★本ページはプロモーションが含まれています★

デルが販売するノートPC、Inspiron 15 7000 (7559)のレビューです。

Inspiron 15 7000 (7559)は、第6世代のCoreプロセッサや GTX960M(4GB)を搭載する15.6型のノートPC。

デルのゲーミングノート・・というと、真っ先にALIENWAREを思い浮かべる方も少なくないと思いますが、今回の製品はALIENWAREではなく、低価格帯向けのInspironブランドより提供される、ややお手頃な価格帯のゲーミング製品となります。

お手頃とはいってもGTX960Mを搭載していますので、多くのゲームを高画質で快適にプレイできる性能を持ちあわせています。

ディスプレイはフルHD、もしくはUHD (3840 x 2160)の選択も可能となるなど、ゲーム用途にはもちろんですが、写真や動画編集にも適したノートPCだと言えるでしょう。

今回は、そんなInspiron 15 7000 (7559)の外観や使用感、実際の性能などについて詳しくご紹介したいと思います。


【Inspiron 15 7000 (7559) レビュー記事目次】

・Inspiron 15 7000 (7559) レッドカラーを採用した筐体の外観・操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性底面内部の構造液晶

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
Inspiron 15 7000 (7559) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Inspiron 15 7000 (7559) レッドカラーモデルの筺体外観・インターフェースの内容

まず、Inspiron 15 7000 (7559)の筺体外観をチェックします。
本製品には天板にレッドカラーのパネルを使用したモデルと、ブラックカラーのパネルを使用したモデルが提供されており、今回掲載しているのはレッドカラーのモデルとなります。

赤と黒のメリハリのある配色が美しい、ゲーム向けの製品らしいデザインを採用したモデルです。

筺体のサイズは幅383mm、奥行き265mm、高さ25.3mmで、重さはタッチ非対応の場合だ約2.57kg、タッチ対応のパネルを搭載する場合は約2.72㎏となります。





レッドカラーの天板は、やや艶のある質感で美しいです。
指紋などの汚れは付きにくく目立ち難いため、頻繁に拭かなくては綺麗な状態を保てないノートに比べると扱いやすいです。



背面から見た全体の様子。



正面から見た筺体全体の様子。



ディスプレイには15.6型フルHDの非光沢液晶を採用。
本製品にはもう一つ、4K(3840×2160)の解像度を持つパネルも提供されており、そちらはタッチ対応となります。

写真などを高解像度液晶で楽しみたい・・というのなら、4Kパネルの方が適しているかもしれません。



液晶上にはHD(720p)対応のWebカメラを内蔵。
マイクも内蔵されているようです。




筺体側面のインターフェースをチェックします。

筺体左側面には電源コネクター、USB3.0×2基、マイク入力とヘッドフォン出力のコンボポートを搭載。



右側面にはカードスロット、USB3.0、HDMI、LAN、セキュリティスロットが並びます。
こちら側のUSB3.0端子は、電源オフ時の充電が行えるPowerShareに対応しています。



前面側には何もなし。
中央に見える白いものは、電源のインジケーターランプです。



背面にもなにもありません。

端子は一通りのものが揃っており、家庭で利用するノートとしては不便の無い内容です。
なお、15.6型とサイズの大きいモデルですが光学ドライブを搭載していませんので、必要な方はご注意ください。




付属の電源アダプターは19.5V、6.7Aで130Wという仕様。
GTX960Mを搭載していますので、アダプターは少し大きめです。



キーボード周辺の操作性

次に、Inspiron 15 7000 (7559)に搭載されているキーボードやその周りの操作性をチェックします。





右側にテンキーを搭載する、アイソレーションタイプのキーボードです。
デルのノートPCに搭載されるキーボードとしては、特に変わったところはないように見受けられます。

打鍵感は特別良いという事はありませんが悪くもなく、BackspaceやEnterキーが小さい事を省けば、特にストレスは感じない使い心地です。

BackspaceやEnterキーの形状は、デルのノートPCではもうおなじみ・・だともいえるのですが、幅が極端に狭いため、一般的なノートPCのキーボードを打つ感覚で利用すると、誤ってテンキー側の方を押してしまいそうになります。

