レノボが販売するノートPC、Lenovo Z51のレビューです。

Lenovo Z51は、15.6型フルHD液晶を搭載する Lenovo ZシリーズのノートPC。
Core i3~Core i7までを選択可能な日常・エンターテインメント用途に向くマシンで、RealSenseカメラを搭載したモデルも選べるようになっています。

このモデルは普段から、比較的割引率が高めのクーポンが登場しており、15.6でフルHDのノートにしてはかなり安いです。

2015年12月18日時点では、下位モデルが税込・送料込みで6万円を切るなど、15.6型フルHDのノートで出来るだけ安い製品をお探しの方には魅力の大きいモデルだと言えるでしょう。

筺体デザインや操作性もなかなか良いです。

今回は、Windows 10、Core i7-5500U、メモリ8GB、1TB SSHD、DVDスーパーマルチドライブ、インテル RealSense 3Dカメラを搭載する上位構成のモデルを利用してみましたので、その使用感や実際の性能などについて詳しくご紹介したいと思います。

【Lenovo Z51 レビュー記事目次】

・Lenovo Z51 筺体外観・操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードまわりの操作性液晶の見やすさ3Dカメラを搭載

・構成内容とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・プリインストール・ソフトウェアの内容
主なソフトウェア

・製品のまとめ
Lenovo Z51 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Lenovo Z51 筺体外観・インターフェースをチェック

まず、Lenovo Z51の筺体外観やインターフェースの内容をチェックします。

筺体はブラックとシルバーカラーを基調とした、シンプルなデザインです。
サイズは小さくはありませんが、厚みが24.6mmとやや薄くスリムだという印象を受けます。





角に丸味のもたせたフォルムが、優しい雰囲気の天板です。
今回掲載しているのはエボニーブラックというカラーを採用するモデルですが、他にチョークホワイトというホワイトカラーのモデルも提供しています。

ややクラシカルというか、落ち着きのある整った印象を受けるデザインだと思います。
なお、指紋汚れは目立ちやすいとまではいきませんが、色が黒いだけに付くとそれなりに目立ちます。



背面から見たところ。




正面から見たところ。
天板側がブラックカラーで落ち着いた雰囲気であったのに対し、内側にはシルバー一色のモダンなデザインを採用しています。

高価格帯の製品だと言っても通りそうな、高級感のある筐体です。
安いと言ってもクーポン利用の価格であり、元はそれなりの価格の製品ですので、見た目もその価格に相応しいものとなっています。



ディスプレイには、15.6型フルHDの光沢液晶を採用しています。
安価でありながら、フルHDの解像度を採用している点が嬉しいです。

光沢感は目立つという程ではないですが、明るい場所だとやや反射などが気になります。



液晶上部には、インテルのRealSenseテクノロジーを採用した 3Dカメラを内蔵。
この3Dカメラについては、また後の項で解説します。




筺体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面には電源コネクター、VGA、LAN、HDMI、USB3.0が2基搭載されています。
右端の方に矢印マークと小さな穴が見えますが、こちらはOneKey Recovery Systemを起動するNovo ボタンです。

OneKey Recoveryはバックアップやリカバリーを行うためのソフトウェア。万が一、OSが起動できなくなった場合でも、Novo ボタンを押す事でOneKey Recovery Systemを起動させる事ができます。



右側面にはヘッドフォン出力やマイク入力のコンボポート、USB2.0、メディアカードスロット、DVDスーパーマルチドライブ、セキュリティスロットを搭載。




筺体前面、背面には何もありません。
総合するとUSBは全3基、映像出力は2系統、LAN端子・・と必要なものはすべて揃っていると思います。




液晶の最大開閉角度は大体145度前後。
ThinkPadのように全開とまではいきませんが、一般的なノートPCに比べるとやや可動域は広く、角度調整がしやすいです。



筺体底面。
バッテリは内蔵式で、内部へ簡単にアクセスできそうな開閉カバーは見当たりません。



PC本体と付属の電源アダプターやケーブル。
電源アダプターはとても小さいです。





電源アダプターのプラグの形状は角型、差込口の形状はミッキータイプ、仕様は20V、2.25Aで45W。



キーボードまわりの操作性

次に、Lenovo Z51のキーボードまわりの外観や操作性をチェックします。





丸味のある形状のキーを採用した、アイソレーションタイプのキーボードです。
右側にはテンキーを搭載しています。

キーストロークはやや浅目で、ね、る、め、ろなど一部のキーのピッチが狭く設計されてはいますが、その他のキーは余裕ある配置で使いやすいキーボードです。

強めに打つとキーボード中央がやや撓みはするものの、使い辛さを感じるほどではありません。

なお、ファンクションキーには音量や輝度などのメディア機能が割り当てられており、単独押しではそれらのキーが動作する仕様です。



テンキーは4列で使いやすいです。
カーソルキーやテンキー等の間に境がなく、詰まった配置である所は少し使い辛さを感じますが、すぐになれます。



キートップは見る限りではほぼ平らです。
ざらつきのある加工がなされており、指紋はついても目立ち難いです。



ドルビーのサウンドテクノロジー(Dolby Home Theater)を搭載。



シーソータイプの独立型ボタンを採用するタッチパッドです。
この形のボタンは製品によっては使い辛いものもあるのですが、本製品に関してはボタンが柔らかく押しやすいです。

