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HPが販売するノートPC、HP Pavilion x2 10-n100 のレビューです。

HP Pavilion x2 10-n100は、様々なスタイルで利用する事が可能な10.1型のハイブリッドノートPC。
着脱可能なキーボードドックが付属しており、ノートPCやテント、スタンド、タブレットなどシーンに合わせて様々なスタイルでマシンを利用する事ができます。

構成については、主にAtom x5-Z8300や64GBのeMMCを搭載しており、中々快適な使い心地です。
また、HP製品ならではの洗練されたデザインを採用しており、見た目に拘りがある方にも十分納得のいく仕上がりの製品だと言えるでしょう。

上記のような構造と構成を持ちながら、税抜¥59,800~(2016年6月3日時点)というリーズナブルな価格を実現しており、価格の安いモバイルノートをお探しの方には魅力の大きいモデルだと思います。

今回は、そんなHP Pavilion x2 10-n100の外観や使い勝手、構成特徴、性能面などについて詳しくご紹介いたします。


当ページに掲載の製品は販売終了しています。
販売中の製品、およびキャンペーン&セール情報については以下でご確認ください。

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【HP Pavilion x2 10-n100 レビュー記事目次】

・HP Pavilion x2 10-n100 筐体外観や操作性をチェック
筐体外観・インターフェース様々なモードで使えるキーボード液晶重量主な付属品

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
HP Pavilion x2 10-n100 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP Pavilion x2 10-n100 筐体外観・インターフェースをチェック

まず、HP Pavilion x2 10-n100の筐体外観をチェックします。

10.1型サイズのノートPCであるため筐体はとても小さく、重量もタブレットとキーボードを合体させた状態で約1.15kgと軽量。

持ち運びやすい事はもちろんなのですが、液晶を回転させてPCのスタイルを変えたり、ちょっとPCを移動させたりする場合の動作が大げさにならず非常に扱いやすいです。





今回掲載のモデルは「サンセットレッド」というカラーを持つモデル。
やや光沢感のあるとても美しいレッドカラーです。

色に深みがあり、安っぽい感じがしません。
指紋が付きにくく、付いても目立ち難い素材感も良いです。

他に、ブリザードホワイトカラーのモデルも存在します。



背面から見たところ。




正面から見たところ。
デザインはシンプルではあるのですが、不思議と洗練された印象を受けます。



ディスプレイには10.1型サイズで1280×800ドットの解像度を持つ、IPSタッチパネルを採用しています。



液晶の上には、約92万画素のWebカメラを内蔵しています。



液晶の左右には、B&O Playに対応のデュアルスピーカーを内蔵。
正面側にある為、ノートPCスタイル時はもちろん、タブレット利用時にも音が大きくはっきりと聞こえます。



ディスプレイの最大開閉角度は約130度。
開き具合は一般的なPCと同じ程度です。

ちなみにこれだと、テントやスタンドモードにはならないのでは?と思われた方がおられるかもしれませんが、テントやスタンドモードへ変形させる場合には、タブレットを取り外し表裏を逆にしてキーボードに装着します。





筐体側面のインターフェースの内容を確認します。
端子類が搭載されているのはタブレット側のみであり、キーボード側には何もありません。

左側面側には、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポートが搭載されています。



右側面には、左から音量ボタン、Windowsボタン、microSDカードスロット、HDMIマイクロ出力、USB2.0 Type-C、USB3.0が並びます。

充電は、USB2.0 Type-Cポートより行うようになっています。




タブレットの上部右側にあたる場所には、電源ボタン。



背面にはなにもありません。

インターフェースは充実しているという程ではないものの、フルサイズのUSB端子やカードスロット、映像出力端子など、一通りのものが揃っています。タブレットととしては十分な内容です。



底面の様子。



PC本体と付属の電源アダプターです。




USB Type-Cに対応する15Wの電源アダプターです。



様々なモードで利用できる筐体構造

先にも書きましたが、HP Pavilion x2 10-n100には2 in 1の構造が採用されており、タブレットとキーボードドックを分離させる事ができます。





キーボードドックの接続部 マグネットで固定するタイプ


タブレット側の接続部 キーボードはタブレットから給電されます

ノートPCで利用できるほか、スタンドやテント、タブレットなど4通りのスタイルで利用する事が可能です。
タブレット単体だと約595gとかなり軽くなるため、外出時の携帯などに便利です。


