ドスパラが販売するノートPC、GALLERIA QSF965HE のレビューです。

GALLERIA QSF965HEは、15.6型フルHD液晶を搭載するゲーミングノートPC。
CPUには Core i7-6700HQを、グラフィックスには GTX 965M(4GB)を搭載するミドルレンジに位置づけられるマシンです。

GTX 960Mよりも若干上のグラフィック性能を持つと思われるこの製品ですが、GTX 960Mを搭載するドスパラのゲーミングノート「GALLERIA QSF960HE」と殆ど変わらない価格(※)で販売されているなど、とてもコストパフォーマンスに優れたモデルです。

※2016年9月8日時点で実施のキャンペーンでは、割引でさらに安くなっています。

加えて、画質にこだわらなければ多くのゲームを快適にプレイできる性能を持ちあわせるなど、低価格なゲーミングノートをお探しのユーザーには魅力の大きいモデルだと言えるでしょう。

今回は、そんな GALLERIA QSF965HEの外観や特徴、構成や実際の性能について詳しく触れてみたいと思います。

【GALLERIA QSF965HE レビュー記事目次】

・GALLERIA QSF965HE 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性筺体底面内部の構造液晶の見やすさ

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品レビューのまとめ
GALLERIA QSF965HE まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


GALLERIA QSF965HE 筺体外観・インターフェースの内容をチェック

まず、GALLERIA QSF965HEの筐体外観をチェックしていきます。

ブラックカラーを基調とするシンプルなデザインを採用した筐体です。
最近は薄型のゲーミングノートも多いですが、本製品はサイズが大きいというわけではないものの、薄型と言えるほどコンパクトなノートPCではありません。

ですが、部屋を移動するくらいなら簡単に行えるサイズ・重さのノートPCです。





マットな質感の天板の中央には、GALLERIAのロゴ。
装飾などが殆どない、とてもシンプルなデザインを採用しています。

ディスプレイの開口部分に天板とは異なる素材が用いられており、ディスプレイの開閉が行いやすいです。



背面から見た筐体全体図。



正面から。

15.6型フルHDの非光沢パネルを採用しています。
液晶パネル上部にはHD画質のカメラを内蔵。

非光沢タイプのパネルであるため、明るい場所でも目が疲れにくくゲームにプレイには最適な液晶です。と言っても、最近のゲーミングノートの液晶は殆どが非光沢タイプであり、光沢の方が珍しいかもしれません。




電源オン時の様子



ディスプレイの最大開閉角度は、約150度。
一般的なノートPCでは、大体130~140度の位置まで開閉可能というものが多く、本製品のディスプレイの開閉角度はやや大きめです。





筐体側面のインタフェースの内容をチェックします。

左側面の様子。
一見何かあるように思えますが、こちら側には何もありません。

ボディ表面にみえるラインのようなものはデザインです。




右側面の様子。
左からヘッドフォン出力、マイク入力、USB2.0×2基、SDカードリーダーが並びます。




正面側には何もありません。
赤と黒の特徴的なデザインです。

左右の赤い部分が光るのかなと思いましたが、ここは光りません。





背面側の様子。
背面に多数の端子を搭載しています。

左から電源コネクター、HDMI出力、LAN、USB3.0×2基、USB3.1 Type-C端子という内容です。

電源コネクターや映像出力が背面に来る配置は、個人的に好みです。
USB Type-Cも備えるなど、外付けのストレージなど Type-C対応のデバイスにも対応できます。

光学ドライブは非搭載となりますが、そもそも光学ドライブを必要としない方も結構多く、大きな問題とはならないでしょう。



PC本体と付属の電源アダプターやケーブル。



電源アダプターは19V、7.89Aで150W。



キーボード周りの様子と操作性をチェック

次に、キーボード付近の機能や操作性などをチェックしてみます。





アイソレーションタイプのキーボードを搭載しています。右側にはテンキーを搭載。

ゲーミングPCらしい赤と黒の配色に加えて、若干変わったスタイルのフォントを使用しており、筐体デザインがシンプルなだけに目立ちます。

BackspaceやEnterキー付近の形状が英語版のキーボードに近く、慣れていない場合はやや打ち難いかもしれませんが、全体としてはキーピッチもストロークも十分にあって打ちやすいキーボードだと思います。

