HPが販売するノートPC、HP ENVY 15-as100のレビューです。

HP ENVY 15-as100は、15.6型のフルHD液晶を搭載するノートPC。

Spectreと並んでプレミアムに位置づけられるENVYシリーズの新製品で、CPUにはインテルの第7世代Coreプロセッサを搭載しています。

アルミ製でたわみに強い堅牢な筐体を実現すると同時に、ナチュラルシルバーカラーのデザインを採用する事によって、インテリアになじむように仕上げられた美しい製品です。

デザインが洗練されている事はもちろんですが、使い勝手の良さやポート類の充実、また構成に関してもデフォルトでスペックの高い内容が採用されるなど、あらゆる面でプレミアムな製品だと言えるでしょう。

そのようなクオリティの高い製品ながら、比較的価格が安く抑えられている点も魅力です。
今回は、そんな HP ENVY 15-as100の特徴や外観、使い勝手、性能面などについて詳しくご紹介したいと思います。

【HP ENVY 15-as100 レビュー記事目次】

・洗練されたデザインが魅力! HP ENVY 15-as100の主な特徴
HP ENVY 15-as100 の主な特徴

・HP ENVY 15-as100 筺体外観・操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
HP ENVY 15-as100 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP ENVY 15-as100 の主な特徴

HP ENVY 15-as100の主な特徴について解説します。

・CNCアルミ削り出し加工による美しく堅牢なボディ
・最薄部18mm、約2.08kg
・リフトアップヒンジを採用
・第7世代インテルCoreプロセッサを採用
・標準でデュアルストレージ構成
・USB3.0 Type-Cなど使い勝手の良いポートを豊富に備えている
・Bang & Olufsenデュアルスピーカーを採用

まず、本製品の大きな特徴としてあげられるのは、筐体デザインの美しさ。
歴代のENVYシリーズの製品と同じく、素材感やカラーなどデザインに非常にこだわって設計されています。

見た目が美しいだけではなく堅牢なボディを実現しており、スリムな筐体であっても安心して持ち運ぶ事が可能です。


さらに使い心地が優れている点も、本製品の特徴の一つです。

ディスプレイ部分にリフトアップヒンジが用いられており、ディスプレイを開くとヒンジ部分が本体を押し上げるような構造が採用されています。PC使用時、自動的にキーボード面が傾斜するようなスタイルとなる為、ユーザーは自然な角度でタイピングを行う事ができるようになるというわけです。

底面部の吸気口に空気が取りいれられやすくなるなど、冷却の面でもメリットがありますね。


構成に関しては、第7世代のCore i5や NVMe SSD&HDDのデュアルストレージ、さらにDDR4規格の8GB~16GBメモリを採用するなど、デフォルトでもスペックの高い内容となっていますので、デザインは良いけど性能面がちょっと・・何て事にはなりません。

筐体がスリムな割にインターフェースの内容が充実している事、またBang & Olufsenのデュアルスピーカーを採用するなどサウンド面にもこだわっています。



HP ENVY 15-as100 筺体外観・インターフェースの内容をチェック

HP ENVY 15-as100の筐体デザインや、インターフェースの内容をチェックします。





天板。
ナチュラルシルバーカラーの天板の中心に、hpのロゴが入るデザインを採用しています。

シルバーと一口に言っても様々な色味のカラーが存在しますが、本製品のシルバーはきつい色味ではなく、ホワイトに近い柔らかい感じのシルバーカラーです。

サラッとした感触で指紋汚れなどが目立ち難い点など、扱いやすいと思います。



天板端に細いラインが見えますが、この部分には無線LANのアンテナを内蔵しているのだとか。

天板にはアルミが用いられていますが、その内部へアンテナを埋め込むと接続性が低下してしまうため、接続性をよくするためにこの部分だけ異なる素材を用いているのだそうです。

・・といっても今に始まったものではなく、以前から採用され続けている構造です。
他メーカーの製品でも見かける事が多いですが、これまでデザイン的なものだと勝手に思い込んでいました。



