ドスパラが販売するノートPC、Critea VF-HG10のレビューです。

Critea VF-HG10はCPUに第6世代のCore i7を、GPUにGTX950M(2GB)を搭載する17.3型の大画面ゲーミングノート。

ドスパラのゲーミングノートというと、GALLERIAシリーズの製品を真っ先に思い浮かべる方も多いのではと思いますが、今回掲載のマシンは比較的低価格なモデルをラインアップしている Critea(クリテア)シリーズの一製品となります。

GTX950M搭載でゲームプレイも可能なパフォーマンスを持ちあわせている事に加えて、大画面かつ非光沢で使いやすい液晶パネルの採用など、ゲームをはじめ写真や動画編集用のノートとしても使いやすい製品です。

内容の割にリーズナブルな価格設定も魅力。
今回は、そんな Critea VF-HG10の外観や使用感、性能面などについて詳しくご紹介したいと思います。

【Critea VF-HG10 レビュー記事目次】

・Critea VF-HG10 筺体外観やインターフェース・操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性底面内部の構造液晶の見やすさ

・構成内容や特徴・ベンチマークテストの実行結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品レビューのまとめ
Critea VF-HG10 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Critea VF-HG10 筺体外観・インターフェースをチェック

まず、Critea VF-HG10の筐体外観をチェックしていきます。

シンプルと一口に言っても様々なデザインが存在しますが、本製品は無駄なところが一切ない、本当にシンプルなデザインを採用しています。

あと厚みが28.6mmとやや薄手であるからなのか、このサイズのノートにしてはコンパクトな印象を受けます。





天板一面にへアライン加工を施した素材を採用。
質感よく、落ち着いた雰囲気を持つデザインです。



背面側から見た本体全体の様子。



正面から見た本体の様子。
パッと目に付くような特徴はないです。




ディスプレイには、17.3型フルHDの非光沢液晶を採用しています。
画面のサイズが大きく解像度もフルHDと程良く、また非光沢であるため、ゲームや写真・動画の編集はもちろん、日常的な作業なども行いやすいです。

液晶パネル上のベゼルには、HD画質のWebカメラを内蔵しています。



画面の最大開閉角度は約135度。
十分な可動性を持っており、画面の角度調整がしやすいです。





筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

筺体左側面の様子です。
左から電源コネクター、VGA、LAN、HDMI、USB3.0が並びます。



筺体右側面にはヘッドフォンやマイクのコンボポート、USB2.0×2基、光学ドライブ、セキュリティ用のスロットが搭載されています。




正面側には左下の方に、SDカードスロットを搭載。



背面にはなにもありません。
バッテリが搭載されています。


最近の17.3型ノートのインターフェースの内容としては、USB3.0が少ないかなと思いますが、映像出力は2系統備えており、光学ドライブも標準搭載するなど、利用には十分な内容です。




PC本体と、付属の電源アダプターやケーブルです。



電源アダプターは19V、4.74Aで90W。
ゲームができると言ってもGTX950M搭載であるため、それ程容量の大きな電源は必要ではないようです。



キーボード周りの操作性

Critea VF-HG10に搭載されている、キーボードやその周辺の外観・操作性をチェックします。





アイソレーションタイプのキーボードです。右側にテンキーを搭載しています。
右下の「ね」「る」「め」「ろ」等のキーがやや小さくはありますが、配列や機能など至って普通な感じのキーボードです。

