HPが販売するデスクトップPC、HP ENVY 750-180jp/CT「ELSA GeForce GTX970 S.A.Cセットモデル」のレビューです。

HP ENVY 750-180jp/CTは、インテルの第6世代プロセッサを搭載するミニタワータイプのデスクトップPC。

この製品については、以前にもGTX980 Tiを搭載したモデル(GTX980 Ti搭載 HP ENVY 750-180jp/CT レビュー)を掲載していますが、今回のモデルはHP ENVY 750-180jp/CTとは別に、ELSA製の「GeForce GTX970(4GB)」が付属するという一風変わった内容を持つ製品です。

ユーザー自身でグラフィクカードの取り付けを行わなくてはならないため、パーツの取り付けに慣れない方にはややハードルの高い製品ではあるのですが、自作感覚で取り付けを楽しめる事、また実際の取り付けに関してはわかりやすいガイドが付属しているため、自作初心者の方であったとしても、取り付けやドライバーのインストールが上手くいかなくて途方に暮れるような事はないでしょう。

内容の割に価格が安めである事、また2016年6月25日時点では通常1TB HDDのストレージを無償で256GB SSD (SATA) へとアップグレードできるキャンペーンが実施されており、ハイスペックなデスクトップPCが欲しい方にはお買い得なモデルだと言えます。

今回は、そんなHP ENVY 750-180の特徴や実際野性能などを詳しくご紹介いたします。


なお、掲載している製品は実際とは異なり既にGTX970が取り付けられた状態であるため、グラフィックカードの取り付け方などについては簡単にしか触れておりません。本モデルを購入された方は、付属のガイドをご覧ください。

一通りガイドに目を通しましたが、イラスト入りでかなり詳しく書かれているため、初めての方でも迷うことなく取り付けできると思います。

当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在販売中の製品については、以下の記事をご覧ください。

OMEN by HP Desktop 870 実機レビュー

【HP ENVY 750-180jp/CT 「ELSA GeForce GTX970 S.A.Cセットモデル」レビュー記事目次】

・HP ENVY 750-180jp/CT 筺体外観・インターフェース
筺体外観・インターフェース筐体内部の構造付属のキーボード&マウス

・GTX970を搭載したHP ENVY 750-180の構成特徴、ベンチマーク結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
HP ENVY 750-180jp/CT まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP ENVY 750-180jp/CT 筺体外観・インターフェース

外観は、以前に掲載したHP ENVY 750-180jp/CTと変わりませんが、今回の記事が初めての方もおられると思いますので、一通りの内容をご紹介しておきます。



フロントパネル全体の様子です。
ヘアライン加工を施したアルミ素材のパネルを全体に使用しています。

質感高く、様々なインテリアになじみやすいモダンなデザインです。
同じ構成のデスクトップPCは他にも数多くの選択肢がありますが、デザイン重視の方には特に本製品がお勧めだと言えます。



フロントパネル上には鏡面仕上げのHPロゴ。
ロゴさえも綺麗です。



フロントパネルの下部には、Bang & Olufsenのロゴ。

Bang & Olufsenは世界的に有名な高級系のオーディオブランドです。
デザインを重視するHP製品には相応しいブランドのように思います。

本製品にはスピーカーは内蔵されていませんが、Bang & Olufsen対応のユーティリティが搭載されており、スピーカーを接続した際の音質の調整を細かく行う事ができるようになっています。



パネル中央にあるドアの内部には、スリムタイプの光学ドライブが搭載されています。
製品購入時のカスタマイズでは、ブルーレイディスクドライブの選択も可能です。



筺体左側面の様子です。
写真は左側がフロント、右側が背面となっています。

フロント寄りの位置に大きめの通気口が1つ、設けられているのが見えます。



筺体右側面。
こちら側のパネルには、中央に大きめのhpロゴが配置されている以外には何もありません。




天面。
フロントパネル寄りの位置に、USB3.0が2基、USB2.0が2基、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポート、メディアカードスロットが並んでいます。



