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マウスコンピューターが販売するノートPC、NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズのレビューです。

NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズは、CPUに第6世代のCore i7を、グラフィックスにGeForce GTX 965M(2GB)を搭載する14型フルHDゲーミングノート。

メーカー公開のデータによるとGTX 965Mを搭載する本製品は、GTX 960M搭載製品に比べて約25%グラフィック性能がアップしているのだそうで、性能の高さとコストパフォーマンス両立したい人には魅力のゲーミングノートです。

今回掲載のモデルは、Core i7や GTX 965Mに加え、16GBのDDR4メモリや ストレージにはNVMe SSDや1TB HDDを搭載するという、NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズの中でも特にハイスペックなプラチナモデル。

ゲームプレイも余裕のグラフィック性能に加えて、速度と大容量を両立するあらゆる作業に使いやすいモデルです。価格も内容の割にお手頃であり、多くのユーザーに手の届きやすいゲーミングPCだと言えるでしょう。

今回は、そんな NEXTGEAR-NOTE i4600 の外観や使用感、実際の性能面について詳しくご紹介したいと思います。


【NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズ レビュー記事目次】

・NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズ 筐体外観・インターフェース
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ重量主な付属品

・NEXTGEAR-NOTE i4600PA1の構成と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズ 構成内容とその特徴について

まず、NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズの外観をチェックします。

ゲーム向けのノートにしてはややコンパクト、かつ薄型の筐体を採用しています。
2kgを少し超える重量であるため、モバイルに適しているとまでは言えないものの、持ち運んで使いたいと思った場合にそれができるサイズ感の筐体だと思います。





マットな質感を持つブラックカラーの天板を採用しています。
天板の上にはG-Tuneのロゴが配置されるのみ・・と非常にシンプルなデザインではありますが、綺麗にまとまっている印象を受けます。

自宅で利用するタイプのノートであるため、それ程外観を気にする必要はないのですが、指紋が目立ち難い所が扱いやすくて良いと思います。




筐体全体を背面から見たところ。
やや薄型の筐体であるため、ディスプレイや本体部分などのシルエットがスリムです。




筺体を正面から。
ディスプレイには、14型サイズのフルHD非光沢液晶を採用しています。

15.6型の液晶に比べると一回り小さいのですが、14型程度であればまだ操作はしやすいです。
見た感じ、液晶はそれ程きれいなものではないかなと思いますが、非光沢で見やすく、長時間利用しても目が疲れにくいです。

特に、ゲームをしていると長時間画面を見続ける事も少なくはありませんので、非光沢パネルは必須だと言えます。



液晶上には200万画素のWebカメラを内蔵しています。



液晶にしたにはMOUSEのロゴ。
以前の旧ロゴではなく、新しいロゴです。

好みもあると思いますが、こちらの方がまとまっていてスッキリきれいな印象を受けます。(以前のロゴにあったチーズも、結構可愛い感じではあったと思いますが)





筐体側面のインターフェースの内容をチェックします。

筐体左側面の様子。
Mini DisplayPort×2基、HDMI出力、USB3.0、USB3.1(Type-C)、オーディオ端子×3基(ヘッドフォン出力、マイク入力、S/PDIF)が並びます。



右側面の様子。
こちら側にはマルチカードリーダー、USB3.0×2基、LAN、セキュリティスロットを搭載。

なお、SIMスロットが搭載されていますが本製品では利用できません。



正面側には幾つかのインジケーターランプ以外、何もなし。



背面側には中央付近に、電源コネクターが搭載されています。


全体としてUSB3.0は3基と十分な数であり、さらにUSB3.1も採用、映像出力も全3基を備えるなど、インターフェースの内容は充実しています。

光学ドライブが搭載されていませんので、必要な方はご注意ください。
とはいえ、光学ドライブ内蔵が必須だというような方はそれ程多くないのではと思います。




筺体底面全体の様子です。
バッテリは完全に内蔵されているため、取り外しができません。

底面カバーは一枚板の構造となっており、内部へのアクセスするにはカバー全体を取り外す必要がある為、今回は開きませんでした。

カバーの開閉は難しくはないと思いますが、側面の端子などがカバーに引っかかりやすく、開きやすい構造を持つPCよりは手間が若干かかると思われます。



PC本体、付属の電源アダプター&ケーブルです。



電源アダプターの仕様は19.5V、7.7Aで150W。



キーボードまわりの操作性

NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズに採用されているキーボードと、その周辺の操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードを採用しています。テンキーは搭載していません。