キーボード側に右方向の矢印キーがややはみ出しており、その辺が慣れるまでは少し使い辛いかもしれません。



キートップはフラットな形状。
ややザラツキのある素材を使用しています。



キーボードの上には電源ボタンと、2基のスピーカーを内蔵。



タッチパッドはボタン一体タイプ。
使い勝手は、特別良いという事も悪いという事もなく普通。パッドは面積が広めで使いやすいです。

とはいえ、このサイズのノートではマウスを利用される方も多いと思いますので、使用感を気にされる方は少数かもしれません。



筺体底面からアクセスできる内部の構造

筺体底面の様子と、底面からアクセスできる内部の構造を簡単にチェックします。



底面の様子。
写真は上が筐体背面側で、下が正面側となります。

背面側にバッテリスロットを搭載し、その手前に開く事のできるカバーが配置されているのが見えます。




バッテリスロットは、多くの製品で見られるようなスライド式のイジェクトロックを採用するものではなく、左右2点でネジ留めされています。

取外しがやや面倒ですが、頻繁にバッテリを取り外す事はないと思いますので、不便はないでしょう。




搭載されていたバッテリの仕様は 45Wh。




底面カバー内部の様子をチェックします。


奥にはCPUやGPU、無線カード、手前にはストレージやメモリが搭載されているのが見えます。
ほぼすべてのパーツにアクセスできるようで、パーツの追加や換装等も容易に行えそうです。



M.2 スロットが見えます。
本製品はM.2規格のSSDを搭載する事が可能です。(カスタマイズで可)

M.2 SSDを搭載したとしても、SATA接続であるため爆速とまではいかないと思いますが、高速であることには違いありません。

このM.2スロットとストレージベイを組わせれば、SSDとHDDの2ドライブ構成も可能になります。



液晶の見やすさ

Critea VF-HG10に搭載されている液晶をチェックします。
全ての製品に同じパネルが搭載されるとは限りませんので、参考程度にご覧下さい。



先に書いた事の繰り返しとなりますが、本モデルには 17.3型フルHD(1920×1080)の非光沢液晶が搭載されています。

画面のスケーリングは、デフォルトで100%に設定されていました。

15.6型でフルHDだと沢山の情報を表示できはするものの、やや細かい表示になってしまうため、場合によっては見づらくもなってしまうのですが、17.3型サイズだとフルHDの解像度でも余裕です。

見やすく操作もしやすく、ゲームはもちろん写真や動画の編集ソフト等も利用しやすいと思います





視野角はやや狭いです。
上からの閲覧だと若干暗くなる程度の変化ですが、斜めから見ると画面の色調が大幅に変化してしまいます。

正面から画面を見て作業を行う分には、全く問題はないです。



Critea VF-HG10 構成とその特徴について

掲載しているCritea VF-HG10の構成内容と、その特徴について解説します。


【CPU-Z】





【GPU-Z】

【Critea VF-HG10 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6500U (2.50GHz/TB時最大3.10GHz)
グラフィックス   GeForce GTX 950M(2GB)/ インテル HD グラフィックス 520
ディスプレイ   17.3型フルHD(1920×1080)、非光沢
メモリ   8GB(4GB×2/DDR3L SO-DIMM/最大16GB)
ストレージ   500GB HDD(HGST製/5400rpm)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
LAN   10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T LAN
無線機能   IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0 + HS
バッテリ   リチウムイオンバッテリー(実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   90W
サイズ   420×279.5×28.6(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.8kg(構成により異なる)
保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年03月03日時点の情報に基づくものです。

Windows 10、17.3型フルHDの非光沢液晶、Core i7-6500U、メモリ8GB、GTX 950M(2GB)、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載するという構成内容のモデルです。

これは Critea VF-HG10で提供されている基本構成の内容で、カスタマイズは主にメモリやストレージ、光学ドライブなどで行う事ができるようです。

低電圧版ではありますがCore i7を搭載し、グラフィックスにはGTX 950M(2GB)を搭載するなど性能の高い構成です。

構成的に、重いゲームのプレイが多いという方の利用には向きませんが、比較的軽めのオンラインゲームや、少々重いものでも画質を下げるなどすればプレイは可能でしょう。

本製品はとにかく内容の割に価格が安いため、気軽な写真・動画編集ノートとしての利用や、普段使いの高性能ノートにもお勧めです。



搭載されているストレージの内容を確認します。


搭載されているHDD


ディスクの内訳

HDDにはHGST製の「HTS545050A7E680」という、500GB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

取り立てて特徴はない、普通のHDDです。
速度は遅いという程ではありませんが、速くもありませんので、サクサクとした快適な作業を望むのならSSDの搭載がおすすめです。

