HPが販売するノートPC、HP Pavilion 15-AU000のレビューです。

HP Pavilion 15-AU000は、15.6型フルHDの非光沢液晶を搭載するノートPC。
低価格ながら、高級感のあるユニボディや美しいカラーリングを採用するデザイン性に優れた製品で、Core i3~Core i7までの構成を提供しています。

ライトな用途に向いている事はもちろん、上位モデルではGeForce 940MX(4GB)を搭載するなどパワーが必要な用途にも向いており、幅広いユーザーに対応できます。

今回、Core i3を搭載するモダンゴールドカラーのモデルを使用してみましたので、その外観や使用感、性能面などについて詳しくご紹介したいと思います。

なお、掲載モデルはインテル第6世代のCPUを搭載するシリーズですが、既に第6世代のモデルは販売終了しており、現在第7世代のCoreプロセッサを搭載する HP Pavilion 15-au100が販売されています。両シリーズは異なる製品ではあるものの、殆ど変らない内容であるため、当レビューはHP Pavilion 15-au100の購入を検討されている方にも参考にしていただけると思います。

当ページに掲載の製品は販売終了いたしました。
現在HPでは、Kabylakeを採用する以下の15.6型ノートを販売中です。

HP Pavilion 15-au100 製品ページ

【HP Pavilion 15-AU000 レビュー記事目次】

・HP Pavilion 15-AU000 筐体外観・操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ速効!HPパソコンナビ特別版が付属

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
HP Pavilion 15-AU000 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP Pavilion 15-AU000 筺体外観・インターフェースをチェック

HP Pavilion 15-AU000の筐体外観をチェックします。

どちらかというとポップでカラフルなイメージがあった HP Pavilion 15シリーズの製品ですが、今回のモデルは雰囲気がガラッと変わり、シックかつ上品なイメージの製品となりました。

継ぎ目が殆ど見当たらないユニボディを採用しているという点は変わりませんが、バッテリの形状や配置などを見直すことによってより薄く奥行きも短くなるなど、コンパクトな製品へと進化しています。

コンパクト・・とはいっても15.6型液晶を搭載する製品であるため、持ち運びが容易に行えるほど小さくはありませんが、見た目にスタイリッシュな雰囲気があり、デザインに拘るような方には好まれやすい製品だと思います。





天板の様子です。
本製品にはブリザードホワイトとモダンゴールドのカラーバリエーションが提供されており、掲載しているのはモダンゴールドカラーのモデルとなります。

高級感を感じさせるサラッとした質感のボディです。
HP Pavilion 15はどちらかというと低価格帯に位置づけられる製品ですが、そのようなイメージを全く感じさせません。




背面・正面から見た筐体全体の様子。
サイズは大きいですが、サイズの割にスリムです。



ディスプレイには15.6型フルHDの非光沢液晶を採用。
画面サイズが大きく、また非光沢タイプのパネルであるため、映り込み等があまり気にならず使いやすいです。




液晶の上にはHP Wide Vision HD Webcam(約92万画素)と呼ばれるWebカメラが、下の方にはhpのロゴを配置。



液晶の最大開閉角度は約145度。
一般的なノートPCと比較して、液晶の可動域はやや広いです。

かなり後ろの方までディスプレイを倒す事ができます。




筐体側面のインターフェースをチェックします。

左側面の様子。
セキュリティスロット、USB2.0、USB3.0、ヘッドフォン&マイクのコンボポート、DVDスーパーマルチドライブが搭載されています。




右側面。
メディアカードスロット、USB3.0、HDMI、LAN、電源コネクターが並びます。





正面側、背面側には何もありません。


USBは全3基、またLANや光学ドライブを搭載するなど一通りの機能が提供されており、不便を感じるような事はあまりないと思います。

なお、第7世代のCPUを搭載したHP Pavilion 15-au100に関しては、USB3.0×2基がUSB3.1×2基に置き換わった内容となっています。




筐体底面です。
完全に一枚板の構造となっており、バッテリの取外しはできません。

底面カバーも天板と同じカラーで揃えられているため、筐体全体に統一感があってお洒落な雰囲気です。



PC本体と標準添付の電源アダプター&ケーブル。




電源アダプターは19.5V、2.31Aで45W。

冒頭でも述べたように、本製品にはCore i3、i5、i7の構成が提供されており、Core i3、i5のモデルには45Wの電源アダプターが、Core i7のモデルには65Wの電源アダプターが付属します。



ウォールマウントアダプターが標準で付属しています。
電源アダプターのケーブルの代わりに利用できるものです。

コンセントが作業場所に近いのなら、電源ケーブルを電源アダプターに挿して利用するよりも、このウォールマウントアダプターをアダプターに挿して利用した方が、ケーブルが散らからずにスッキリとした環境で作業が行えます。