キーの角が丸く指やツメが引っかかり難いキーボードです。
まずまずの打鍵感でふつうに打ちやすいキーボードだとは思いますが、右端の一部キーのピッチがなぜか非常に長くなっており、打ち慣れるまでは少し違和感がありました。

EnterやBackSpaceは大きく押しやすいです。
あと、WASDキーに目立つ矢印がプリントされており、ゲーム時の操作が行いやすいです。



WASDに赤矢印をプリント。
キーボードでゲーム操作を行う場合、WASDは非常によく使うキーなだけに、目印があるのは便利です。



右側のキー。
なぜか幅が異常に広くなっており、打っていて少し違和感があります。



キートップはフラットな形状です。



白色のLEDバックライトを内蔵しています。



キーボードの上にはスピーカーと、電源ボタン。



タッチパッドはボタン分離タイプ。

14型ノートのタッチパッドであるため パッドの面積はそこそこ広く、またボタンのクリック感も適度に柔らかく、使いやすいタッチパッドだと思います。

なお、タッチパッドの細かい調整については、マウスのプロパティからアクセスできるSynaptics TouchPadのデバイス設定より 行う事が可能です。



Synaptics TouchPad デバイス設定。
タップなどの操作や、パッドの感度などを調整できます。



液晶のみやすさ

NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズに搭載されている液晶をチェックします。
全ての製品に同じ液晶パネルが搭載されるとは限らないため、参考程度にご覧ください。




14型フルHDの非光沢液晶を搭載しています。
本製品で選択できる液晶はこれのみとなります。

初期時の画面のスケーリングは150%に設定されるなど、かなりコンテンツが大きく表示される状態となっていました。

コンテンツの表示サイズについては人により好みが分かれると思いますが、写真や動画の編集をはじめ、ゲームなどがプレイしやすいサイズ、解像度を持つ液晶だと思います。





視野角は狭いです。
斜めから画面を閲覧すると、色が全体的に白っぽく変化してしまいます。

正面から見る分には、特に表示に問題はありません。



重量

NEXTGEAR-NOTE i4600シリーズ の重量を測定してみました。



PC本体の重量は2153g。
2kgを少し超える重さです。構成により若干前後します。

モバイル向きとまでは言えないものの、ゲーミングノートとしては軽い方です。



電源アダプターやケーブルの重量は763g。
さすがに、電源アダプター類は重いです。




主な付属品

掲載モデルの主な付属品を簡単にご紹介します。
実際の内容とは異なる可能性がある為、参考情報としてご覧ください。



モニター用のクリーナー、保証書、サポートマニュアル、付属品一覧表、ファーストステップガイド。多分ですが、モニター用のクリーナーはたまたま入っていただけで、標準添付品ではないと思います。

付属品の詳細については、付属品一覧表やファーストステップガイド等にも記載されていますので、製品を購入された方はそちらをご覧ください。



サポートマニュアルも、新しいmouseのロゴをプリントした新デザインとなっています。
目を通したところ、初期設定やリカバリ等の手順が掲載されていました。



NEXTGEAR-NOTE i4600PA1 構成内容とその特徴

掲載しているNEXTGEAR-NOTE i4600PA1の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【NEXTGEAR-NOTE i4600シリーズ(NEXTGEAR-NOTE i4600PA1)の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700HQ(2.60GHz/TB時最大3.50GHz)
ディスプレイ   14.0型 フルHD(1,920×1,080)、非光沢
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX965M(2GB)/HD グラフィックス 530
メモリ   16GB(8GB×2/PC4-17000 DDR4 SODIMM/最大32GB)
ストレージ   256GB SSD(M.2/PCI Express x4/Samsung製)+ 1TB HDD (HDDはSATA2、5400rpm/SATA3接続/HGST製)
光学ドライブ   なし
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2 + LE
バッテリ   公称の駆動時間:約3時間
サイズ   349×247×25.4(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2kg