背面全体の様子です。
冒頭で、今回のELSA GeForce GTX970 S.A.Cセットモデルは自分でグラフィックカードを取り付けなくてはならないと書きましたが、写真は既に取り付けられた状態です。

拡張スロット付近に、GTX 970に搭載の映像出力端子が幾つか見えています。

全体のインターフェースの内容は、上から電源コネクター、中央付近にはDVI-DやDVI-I、HDMI 1.4、DisplayPort 1.2が搭載されており、右下にはオーディオ端子が3基、USB3.0が2基、USB2.0が4基、LANが搭載されています。



筐体の内部構造をチェック

次に、筐体内部の状態をチェックします。
内部へアクセスするには背面左側にあるネジを緩め、筐体左側のサイドパネルを開きます。

ネジを緩めるのにドライバーは不要です。




ドライバーを使わずにサイドパネルを開く事が可能

左サイドパネル内、筐体内部全体の様子。
左上から時計回りに光学ドライブ、電源ユニット、無線LANやグラフィックカード、水冷クーラー搭載のCPU、HDDベイという内容です。



サイドパネルの内側には、各部分の分解の仕方についての簡単なイラストが描かれています。
この製品はメンテナンスのしやすい構造を採用しているため、メンテナンス時にもそう迷う事はないと思われます。



CPU周辺の様子。
本製品のCPUクーラーは基本構成では空冷ですが、カスタマイズで水冷も選択する事ができます。

上記写真は水冷クーラーを取り付けたCPUです。
CPUの左側に、4つのメモリスロットが並んでいます。



今回、製品とは別梱包で届くELSA製のGeForce GTX 970(4GB)。
届いたパソコンにこのGTX 970(4GB)を取り付け、GTX 970のドライバーをインストールする事で使えるようになります。

注意しなくてはならないのはグラフィックカードのみ、サポートがHPではなくエルザ ジャパンとなっているという点で、万が一グラフィックカードに不具合などがあった場合には、そちらに連絡することとなります。



ストレージベイ。
計4基の3.5インチベイが備わっており、製品購入時のカスタマイズでは最大3基までのストレージ(HDDやSSD)を搭載する事が出来る他、M.2(PCI Express) SSDの搭載も可能です。



光学ドライブ。
スリムタイプのDVDスーパーマルチドライブが搭載されているため、周辺のスペースにはかなりゆとりがあります。

通常のデスクトップPCに搭載されるDVDドライブなどに比べると、性能は若干落ちるのだと思われますが、スペースに余裕があった方が熱がこもり難い為、高性能なデスクトップPCには悪くない選択です。

なお、カスタマイズではブルーレイディスクドライブの選択も可能です。



電源は500W(12Vは4系統、トータル420W)。
本製品で選択できる電源はこれのみとなっています。



付属のキーボード・マウスをチェック

付属のUSBキーボードやUSBマウスを掲載します。
標準構成で付属するデバイスで、カスタマイズではワイヤレスタイプのキーボードやマウスを選択する事ができます。




USBキーボードです。
標準付属のキーボードですので、便利な機能などはありませんが、特に変わった点もなく普通に使いやすいです。




底面にチルトスタンドなどは搭載されておらず、デフォルトでキーボード面が傾斜する様な構造となっています。



こちらも普通のUSBマウス。
やや薄くコンパクトであるため、手の小さい女性でも持ちやすいと思います。



HP ENVY 750-180jp/CT「ELSA GeForce GTX970 S.A.Cセットモデル」 構成と特徴

今回掲載している HP ENVY 750-180jp/CTの構成内容や、その特徴に付いて解説します。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【HP ENVY 750-180jp/CT 「ELSA GeForce GTX970 S.A.C」の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700K(4.00GHz/TB時最大4.20GHz)
チップセット   Z170 Express
グラフィックス   NVIDIA Geforce GTX 970(4GB)
メモリ   32GB(8GB×4/PC4-17000/4スロット/最大64GB)
ストレージ   256GB SSD(SAMSUNG製/PCI Express, M.2)+ 1TB HDD×2(Seagate製/7200rpm)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ(ウルトラスリム)
無線機能   IEEE802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth 4.0
拡張ベイ   ウルトラスリムベイ×1、3.5インチ×4
拡張スロット   PCI Express x16×1、PCI Express x1×1、M.2 Type3030 / KeyA×1、M.2 Type2280 / KeyM×1
電源   500W 80PLUS BRONZE
サイズ   165×405×401(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約9.4kg
保証   1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証)、使い方サポート1年間

