HPが販売するノートPC、HP 15-af000のレビューです。

HP 15-af000は、15.6型HDサイズの液晶を搭載するノートPC。

AMDのAPUやメモリ4GB、500GB HDD、DVDドライブと日常作業に不足の無い内容を備えながらも、価格を大きく抑えたコストパフォーマンスの高い製品です。

約2kg弱と15.6型のノートにしては扱いやすい重さであり、外観もシンプルながら洗練されたデザインを施すなど、安くてもある程度の質の高さを持ち合わせており、価格の割に満足度の高いノートPCだと言えるでしょう。

今回は、そんなHP 15-af000の外観や使用感、性能面について詳しく触れたいと思います。
一通りの用途に利用できる15.6型ノートを出来るだけ安く手に入れたい、という方には非常におすすめのモデルです。

HP 15-af000 製品ページ

当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在HPでは、以下のAMD APU搭載15.6型ノートを販売中です。

HP 15-ba000 製品ページ

【HP 14-af000 レビュー記事目次】

・HP 14-af000 筺体外観・液晶・操作性をチェック
外観・インターフェースキーボード周りの操作性液晶の見やすさ主な付属品

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品レビューのまとめ
HP 14-af000 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP 14-af000 筺体外観・インターフェースの内容を確認

まず、HP 14-af000の筺体外観とインターフェースの内容を確認します。

筺体サイズは幅約384mm、奥行き255mm、厚みは24.3mm、重量は約2.19kg。
冒頭でも述べましたが、15.6型ノートにしては軽量です。

いわゆるホームモバイルノートなどと呼ぶのでしょうか、部屋を移動してPCを利用されるような方には扱いやすいサイズ感の製品だと思います。






ターボシルバーカラーの天板一面にダイヤモンドパターンが施されている


天板の中央には背面がブラックカラーのhpロゴ

少し前に、HP 14-ac000というインテルのCPUを搭載する低価格14型ノートをご紹介しましたが、本製品はそのモデルと色違いのデザインを採用しています。

HP 14-ac000には柔らかい印象のホワイトシルバーカラーが採用されていたのに対し、HP 14-af000にはややメカニカルな雰囲気が感じられるターボシルバーカラーを採用。

天板表面にはダイヤモンドパターンが施されており、持ち運びがしやすいです。
マットな質感で指紋などの汚れも全く目立ちません。




筺体背面側から


筺体前面側


電源オン時の様子

ディスプレイには15.6型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を採用。

液晶パネルは価格なりのものという感じで、取り立てて言う程の特徴はないのですが、価格が価格なので特に不満はないです。光沢感がやや目立ちますが、輝度を高めに設定していればそれ程気にはなりません。

液晶については、また後の項で詳しく触れます。




液晶の上にはHP TrueVision HD Webcam (約92万画素)を内蔵


液晶の下にはhpの小さなロゴ




筺体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面。
電源コネクター、LAN、HDMI出力、USB3.0、USB2.0、ヘッドフォンとマイクのコンボポートを搭載。



右側面にはメディアカードリーダー、USB2.0、光学ドライブ、セキュリティロックケーブル用のスロットが並びます。




筐体前面、背面には何もなし。

インターフェースの総合的な感想としては、USB3.0がもう少し欲しい、などという意見はあるかもしれませんが、家庭用のノートPCとしては特に不足は感じない内容です。

低価格製品でありながら、DVDスーパーマルチドライブを標準搭載しているという点が魅力だと思います。



液晶の最大開閉角度は約135度。
比較的大きく開くようで、液晶面の角度調整がしやすいです。




筐体底面の様子を確認します。
本製品は、底面から内部へアクセスできるような構造は採用していませんので、パーツのアップグレードは製品購入時のカスタマイズで選択してしまった方が良いと思われます。


