マウスコンピュータが販売するノートPC、LuvBook F シリーズのレビューです。

LuvBook F シリーズは、第6世代Core プロセッサや15.6型フルHDの非光沢液晶を搭載するノートPC。

マウスコンピューターでは複数の15.6型ノートPCを販売していますが、LuvBook F シリーズは唯一内蔵GPUを利用する構成のモデルであり(2015年12月14日時点)、15.6型のノートとしては安価です。

安価とは言っても、CPUにはCore i3から最大Core i7までを選択できるなど、構成によってはパフォーマンスはかなり高いですし、液晶は非光沢で閲覧しやすいなど、日常用途はもちろんビジネス利用にも最適。

使いやすくてコスパの高い、高性能な15.6型のスタンダードノートが欲しいというような方におすすめの製品だと言えます。

今回は、Windows 10やCore i7-6500U、メモリ8GB、240GB SSDを搭載するモデルを使用してみましたので、その操作性や性能などを詳しくご紹介いたします。

※2016年10月現在、セールで割引となっているモデルなどもありますので、あわせて製品ページをチェックしてみてください。

【LuvBook F シリーズ レビュー記事目次】

・LuvBook F シリーズ 筺体外観・操作性をチェック
筺体外観・インターフェースキーボード周りの操作性液晶の見やすさ

・構成内容や特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・搭載されている主なソフトウェアの内容
主なソフトウェア

・製品レビューのまとめ
LuvBook F シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


LuvBook F シリーズ 筺体外観・インターフェースの内容をチェック

まず、LuvBook F シリーズの筺体外観をチェックします。

15.6型の製品ですのでコンパクトではありませんが、厚みが24.7mmとややスリムであり、重さも約2.2kgとこのサイズのノートにしては軽いです。

見た目にも、薄いという印象を受けるスタイリッシュな筐体です。





天板はブラックカラー。
全体にヘアライン加工を施しメーカーロゴを配置した、シンプルかつソフトな印象のデザインです。

マットな質感・・と言っても素材によっては指紋痕が目立ってしまうものなどもありますが、本製品はそういった汚れが殆ど目立ちません。




背面から見た筺体全体図



正面側から見た筐体 スラッとしたスリムなシルエットです



ディスプレイには15.6型フルHDの非光沢パネルを搭載しています。
解像度が高く非光沢タイプのパネルであるため、とても作業がしやすいです。

光沢液晶より目が疲れにくい為、長時間画面を見続ける様な作業にも向いています。



液晶上部には100万画素のWebカメラを内蔵しています。



ディスプレイの最大開閉角度は約130度。
ノートのディスプレイとしては標準的な可動域で、角度調整はしやすいです。




筺体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面には電源コネクター、LAN、VGA、HDMI、USB3.0×2といった端子が並びます。



右側面にはマイク入力やヘッドフォン出力、USB2.0×2、光学ドライブ、セキュリティスロットを搭載。

なお、下位構成のモデルでは光学ドライブレスのモデルも選択できます。
また光学ドライブを搭載したモデルでは、DVDスーパーマルチドライブの他、ブルーレイディスクドライブも選択可能。