パッド面も指すべりが良く、使いやすいと思います。



液晶の見やすさ

Lenovo Z51に搭載されている液晶の見やすさをチェックします。
全ての製品に同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、参考程度にご覧ください。




15.6型フルHDの光沢液晶を搭載。どのモデルを選んでもフルHD液晶です。

画面のスケーリング設定はデフォルトでは125%。
やや大きめの表示です。





視野角は狭いです。
斜めから見ると白っぽく、また色変化も大きいです。

色が少し青くやや薄く感じられるなど、きれいだと言える部類の液晶ではないと思いますが、正面から見る分には全く問題のない表示です。



RealSense 3Dカメラを搭載

Lenovo Z51では、インテルのRealSenseテクノロジー採用の3Dカメラを搭載したモデルが提供されています。

製品ページでは、どのモデルの構成も「カメラ内蔵」という表記で、一体どのモデルに3Dカメラが搭載されているのかがわかりづらいのですが、仕様を観る限りでは、Core i7-5500U搭載の最上位モデルに搭載されるようです。

この3Dカメラ、個人的には必要ないかな・・と思っていましたが、Windows 10に搭載されている顔認証機能「Windows Hello」を利用してみたところ、思いのほか便利でした。

探せばもっと便利なソフトウェアが、他にもいろいろあるのかもしれません。



Windows Helloは「設定 > アカウント」より簡単に設定可能です。

まずは顔を登録するために、セットアップを行います。
なお、顔認証のセットアップを行うには、先に暗証番号(PIN)の登録が必要です。



顔認証のセットアップはすぐに終わります。
ほんの数秒~数十秒です。



セットアップ後、さらに精度を高める事ができます。
例えばメガネをかけたり外したりする人は、メガネをかけているときの顔とそうでないときの顔を登録しておくと良いかもしれません。


セットアップ後は、サインインや画面のロック解除に顔認証を利用できるようになります。瞬時にログインできるのでとても便利です。

私は自宅で仕事をしているので、仕事中のセキュリティはあまり気にする必要がありませんが(ログイン時の指紋認証は利用していますが、使っている間は特に画面ロックなどはしない)、他人のいる環境だと、短時間でも席を立つ場合には画面ロックしておきたい場面も多々あると思います。

ロックするたびに、解除時にパスワードやPINを入力するのは煩わしいですが、顔認証なら画面を覗き込むだけでロックを解除できますので、利便性が高いです。

なお、マスクを付けるなどカメラに顔の一部しか写っていない場合には、当然ながら認証されませんでした。
他にもメガネをかけたり、帽子をかぶるなどいろいろ試してみましたが、メガネや帽子は問題なく認証されました

※あくまでも私の場合ですが、顔の輪郭は多少見えなくても良いようで、目鼻、口など主なパーツの骨格が認識できればOKなのかなという印象です。太ったり痩せたりしたら輪郭は変わりますので、そこは重要な要素ではないのかもしれません。



Lenovo Z51 構成内容とその特徴について

掲載している Lenovo Z51の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【Lenovo Z51の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-5500U(2.40GHz/TB時最大3.00GHz)
ディスプレイ   15.6型 フルHD(1,920×1,080)、光沢
グラフィックス   HD グラフィックス 5500
メモリ   8GB(8GB×1/PC3L-12800 SDRAM SODIMM/最大16GB)
ストレージ   1TB SSHD(5400rpm/8GB NAND型キャッシュ)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
カメラ   インテル RealSense 3Dカメラ、FHD 1080p
無線機能   インテル Dual Band Wireless-AC 3160 (ac/a/b/g/n)、Bluetooth v4.0 + LE
バッテリ   公称の駆動時間:約3時間
サイズ   384×265×24.6(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.3kg
カラー   エボニーブラック

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年12月18日時点のものです。

Windows 10、15.6型フルHD光沢液晶、Core i7-5500U、メモリ8GB、1TB SSHD、DVDスーパーマルチドライブを搭載する最上位構成のモデルです。

本製品には他に、Core i3やCore i5を搭載したモデルが提供されており、それぞれストレージやメモリなどの内容が異なります。仕様をみる限りでは、Core i7-5500Uを搭載した最上位のモデルにのみ、3Dカメラが搭載されるようです。

CPUやメモリ、ストレージなどを組み合わせを自由に選べないなど構成の自由度は低いですが、15.6型フルHDのノートPCにしては価格がかなり安く(クーポン適用後の価格が)、コスパに優れた15.6型フルHDノートをお探しの方には有力な選択肢の一つになる製品だと言えるでしょう。

