★本ページはプロモーションが含まれています★

HPが販売するノートPC、OMEN by HP 17-w000 のレビューです。

OMEN by HP 17-w000は、17.3型フルHDの非光沢液晶を搭載するゲーミングノートPC。

このOMENのゲーミングノートには15.6型フルHDの「OMEN by HP 15」、および17.3型フルHDの「OMEN by HP 17」の2シリーズがラインアップされており、15.6型の「OMEN by HP 15」にはGTX 960M (4GB)と GTX 965M (4GB)を搭載するモデルが、17.3型の「OMEN by HP 17」にはGTX 1060(6GB)と GTX 1070(8GB)GTX 965M (4GB)を搭載するモデルがラインアップされています。

今回掲載の OMEN by HP 17-w000は、CPUにはCore i7-6700HQ、グラフィックスにはGTX 965M(4GB)を、またメモリは8GB~16GB、ストレージには256GB NVMe SSDや1TB HDDを搭載するなど、標準でハイスペックな内容となっています。

SSDとHDDの2ドライブ構成を採用しているため、サクサクとした動作である事に加えて容量も十分であり、様々なゲームをプレイするという方はもちろん、サイズの大きな写真や動画を沢山扱う方にも使いやすい構成です。

メモリ以外のカスタマイズは行えませんが、最初から利用には十分な内容を持っており、使っていて不便を感じるような事はないでしょう。

ゲーミングPCにしては薄型軽量であり、液晶には非光沢、かつIPS方式のパネルを採用するなど、使い勝手も良いです。

今回は、8GBのメモリを搭載する基本構成のOMEN by HP 17-w000を使用してみましたので、その外観や特徴、使用感、性能面などについて詳しくご紹介したいと思います。


当ページに掲載の製品は販売終了しています。
販売中の製品、およびキャンペーン&セール情報については以下でご確認ください。

HP製品のキャンペーン一覧

【OMEN by HP 17シリーズ レビュー記事目次】

・製品の主な特徴
OMEN by HP 17シリーズの特徴

・OMEN by HP 17シリーズ 薄型軽量な筐体をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ速効!HPパソコンナビ特別版が付属

・掲載モデルの構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
OMEN by HP 17-w000 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


OMEN by HP 17シリーズの特徴

まずは以下、掲載しているOMEN by HP 17の主な特徴です。

【OMEN by HP 17】

・フルHD(1920×1080) IPS非光沢パネルを採用
・GTX 965M(4GB)を搭載
・質量約2.92 kg
・バッテリ駆動時間は約9時間
・冷却:大型シングルファン、2本の銅製ヒートパイプ、2方向への排熱
・HDMI 2.0 出力、USB3.0×2、USB2.0×1、RJ45、ヘッドフォン出力&マイク入力コンボポート
・Bang & Olufsenデュアルスピーカーと専用のソフトウェアを採用
・最小149,800円(税抜/2016年10月2日時点)~

15インチのOMEN by HP 15も、筐体デザインやインターフェースの内容に関しては 17インチのモデルとほぼ共通ですが、光学ドライブがないこと、また冷却の構造や提供されている構成が若干異なっています。

見た目や使い勝手は大きく変わりませんので、どちらにするかで迷った場合は構成で選ぶと良いでしょう。



OMEN by HP 17-w000の筐体外観チェック

OMEN by HP 17-w000の筐体外観をチェックします。

15.6型ノートの「OMEN by HP 15」と筐体サイズの違いと光学ドライブの有無を省き、インターフェースの内容はほぼ同じとなっていますので、「OMEN by HP 15」の外観の参考にもしていただけると思います。