キーボード周りの操作性をチェック

HP Pavilion 15-AU000 のキーボードや、その周りの操作性をチェックします。





アイソレーション型の日本語キーボードです。
右側には4列のテンキーを搭載。

主なキーのピッチは縦横共に約18.6mm、キーストロークは約1.8mmと、HPの製品にしてはやや深さのあるキーボードを搭載しているように思います。

軽快なタッチ感で、長時間のタイピングも楽に行えます。
なお、最上段のファンクションキーは、単独押しでは音量やディスプレイの明るさ調整などの機能が動作する仕様となっています。



キートップの様子。
ほぼフラット・・という感じですが、僅かに中央が窪んでいるようにも見えます。



白色のキーボードバックライトを内蔵。



キーボード上にはスピーカーを内蔵。
B&O Play対応のデュアルスピーカーです。

付属のサウンドユーティリティを使用し、音の調整を行うことができます。



パームレストにはPAVILIONのロゴと、ゴールドカラーのデジタルスレッドラインがデザインされています。
メリハリのあるカラーリングが美しいです。



タッチパッドはボタン一体型。
ややボタンが硬めな感じはありますが、パッドの面積は広く操作はしやすい方です。

ただ本製品位のサイズのノートPCでは、マウスを利用される方が多いと思いますので、操作性などはあまり気にするところではないかもしれません。




タッチパッドのドライバーはSynaptics ポインティング デバイス デバイス設定よりパッドの調整が行えます



液晶の見やすさをチェック

HP Pavilion 15-AU000に搭載されている液晶をチェックします。




15.6型フルHDの非光沢パネルが採用されています。
本製品で選択できるのは、この液晶のみです。

初期時のスケーリングは、125%とやや拡大表示される設定となっていました。

個人的に、15.6型位のサイズでフルHD、さらに非光沢パネルというのは好みの仕様です。
長時間画面に向かって作業を行うような方には、程良く使いやすい液晶ではないでしょうか。




電源オン時のHP Pavilion 15-AU000 HP製品ではおなじみとなる雪景色の壁紙が設定されていました



視野角は狭いです。
斜めから見ると画面の色が白っぽく反転してしまい、内容が見辛くなります。

画面を閲覧する角度によって色が変わってしまうため、複数人同時に閲覧するような用途には向きませんが、正面から見る分には全く問題のない表示です。



速効!HPパソコンナビ特別版が無償付属

本製品には、「速効!HPパソコンナビ特別版」と呼ばれるWindows 10の参考書が標準付属しています。



OSの基本的な操作から、応用までを掲載したコンパクトな本です。
Windows 10の操作に慣れていないという方には、便利なアイテムだと思います。

コンパクトサイズであるため、片手にPC、片手に本といった具合に、操作方法を調べながらの操作もしやすいです。



HP Pavilion 15-AU000 構成内容とその特徴について

掲載している HP Pavilion 15-AU000の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【HP Pavilion 15-AU000 エントリーモデル の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i3-6100U(2.30GHz)
ディスプレイ   15.6型ワイドフルHD(1,920×1,080)、非光沢
グラフィックス   HD グラフィックス 520
メモリ   4GB(4GB×1/DDR4-2133MHz/最大16GB)
ストレージ   500GB HDD (5400rpm/Western Digital製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
ネットワークコントローラ   内蔵LAN(10/100)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2
バッテリ   2セル / 公称の駆動時間:約7時間
サイズ   384×250×22.5~24.5(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.14kg
カラー   モダンゴールド
標準保証   1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、使い方サポート)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年10月11日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、15.6型フルHD液晶、Core i3-6100U、メモリ4GB、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブという構成のモデルです。

本製品には第6世代のCore i3、Core i5、Core i7のモデルが提供されており、各モデルで選択できる構成が少しずつ異なっています。

Core i3のモデルはメモリは最大8GBまで、ストレージには500GB HDDが搭載されるという内容であり、Core i5のモデルにおいては、メモリはCorei 3のモデルと同じ最大8GBメモリまでの搭載となりますが、ストレージには1TB HDDが搭載されます。

さらに最上位のCore i7のモデルにおいては、メモリは最大16GBまで、ストレージには 128GB SSD& 1TB HDDの2ドライブ構成が提供され、グラフィックスには GeForce 940MX(4GB)が搭載されるなど、他のモデルよりもかなりハイスペックな構成が採用されています。

いずれの構成にもブリザードホワイトとモダンゴールドのカラーバリエーションが提供されており、好みのカラーを選択する事が可能です。


ちなみに、第7世代のCoreプロセッサを搭載するHP Pavilion 15-au100 に関しては、CPUが全て第7世代となり、CPU内蔵グラフィックスの内容も今回の製品とは異なりますが、その他の構成に関しては全く同じ。

