ドスパラが販売するノートPC、Critea VF-HE11 i5-6200Uのレビューです。

Critea VF-HE11 i5-6200Uは、15.6型フルHDの非光沢液晶を搭載するノートPC。

従来より、ドスパラでは「Critea VF-HE11」という第6世代のCore i7を搭載するノートを販売しているのですが、本製品はそのCPUをCore i5に落とし、価格を抑えた製品となります。

CPUにはCore i5-6200Uを、グラフィックスにはGeForce 940Mを標準搭載しており、CPU内蔵のグラフィックスでは性能面で心許なさを感じるというユーザーに向くモデルです。

GeForce 940Mはローエンドのグラフィックスですが、写真・動画編集をはじめ、ライトなゲームのプレイ程度なら十分にこなせる性能を持ちあわせており、幅広い用途に利用可能。

それでいて、SSDを搭載したモデルでも8万円を切るなど(税抜/2016年9月14日時点)、驚くくらいリーズナブルな価格を実現しています。

正直、安すぎるのでは?と思うくらいの価格設定です。
機能などはシンプルな製品ですが、SSDや外部グラフィックスを搭載しているだけあって性能は高く、コスパ重視の方には非常に魅力の大きいモデルだと思います。

今回は、そんなCritea VF-HE11 i5-6200Uの外観や特徴、使い勝手、実際の性能について詳しくご紹介いたします。

【Critea VF-HE11 i5-6200U レビュー記事目次】

・Critea VF-HE11 i5-6200U 筐体外観・内部構造など
外観・インターフェースキーボードの操作性筐体底面内部の構造液晶の見やすさ重量

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
Critea VF-HE11 i5-6200U まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Critea VF-HE11 i5-6200U 筺体外観・インターフェースの内容をチェック

まず、Critea VF-HE11 i5-6200Uの筐体外観をチェックします。

外部グラフィックスを搭載するモデルですが、ハイエンドグラフィックスのような発熱の大きいパーツを搭載しているわけではないため、15.6型のノートにしては筐体は薄く、また軽量です。

携帯に向くような製品ではありませんが、部屋を移動して利用するというような使い方には便利です。





シルバーカラーの天板の端に、Diginnosのロゴを配置するシンプルなデザインを採用しています。
やや光沢感のある天板ですが、色味が明るいためか指紋汚れなどは目立ち難いです。

触った感じ、頑丈な感じの天板ではありませんが、モバイルノートではないので特に問題はないでしょう。




丸味のあるフォルムを採用 柔らかい雰囲気の筐体です


背面側から見た筐体全体の様子


正面側から見た筐体

ディスプレイには、15.6型フルHDの非光沢パネルを採用しています。

光沢パネルなどとは異なり、反射などが目立ち難く見やすい液晶です。
長時間の作業でも目が疲れにくいです。



液晶上にはHD画質のWebカメラを搭載しています。




筐体側面のインターフェースの内容をチェックします。

左側面です。
左から電源コネクター、セキュリティスロット、LAN、VGA、HDMI、USB3.0×2基が並びます。




右側面にはマイク入力やヘッドフォン出力のコンボ、USB2.0、光学ドライブを搭載しています。





正面側にはメディアカードスロットを搭載。




背面には何もありません。


最新のインターフェースなどはないものの、USBは全3基、映像出力は2系統、さらに光学ドライブも標準搭載されるなど、利用には十分な内容です。




PCと付属の電源アダプター&ケーブルです。



電源アダプターは19V、3.42Aで65W。
外部グラフィックスを搭載しているといってもローエンドモデルであるため、電源アダプターは小さ目です。



キーボード周りの操作性

キーボード周りの外観や操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードです。
右側には3列のテンキーを搭載しています。

特に配列に変わった点はなく、機能なども普通のキーボードです。

テンキーとEnterキーの間に境がなく、矢印キーがテンキー側にはみ出している所が慣れるまでは使い辛いですが、打鍵感は悪くなく、普通に使いやすいキーボードだと思います。

強めにキーを打った時のたわみ等も殆どありません。



キートップは完全に平ら。
マットな質感であり、指紋痕が目立ち難いです。



キーボードの左上に電源ボタン。



シーソータイプのボタンが付属するタッチパッドです。
シーソータイプのボタンはものによっては使いにくい場合があるのですが、このボタンは程良いクリック感で普通に使いやすいです。