慣れればさほど気にはなりませんが、最初は少し使い辛いと感じるかもしれません。



キートップの形状は完全に平らです。

タッチパッドはボタン一体型。
・・このタッチパッドは少し使いにくかったです。

ボタンは特に固くはなく、パッドの面積も適度に大きく使いやすそうに見えたのですが、何となくパッドやボタンの反応が悪いように感じました。ただ、パッドの反応に関しては、タッチパッドの設定を調整し直す事である程度改善されると思います。

いずれにせよ、このサイズのノートPCではマウスを利用される方が多いのではないかと思われますので、あまり問題ではなさそうです。



筺体底面からアクセスできる内部構造

筺体底面側からアクセスできる、内部の構造をチェックします。
底面のカバーは、ネジ1つを緩めると外れる構造になっています。




こちらはサブウーファーです。



内部の様子。
多くのパーツにアクセスできるようになっています。

メモリ、ストレージ、無線LAN、そしてM.2スロットなども備えています。

バッテリスロットが外側になかったため、自分でバッテリを着脱できないタイプなのかと思いましたが、みたところ取り外せそうな感じです。

デルの製品は、パーツのカスタマイズはさほど充実していないように思いますが、メンテナンス性については本製品のように優れたものが多いです。



液晶の見やすさ

Inspiron 15 7000 (7559)の液晶をチェックします。
実際の製品とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。



15.6型サイズで、フルHDの非光沢液晶を採用しています。
画面のスケーリング設定は100%、非光沢処理を程しているため、ゲームや写真・動画編集などに使いやすいパネルです。

他、4Kのタッチパネルも選択できます。





視野角は広いです。
IPSパネルのようです。

色鮮やかで発色よく、ゲームの映像や写真などの閲覧を楽しむ事ができます。



Inspiron 15 7000 (7559) 構成内容とその特徴

次に、Inspiron 15 7000 (7559)の構成内容とその特徴について解説します。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【Inspiron 15 7000 (7559)プラチナ の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700HQ (2.6GHz/TB時最大3.5GHz)
グラフィックス   GeForce GTX 960M(4GB)/ インテル HD グラフィックス 530
メモリ   8GB(8GB/DDR3L 1600MHz)
ストレージ   1TB ハイブリッドHDD(Seagate製/5400rpm/8GBのキャッシュ)
ディスプレイ   15.6型 フルHD(1920×1080)、非光沢
無線機能   インテル3165AC + BT4.0 (802.11ac + Bluetooth 4.0, デュアル バンド 2.4&5 GHz, 1×1)
バッテリ   6セル/74WHr(実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   130W
サイズ   383×265×25.3(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.57kg(フルHDタッチ非対応モデル)
カラー   レッド
ソフトウェア   マカフィー リブセーフ (12ケ月間更新サービス)
保証   1年間引き取り修理サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年01月25日時点の情報に基づくものです。

Windows 10、15.6型 フルHD液晶、Core i7-6700HQ、メモリ8GB、GTX 960M(4GB)、1TB ハイブリッドHDDを搭載する上位のプラチナモデルの構成です。

下位モデルは第6世代のCore i5搭載となりますが、その他の構成はほぼ同じような内容となります。

天板のカラーはレッドおよびブラックから選択可能、液晶は上位構成(掲載モデル)のみ、4Kのタッチパネルを選択可能となっています。

主要なパーツのカスタマイズは充実していませんが、最初から実用的で使いやすい構成となっているため、一般的な使い方であれば不便を感じるような事はあまりないでしょう。

上記構成を持つゲーミングノートとしては、比較的お手頃な価格の製品です。
クーポンなど様々なキャンペーンも実施しており、そういったキャンペーンと組み合わせればよりお買い得感の高い製品だと言えます。



搭載ストレージの内容をチェックします。


搭載されているハイブリッドHDD


ディスクの内訳

今回、起動ドライブにはSeagate製の「ST1000LM014-1EJ164」というハイブリッドHDDが搭載されていました。

8GBのキャッシュを持つHDDです。
HDD単体で運用するよりも、高速な動作を期待できます。

実際の使用感としては、速くはないけれどストレスが溜まるほど遅くもなく、意外と快適に使える感じです。

SSDの構成がない点は残念ですが、内部へは簡単にアクセスできるようになっていますので、購入後になんとかする事も出来ると思います。(ただし自己責任で)



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているInspiron 15 7000 (7559)で行ったベンチマークテストの結果です。
グラフィックスについては、NVIDIAコントロールパネルよりGeforceに固定した上で、各テストを実行しています。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用