天板デザイン。
トゥインクルブラック&シャドウメッシュパターンのデザインをベースに、中央にはレッドカラーのVoodoo PCロゴが配置されています。

他のシリーズと同じように、HPのロゴを持ってきていない所に他シリーズとの違いを感じますね。




筺体正面・背面の様子です。
シンプルながら、重厚感ある印象的なデザインを採用しています。

継ぎ目を極力排除したユニボディを採用しており、見た目にスタイリッシュです。



ディスプレイには17.3型フルHDの非光沢パネルを採用。
15、17インチ共にフルHD、IPS方式、非光沢タイプのパネルを採用しています。




液晶上側のベゼルには、HP Wide Vision HD Webcam と呼ばれる約92万画素のWebカメラを、下側にはhpのロゴを配置。



ディスプレイの最大開閉角度は約130度。
標準的な可動域です。




筐体側面のインターフェースの内容をチェックします。

左側面の様子です。
セキュリティスロット、USB2.0、USB3.0、ヘッドフォン出力&マイク入力のコンボポート、光学ドライブが並びます。



右側面にはカードスロット、USB3.0、HDMI出力、LAN、電源コネクターが並びます。




筐体前面、背面には端子類はなし。


家庭用のPCとしては標準的だともいえるインターフェースの内容だと思います。
15.6型モデルの方も光学ドライブはありませんが、ほぼ同じ内容です。




背面中央付近にある小さなOMENロゴ



筺体底面。
写真は上側が筐体背面、下側が筺体正面です。

バッテリは着脱が可能ですが、底面カバーは手軽に開く事ができるような構造とはなっていません。

まあ、最初からSSD&HDDの構成を採用しており(※)特に不足を感じるような構成でもないため、簡単に開ける構造ではなくても不便はあまりないでしょう。

※15インチのモデルはHDDのみ構成もあり。




搭載されているバッテリは62Wh。



PC本体と付属の電源アダプター&ケーブルです。



電源アダプターは19.5V、6.15Aで120W。


外観についてまとめると、ゲーミングPCらしい重厚感ある雰囲気のモデルだと思います。

17.3型のモデルの方は約3kgあるため、持ち歩きは難しいですが、15.6型の方は約 2.24 kgとゲーミングPCにしては軽く、たまにPCを持って移動する事があるという方に便利です。



キーボードの操作性

キーボードの外観や操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードです。
右側にはテンキーを搭載、特に変わった配置のキーは見当たりません。

キーを強く押してもたわみが殆どでず、タッチ感は良好です。
上部のファンクションキーは輝度や音量の調整機能が動作する仕様となっています。



キートップの形状です。
ほぼ平らだと思います。



ドラゴンレッドカラーのバックライトキーボードを搭載。
ゲーミングPCらしい演出です。



キーボードの上部には、Bang & Olufsenのサウンドテクノロジーに対応するデュアルスピーカーを内蔵。



タッチパッドはボタン一体型。
使いやすいと感じるかそうでないかについては個人差があると思いますが、私にはややボタンが重く感じられ、長時間の利用だと指が疲れそうです。

ただこのサイズのノートPC・・特にゲーミングPCではマウスを接続して利用される方が大半ではないかと思われますので、あまり問題にする所ではないでしょう。




Synaptics ポインティングデバイスのデバイス設定にて、タッチパッドの調整を行える



液晶の見やすさ

掲載モデルに搭載されている液晶をチェックします。
今回の製品で選択できる液晶パネルは、17.3型フルHDの非光沢 IPSパネルのみです。

15.6型モデルの方には、15.6型フルHDの非光沢 IPSパネルが搭載されます。




初期時の画面のスケーリング設定は100%と、標準的な表示サイズです。
17.3型の大画面であれば、小さな文字を読むのが苦手だという方であっても、拡大表示する必要はあまりないと思います。