キーボードの操作性

HP Pavilion x2 10-n100に付属しているキーボードドックの操作性をチェックします。





主要なキーのピッチは縦横共に17.3mm、ストロークは約1.5mmと、HPのサイズの大きいノートPCとさほど変わらないサイズのキーボードを採用しています。

やや幅が狭く設計されているキーもあるものの、タブレットに付くキーボードとしては深さもあり、まずまず使いやすいと思います。

上段のファンクションキーは、押すと輝度や音量調整が動作する仕様です。



EnterやBackSpaceキーの幅が極端に狭いですが、その右側には何もないため、特に使いにくさは感じません。



キートップは平らな形状。
ややザラツキのある素材を使用しています。



タッチパッドはボタン一体型。
特別使いやすいという事も、使い難いという事もないタッチパッドですが、操作に関しては、パネルからもタッチ操作できるため、特に不便は感じませんでした。

ちなみに製品ページによると、タッチパッドはイメージパッドと呼ぶようです。



液晶の見やすさ

液晶の見やすさをチェックします。



10.1型で1280×800ドットのIPSタッチパネルを採用しています。
この製品位の画面サイズと解像度であれば、特にタブレットスタイルで利用する場合に、コンテンツが小さすぎて見難いという事もなく操作もしやすいです。





IPS方式のパネルを採用しているため、視野角は広いです。
どの角度から見ても、画面の内容をはっきりと視認できます。

やや青味は強く感じられますが、見やすい液晶だと思います。



重量

HP Pavilion x2 10-n100の重量を測定してみました。



タブレットの重量は612g。
仕様よりもわずかに重いようです。



キーボードドックの重量は552g。
タブレットと合体した状態だと1164g・・約1.16kgという重さです。

この重さなら楽々持ち運べます。小さいため、カバンへの収納もしやすいです。



電源アダプターも127gと軽量です。



主な付属品

付属品を簡単にご紹介します。
実際の製品の付属品の内容とは異なる可能性がある為、参考程度にご覧ください。



セットアップ手順やサービスなどの資料や冊子、速効!HPパソコンナビ特別版、Office Mobileのカード。



速効!HPパソコンナビ特別版は、Windows 10の参考書のようなもの。
標準同梱品です。



Office Mobileも標準でついてきます。
タッチ操作に最適化されているため、タブレットでも使いやすいOfficeです。

低価格なノートPCであるのにもかかわらず、色々と充実しているように思います。



HP Pavilion x2 10-n100 構成内容とその特徴

掲載しているHP Pavilion x2 10-n100の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】




【HP Pavilion x2 10-n100 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Atom x5-Z8300 (1.44GHz~1.84GHz)
グラフィックス   インテル HDグラフィックス
メモリ   2GB(オンボード/DDR3L)
ディスプレイ   10.1型(1280×800)、IPS、タッチパネル
ストレージ   64GB eMMC(Hynix製)
無線機能   IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
センサー   加速度センサー、ジャイロスコープ、デジタルコンパス、周辺光センサー
バッテリ   2セル、駆動時間の実測値は後の項に掲載
電源アダプター   15W
サイズ(タブレット+キーボード)   265×183×16.7~20.0(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量   タブレット:約595g、タブレットキーボードドック:約1.15kg
主な付属品   Office Mobile プラス Office 365 サービス、速効!HPパソコンナビ特別版他
カラー   サンセットレッド
保証   1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、使い方サポート)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年06月03日時点のものです。

主にWindows 10、Atom x5-Z8300、メモリ2GB、64GB eMMCを搭載するという構成のモデルです。

本製品で提供されているのは上記の構成のみ。同じ内容でブリザードホワイトというカラーを採用した色違いのモデルが存在します。

いずれのモデルも主要な構成はカスタマイズできません。

特徴としては、CPUには CherryTrailと呼ばれる世代のAtomが採用されています。
2015年のタブレットで主流だった、旧世代(Atom Z3735F等)のAtomと比べて大幅に性能向上しているかというとそのような事はないのですが、グラフィック性能が若干向上しているようで、用途によっては性能差を感じる事ができるかもしれません。

あと、ストレージには64GBのeMMCが搭載されています。

低価格なタブレットには32GB容量のeMMCが採用される事が多く、コストパフォーマンスを追求するユーザーには良い選択肢ではあるのですが、本当にギリギリの容量であるため、余裕を持つには少し心許ないように感じてしまう方も少なくはないでしょう。