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年06月30日時点のものです。

Windows 10、Core i7-6700HQ、GeForce GTX965M(2GB)、16GBのDDR4メモリ、256GB M.2 SSD&1TB HDDを搭載するという構成のモデルです。

NEXTGEAR-NOTE i4600シリーズで提供されている構成の中では、プラチナモデルに位置づけられる「NEXTGEAR-NOTE i4600PA1」というハイスペックな構成のモデルです。

ストレージにNVMe規格のSSDと1TB HDDを搭載する事により、性能の高さと同時に速度や大容量を実現しています。

NVMe規格のSSDを搭載する本モデルでも、税別で16万を切る価格であるなど(2016年6月30日時点)比較的リーズナブルな価格であり、ゲームがプレイできるパワーに加えて、日常の使い勝手を重視するユーザーにはなかなか魅力は大きいのではないでしょうか。

このシリーズではCPUとグラフィックスは固定の構成となっており、他、メモリやストレージ等のパーツをカスタマイズできるようになっています。

SSDはSATA規格のモデルも用意されていますので、できるだけ価格を抑えたいユーザーはそういったモデルを選ぶと良いでしょう。



搭載されているストレージの内容をチェックします。


搭載されているSSDとHDD


HDDの仕様


ディスクの内訳

SSDには Samsung製のSM951(MZVPV256)と呼ばれる 256GB NVMe SSDが、HDDにはHGST製の「HTS541010A7E630」という1TB HDDが搭載されていました。

さすがに、NVMe規格のSSDを起動ドライブとして搭載しているため、あらゆる処理が高速です。
SATA規格のSSDの構成も提供されていますので、コストを抑えたい方はそういった構成を選択すると良いでしょう。

ちなみに2016年6月30日確認の内容では、本製品は最小構成のモデルにもSSDが搭載されているのですが、最近はSSDも価格が下がったからなのか、そのモデルのSSDをHDDに変更すると逆に価格が高くなります。

HDDを選択するメリットは容量以外には何もないと思いますので、容量に拘らないのならSSDを、容量が必要であるのならSSD&HDDの構成を選択した方が良いと言えるでしょう。

なお、提供される構成は変更となる可能性がありますので、詳しくは製品ページの内容をご確認ください。



ベンチマークテストの結果

以下、NEXTGEAR-NOTE i4600PA1で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用



【3DMark】




各テストの実行結果


以前掲載した、GTX 960Mを搭載する13.3型ノート「NEXTGEAR-NOTE i3501(i3501SA1)」と、GTX 950Mを搭載する15.6型ノート「NEXTGEAR-NOTE i5310」の3DMarkスコア(グラフィックスコア)も、参考として掲載しておきます。


Fire Strike Fire Strike Ultra(4K)
GTX 965M 6124 847
GTX 960M 4357 718
GTX 950M 3153 609

※いずれも総合スコアではなくグラフィックススコア

当然ですが、GTX 965Mがもっともグラフィック性能は高いという結果です。
比較的、性能差は大きいように思います。



【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1280×720(設定3) / 1920×1080(設定3) / 1920×1080(設定6)



【BIOHAZARD 6】


1280×720 / 1920×1080



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】




上から1280×720、1980×1080、3840×2160(DirectX 11/高品質(ノートPC))



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720、1920×1080/ 標準品質、Windowsモードで実行