背面部分には光沢感のある素材が用いられています。
角にエッジを効かせたデザインを取り入れる事により、スリムだけれど柔らかい印象をうけます。

角度によっては光が反射してキラキラ光るなど、見た目に艶感があって綺麗です。




正面 電源オフ時


正面 電源オン時

ディスプレイには15.6型フルHDのIPSパネルを採用しています。
視野角が広くメリハリのある表示です。

光沢パネルであるため、屋外などでは若干見難くなるかもしれません。




液晶上にはHP Wide Vision HD Webcam 約92万画素のWebカメラを搭載


液晶下部にはhpの小さなロゴを配置

筐体左側面の様子です。
とても薄いです。

左側の方にセキュリティスロット、USB3.0が2基並んでいるのが見えます。



右側面のインターフェースはこの通り。
ヘッドフォンやマイクのコンボ、USB3.0 Type-C、SDカードスロット、HDMI出力、USB3.0、電源コネクターが並びます。

さすがにこの薄さではLANポートは搭載されていないものの、USBは全4基、映像出力やカードスロットなど、利用には十分すぎる内容です。




正面側と背面側の様子。

クローム加工が施された背面部分をよく見ると、ENVYのロゴがさりげなく配置されているのが見えます。




ディスプレイを開くと、本体底面が3.5mmほど持ち上がる「リフトアップヒンジ」が採用されています。
キーボード面をわずかに傾斜させる事によって、自然な角度でタイピングが行えるようになるという、操作性を向上させるための仕組みです。



底面部です。
写真は上側が背面、下側が正面側です。

前後にゴム足と、中央部分に吸気口が配置されている以外には何もありません。

底面にも天板と同じカラーが用いられている事に加えて、継ぎ目などが見当たらないスッキリとしたデザインが採用されています。



PC本体と付属の電源アダプター&ケーブル。




やや変わった形状のアダプターです。
45Wのアダプターが付属しています。



キーボードとその周辺の操作性

HP ENVY 15-as100に搭載されているキーボードや、その周りの外観・操作性などをチェックします。





右側にテンキーを搭載する、アイソレーションタイプのキーボードを採用しています。

キーにはボディカラーと同じシルバーが採用されており、デザインに一体感があります。
コンピューターという感じがしない、垢抜けた印象を感じさせる外観です。

打鍵時もキーボード面のたわみなどは一切ありません。
安定したタイピングで指が疲れにくく、使い心地が良いです。

ファンクションキーは、デフォルトで輝度や音量調整などの機能が動作する仕様となっています。




テンキー付近の様子


平らではなく、やや中央が窪む形状のキートップを採用


ホワイトカラーのキーボードバックライトを搭載

タッチパッドはボタン一体型。
パッド面はガラスが用いられているのだとか。

適度な重さのクリック感で、一体型のタッチパッドにしては使いやすいと感じます。



タッチパッドの縁はダイアモンドカットによる加工がなされており、光の当たる角度によって縁がキラキラと光ります。中々上手く撮れず、写真ではわかり難いのですが、さりげない光沢感がとても綺麗です。



キーボードの上側にはBang & Olufsenのデュアルスピーカー。

サウンドについては、本製品に標準搭載されているBang & Olufsen Audioというサウンドユーティリティにて調整が可能です。




Bang & Olufsen Audio



液晶の見やすさをチェック

HP ENVY 15-as100に搭載されている液晶の見やすさをチェックします。




15.6型フルHD(1920×1080)のIPSパネルを採用。
初期時の画面のスケーリングはデフォルトでは125%に設定されている状態でした。

光沢パネルであるため、明るい場所での利用だとやや光沢感が気になりはするのですが、メリハリのある鮮やかな表示で見やすい液晶です。





IPSパネルであるため、視野角は広いです。
画面を斜めから閲覧した場合であっても、内容をはっきりと読み取ることができます。

画面サイズも程々に大きく、作業がしやすい液晶だと思います。



HP ENVY 15-as100 構成内容とその特徴について

掲載している HP ENVY 15-as100の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【HP ENVY 15-as100 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i5-7200U(2.50GHz~3.10GHz)
ディスプレイ   15.6型ワイドフルHD(1,920×1,080)、IPS、光沢
グラフィックス   HD グラフィックス 620
メモリ   8GB(8GB×1/DDR4-2133MHz)
ストレージ   256GB SSD(PCIe NVMe M.2/SAMSUNG製)、1TB HDD (5400rpm/HGST製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2
バッテリ   3セル / 公称の駆動時間:約11時間
サイズ   380×258×18~19.5(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.08kg
カラー   ナチュラルシルバー
標準保証   1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、使い方サポート)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年11月28日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Core i5-7200U、8GBメモリ(DDR4)、256GB SSD&1TB HDDを搭載するという構成のモデルです。