WASDキーに、それとわかりやすい装飾がなされている所も良いです。



キートップは若干端から中央にかけて窪んでいるように見えますが、平らに近いです。



WASDキーの装飾。
キーボードバックライトを点灯させるともっと目立ちます。



キーボードバックライトは赤色。
数段階の明るさ調整が可能です。




キーボード上部には電源ボタンと、クーラーブーストボタンを搭載。

クーラーブーストボタンはその名の通り、ファンの速度を最大限まで上げるための機能。筐体内部を強力に冷却する事ができます。

実際、これを使っていると内部温度が下がるのが早いです。
ただし音が煩くなってしまうため、パーツが高温になってしまう場面など、限定的に利用するのがお勧めです。



タッチパッドはボタン一体型。
可も不可もない使い心地です。

タッチパッドを利用するのならばともかく、全く使わないというのなら、タッチパッドの機能自体をオフにしておくと良いかもしれません。



タッチパッドのドライバーはSynaptics ClickPad V1.0。
タッチパッドの様々な調整や機能の変更を行う事ができます。



筺体底面からアクセスできる内部構造

GALLERIA QSF965HEの底面の様子と、筺体底面からアクセスできる内部の構造をチェックします。



底面の様子。
写真は手前が筺体正面側、奥が背面側となります。

手前側にバッテリと、開閉可能なカバーが設けられているのが見えます。




搭載バッテリの仕様は4180mAh、45Whです。




内部を覗いてみます。

ネジを取り外し、スライドさせて開く仕組みのカバーです。
爪で引っ掛けているタイプではないため、簡単に開きます。


内部の様子です。
左上にはメモリスロット、右側にはHDDベイ、左下にはM.2スロットが2基、無線LANが配置されています。

なお、M.2スロットを2基搭載してはいるものの、製品カスタマイズでM.2スロットを2つ搭載する事は出来ないようです。



液晶の見やすさをチェック

本製品に搭載されている液晶の見やすさをチェックします。
全ての製品に同じパネルが搭載されるとは限らないため、掲載の内容は参考程度にご覧ください。




15.6型フルHDの光沢パネルです。
仕様に記載はありませんが、IPS方式のパネルが採用されているようです。

初期時の画面のスケーリングは125%設定と、やや大きめに表示されていました。





画面の視野角は広いです。
上や左右から見ても画面の表示内容がはっきりとわかります。

画面サイズは大きく、非光沢かつ明るくくっきりとした表示で見やすい液晶パネルだと思います。



GALLERIA QSF965HE 構成内容とその特徴について

掲載しているGALLERIA QSF965HEの構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【GALLERIA QSF965HE の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700HQ (2.60GHz/TB時最大3.50GHz)
グラフィックス   GeForce GTX 965M(4GB)/ インテル HD グラフィックス 530
ディスプレイ   15.6型フルHD(1920×1080)、非光沢
メモリ   8GB(4GB×2/DDR4 SO-DIMM/最大32GB/2スロット)
ストレージ   250GB SSD(Crucial製/M.2/AHCI接続)+ 1TB HDD(HGST製/5400rpm)
光学ドライブ   なし
LAN   10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T
無線機能   Intel Wireless-AC 7265(IEEE802.11 ac/a/b/g/n Bluetooth 4.0)
バッテリ   リチウムイオンバッテリー(公称値 約2時間/実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   150W
サイズ   386.25×264.9×37(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.75kg(構成により異なる)
保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年09月08日時点の情報に基づくものです。

Windows 10 Home、Core i7-6700HQ、GeForce GTX 965M(4GB)、メモリ8GB(DDR4)、250GB SSD&1TB HDDという構成内容のモデルです。

Core i7-6700HQや GeForce GTX 965M(4GB)は標準搭載で変更不可ですが、メモリやストレージについてはカスタマイズが可能です。光学ドライブは非搭載となります。

なお、本モデルと近い構成の製品として、GALLERIA QSF960HEというGTX 960Mを搭載するモデルが存在しますが、本製品はそのモデルと価格が殆ど変りません。

光学ドライブの有無の違いはあるものの、GTX 965M(4GB)を搭載する本製品の方が確実に性能が高く、光学ドライブが必要でないのなら、本製品は非常に買い得感の高い製品だと言えるでしょう。



搭載されているストレージの内容を詳しくチェックします。



SSDとHDDの仕様


ディスクの内訳

SSDには、Crucial製の「Crucial_CT250MX200SSD4」という250GB M.2 SSDが、HDDにはHGST製の「HTS541010A9E680」という1TB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

読み込みだけではなく書込みのスピードも速いなど、性能の高いSSDが搭載されている事、また容量の大きなHDDが搭載されており、ゲーム用途にはもちろんですが、写真や動画編集を行う方などにも便利なストレージの構成です。

なお、これらのストレージはキャンペーンにより搭載されているものであり、時期によってはストレージの内容は変化する可能性があります。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているGALLERIA QSF965HEで実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


左がSSD、右がHDD/Ver.5を使用



【3DMark】


Fire Strike 総合スコア


Fire Strike Ultra 総合スコア


以下は、GTX 960Mを搭載する GALLERIA QSF960HEとの3DMarkスコア比較です。
総合スコアではなく、グラフィックスコアを掲載しています。

Fire Strike Fire Strike Ultra
GALLERIA QSF960HE(GTX960M) 4492 807
GALLERIA QSF965HE(GTX965M) 6124 847

