レノボが販売するノートPC、Lenovo Y50 のレビューです。

Lenovo Y50は、15.6型Ultra HD(3840×2160)のIPS液晶や GeForce GTX 960M(4GB)を搭載するゲーム向けのノートPC。

高解像度かつ高性能である事に加え、JBLのスピーカーやレッドカラーのバックライトを備えたAccuTypeキーボードの搭載など、ゲームを快適にプレイするための様々な要素を備えた製品です。

液晶は美しく、キーボードなどもとても使いやすく設計されており、ゲームのプレイはもちろんですが、入力等の日常作業をはじめ、写真や動画編集などの作業にも向いています。

筐体デザインは見た目にインパクトがあって質も高く、性能や機能だけでなくビジュアルにこだわるユーザにも向くマシンだと言えるでしょう。

価格はやや高めですが、Eクーポンでかなり安く購入する事が可能です。
今回は、そんなLenovo Y50の外観や性能、使用感等について詳しく触れてみました。

【Lenovo Y50 レビュー記事目次】

・Lenovo Y50 筺体外観・液晶・操作性など
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の品質外付け光学ドライブが付属

・製品内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容について
プリンストール・ソフトウェアの内容Novoボタンとは?

・製品レビューのまとめ
Lenovo Y50 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Lenovo Y50 筐体外観・インターフェースをチェック

まず、Lenovo Y50の筺体外観をチェックします。
冒頭でも述べた通り、とても質感の高い筐体を採用しています。

サイズは幅387、奥行き263.4、厚み23.9mmで、重量は約2.4kg。
高性能な15.6型のノートにしてはやや薄く軽量でしょうか。最近はゲーミングPCと言えど、薄めの筺体を採用したものが多く、本製品のサイズ感が特別珍しいというわけではありませんが、見た目にコンパクトなイメージです。






天板上にはlenovoのロゴ

カラーはグラファイトグレー。
天板全面にヘアライン加工を施したようなデザインが採用されています。

微妙な光沢感や天板左右のカッティングなど、シンプルではあるのですが、細かなところまで計算されたような美しさが感じられるデザインで、見た目重視だという方でも納得のいく外観だと思います。

ただ、指紋跡は少し目立ちやすいです。




背面全体


正面から


電源オン時の様子

ディスプレイには、15.6型ワイドUltra HD(3,840×2,160)のIPS光沢パネルを採用。

液晶ベゼルの縁はそこそこ厚みがあるものの、ディスプレイ自体の厚みが薄く、ベゼルと液晶パネルとに一体感がある為か、不思議と古臭い感じがしません。

個人的にはディスプレイは非光沢パネルが好みですが、悪くないと思います。
起動時の画面は明るく、あまり光沢感は目立ちません。

液晶については、後の項でより詳しく触れます。




液晶上部にはHD 720p 対応のWebカメラを内蔵 その左右にはマイク


下部にはlenovoのロゴ




筺体側面のインターフェースの内容を確認します。

本製品は15.6型サイズとやや大きめのノートPCですが、光学ドライブが搭載されていません。
ただ、外付けタイプのブルーレイディスクドライブが標準搭載されていますので、光学ドライブが必要だという方であっても問題はないでしょう。

左側面には電源コネクタ、LAN、HDMI、USB3.0が2基並びます。
USB端子の内側が、筺体に合わせたレッドカラーとなっている所がお洒落です。(赤い端子はUSB3.0です)




筺体が薄い為か、LANポートはギリギリの配置。
有線LANケーブルを差し込む際、ポートのカバーを少し下げる必要があります。




筺体右側面。
左からS/PDIF、ヘッドフォンやマイクのコンボポート、メモリ カードスロット、UDB2.0、ケンジントンスロットが並びます。

USB2.0は電源オフ時、給電が可能なタイプです。





前面は、正面から見て左端の方に電源やバッテリ、HDD等の状態を示すインジケーターランプが並びます。




背面には何もなし。
左右のメッシュ部分が排気口に見えてしまいますが、ここは単なるデザインです。


ちなみに、排気口はディスプレイと本体の接続部(ヒンジ)の隙間に設置されています。


排気口はディスプレイと本体の隙間(矢印部分)に設置されている



ディスプレイの最大開閉角度は約140度。
可動域は大きく、液晶の角度調整がしやすいです。




底面 写真は上が筺体背面側、下が前面側

筺体底面の様子。
内部へアクセスするには、底面カバー全体を開く必要があるなど、パーツに触れるには少し手間がかかりそうです。

中央からバッテリ寄りの位置にある通気口は、吸気を行うための孔です。



吸気口のすぐ左隣りにはサブウーファー。





PC本体と付属の電源アダプター類


アダプターに搭載のコネクタの形状はミッキー型


プラグの形状は角型


電源アダプターの仕様は20V、6.75Aで135W



キーボードやタッチパッドの操作性

Lenovo Y50に採用されている、キーボードやタッチパッドの操作性をチェックします。




キーボード全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

右側にテンキーを搭載する、アイソレーションタイプの日本語キーボードを採用しています。
キーピッチもキーストロークにも余裕があり、また強く打っても撓みなどが出ない使いやすいキーボードです。