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年06月25日時点のものです。

Windows 10、Z170チップセット、Core i7-6700K、ELSA製のGeforce GTX 970(4GB)、32GBのDDR4メモリ、256GB M.2 SSD、1TB HDD×2基、DVDスーパーマルチドライブ、無線LANを搭載するというかなりハイスペックな内容のモデルです。

もっとも、これは基本構成ではなくカスタマイズでグレードアップさせた状態の構成であり、本モデルの基本構成はCore i7-6700、8GBメモリ、ELSA製の GeForce GTX 970(4GB)、256GB SSD (SATA/2016年6月25日時点でのキャンペーンによるものであり通常は1TB HDD)、DVDスーパーマルチドライブ、無線LAN無しという内容になります。

現時点のキャンペーンによるものではありますが、256GB SSDへの無償グレードアップが嬉しい所です。(カスタマイズ画面で選択の必要あり)

さらに、カスタマイズでHDDを追加する事もできます。

なお、これまで何度も触れた通り、ELSA製のGeforce GTX 970についてはパソコンとは別梱包で届くため、自分で取り付けを行う必要がある事と、サポートもグラフィックカードのみ、HPではなくエルザジャパン対応となっています。

グラフィックカードの取り付けについては、図解入りの詳しい取り付けガイドが付属していますので、そのガイドを見ながら行えば、特に迷ったり間違えるような事はないと思います。

ただ、取り付けに全く自信がないという方は、既にGPU取り付け済みのモデル(GT 730やGTX960、GTX980Ti)を選択した方が良いかもしれません。、



以下、搭載されているストレージの内容です。


SSDの仕様


HDDの仕様(2台とも同じメーカー・モデル)


ディスクの内訳

SSDにはSAMSUNGの「MZHPV256HDGL-000H1」(SM951)という高速なM.2 SSDが、HDDには2台ともSeagate製の「ST1000DM003-1ER162」という1TB HDD×2が搭載されていました。

非常に高速かつ容量も2TBと十分に余裕があり、当分の間は容量を気にする事なく、動画などサイズの大きなファイルを保存していくことができます。

本製品は計4基の3.5インチベイを備えているため、後からストレージを追加などという事も可能です。


【HP ENVY 750-180で選択できるストレージの内容】

起動ドライブ: 1TB~3TB HDD / 256GB 、512GB SSD (SATA) / 128GB、256GB SSD (PCI Express, M.2 )
2ndドライブ: なし / 1TB / 2TB / 3TB HDD
3ndドライブ: なし / 1TB / 2TB / 3TB HDD



ベンチマークテストの結果

以下、掲載されているHP ENVY 750-180jp/CTで実行したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


左がSAMSUNGの「MZHPV256HDGL-000H1」、右がSeagateの「ST1000DM003-1ER162」



【3DMark】



実行したテストの結果



【ドラゴンズドグマ オンライン】


最高品質、1280×720/1920×1080



【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1980×1080、左が描画設定3 右が描画設定6



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】

蒼天のイシュガルド(DirectX 11)



DirectX 11、最高品質、上から1280×720、1920×1080、3840×2160



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


低品質、ウィンドウモードで実行  1920×1080 / 3840×2160



【CINEBENCH】


Core i7-6700Kに GTX 970(4GB)を搭載しているだけあって、さすがにパフォーマンスは高いです。

4Kの解像度だと、快適にプレイできるのは軽いタイトルのみに限られるなど性能不足の面もありますが、フルHDの解像度なら殆どのゲームを高画質~最高画質設定でプレイできるでしょう。