正面側には、左端下部にマルチカードリーダーが搭載されています。
やや本体の下に入った位置となる為、慣れないうちはカードを差し込みにくいかもしれません。

私自身は頻繁にSDカードを抜き差しするため、正面側への配置は便利に感じます。




背面には何もありません。



本体底面。
背面側にバッテリスロットが搭載されているのが見えます。

それ以外の部分に開閉可能なカバーなどは見当たらず、もし内部にアクセスするとしたら底面一面のカバーを取り外す必要がありそうです。



バッテリの仕様は14.8V、32Wh(2200mAh)。



本体底面、前方寄りの位置にスピーカーが内蔵されています。



PC本体と付属の電源アダプターやケーブル。
本体のサイズに比べ、電源アダプターのサイズがとても小さいです。




電源アダプターのプラグの形状はミッキータイプ、仕様は19V、2.1Aで40W。



キーボード周りの操作性

LuvBook F シリーズに搭載されている、キーボード周りの操作性をチェックします。





キーピッチ約19mm、ストローク約1.5mmのアイソレーションタイプのキーボードを採用しています。右側にはテンキーを搭載。

特に変わった所は見当たらない、一般的なキーボードだと思います。
打鍵時のキーボード中央の撓みもあまりなく、打ちやすいです。

この製品に限った事ではありませんが、テンキーとカーソルキーの位置が曖昧になってしまっている所が少し使い辛いと感じます。

が、慣れればそれ程気にはなりません。
ビジネス作業などにも使いやすいと思います。



キートップの形状は平ら。
トップはザラザラした質感で指紋が付きにくいです。



Enterキーのサイズは大きく、間違えてテンキーを打ってしまう事はありませんが、カーソルキーの配置が最初は少し使い辛いです。



キーボード左上には天板にあったものと同じ、mouse comouterのロゴ。
いつも思いますが、しっぽが出たチーズのマークが可愛らしい感じです。



タッチパッドはボタン独立型。
ボタンは固すぎず、柔らかすぎずでクリックしやすいです。

タッチパッドの感度などを調整したい場合には、タスクトレイにあるタッチパッドのアイコンより、Synaptics タッチパッドのデバイス設定を起動し、感度の調整を行うと良いでしょう。



液晶の見やすさ

LuvBook F シリーズに搭載されている液晶をチェックします。
販売製品に必ずしも同じパネルが搭載されるとは限りませんので、参考程度にご覧ください。(解像度や非光沢という仕様は同じです)




15.6型フルHDの非光沢パネルが搭載されています。
初期時の画面のスケーリング設定は125%。やや大きめの表示です。





視野角はやや狭めです。
斜めから見た時に大幅に表示が変化してしまうわけではありませんが、やや白っぽく色変化もあります。

とはいえ、正面から見る分には問題なく、明るく見やすい液晶です。
非光沢パネルの割に色鮮やかだとも感じます。



LuvBook F シリーズ 構成内容とその特徴について

次に、掲載しているLuvBook F シリーズの構成内容とその特徴を解説します。
以下、掲載モデルの主な構成内容です。

【CPU-Z】




【LuvBook F シリーズ(LB-F571X-SSD2)の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6500U(2.50GHz/TB時最大3.10GHz)
ディスプレイ   15.6型 フルHD(1,920×1,080)、非光沢
グラフィックス   HD グラフィックス 520
メモリ   8GB(8GB×1/PC3-12800 DDR3L SODIMM/最大16GB)
ストレージ   240GB SSD(SAT3A3/Kingston V300 シリーズ)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth v4.0 + LE
バッテリ   公称の駆動時間:約4.2時間
サイズ   374×258.5×24.7(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.2kg

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年12月14日時点のものです。

Windows 10、15.6型フルHD液晶、Core i7-6500U、メモリ8GB、240GB SSD、DVDスーパーマルチドライブを搭載する「LB-F571X-SSD2」というモデルの構成です。

冒頭にも記載しましたが、現時点で実施されている「冬のボーナスセール」にも登場しているお得な構成です。

LuvBook F シリーズで提供されている中でも特にハイスペックな構成内容を持つモデルで、グラフィックスはCPU内蔵のGPU利用となりますが、ゲームのような高負荷な用途でなければ、大抵の事を快適に行える性能を持ちあわせたモデルです。

今回のようにハイスペックな構成が選択できる一方で、下位モデルでは第6世代のCore i3やCore i5を搭載したモデルも選択可能。

最下位のモデルでは、Core i3-6100U、メモリ2GB、64GB SSD、光学ドライブなしで価格が65,800円 (税別/2015年12月14日時点)~というリーズナブルなモデルもラインアップされており、ある程度カスタマイズもできますので、安い15.6型フルHDノートが欲しいという方には魅力が大きいと言えるでしょう。

デュアルストレージの構成も可能となっており、容量が沢山必要だという方にも対応可能です。



搭載されているストレージの内容を詳しくチェックします。


SSDの詳細


ディスクの内訳

SSDにはKINGSTON製の「SV300S37A240G」という240GB SSDが搭載されていました。
SATA3接続で非常に高速な2.5インチのSSDです。

PCIeのM.2 SSDほどの速度はありませんが、日常用途では体感的に変わらない速度で利用できると思います。容量にもある程度余裕があり、利用し易いストレージです。

なお、上にも書いた通りデュアルストレージの構成も選択できます。
その場合、M.2規格のSSDとHDDという組み合わせになるようです。(2015年12月14日時点)



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているLuvBook F シリーズ(LB-F571X-SSD2)で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】



【3DMark】


3DMark 各テストのスコア


Fire Strikeのスコア詳細



【BIOHAZARD 6】



【FINAL FANTASY XIV】



蒼天のイシュガルド DirectX 9/フルHD/標準品質(ノートPC)で実行



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】



【CINEBENCH】



【Minecraft】



グラフィックスが内蔵GPUのみの構成であるため、さすがにゲーム系のベンチマークテストのスコアは低いですが、マインクラフトはデフォルト設定で快適に動作していましたし、3Dゲームでも、例えばドラクエXくらいなら解像度を落とし、画質を落とせばプレイできない事はないよう。