配列にも変則的な部分は見当たりません。

Lenovoシリーズは、ThinkPadとはまた異なるシリーズですが、キーボードはThinkPadと同じように使用感が良いと思います。

長時間のタイピングも楽勝です。




キートップは僅かにではあるが、端から中央にかけて湾曲している


キー側面に施されたレッドのカラーリング


キーボードバックライト搭載で赤く点灯

抑えめのトーンと鮮やかな配色の組み合わせが、洗練された雰囲気を持つキーボードです。
赤と暗めのカラーによる配色は、自分自身の好みのカラーリングでもあります。



キーボードの上部左右にはJBL製のスピーカーが搭載されています。
スピーカーが上部にある事、また底面にはサブウーファーが内蔵されており、音はノートPCにしては比較的良い方です。

ノートですので質が良いとまではいかないものの、ノートのスピーカーでもゲームや映画のサウンド、また音楽などを十分に楽しめるレベルです。



キーボードの右上には電源ボタンとNovoボタン。

このNovoボタンとは、レノボ製のリカバリーソフトウェア「Lenovo OneKey Recovery System」を起動するためのもので、PCの電源オン時にボタンを押すと「OneKey Recovery」が起動、また電源オフ時にボタンを押すと、Novo Button Menuが起動します。

システム回復を行う際に利用します。



タッチパッドはボタン分離型。
パッドの面積は広く、また軽快なクリックが可能であるなど、比較的使いやすいタッチパッドだと思います。

まあ、本製品の利用にはマウスを使われる方が多いと思われますので、特に気にするような部分ではないかもしれません。



液晶の品質・見やすさをチェック

Lenovo Y50に搭載されている、液晶の品質や見やすさをチェックします。
実際の製品に同じ液晶パネルが搭載されるとは限りませんので、参考程度にご覧下さい。




15.6型ワイドUltra HD(3840×2160)のIPS光沢液晶を採用しています。

このサイズのパネルで4Kの解像度だと、アイコンや文字の表示が小さくなりすぎて見辛いですが、デフォルトでは250%の拡大設定(スケーリング)が適用されており、特に問題なく作業を行う事ができます。

高解像度でゲームをプレイするとか、写真や動画の編集のために高解像度液晶を利用したい、というはっきりとした目的がある方に向く液晶です。一般の用途だと、少し使い辛い場面があるかもしれません。




スケーリング設定を250%に設定した場合のデスクトップ画面の見え方(初期時)


スケーリング設定を100%に設定した場合 アイコン等の表示が小さすぎて操作不能




画面の視野角をチェックします。

IPSを謳うだけあり、視野角は広いです。
画面を斜めから見た場合でも、色変化等が殆ど見られません。




次に、色域の測定結果を掲載。
以降、Spyder 4 Eliteで測定した結果を掲載、検証を行っています。

sRGBカバー率は96%、AdobeRGBカバー率は78%。
色域は広いです。見た目にも鮮やかな液晶だと思います。




ガンマカーブを確認。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ)

デフォルトでは若干、ガンマ2.2のカーブからずれているようですが、色のずれはあまりありません。
あえて言うとやや黄色味(緑)が強めですが、自然な色だと言える範囲の色味です。




画面の均一性について。
以下、色ムラや輝度ムラの測定結果です。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラは輝度を高く設定した場合に、やや目立つ部分があるようですが、見てすぐにそれとわかるほどのものではありません。

輝度ムラについても、画面下部がやや暗めなようですが、こちらもそれ程ムラは大きくはありません。


総合的に考えて、綺麗だと言える部類の液晶です。
光沢パネルではありますが、画面が明るい為か光沢感はそれ程気にはなりません。

高解像度かつ色鮮やかであり、ゲームの美しいCGはもちろん、写真や動画なども楽しめるでしょうし、編集作業もしやすいと思います。



外付けのブルーレイディスクドライブが付属

本製品は光学ドライブを搭載しませんが、標準で外付けのタイプのブルーレイディスクドライブが付属しています。

個人的には、付属の有り無しを自由に選べたらよいのにとは思いますが、とりあえず光学ドライブが必要だという方であっても安心です。





スリムタイプの外付けブルーレイディスクドライブ

非常に薄く、軽量なバスパワータイプのドライブです。
持ち運びも容易に行えると思います。





Lenovo Y50の外観や液晶、操作性については以上となります。
引き続き、製品の構成特徴や性能、ソフトウェア等について詳しく触れたいと思います。

デザイン性に優れたゲーミングノートに興味をお持ちの方は、ぜひ次記事もご覧ください。
次: Lenovo Y50のベンチマーク結果 Core i7-4710HQや GTX 960Mを搭載する15.6型4Kノートの性能