電源オン時の液晶の様子 OMENのロゴが中央に入るインパクトある壁紙が使われています



視野角は広いです。
画面を斜めから見ても内容が見辛くなるような事はありません。

色鮮やかであり、ゲームをはじめ映画や写真観賞、編集など様々な用途に利用しやすい液晶だと思います。



速効!HPパソコンナビ特別版が付属

OMEN by HP 15、17シリーズには、他シリーズの付録としてもおなじみになりつつある、「速効!HPパソコンナビ特別版」と呼ばれる参考書が付属しています。

主に、Windows 10の基本操作や応用について書かれた本です。



片手でも持てるコンパクトサイズの本であるため、PCの傍に置いて活用しやすいです。
もっとも、既にOSの操作に詳しい方には必要はないと思います。



OMEN by HP 17-w000 構成内容とその特徴について

掲載しているOMEN by HP 17-w000の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【OMEN by HP 17-w000(17-w001TX)の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700HQ(2.60GHz/TB時最大3.50GHz)
ディスプレイ   17.3型ワイドフルHD(1,920×1,080)、非光沢、IPS
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX 965M(4GB)/HD グラフィックス 530
メモリ   8GB(8GB×1/DDR4 SODIMM/最大16GB)
ストレージ   256GB SSD(PCIe NVMe M.2/Samsung製)+ 1TB HDD (7200rpm/HGST製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2 + LE
バッテリ   公称の駆動時間:約9時間
サイズ   418×287×24~30(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.92kg
カラー   トゥインクルブラック/シャドウメッシュパターン
標準保証   1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年10月02日時点のものです。

Windows 10 Home、17.3型フルHD非光沢液晶、Core i7-6700HQ、メモリ8GB、GTX 965M(4GB)、256GB SSD&1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブという構成内容のモデルです。

メモリのみ、最大で16GBへのアップグレードが可能となっています。

搭載されているグラフィックカードはミドルレンジのGTX 965M(VRAMは4GB)ですが、ミドルレンジGPUとはいっても、あまり高くない画質設定なら多くのゲームを快適にプレイする事ができます。

デフォルトでNVMe規格のSSDや、1TB HDDが搭載されている点もポイントです。

一方で15.6型の「OMEN by HP 15」に関しては、若干選択できる構成に違いがあり、CPUやメモリの内容は同じですが、グラフィックスに GTX 960MとGTX 965Mの2通りの選択肢が提供されており、GTX 960M搭載のモデルには1TB HDDが、GTX 960M搭載モデルには256GB SSD&1TB HDDのストレージ構成が提供されます。

15.6型の方には光学ドライブが搭載されていないため、必要な方は17.3型モデルの方を選択した方が良いでしょう。

GTX 960MとGTX 965Mとでは、それほど大きな価格差がない割に性能差がそこそこ大きい事、またGTX 960Mモデルの方はストレージがHDDのみであるため、個人的にはGTX 965Mを搭載したモデルの方がお勧めです。



搭載ストレージの詳細です。


搭載されているSSDとHDD


ストレージの内訳

SSDにはSamsung製の「MZVLV256」という256GB SSDが、HDDにはHGST製の「HTS721010A9E630」という1TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

SSDは NVMe規格の非常に高速なストレージです。

実際のベンチマークテストでは、読み込みに比べて書込みにやや時間がかかるような感じではありましたが、それでも十分すぎるくらい高速です。

HDDの容量も1TBと多く、幅広い用途に利用しやすいストレージ構成だと言えるでしょう。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているOMEN by HP 17-w000で実施したベンチマークテストの結果です。

グラフィックスの設定(Optimus)についてはNVIDIAコントロールパネルより、常に外部グラフィックスがオンになるように設定した上で実行しています。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用



【3DMark】



Fire Strikeのスコア詳細



Time Spyのスコア詳細

GTX 965Mにしてはやや低めのスコアが出るようです。
数回試してみましたが、殆ど変わらない結果でした。

CPUのスコアもやや低く、多分熱のせいではないかと思われます。



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)、1920×1080(標準品質)、1920×1080(最高品質)/Windowsモードで実行



【ドラゴンズドグマ オンライン】


1280×720、1980×1080 / 最高品質



【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



上から1280×720、1980×1080(DirectX 11/高品質(ノートPC))



【CINEBENCH R15】


重めのゲームタイトルであっても、画質を調整すれば多くのゲームを快適にプレイ出来るグラフィック性能を持っています。

ややパーツの温度が上がりやすいせいなのか、他の GTX 965M搭載モデルと比較して若干スコアが低めであるようには思うものの、ゲームのプレイや写真・動画編集などに利用するノートPCとしては、概ね満足できるパフォーマンスだと思います。

ストレージも高速です。



消費電力・温度

OMEN by HP 17-w000の消費電力を測定。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力値です。

これより以降、以下の設定を適用した上でテストを実行しています。

・画面の輝度は50%
・外部GPUと内蔵GPUは切り替わる設定
・バックライトキーボードはオフ

アイドル時 ・・・ 9W
ベンチマーク実行時 ・・・ 100W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