なお、2016年3月3日現在キャンペーンにより、SSDが無料でプレゼントされるようです。いつまでのキャンペーンかは不明です。



ベンチマークテストの結果

以下、Critea VF-HG10で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用



【3DMark】


各テストの結果


Fire Strikeの詳細



【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】


1280×720(描画設定3) / 1920×1080(描画設定3)



【BIOHAZARD 6】


1280×720 / 1920×1080



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



上から1280×720、1980×1080/ DirectX 11、高品質(ノートPC)で実行



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720、1980×1080 / 最高品質、Windowsモードで実行



【CINEBENCH】


GTX950を搭載しているため、グラフィック性能はそこそこ高いです。

負荷の高いゲームだと画質を大きく下げる必要がありそうですが、多くのゲームをやや高めの画質でプレイする事ができる位のパワーは持っていますので、軽いゲームしかしない方なら快適に利用できるでしょう。

高いゲーミングPCが必要になるほどのゲームはプレイしない・・という方には手頃なマシンだと言えます。



消費電力・温度

様々なシーンでの Critea VF-HG10 の消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力値です。

画面の輝度は50%に、グラフィックスの3D設定より優先するグラフィックスを「自動選択」に設定しています。



アイドル時 ・・・ 11W
ベンチマーク実行時 ・・・ 56W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

外部GPUを搭載する構成ですが、比較的電力消費が控えめなパーツを搭載しているためか、消費電力値は想像よりもやや低めです。




続いて、Critea VF-HG10 のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

高負荷な状態が続くと、CPUの温度がやや高めになるようです。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

タッチパッド付近がやや暖かくなるようですが、それ以外の部分は低温です。
まずまず快適にキーボード操作が行えるでしょう。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Critea VF-HG10の再起動にかかる時間を測定。
以下は7回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 1:29
2回目 1:39
3回目 1:38
4回目 1:35
5回目 1:40
6回目 1:43
7回目 1:39

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分37秒

Critea VF-HG10の再起動にかかる時間は およそ1分37秒。
HDD搭載のPCとしては、標準~やや遅いでしょうか。

使えない事はないですが、快適に利用したいのならSSDの搭載をお勧めします。



バッテリ駆動時間

Critea VF-HG10のバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定用のソフトウェアにはbbenchを使用、設定はストロークの実行が10秒毎に、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)は60秒毎に実行されるという内容です。

画面の輝度は50%に、またNVIDIAコントロールパネルより優先するグラフィックスを「自動選択」に設定した上で、測定を行っています。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は17272秒。
約4.8(4.7977777…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

17.3型でゲームもできる性能を持つノートPCとしては、バッテリの持ちは悪くないと言えます。

負荷をかけた使い方をすれば、バッテリの持ちは大幅に短くなると思われますが、本製品はモバイル用のノートPCではありませんので、問題はないでしょう。



Critea VF-HG10 まとめ

Critea VF-HG10のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・・

・17.3型フルHDの非光沢液晶を搭載しており作業がしやすい
・GeForce GTX 950M(2GB)搭載でグラフィック性能が高い
・メンテナンスのしやすい構造
・抜群のコストパフォーマンス

CPUにはインテル第6世代のCore i7を、グラフィックスには GTX950M(2GB)を搭載する、17.3型フルHDのゲーミングノートです。

GTX950Mは、ノート向けの外部グラフィックスの中では下位のモデルになりますが、多くのゲームをやや高画質な設定でプレイできるくらいの性能は持ちあわせていますので、軽めのオンラインゲーム程度であれば十分快適にプレイできます。

画面サイズも17.3型と大きく、写真や動画編集マシンとしても使いやすいモデルだと言えるでしょう。
内部へアクセスしやすく、メンテナンス性に優れるという点も魅力です。

外部GPU搭載のノートと言うと高額なイメージがありますが、本製品はかなりコストパフォーマンスに優れています。

比較的低価格なゲームプレイ用のPCを探している方にはもちろん、デスクトップ代わりに使える日常用のノートPCをお探しの方にもおすすめできるモデルです。