本製品には8GBメモリを搭載するモデルと、16GBメモリを搭載する上位モデルが提供されており、本製品は下位構成のモデルとなります。

下位といっても上位モデルとの違いはメモリのみであるため、さほど性能差は大きくはありません。
両モデルとも、ストレージには NVMe SSD&HDDの構成が採用されるなどハイスペックな構成が採用されています。

2ドライブ構成を採用しているのにもかかわらず、CPUをCore i5におさえているためか、お値段が9万円台(税抜)~と比較的リーズナブルな所がとても魅力です。

筐体の構造やデザインなど、様々な所に拘っているという事を考えると、コスパはかなり高いと言えるのではないでしょうか。



以下、搭載ストレージの内容です。


搭載されているSSDとHDD


ストレージの内訳

SSDにはSAMSUNG製の「MZVLV256(SM951)」という256GB NVMe SSDが、HDDにはHGST製の「HTS541010A7E630」という1TB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

提供されているストレージは上記のみとなりますが、標準で高速な NVMe SSDや容量の大きいHDDを搭載するなど、様々な利用に対応できるストレージ構成であり、使っていて不便を感じるような事はまずないでしょう。

サイズの大きな写真や動画などのファイルを扱うような場合にも、便利な構成です。



ベンチマークテストの結果

掲載している HP ENVY 15-as100で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 / 左がSSD、右がHDD



【3DMark】



上からSky Diver、Fire Strikeの実行結果



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)、1920×1080(標準品質)/Windowsモードで実行



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



1280×720、1920×1080 / DirectX 9、標準品質(ノートPC)



【Minecraft】



デフォルトの画質設定~設定を上げても快適に動作



【CINEBENCH R15】


外部グラフィックスを搭載しない構成のノートであるため、ゲームは軽めのタイトルを低画質~標準画質でプレイできるという程度の性能ですが、日常使いのノートとしては高性能で使い勝手の良い製品です。

特にストレージが高速であり、サクサクと作業できる所が使っていて気持ち良いと感じます。



消費電力・温度

HP ENVY 15-as100の消費電力を測定。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力測定値です。

画面の明るさは50%に設定、キーボードのバックライトはオフにした上で測定を行っています。(以降、全てテストでこの設定)

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 32W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

比較的高性能なノートPCですが、外部グラフィックスを搭載するような製品とは異なり、アイドル時も高負荷時も低消費電力です。




次に、高負荷時の筐体内のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、およびベンチマークテスト(3DMark)を繰り返し10分以上実行させた後に記録した値です。(Speccyを利用)


アイドル時の温度


ベンチマークテスト実行時の温度




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

もっとも高い部分でも36度に満たないなど、全体的に温度は低いです。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

HP ENVY 15-as100の再起動にかかる時間を測定。
PassMark Rebooterを利用し、10回の再起動時間を測定してみました。

1回目 0:43
2回目 0:36
3回目 0:36
4回目 0:36
5回目 0:36
6回目 0:37
7回目 0:36
8回目 0:36
9回目 0:36
10回目 0:36

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 36秒

HP ENVY 15-as100の再起動にかかる時間は およそ36秒。
起動ドライブがSSDであるため、非常に高速な起動&シャットダウンが可能です。



HP ENVY 15-as100 まとめ

HP ENVY 15-as100については以上となります。

15.6型というと小さくはありませんが、このサイズの割には筐体は薄く、また重量も約2kgと軽量であるため、部屋を移動してPCを利用する事がよくあるという方に便利な製品です。

バッテリの持ちもかなり良く(公称約11時間)、電源が確保できない場所でもバッテリ残量を気にせず作業ができると思います。

本製品は高性能とはいっても、重い作業が中心というユーザーには向きませんが、ライト~やや重めの作業程度であれば快適に行える性能を持ちあわせており、かつ所有することがステイタスだと感じられるような美しい外観、使い勝手の良さなど、モバイルノートに求められる様々な要素を兼ね備えたマシンだと言えるでしょう。

プレミアムブランドというと高価な印象を受けてしまいますが、本製品は内容の割に安いとさえ感じられる価格であり、コスパは高いです。

デザイン性に優れたノートPCが欲しいという方にはもちろん、程々の価格帯で、高性能かつ使い勝手の良いメインPCをお探しの方におすすめのノートPCです。