【3DMark】


各テストの結果


Fire Strikeの詳細



【BIOHAZARD 6】


1280×720 / 1980×1080



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



1280×720 / フルHD / DirectX 11、高品質(ノートPC)で実行



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】



【CINEBENCH】



【Minecraft】



マインクラフトはデフォルト設定だと余裕 設定を上げたり影MOD等を入れるのなら本製品位のスペックは欲しいです


多くのゲームを高画質設定で快適にプレイできる性能です。
負荷の高いものだとやや画質を調整する必要はありますが、画質の上下をあまり気にしないのなら、本製品で様々なゲームをプレイする事ができるでしょう。

写真や動画の編集などにも、最適なスペックです。
ストレージの速度はまずまずといった感じですが、容量にかなり余裕がある為、ゲームのインストールや写真・動画の保存にも困りません。



消費電力・温度

Inspiron 15 7000 (7559)の消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力測定結果です。

画面の輝度は50%に設定。
グラフィックスについては、NVIDIAコントロールパネルより自動選択に設定しています。



アイドル時 ・・・ 9W
ベンチマーク実行時 ・・・ 64W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

外部GPUを搭載したモデルでありながら、かなり低消費電力です。
ベンチマーク実行時はやや消費電力は増加します。




続いてパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

負荷がかかった状態が続くと全体的に温度は上昇しますが、標準的な範囲内です。




さらに、高負荷時ののキーボード表面の温度を測定。

キーボード中心から上あたりがやや温かくなりますが、常時手を置きっぱなしにしている場所ではありませんので、キーボード操作を行ってもさほど気にはなりませんでした。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Inspiron 15 7000 (7559)の再起動にかかる時間を測定。
以下は9回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 1:31
2回目 1:31
3回目 1:23
4回目 1:24
5回目 1:16
6回目 1:15
7回目 1:16
8回目 1:19
9回目 1:22

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分21秒

Inspiron 15 7000 (7559)の再起動にかかるおおよその時間は、約1分21秒。
HDDを搭載するPCとしては標準的でしょうか。

再起動を重ねるごとに少しずつ再起動スピードが上がっているのは、ハイブリッドHDDに内蔵されている8GB SSDのキャッシュ効果だと思われます。


バッテリ駆動時間

Inspiron 15 7000 (7559)のバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定にはbbenchを使用、ソフトの設定ははストロークの実行が10秒毎に、ワイヤレスLAN利用によるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)は60秒毎に実行されるという内容です。

画面の輝度は50%に、グラフィックスの設定はNVIDIAコントロールパネルより「自動選択」に設定しています。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は38681秒。
約10.7(710.74472222222…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

予想よりもかなり長いバッテリ駆動時間です。
アイドル時の消費電力が小さめであったこと、またやや容量の大きいバッテリを搭載している事などが、長時間駆動の理由だと言えるでしょう。

外部グラフィックスを搭載するノートとしては、バッテリの持ちはかなり良いです。

高負荷な状態では、大幅にバッテリの持ちは短くなるとは思いますが、ネットなど軽い作業であれば、電源の無い場所であってもかなり長い時間利用する事ができるなど、利便性は高いです。



Inspiron 15 7000 (7559) まとめ

Inspiron 15 7000 (7559) のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・15.6型フルHD非光沢、もしくは4Kのタッチパネルを選択できる
・GTX960M(4GB)を標準搭載しており、ゲームプレイも可能
・第6世代のCore i5やi7、8GBメモリ、1TB ハイブリッドHDDを搭載
・外部GPUを搭載しながら、バッテリの持ちがかなり良い
・メンテナンス性が良い
・低価格

第6世代のCoreプロセッサや、GTX960M(4GB)を搭載する15.6型のゲーミングノートです。

多くのゲームを高画質設定で快適にプレイできる性能を持ちあわせている事に加え、液晶にはフルHD非光沢、もしくは4Kのタッチパネルが提供されるなど、用途や好みに合わせて選択できるようになっています。

メモリやストレージについてはカスタマイズは行えないものの(2016年1月25日時点)、デフォルトで十分な容量を搭載していますので、一般的な用途への利用で不便を感じるような事はないでしょう。

内容の割に価格も安く、お手頃なゲーミングPCや、写真・動画編集マシンをお探しの方には最適な製品です。バッテリの持ちが良い為、部屋を移動してPC作業を行うような方の利用にも便利だと思います。