを内蔵 段階的に明るさを切り替えることができます


キーボードの上部にはステレオスピーカーを内蔵

本製品にはサウンドユーティリティ、Sound Blaster X-Fi MB5がプリインストールされており、サウンドの細かなカスタマイズを行う事ができます。



ボタン独立型のタッチパッドを搭載しています。
ボタンの押し心地が適度に柔らかく、長時間使用していても指が疲れにくいタッチパッドです。

このノートではマウスを利用される方が殆どだと思いますが、タッチパッドでも比較的快適に操作が行えると思います。



液晶の見やすさ

NEXTGEAR-NOTE i5530 シリーズに搭載されている液晶をチェックします。




15.6型フルHDの非光沢パネルを採用しています。
IPS方式のパネルです。

初期時の画面のスケーリングは125%と、ややコンテンツが大きめに表示されるような設定となっていました。

光沢感のあるパネルだと、PCの利用場所によっては光の反射などが起こりやすくなってしまうため、反射や映り込みが起きにくい作業場所を選んだりと何かと面倒なのですが、本製品ではそのような煩わしさがありません。

ゲームはもちろんですが、日常的な作業に使いやすい液晶だと思います。
15.6型と画面が広いため、写真や動画編集のソフトなども使いやすいです。





IPS方式のパネルであるため、視野角は広いです。
やや斜めの角度から画面を閲覧した場合にも、内容をはっきりと読み取ることができます。



NEXTGEAR-NOTE i5530SA1 構成内容とその特徴

NEXTGEAR-NOTE i5530SA1の構成内容と その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【NEXTGEAR-NOTE i5530SA1 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700HQ(2.60GHz/TB時最大3.50GHz)
ディスプレイ   15.6型ワイドフルHD(1,920×1,080)、非光沢、IPS
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX 1060(6GB)、HD グラフィックス 530
メモリ   16GB(8GB×2/DDR4 SODIMM/4スロット/最大64GB)
ストレージ   256GB SSD(M.2 SATA3/kingston製)+ 1TB HDD (5400rpm/HGST製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2 + LE
バッテリ   公称の駆動時間:約5.7時間
サイズ   385×271×27.9(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.7kg
標準保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年12月09日時点の情報に基付く内容となります。

主に、Windows 10 Home、15.6型フルHD非光沢液晶、Core i7-6700HQ、GTX 1060(6GB)、メモリ16GB(DDR4)、256GB SSD&1TB HDDという構成内容のモデルです。

NEXTGEAR-NOTE i5530シリーズでは「シルバーモデル」として提供されている、デフォルトで比較的ハイスペックな内容を持つ製品です。

Core i7-6700HQや GTX 1060(6GB)は固定構成で、その他の構成についてはカスタマイズできるものもありますが、基本構成のままでもゲームプレイには十分な構成だと思います。必要に応じてメモリを追加したり、ストレージの変更を行うと良いでしょう。

メモリは最大で64GBまで、またストレージはより大容量のディスクも提供されていますし、NVMe規格のSSDを搭載するモデルも選択可能です。

光学ドライブは非搭載であるため、必要な方はご注意ください。



以下、搭載ストレージの詳細です。


SSDの仕様


HDDの仕様


ストレージの内訳

SSDにはkingston製の「RBU-SNS8152S3256GG2」という256GB M.2 SSDが、HDDにはHGST製の「HTS541010A7E630」という1TB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

このSSDは SATA規格のモデルです。
NVMe程ではありませんが、十分に高速なSSDだと言えるでしょう。

ストレージの構成に関しては、他にもより大容量なSSDや 高速なNVMe SSD、またHDDの容量なども選択できるなど、幅広い中から最適な構成を選択することが可能です。



GPU Switch機能を搭載 外部GPUを完全固定できる

NEXTGEAR-NOTE i5530シリーズには、GPU Switchと呼ばれるGPUの固定機能が標準搭載されています。

通常、本製品のようなノート向けのGeForce GPUを搭載したゲーミングノートは、NVIDIA Optimusと呼ばれる機能により、マシンにかかる負荷に応じて外部GPUと内蔵GPUが切り替わる仕組みとなっていますが、場合によっては外部GPUのパワーを最大限に発揮することが出来なかったり、互換性の関係でVRを正常に利用出来ないなどの問題が発生することがありました。

しかしGPU Switch機能を搭載するPCでは、利用するグラフィックスを外部GPUのみに完全に固定できるため、先にあげたような問題が発生しません。

VRの利用を考えているユーザー、Optimusは不要というユーザーにとっては、特に重宝する機能だと言えるでしょう。




Control Centerにて、GPU Switchの設定を行うことができる

Optimus有効 → 外部GPU固定への切り替えには、再起動が必要です。
外部GPUに固定した状態から、Optimus有効の状態へ戻すこともできます。



ベンチマークテストの結果

以下、NEXTGEAR-NOTE i5530SA1で行ったベンチマークテストの結果です。
GPU Switch機能はディスクリートに設定(外部GPUに固定)した上で、テストを実行しています。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア



【3DMark】




上からFire Strike、Fire Strike Ultra、Time Spyの実行結果



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(最高品質)、1920×1080(最高品質)/Windowsモードで実行



【ドラゴンズドグマ オンライン】


1980×1080 / 最高品質



【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】




上から1280×720、1980×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)