差は大きいとまではいかないものの、上記2種のモデルでは結構なグラフィック性能差がある事がわかります。

それでいて両モデルの価格には殆ど差がないため、今回の GALLERIA QSF965HEの方が明らかにコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。



【ドラゴンズドグマ オンライン】


1980×1080 / 最高品質



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720、1920×1080/ 最高品質、Windowsモードで実行



【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3) / 1920×1080(設定6)



【BIOHAZARD 6】


1280×720 / 1920×1080



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



上から1280×720、1980×1080(DirectX 11/高品質(ノートPC))



【GTA V】


標準のグラフィック設定だと常に30fps前後 快適にプレイするには画質を落とす必要がある


以下、詳細なスコアです。

【フルHD&基本画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 15.448141 53.061695 32.946663
Pass 1 25.583481 64.922287 31.123810
Pass 2 24.055643 63.827099 30.920904
Pass 3 14.940357 65.188126 34.519962
Pass 4 22.372768 71.965858 34.969681


標準の画質設定では常時30~40fps程度と、場面によってはカクつきがみられる状態であるため、快適にプレイするには画質を多少落とす必要がありそうです。

画質を落とせばプレイは可能です。



【CINEBENCH R15】



【SteamVR Performance Test】

VRは使用できません。
多くのヘッドマウントディスプレイではGTX 970以上のグラフィックカードの搭載を推奨しており、GTX 965Mを搭載する本製品では性能不足です。

それ以前に、ヘッドマウントディスプレイとOptimus対応機との互換性の問題もあります。



VRはともかく、やや重めのゲームであっても画質を調整すれば快適にプレイ出来る性能を持ちあわせており、最高画質などに拘らない方には手頃な構成のマシンです。

最近のゲームのCGはクオリティが高く、画質を落としても綺麗です。本製品位の構成であれば多くのゲームを楽しむ事が出来るでしょう。



消費電力・温度

消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力値です。

なお、これ以降のテストでは常に以下の設定を適用しています。

・画面の輝度は50%
・キーボードバックライト オフ
・外部GPUと内蔵GPUは切り替わる設定

アイドル時 ・・・ 16W
ベンチマーク実行時 ・・・ 112W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

ベンチマーク実行時はやや消費電力が高くなるものの、ゲーミングPCとしては普通です。




高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

高負荷な状態が続くとキーボード右側の温度がやや高めとなるようですが、キーボード周りの操作は概ね快適です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

GALLERIA QSF965HEの再起動にかかる時間を測定。
PassMark Rebooterを利用し、9回の再起動時間を測定してみました。

1回目 0:33
2回目 0:34
3回目 0:33
4回目 0:34
5回目 0:33
6回目 0:33
7回目 0:34
8回目 0:32
9回目 0:33

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 33秒

GALLERIA QSF965HEの再起動にかかる時間は およそ33秒。
起動ドライブにSSDを用いており、非常に高速な起動やシャットダウンが可能です。

なお、これは初期時の再起動時間であり、使用するマシンの構成内容や、インストールするソフトウェアによって起動時間等は変化します。



バッテリ駆動時間

bbenchというソフトウェアを使用し、バッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。


バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は9095秒。
約2.5(2.52638888…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

同等の構成を持つゲーミングノートの中では短めのバッテリ駆動時間ですが、本製品は電源に接続して利用する場合が殆どであると思われるため、問題はないでしょう。



GALLERIA QSF965HE まとめ

GALLERIA QSF965HEのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・・

・15.6型フルHDの非光沢液晶を搭載
・第6世代のCore i7やGTX 965M(4GB)を標準搭載
・後々のメンテナンスがしやすい筐体構造
・ゲーム向きのキーボードや冷却機能を搭載
・コストパフォーマンスが非常に高い

第6世代のCore i7や GTX 965M(4GB)を標準搭載する、15.6型フルHDのゲーミングノートです。

リーズナブルな価格であるのにもかかわらず、GTX 965Mの搭載で多くのゲームを快適にプレイできる性能を持ちあわせています。

コスパに優れたゲーミングノートというと GTX 960M搭載のPCも人気が高いですが、本製品はGTX 960Mを搭載するGALLERIA QSF960HEよりも高性能ながら殆ど変らない価格を実現しており、選ぶのなら本製品の方がお得です。

メンテナンスしやすい筐体構造や、強力に冷却するクーラーブースト機能の搭載など、ゲーミングノートに適した構造・機能を採用している点なども魅力が大きいです。

本製品は多くのゲームをプレイしたいけれど、価格も抑えたいという方に向く製品だと言えるでしょう。価格、性能共に満足できるマシンだと思います。

なお、2016年9月8日現在、SSD&HDDへの無料アップグレード提供中です。(終了時期は不明)