既に後継となるグラフィックカードが登場してはいるものの、価格が手頃という点で GTX 970(4GB)を搭載するPCを求めるユーザーはいるでしょうから、そこそこお手頃な価格でゲームの行えるハイスペックなマシンが欲しいという方には、本製品は悪くないマシンです。



消費電力・温度

GTX 970搭載の HP ENVY 750-180jp/CTの消費電力を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク(3DMark)実行時の消費電力測定値です。

液晶の電力は含んでいません。

アイドル時 ・・・ 40W
ベンチマーク実行時 ・・・ 182W

GTX970を搭載しているため、アイドル時はともかくベンチマーク実行時の消費電力はそれなりに高いです。




続いて、筐体内のパーツ温度を測定してみました。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(3DMarkを20分以上実行)のパーツ温度です。

高負荷な状態が長く続くと、グラフィックカードの温度がやや高くなりやすいようです。
CPUの温度は普通かやや低めの温度帯で上下していました。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、HP ENVY 750-180jp/CTの再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:40
2回目 0:41
3回目 0:36
4回目 0:39
5回目 0:41
6回目 0:40
7回目 0:40
8回目 0:40
9回目 0:40
10回目 0:40

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 39秒

掲載しているHP ENVY 750-180jp/CTの再起動にかかる時間は約39秒。
起動ドライブにSSDを搭載しているため、起動やシャットダウンはもちろん、あらゆる処理が高速です。

本製品ではSATA、およびPCIe規格のSSDを選択する事が可能です。
価格はSATA規格のSSDの方が安いですが、速度重視の方にはPCIe規格のSSDの選択がお勧めです。



HP ENVY 750-180jp/CT「ELSA GeForce GTX970 S.A.C」セットモデル まとめ

ELSA製のGTX 970を搭載した HP ENVY 750-180jp/CTのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・ELSA製のGeForce GTX970 S.A.C(4GB)が付属(別梱包)
・自作気分を味わえる
・CPUには第6世代Core i7を搭載、空冷と水冷を選択できる
・4基の3.5インチベイを搭載、M.2 SSDも搭載可
・比較的価格がお手頃(キャンペーンの実施なども)
・洗練されたモダンなデザインの筐体を採用

ミニタワータイプのデスクトップPCに、ELSA製のGeForce GTX970 S.A.Cが付属するモデルです。
グラフィックカードを自分で取り付けするという、他とはやや毛色の異なる製品で、自作気分を味わう事ができます。

製品には詳しい取り付けガイドが付属しますので、パーツを触るのが初めてだという方でも、比較的簡単に取り付けが行えるでしょう。自信がない方は、最初からGPUを搭載したモデル(GT 730、GTX 960、GTX 980Ti搭載)がラインアップされていますので、そちらをご選択ください。

グラフィックカード以外の構成に関しても非常に充実しており、最大で第6世代のCore i7-6700Kの選択や、空冷・水冷クーラーを選択出来たり、メモリもDDR4規格のモデルを最大で32GBまで搭載する事ができます。

ストレージの拡張性も高く、HDDなら最大3TB×3基を、また起動ドライブにSSD(SATA or PCIe)の選択肢も提供するなど、速度・容量共に用途や環境にあった構成を選択する事ができるようになっています。

パフォーマンスやカスタマイズ性の高さに加え、デザインが洗練されているという点も本製品の大きな魅力。

パソコンという印象をあたえないモダンなデザインの筐体は、インテリアに拘るような方にも納得できるクオリティを持ちあわせていると言えるでしょう。

なお途中にも書きましたが、本製品は2016年6月25日現在実施中のキャンペーン(終了時期は不明)にて、通常1TB HDDのストレージを250GB SSD(SATA)へ無償でアップグレードする事ができるようになっています。

通常よりもお得にSSDの構成を選択する事ができますので、興味をお持ちの方は早めに製品ページをチェックしてみて下さい。

当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在販売中の製品については、以下の記事をご覧ください。

OMEN by HP Desktop 870 実機レビュー