ゲーミングノートでありながら、アイドル時は非常に低消費電力です。
一方でベンチマーク実行時は、負荷に応じて消費電力は増加します。




次に、高負荷時の筐体内パーツ温度の測定結果です。
ベンチマークテスト(3DMarkのFire Strike)を、繰り返し20分以上行った後に測定しました。

高負荷な状態が続くと、CPUの温度がやや高くなりやすいようです。
グラフィックスの温度は普通です。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

キーボード中央から右側にかけて、やや温度が高くなりやすいようです。

パームレスト周辺の温度が低いこと、またWASDキー付近の温度は低いため、利用していてもそれ程熱は気にはなりませんでしたが、キーボード操作を行っていると多少指先が温かく感じます。



再起動(起動&シャットダウン)時間

OMEN by HP 17-w000の再起動にかかる時間を測定。
PassMark Rebooterを利用し、10回の再起動時間を測定してみました。

1回目 0:45
2回目 0:36
3回目 0:37
4回目 0:59
5回目 0:37
6回目 0:37
7回目 1:01
8回目 0:43
9回目 0:39
10回目 0:41

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 43秒

OMEN by HP 17-w000の再起動にかかる時間は およそ43秒。
途中、1分近く時間がかかっている箇所がありますが、通常は30秒台~40秒台で再起動が行えると考えても良いでしょう。

非常に高速です。



バッテリ駆動時間

bbenchというソフトウェアを使用し、OMEN by HP 17-w000のバッテリ駆動時間を測定。

設定はストローク実行が10秒毎、無線LANを利用したネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から7%に減少するまでの時間は9545秒。
約2.6(2.65138888…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

予想に反してかなり短い駆動時間となりました。
アイドル時の消費電力が低かったため、6~7時間は持つと考えていたのですが、実際はあまり長くは持ちませんでした。

ちなみに上記は「外部GPUと内蔵GPUが切り替わる設定」にした上での測定結果であり、この後に「内蔵グラフィックスに固定した設定」でもバッテリ駆動時間の測定を行ってみたのですが、やはり同じような結果となりました。

バッテリの持ちはあまりよくないと考えた方が良さそうです。
ただ、ゲーミングノートPCとしてはこの位のバッテリ駆動時間は珍しくはありません。

電源に接続して利用される方が殆どでしょうから、特に問題とはならないでしょう。



OMEN by HP 17 まとめ

OMEN by HP 17のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・17.3型フルHDの非光沢 IPSパネルを採用
GTX 965M(4GB)GTX 1060(6GB)、GTX 1070(8GB)を搭載
・ストレージは256GB NVMe SSD&1TB HDDを標準搭載
・継ぎ目を極力排除したスタイリッシュなユニボディを採用
・ゲーミングノートながら比較的お手頃価格

GTX 965M(4GB)を標準搭載する、17.3型フルHDのゲーミングノートです。

第6世代のCore i7やGTX 965M(4GB)の搭載により、画質を調整すれば、多少重いゲームタイトルでも快適にプレイできる性能を持っている事に加え、SSD&HDDの2ドライブ構成を採用するなど、デフォルトでハイスペックな構成内容を持ちあわせたマシンです。

実際、多くのゲームを快適にプレイする事ができます。
液晶には非光沢、かつIPS方式のパネルを採用しており、ゲームはもちろん写真や動画編集などにも使いやすいです。

製品の筐体にはVoodoo PCのロゴを大きく配置するなど、これまでのHPのゲーミングPCとは異なり、本格的なゲーミングPCブランドである事を強く意識させる所も魅力。

色使いも格好良く、誰かに見せたくなるゲーミングノートPCだと思います。

筐体がやや薄いからなのか、ファンの音が気になる感じはありましたが、比較的お手頃な価格で満足できる性能、デザイン、使い勝手を実現しており、特にデザインを重視されるような方には魅力は大きいでしょう。

格好いいゲーミングノートが欲しい方、多くのゲームをプレイできるリーズナブルなゲーミングノートをお探しの方には、検討する価値のある製品だと思います。