【Minecraft】



高画質な設定にしても快適にプレイできる MODなどを入れても十分遊べる性能だと思います



【CINEBENCH R15】


【World of Warships】

World of Warshipsをプレイしてみました。
比較的軽いゲームであるため、フルHD&最高画質で十分快適に遊ぶことができます。

軽いゲームとは言ってもCGはそこそこ綺麗であるため、最高画質だと結構楽しめますね。





GTX 965Mの搭載により、多くのゲームを高い画質設定でプレイする事ができる性能を持ち合わせています。
画質をあまり気にしないのなら、少々重いものであっても大抵のゲームは快適に遊べてしまうのではないでしょうか。

価格も手ごろであり、多くの方に手の届きやすい構成のゲーミングノートだと言えます。



消費電力・温度

NEXTGEAR-NOTE i4600PA1の消費電力を測定。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力値です。

画面の輝度は50%に、キーボードバックライトはオフに設定しています。



アイドル時 ・・・ 10W
ベンチマーク実行時 ・・・ 111W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

ベンチマーク実行時はやや高めの消費電力となりますが、アイドル時は低消費電力です。




続いて、NEXTGEAR-NOTE i4600PA1のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

高負荷な状態が続くとCPUとGPUの温度は上昇するものの、一般的なPCと比較して大きな差はありません。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

高負荷が続くとキーボード全体、特に中央付近の温度が上昇しやすいようです。

キーボード打鍵時はやや指先に熱を感じますが、パームレスト付近が低温であるため、不快に感じるという程ではありませんでした。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、NEXTGEAR-NOTE i4600PA1の再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:53
2回目 0:50
3回目 0:55
4回目 0:50
5回目 0:52
6回目 0:50
7回目 0:50
8回目 0:51
9回目 0:50
10回目 0:52

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 51秒

NEXTGEAR-NOTE i4600PA1の再起動にかかる時間は およそ51秒。
SSDを搭載しているため、起動やシャットダウンは高速です。



バッテリ駆動時間

NEXTGEAR-NOTE i4600PA1のバッテリ駆動時間を測定。

駆動時間の測定にはbbenchを使用、設定はストロークの実行が10秒毎に、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)は60秒毎に実行されるという内容です。

画面の輝度は50%に、キーボードバックライト等はオフにした上で測定を行っています。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は24450秒。
約6.8(6.7916666…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

軽負荷な作業時を想定した場合のバッテリ駆動時間ですが、ゲーミングPCにしてはまずまずバッテリの持ちは良いようです。

ゲームなど高負荷な作業を行った場合、大幅にバッテリの持ちは短くなると思われます。



NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズ まとめ

NEXTGEAR-NOTE i4600シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・・

・Core i7-6700HQや GeForce GTX 965M(2GB)を搭載
・14型フルHDの非光沢液晶を採用
・GTX 960Mを搭載する構成と比較し、グラフィック性能は確実に向上している
・14型のゲーミングPCにしては薄型軽量
・パワーがある割にリーズナブル

14型フルHDの液晶に、Core i7-6700HQや GeForce GTX 965M(2GB)を標準搭載するゲーミングノートPCです。

14型と操作のしやすさを確保できるサイズながらも、筐体は薄く約2kgと軽量であり、ゲーミングPCにコスパを求めるユーザーの他、ノートを持って部屋を移動したりゲーミングノートを持って外出したい・・というようなユーザーにも向いています。

GTX 965Mの採用によって、GTX 960Mよりも高い性能を持ちながらも比較的リーズナブルである点も魅力が大きいです。

GTX 960M搭載モデルと比較して性能差が大きいというわけではありませんが、体感できるくらいのパフォーマンスの差はあると思います。

高負荷なゲームを高画質でプレイしたいという場合だと、やや心許なさを感じる場面もあるかもしれませんが、負荷の高いタイトルでも画質を調整すればプレイ出来るものも多く、幅広いユーザーにおすすめできるゲーミングノートPCだと言えるでしょう。

手頃なゲーミングノートPCをお探しの方は、是非チェックしてみてください。