そういった意味で、64GBのストレージは安心して利用できる容量だと言えます。



搭載されているストレージの内容を詳しく確認します。


搭載されているeMMC


ディスクの内訳

Hynix製の「Hynix HCG8e」という64GB eMMCが搭載されていました。
eMMCはSSDのような速度は出ませんが、HDDよりは確実に高速であり、かつ振動にも強いという特長を持ちます。

64GBと容量にも余裕があり、本製品のような低価格ノートに搭載されるストレージとしては悪くないと思います。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP Pavilion x2 10-n100で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用



【3DMark】




【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】


標準品質(ノートPC)、DirectX 9  1280×720



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


低品質、ウィンドウモードで実行  640×480 / 1280×720



【Minecraft】



遊べない事はないですが、画質を落としてもカクつきます



【CINEBENCH】



簡単にではありますが、旧世代のCPU(Atom Z3735F)を搭載するマシンと性能を比較したところ、確かに少しではあるのですが、グラフィック性能は向上しているようでした。




上がAtom Z3735F搭載PC、下がHP Pavilion x2 10-n100 他のスペックはほぼ同じ


左がAtom Z3735F搭載PC、右がHP Pavilion x2 10-n100 他のスペックはほぼ同じ

体感できるかできないか位の僅かな差ではありますが、一応性能差はあるようです。

重い作業には向きませんが、外出先でちょっと文章を入力したり、文書の作成やネットで調べものをしたりする程度の用途では、不便を感じる事はまずないと思われます。



消費電力・温度

HP Pavilion x2 10-n100の消費電力を測定。
以下はアイドル時、およびベンチマーク(3DMark)実行時の消費電力測定値です。

ディスプレイの明るさは50%程度に設定しています。



アイドル時 ・・・ 4W
ベンチマーク実行時 ・・・ 9W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

非常に低消費電力です。
バッテリの持ちもかなり良いです。




さらに、高負荷時のタブレット表面の温度を測定。

写真左下側、タブレット正面から見た場合だと右側がやや熱くなりやすいようです。

タブレットを手で持って使用した場合、やや熱さを感じる事があるかもしhれませんが、ノートPCスタイル利用時には全く気になりません。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、HP Pavilion x2 10-n100の再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 1:26
2回目 1:24
3回目 1:25
4回目 1:22
5回目 1:22
6回目 1:20
7回目 1:20
8回目 1:23
9回目 1:22
10回目 1:23

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分22秒

HP Pavilion x2 10-n100の再起動にかかる時間は約1分22秒。
起動や再起動にかかる時間は遅くはありませんが、それ程速くもないようです。



バッテリ駆動時間

HP Pavilion x2 10-n100のバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定ソフトはbbenchを使用、設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)は60秒毎に実行されるという内容です。

画面の輝度は50%に設定、キーボードドックに接続した状態で測定しました。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は45011秒。
約12.5(12.5030555…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

低消費電力なマシンであるため、バッテリの持ちが非常に良いです。
電源のない場所でPCを長時間利用されるような場合でも、バッテリの残量を気にせず作業ができる為、使いやすいと思います。



HP Pavilion x2 10-n100 まとめ

HP Pavilion x2 10-n100のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・10.1型(1280×800ドット)のIPSタッチパネルを採用
・着脱できるキーボードドックを採用しており、4通りのモードで利用できる
・Atom x5-Z8300採用、ストレージは64GB
・タブレットとキーボードドックを合わせても約1.15kgと軽量
・バッテリの持ちが非常に良い
・低価格な割に洗練された筐体デザイン

10.1型サイズのIPSタッチパネルと、着脱可能なキーボードドックを採用する2 in 1タイプのノートPCです。

タブレットとキーボードを合わせても約1.15kgと軽量である事に加えて、バッテリの持ちが良い為、モバイルノートとしては非常に使いやすいマシンだと言えます。

性能に関してはCPUにAtom x5-Z8300を採用しており、ライトな用途であれば快適に利用する事ができます。メモリが2GBとやや少なめではありますが、本製品で想定される使い方ではさほど不便を感じるような事はないでしょう。

ストレージの容量も64GBと余裕があるなど、長く利用するにはバランスの良い構成を持つ製品だと感じます。
低価格でありながら、HP製品らしい洗練されたデザインを採用している所も魅力が大きいです。

ライトなPCユーザーならメインノートとしても使えますし、既にPCをお持ちだという方のサブノートとしてもお勧めできるモデルです。