第7世代のCPUを搭載したモデルの方が、若干ではあっても性能向上していると思われますが、新モデルという事で価格がやや高くなっているため、どちらが良いかは人によって異なると思います。



以下、掲載製品に搭載されているストレージの詳細です。


搭載されているHDD


ストレージの内訳

ストレージには、Western Digital製の「WDC WD5000LPCX-60VHAT0」という500GB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

至って普通、という感じのHDDです。
HDDとしては性能は高くも低くもないという感じではありますが、SSDを使い慣れている方には遅く感じられるかもしれません。

SSDを搭載したモデルが良いという方は、上位のCore i7搭載モデルを選択しましょう。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP Pavilion 15-AU000で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用



【3DMark】




上からCloud Gate、Sky Diver、Time Spyの実行結果



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)、1920×1080(標準品質)/Windowsモードで実行



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】


1280×720、DirectX 11、標準品質(ノートPC)



【Minecraft】



デフォルトの画質設定で快適に動作



【CINEBENCH R15】


グラフィック性能は、かなり軽めのゲームならプレイできる程度ですが、日常の簡単な作業には全く問題のない使い心地です。

ストレージがHDDであるため、アプリを起動した場合などにもたつきは感じますが、ネットや動画を閲覧したりといった作業では性能不足は全く感じません。

SSDの構成が良いという方は、上位のCore i7搭載モデルを選ぶようにしましょう。

どの構成でも、ストレージを自由に選ぶことができれば・・と思わなくもないですが、全体的に価格が安いという点を考えると、少々の不便は仕方がないのかなとも思います。



消費電力・温度

HP Pavilion 15-AU000の消費電力を測定。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力測定値です。

以降、全てのテストで以下の設定を適用しています。

・画面の明るさは50%
・バックライトキーボードはオフ

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 25W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時もベンチマーク実行時も、消費電力は非常に低いです。




次に、高負荷時の筐体内パーツ温度を測定。
以下は、ベンチマークテスト(3DMark)を繰り返し10分以上実行させた後に記録した値です。

高負荷な状態が続くとCPU温度はやや上がりますが、発熱の大きくないパーツが搭載されているためか、比較的低温です。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

高負荷な状態が続いても、キーボード表面は全体的に低温です。
快適にキーボード操作が行えます。


再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

HP Pavilion 15-AU000の再起動にかかる時間を測定。
PassMark Rebooterを利用し、8回の再起動時間を測定してみました。

1回目 1:30
2回目 1:38
3回目 1:47
4回目 1:20
5回目 1:22
6回目 1:22
7回目 1:21
8回目 1:23

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分27秒

HP Pavilion 15-AU000の再起動にかかる時間は およそ1分27秒。
HDDとしては平均的な再起動時間だと思います。

SSDを搭載するようなPCと比較すると、やや時間がかかる印象です。



バッテリ駆動時間

bbenchを使用し、HP Pavilion 15-AU000のバッテリ駆動時間を測定。

設定はストローク実行が10秒毎、無線LANを利用したネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から7%に減少するまでの時間は20917秒。
約5.8(5.8102777…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリの持ちは普通です。
モバイルノートではないため、普段は電源に接続して利用する方が殆どだと思いますが、仮に電源のない場所で利用する事があったとしても、作業を行うのに実用的だと思えるくらいの駆動時間は確保できるようです。

スペックの高い上位モデルの場合だと、また違った結果が出ると思います。



HP Pavilion 15-AU000 まとめ

HP Pavilion 15-AU000のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・15.6型フルHDの非光沢液晶を採用
・第6世代のCore i3、Core i5、Core i7の構成を提供
・上位モデルは GeForce 940MX(4GB)を搭載しており高性能
・高級感あるモダンゴールドと、ブリザードホワイトのカラーリングを提供
・スタイリッシュなユニボディを採用
・比較的価格が安い

15.6型フルHDの非光沢液晶を採用するスタンダードノートです。

第6世代のCore i3、i5、i7と幅広い構成を提供している事に加えて、光学ドライブなどの基本機能も備えるなど、多くのユーザーの利用に向いたマシンです。

最上位モデルには GeForce 940MX(4GB)が搭載されており、軽めのゲームプレイや写真、動画編集などにも利用することができます。

継ぎ目が殆どないユニボディや、高級感あるカラーリングなど、デザインが優れている点も魅力。
以前のポップな色合いとは打って変わって大人びた雰囲気となり、より多くの方に好まれる製品となったのではないかと思います。

幅広く利用できる製品ながら、全体的に価格が安いところも魅力です。

キャンペーンによってかなり安くなっているモデルもあるようですので、製品の購入を検討されている方は、併せてキャンペーンの内容もチェックされることをおすすめいたします。