ただ、このサイズのノートPCだと大抵の方はマウスで作業されるでしょうから、あまりこだわる所ではないと思います。




タッチパッドのドライバーはSynaptics Touchpad V7.5 マウスのプロパティより設定にアクセスできます



筺体底面からアクセスできる内部の構造

筐体底面の様子と、底面からアクセスできる内部の構造をチェックします。



筐体底面の様子。
写真は上が筐体背面、下が正面側です。

バッテリが取り外せるようになっています。
バッテリの反対側付近には開く事の出来るカバーが設けられており、そこから内部へアクセスできます。




38Whのバッテリが搭載されていました。




内部の様子をチェックします。
内部へアクセスするにはドライバーが必要ですが、ネジさえ外せばカバーは簡単に開きます。


左からストレージベイ、無線LAN、メモリ、M.2スロットという内容です。
本製品にはHDDを搭載したモデルとSSDを搭載したモデルがラインアップされており、今回はSSDを搭載したモデルを掲載しています。

カスタマイズで2ドライブ構成を選択する事もできます。



HDDマウンタやネジが同梱されていました。
これらの部品は、選択する構成によっては付属しない場合もあります。



液晶の見やすさ

掲載製品に搭載されている液晶をチェックします。
パネルは1種類のみでカスタマイズはできません。




15.6型フルHDの非光沢パネルを搭載。
初期時の画面は125%に拡大表示されるなど、やや大きめの表示設定となっていました。

TN方式のパネルが採用されており、見た目鮮やかな感じではないのですが、非光沢タイプのパネルなので作業はしやすいです。





視野角は狭いです。
斜めから見るととても見辛いですが、真正面から画面を見て作業をする分には全く問題ありません。



重量

Critea VF-HE11 i5-6200Uの重量を測定してみました。



PC本体の重量は2101kg。
15.6型ノートにしては軽いです。

自室の机の上で、リビングで・・という具合に、場所を移動してPCを利用されるような方には扱いやすいと思います。



電源アダプターやケーブルを合わせた重量は342g。



Critea VF-HE11 i5-6200U 構成内容とその特徴について

掲載している Critea VF-HE11 i5-6200Uの構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【Critea VF-HE11 i5-6200U の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i5-6200U(2.30GHz/TB時最大2.80GHz)
グラフィックス   GeForce 940M(2GB)/ インテル HD グラフィックス 520
ディスプレイ   15.6型フルHD(1920×1080)、非光沢
メモリ   8GB(4GB×2/DDR3L SO-DIMM/2スロット)
ストレージ   128GB M.2 SSD(SanDisk製/M.2/AHCI接続)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
LAN   10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T LAN
無線機能   Intel Wireless-AC 3165(IEEE802.11 ac/a/b/g/n)、Bluetooth 4.2
バッテリ   リチウムイオンバッテリー(公称値 約4.9時間/実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   65W
サイズ   386×258×23(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.1kg(構成により異なる)
保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年09月14日時点の情報に基付く内容となります。

※2016年9月14日現在、期間限定でメモリを2倍に無料アップグレードするというキャンペーンが実施されており、上記はキャンペーン適用後の内容(4GB→8GB)となります。


Windows 10 Home、15.6型フルHD液晶、Core i5-6200U、GeForce 940M(2GB)、メモリ8GB、128GB M.2 SSD、DVDスーパーマルチドライブという構成内容のモデルです。

本製品にはHDD、およびSSDを標準搭載するモデルが提供されており、上記はSSD搭載のモデルとなります。

カスタマイズではさらにHDDを追加したり、メモリ容量をアップグレードさせたり、DVDスーパーマルチドライブをブルーレイドライブへ変更するなど、比較的柔軟な構成の選択ができるようになっています。

冒頭でも述べましたが、ドスパラでは Critea VF-HE11というCore i7を搭載するモデルも提供していますので、CPU性能が欲しいという方はそちらのモデルを選択すると良いでしょう。

今回の製品と比較すると価格は若干上がるものの、Core i7搭載モデルも十分にコスパは高いです。



搭載ストレージの内容を確認します。


SSDの仕様


ディスクの内訳

SSDにはSanDisk製の「SD8SNAT128G1122」という、128GBのM.2 SSD(AHCI接続)が搭載されていました。

読込みに比べて書込み速度はやや遅いですが、体感では十分に高速でありサクサク作業が行えます。
容量的に心許なくはある為、写真や動画などサイズの大きなファイルを扱うという場合は、HDDを追加すると良いでしょう。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているCritea VF-HE11 i5-6200U実施したベンチマークテストの結果です。
NVIDIAコントロールパネルより、外部GPUが常に有効となる設定にした上で実行しています。