といってもゲームプレイには向きませんが、日常的な用途をはじめ、簡単な写真・動画編集程度なら十分快適に行える性能を持ちあわせています。

今回掲載のモデルは、LuvBook Fの中でもスペックが高い方ですが、下はCore i3から選択可能となっていますので、用途によってはもう少しスペックを落としたとしても快適に作業できるでしょう。



消費電力・温度

LuvBook F シリーズ(LB-F571X-SSD2) の消費電力を測定。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力測定結果です。

画面の輝度は50%に設定した上で測定しています。

アイドル時 ・・・ 11W
ベンチマーク実行時 ・・・ 40W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

15.6型フルHDのノートPCとしては低消費電力です。




続いて、LuvBook F シリーズ(LB-F571X-SSD2)のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

高負荷な状態が続くとCPUの温度がやや上がりますが、一般的な温度の範囲内だと思います。




さらに、高負荷時の LuvBook F シリーズ(LB-F571X-SSD2)のキーボード表面の温度を測定。

ゲームPCのように外部GPUを搭載しないためか、全体的に低温です。
排気口付近でも45~50度とそれ程高温にはならないようです。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、LuvBook F シリーズ(LB-F571X-SSD2)の再起動にかかる時間を測定してみました。以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:42
2回目 0:43
3回目 0:43
4回目 0:42
5回目 0:43
6回目 0:42
7回目 0:42
8回目 0:44
9回目 0:43
10回目 0:43

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 42秒

掲載しているLuvBook F シリーズの再起動にかかる時間は、およそ42秒。
SSDを搭載しているため、起動もシャットダウンも非常に高速です。

仮にHDDを搭載した場合、これまでに測定したデータに基づく推測となりますが、1分前後位の再起動時間になるのではないかと思われます。



バッテリ駆動時間

LuvBook F シリーズ(LB-F571X-SSD2)のバッテリ駆動時間を測定。

測定に利用したソフトウェアはbbench、ソフトウェアの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLAN利用によるインターネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。

画面の輝度は50%に設定。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は12749秒。
約3.5(3.54138888…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

公称の駆動時間は約4.2時間とされており、大体そんなものかなと思います。

余り長持ちはしませんが、全くバッテリが持たないというわけではありませんし、モバイル向けのノートPCではないので特に問題はないでしょう。



主なソフトウェア

掲載しているLuvBook F シリーズに搭載されている、主なソフトウェアについて。(購入製品とは異なる可能性があります。)

掲載モデルにはWindows 10標準のソフトウェアに加え、CyberLink製の再生ソフトをはじめとする各種ソフトウェア群、セキュリティソフトのマカフィーリブセーフ、オーディオユーティリティのRealtekオーディオマネージャ、各種のPC設定をまとめて行えるControl Centerなどが搭載されていました。

Control Centerは、ゲーム系のノートPC(G-Tuneなど)に搭載されているソフトウェアと同じものですが、設定可能な項目が異なります。

ゲーム系のノートPCでは、Windowsボタンの有効無効設定など、ゲーミングという設定項目が存在しましたが、LuvBook F シリーズに搭載されているControl Centerには、ゲーミング系の設定は存在しません。




LuvBook F シリーズに搭載されている Control Centerの設定画面。
システムプログラム、デバイス設定はおこなえますが、ゲーミングの設定はありません。



LuvBook F シリーズ まとめ

LuvBook F シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・15.6型フルHDの非光沢液晶を搭載するノートPC
・第6世代のCore i3やi5、i7を選択できる
・HDD&SSDのデュアルストレージの構成を選択できる
・コスパ抜群

第6世代のCoreプロセッサを搭載する、15.6型フルHDのノートPCです。
CPUはCore i3から最大Core i7まで選択可能、またデュアルストレージの構成も選択できるなど、幅広い用途に向くモデルです。

グラフィックスに内蔵GPUを利用する構成であるため、ゲームなどの高負荷な用途には向きませんが、ネットや文書の作成など日常的な用途には余裕のスペックです。

液晶は非光沢で見やすく、またキーボードもテンキー付きで使いやすく、ビジネス用途にも使えるスタンダードノートだと言えるでしょう。

今回のモデルは「冬のボーナスセール」にも登場しているモデルであり、特に割安感がありますが、そうでなくても最小構成では6万円台からと、15.6型フルHDの液晶を搭載するノートPCとしてはかなり安く、コストパフォーマンスは抜群。

使いやすく安い15.6型フルHDのノートをお探しの方は、是非チェックして見てください。