クーポンの割引率によって価格は変わりますが、2015年12月18日時点では、Core i3を搭載したモデルが税込・送料込の価格で6万円を切っています。



搭載されているストレージの内容を詳しくチェックします。


SSHDの詳細


ディスクの内訳

ストレージには、Seagate製の「ST1000LM014」という1TB SSHDが搭載されていました。

8GBのNAND型フラッシュを内蔵するHDDです。
データの一部をキャッシュ出来る為、通常のHDDよりもやや高速という特長を持ちます。

実際の使用感は、SSDの速度に慣れていると遅いと感じますが、HDDにしては心持ち早いです。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているLenovo Z51で行ったベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】



【3DMark】


3DMark 各テストのスコア


Fire Strikeのスコア詳細



【BIOHAZARD 6】



【FINAL FANTASY XIV】


蒼天のイシュガルド DirectX 9/1280×720/標準品質(ノートPC)で実行



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】



【CINEBENCH】



【Minecraft】



外部GPUを搭載しないノートPCですが、そういった構成の割にはパフォーマンスは高い方です。

ゲームは「Minecraft」程度の負荷のタイトルなら普通に遊べるという感じで、ゲームプレイ用途には向きませんが、日常用途になら快適に利用できます。

解像度の高い液晶を搭載していますので、作業もしやすいです。



消費電力・温度

Lenovo Z51 の消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力測定結果です。

画面の輝度は50%に設定しています。

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 26W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時はもちろん、高負荷時でも消費電力は低いです。




続いて、Lenovo Z51のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

いずれも低温です。




さらに、高負荷時の Lenovo Z51のキーボード表面の温度を測定。

高負荷な状態が続いても、キーボード表面の温度は全体的に低温です。
快適にキーボード操作が行えます。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Lenovo Z51の再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 1:20
2回目 1:26
3回目 1:36
4回目 1:31
5回目 1:19
6回目 1:18
7回目 1:14
8回目 1:13
9回目 1:03
10回目 1:02

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分18秒

Lenovo Z51の再起動にかかる時間は、平均して1分18秒という結果です。
測定結果を細かくみると、最初のうちは結構時間がかかっていますが、回数が進むにつれてだんだんと早く再起動できるようになっています。

これは多分、HDDに内蔵されたキャッシュ用のフラッシュメモリの効果でしょう。



バッテリ駆動時間

Lenovo Z51のバッテリ駆動時間を測定。

測定に利用したソフトウェアはbbench、ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、無線LAN利用によるインターネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。

画面の輝度は50%に設定しています。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は14544秒。
約4(4.04)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

15.6型のノートPCとしては普通です。
電源が確保できる屋内で利用される方が多いと思いますので、特に問題はないでしょう。



主なソフトウェア

最後に、ソフトウェアについて。

Lenovo Z51に搭載されている主なソフトウェアの内容は、Windows 10標準のソフトに加えてレノボ製の各種ツール、CyberLinkの「Power2Go」や「PowerDVD」、Dolbyのサウンドユーティリティ、セキュリティソフトのマカフィー リブセーフ等が搭載されるという内容です。

レノボ製のソフトウェアとしては、Lenovo Photo Master、OneKey Recovery、REACHit、SHAREit、Lenovo Companion、Lenovo Settingといったものが搭載されていました。

うち、Lenovo SettingやLenovo Companionは、システムなど機能の設定やアップデートの確認、サポート情報などを提供する総合的な管理ツールですが、こちらWindows 8.1のマシンなどに搭載されていたソフトとはUIが変わり、新しくなっていました。

機能自体は大きくは変わらないようです。


Lenovo Settingの設定画面


Lenovo Companionの設定画面


なお、上記にあげたソフトウェアの内容は、実際の製品とは内容が異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。



Lenovo Z51 まとめ

Lenovo Z51のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・15.6型フルHDの光沢液晶を採用
・インテルのRealSense 3Dカメラを搭載するモデルをラインアップ
・CPUはCore i3、Core i5、Core i7
・クーポンを使うとかなり安くなる

基本機能を備えた、15.6型フルHDのノートPCです。

15.6型フルHDのノートとしては低価格ながら、光学ドライブの搭載やAC対応の無線LANなど便利な機能を備えており、日常の軽い用途からエンターテインメント用途まで幅広く利用する事ができる製品です。

OSにはWindows 10を搭載し、CPUにはCore i3~Core i7を搭載するなど、選択する構成によってはかなり高いパフォーマンスを発揮できます。

カスタマイズ性は高くはありませんが、インテルのRealSense 3Dカメラを搭載したモデルも提供されるなど、バリエーションは豊富です。

出来るだけ安く15.6型フルHDノートを購入したい方には、特に魅力のモデルだと言えるでしょう。
2015年12月18日時点では、クーポンの割引率は最大35%オフと高く、モデルによっては残り台数が少なくなっていますので、興味をお持ちの方は早めにご覧下さい。