【CrystalDiskMark】


左がSSD、右がHDD/Ver.5を使用



【3DMark】



Sky Diverのスコア



Fire Strikeのスコア



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左2つ:標準品質 1280×720、1920×1080/右:最高品質、1920×1080/いずれもWindowsモード



【ドラゴンズドグマ オンライン】


1280×720、1980×1080 / 最高品質



【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1280×720、1920×1080(設定3)



【BIOHAZARD 6】


1280×720 / 1920×1080



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



上から1280×720、1980×1080(DirectX 9/標準品質(ノートPC))

通常、外部グラフィックスを搭載する製品ではDirectX 11で実行していますが、今回のGeForce 940Mはローエンドモデルであるため、DirectX 9で実行しています。



【Minecraft】



グラフィック設定を上げても快適に動作



【CINEBENCH R15】


軽めのゲームで標準画質程度の設定であれば、まずまず快適にプレイできるくらいの性能は持ちあわせているようです。

一般的なゲーミングPCに比べると性能はパッとしないものの、CPU内蔵のグラフィックスを利用する構成と比較すると、パワーはかなりあるという印象です。

もちろん、写真や動画編集などにも利用できます。
本製品の価格を考えると、コストパフォーマンスは非常に高いです。



消費電力・温度

Critea VF-HE11 i5-6200Uの消費電力を測定。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力値です。

これ以降、常に以下の設定を適用した上でテストを行っています。

・画面の輝度は50%
・外部GPUと内蔵GPUは切り替わる設定

アイドル時 ・・・ 9W
ベンチマーク実行時 ・・・ 46W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

CPU内蔵のグラフィックスを利用するPC並に、アイドル時の消費電力は低いです。
高負荷時の消費電力も低めでした。




次に、高負荷時の筐体内パーツ温度の測定結果です。
3DMarkのFire Strikeを、繰り返し20分以上行った後に測定しています。

高負荷な状態が続いた場合のCPU温度は70度弱。
高温という程までには温度上昇しないようです。

外部グラフィックスの温度は測定出来ませんでした。




高負荷時のキーボード表面の温度です。

キーボード中央が局所的に高温になりやすいようですが、他の部分の温度は低く、キーボード操作は概ね快適です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

Critea VF-HE11 i5-6200Uの再起動にかかる時間を測定。
PassMark Rebooterを利用し、9回の再起動時間を測定してみました。

1回目 0:57
2回目 0:40
3回目 0:39
4回目 0:41
5回目 0:39
6回目 0:39
7回目 0:39
8回目 0:38
9回目 0:37

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 41秒

Critea VF-HE11 i5-6200U の再起動にかかる時間は およそ41秒。
非常に高速です。

価格もHDD搭載モデルを選択するのと変わりませんので、SSD搭載モデルの選択がお勧めです。
容量が必要な方は、さらにHDDを追加すると良いでしょう。



バッテリ駆動時間

bbenchというソフトウェアを使用し、Critea VF-HE11 i5-6200Uのバッテリ駆動時間を測定。

設定はストロークの実行が10秒毎、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から0%に減少するまでの時間は22638秒。
約6.3(6.288333333333333…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

かなり軽めの用途なら、バッテリ駆動の状態で約6時間ほど利用できるようです。

外部グラフィックスが搭載されているため、負荷をかけるとバッテリの持ちは短くなりますが、本製品はそれ程消費電力が大きくはないため、一般的なゲーミングPCに比べるとバッテリの持ちはまだ良いと思います。

といっても、携帯に適していると言えるほどではありません。



Critea VF-HE11 i5-6200U まとめ

Critea VF-HE11 i5-6200Uのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・・

・15.6型フルHDの非光沢液晶を搭載
・Core i5-6200U やGeForce 940M(2GB)を標準搭載
・メンテナンス性に優れる筐体
・非常にリーズナブル

Core i5-6200Uや GeForce 940M(2GB)を標準搭載する 15.6型フルHDのノートPCです。

ゲーミングPC並の性能とまではいかないものの、CPU内蔵グラフィックスを利用する構成のマシンよりも大幅に性能は高く、ライトなゲームプレイや写真・動画編集など幅広い用途に利用できます。

メンテナンス性にも優れており、後から換装等しやすそうなところも○。

上記のCPUやGPUに加えて、光学ドライブやSSDを搭載しながらも非常にリーズナブルな価格を実現しており、特にコスパ重視の方におすすめのモデルです。

外部グラフィックスを搭載しない構成だとしても、おかしくない価格設定だと思います。
多分、これ以上にコストパフォーマンスの高いモデルはないでしょう。