【CINEBENCH R15】



【GTA V】

以下、GTA Vのベンチマーク実行結果です。
解像度はフルHDに設定した上で、標準画質(デフォルトの画質設定)と最高画質の2パターンでテストを実行してみました。





上がフルHD&標準画質での実行画面、下がフルHD&最高画質での実行画面


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 12.244296 112.106430 89.197357
Pass 1 40.383713 126.689240 96.177750
Pass 2 50.124779 144.189743 96.949646
Pass 3 72.701584 150.044510 114.800247
Pass 4 25.415443 160.043701 100.789238


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 4.588584 99.436317 37.243202
Pass 1 12.855646 50.006935 28.110163
Pass 2 23.764715 94.999107 38.610512
Pass 3 26.308279 82.991837 43.294323
Pass 4 13.627853 63.427155 37.387516

フルHD解像度&標準画質に設定した状態では、プレイは余裕という感じのフレームレートですが、最高品質設定だとややカクつきが目立ちます。

標準画質~若干画質を上げる程度がちょうど良いと思います。



【SteamVR Performance Test】

SteamVRのテストは、ギリギリではありますがVRレディという結果。
同等の構成を持つデスクトップPCに比べると、ややパワーが落ちるのかなと思いますが、VR用途にも十分対応可能です。



消費電力・温度

NEXTGEAR-NOTE i5530SA1の消費電力を測定。
以下、アイドル時およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力測定結果です。

画面の輝度は50%に設定、バックライトキーボードはオフに設定し、GPUSwithはGPUが切り替わる設定(Optimusが有効の状態)にした上で測定しています。(以降、全てこの設定を適用)

アイドル時 ・・・ 10W
ベンチマーク実行時 ・・・ 127W

※実際の値は若干上下します

Optimusが有効となっているためか、アイドル時は低消費電力。
ベンチマーク実行時はやや高めの消費電力となります。




次に、高負荷時のパーツ温度を測定。
以下は、ベンチマークテスト(3DMarkのFire Strike)を20分以上実行した後のパーツ温度です。

高負荷な状態が続いたとしても、グラフィックスは70度弱、CPUは60度台とやや低めの温度です。




さらに、高負荷時のキーボード表面温度を測定。

キーボード左上がやや温かくなりますが、温度が高いのは特定の箇所のみ。
文字入力時やWASDキーによるゲーム操作時であっても、あまり気になりませんでした。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

NEXTGEAR-NOTE i5530SA1の再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:42
2回目 0:38
3回目 0:39
4回目 0:39
5回目 0:39
6回目 0:38
7回目 0:39
8回目 0:39
9回目 0:39
10回目 0:39

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 39秒

NEXTGEAR-NOTE i5530SA1の再起動にかかる時間は およそ39秒。
SSD搭載であるため、非常に高速です。

本製品は最小構成のモデルにもSSDが搭載されているため、どのモデルを選択しても使い勝手は良いと思います。



バッテリ駆動時間

NEXTGEAR-NOTE i5530SA1のバッテリ駆動時間を測定してみました。

駆動時間の測定には bbenchを使用、設定はストロークの実行が10秒毎に、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は18745秒。
約5.2(5.20694444…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

ゲーミングノートにしてはバッテリの持ちはまあまあ良いようです。
ネットを閲覧したり簡単な文字入力程度なら、電源なしの状態でもしばらくは作業が行えます。

なお、この結果はOptimusを有効にした場合であり、外部GPUに固定していた場合には、また違った結果が出る可能性があります。

まあ、電源に繋いだ状態で利用する方が殆どでしょうから、バッテリの持ちはあまり気にする部分ではないかもしれません。



NEXTGEAR-NOTE i5530 シリーズ まとめ

NEXTGEAR-NOTE i5530 シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・GeForce GTX 1060(6GB)を標準搭載 VR用途にも向いている
・GPU Switch機能を搭載しており、外部GPUに完全固定できる
・第6世代のCore i7、最大64GBメモリ、ストレージはNVMe規格のSSDも選択可能
・インターフェースが充実している
・コストパフォーマンスが高い

GTX 1060(6GB)を標準搭載する、15.6型フルHDのゲーミングノートです。
非常に高い性能を持つGPUに加えて、Core i7-6700HQや最大64GBのメモリ、2ストレージ構成など、デフォルトでハイスペックな内容を持ちあわせたモデルです。

ノートPCでありながら、高性能ゲーミングデスクトップPCに迫るパワーは、高負荷なゲームのプレイはもちろん、VR環境での利用にも向いていると言えるでしょう。

通常、GeForce GPUを搭載したゲーミングノートはグラフィックスが自動で切り替わる機能に対応しており、そのような環境だとVRが利用出来なかったり、外部GPUの性能を発揮できない場合がありましたが、本製品はグラフィックスを完全固定できるGPU Switch機能を搭載しているため、VRはもちろんゲームでも最大限パワーを発揮することができます。

以前まで、上記のような問題があるためにデスクトップPCしか選択肢がなかったユーザーもおられると思いますが、本製品ならそのような問題を気にせず、ノートPCで様々なゲームを楽しむことができます。

光学ドライブはないもののインターフェースは充実しており、様々な周辺機器の利用や複数画面への出力など、性能面以外の部分でも使い勝手の良いマシンです。

さらに性能を求めるなら GTX 1070や GTX 1080という選択肢もありますが、GTX 1060はその性能の割に価格が抑えられており、特にコストパフォーマンスに優れています。

性能は妥協できない、でも価格も・・というユーザーに、本製品はおすすめできるマシンだと言えるでしょう。