底面全体の様子 写真は上が背面側、下が前面側

背面側にはバッテリスロットが見えます。
取外しが可能です。




前面寄りの位置にスピーカーが内蔵されている



搭載バッテリの仕様は14.6V、41Wh




PC本体と付属の電源アダプター、ケーブル



電源アダプターの仕様は19.5V、2.31Aで45W、コネクターの形状はミッキー型


電源ケーブルの代わりに利用できるウォールマウントプラグが標準付属



キーボードやタッチパッドの操作性をチェック

HP 15-af000に搭載されている、キーボードやタッチパッドの操作性をチェックします。




キーボード面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

アイソレーションタイプのキーボードです。右側にはテンキーを搭載。
主要なキーのピッチは縦横ともに約18.7mm、キースロトークは約1.5mmと少し浅目です。

最上段のファンクションキーは、単独で押すとデフォルトで「輝度調整」や「ミュート」などの機能が動作するような仕様となっています。

使用感は良くも悪くもなくという感じで、一般的な作業に使う程度ならストレスを感じるような事はないでしょう。




キートップはフラットな形状


印象的なパームレストのデザイン うっすらとさりげなく入った模様がお洒落

タッチパッドはボタン分離型。
パッドとパームレストの間にはっきりとした境界がない(僅かに段差がある程度)デザインを採用しています。

境がはっきりとしていないのは少し使い難く感じますが、継ぎ目がないためにすっきりとした見た目であり、かつお洒落だと思います。

タッチパッドを多用しないのであれば、特に問題は感じない使い心地です。



液晶の品質・見やすさ

HP 15-af000に搭載されている、液晶の見やすさや品質をチェックします。
販売製品に同じパネルが搭載されるとは限りませんので、参考程度にご覧ください。



15.6型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を採用しています。

本製品で選択できるのはこの液晶のみ。
利用する場所によって光沢感が目立ちますが、輝度を高く調整して利用すればそれ程気になる事はないと思います。




画面の視野角をチェックします。



視野角は狭いです。
斜めから見ると画面全体が白っぽく色変化してしまい、正確な色がわかり辛くなります。

正面から閲覧する分には問題ありません。




続いて、色域の測定結果です。
以降、Spyder 4 Eliteによる測定結果を掲載、検証を行っています。

sRGBのカバー率は55%、AdobeRGBのカバー率は41%。
色域は狭いです。実際、画面に表示される色が全体的に浅いと感じます。




ガンマカーブについて。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

ガンマ応答カーブは、RGB全てのカーブにばらつきがみられます。
デフォルトではかなり青味の強い画面です。

見た目にも画面が青いと感じる方が多いのではと思います。




画面の均一性を測定してみました。
以下、色ムラや輝度ムラをチェックしています。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラは殆ど気にならない程度です。
一方で輝度のムラは少し目立つよう。画面右側が全体的に暗く見えます。


先にも書いた通り、製品価格なりの品質を持つ液晶パネルですが、WebサイトやDVDなどの映像を閲覧するといった用途への利用に関しては、何ら問題ないと思います。

デフォルトではかなり青味の強い色表示である為、写真編集など色を扱う作業を行う場合には注意が必要です。



主な付属品

HP 15-af000の主な付属品をご紹介します。
あくまでも今回の製品に付属していたものであり、実際の製品とは付属品の内容が異なる可能性がありますので、一例としてご覧ください。




サービスやサポート関係の冊子、速効!HPパソコンナビ特別版、セットアップ手順、iPassのクーポンコード


「速効!HPパソコンナビ特別版」は、Windows 8.1の操作方法などを掲載した解説本。
とてもわかりやすい内容で、PC操作に詳しくないという方には便利なアイテムです。




iPassのクーポンコード

iPassのWiFiサービスを1年間無料で利用する事が出来る、クーポンコードが書かれた用紙。
製品購入の特典だと思いますが、必ずしも製品に同梱されているものだとは限りませんのでご注意ください。



HP 14-af000 構成内容とその特徴について

次に、掲載しているHP 14-af000の構成内容とその特徴について解説します。

【CPU-Z】



【GPU-Z】

【HP 15-af000 エントリーモデル(15-af010AU) の主な構成】

OS   Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ   AMD E1-6015 APU(1.40GHz)
グラフィックス   AMD Radeon R2 グラフィックス
メモリ   4GB(4GB×1/DDR3L-1333MHz SO-DIMM/1スロット)
ディスプレイ   15.6型ワイドHD(1366×768)、光沢
ストレージ   500GB HDD(5400rpm/TOSHIBA製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
LAN   内蔵LAN(10/100)
無線機能   IEEE802.11b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ   4セル、駆動時間:約7時間15分(駆動時間の実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   45W
サイズ   384×255×24.3(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.19kg
カラー   ターボシルバー
保証   1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証)、使い方サポート1年間

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年08月27日時点のものです。

Windows 8.1、15.6型HD液晶、AMD E1-6015 APU、メモリ4GB、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブという構成内容のモデルです。

構成面にあまり特徴はありませんが、グラフィックスにAPU内蔵の「AMD Radeon R2 グラフィックス」を利用しており、インテルCPUを搭載する同価格帯のノートPCなどに比べると、若干グラフィック性能は高めだという印象です。(はっきりと性能差を体感できる程ではありませんが)

ロースペックなモデルではありますが、ネットや動画閲覧など軽い作業であれば比較的快適に行えるでしょう。光学ドライブも搭載されており、不便はしないと思います。

冒頭でも述べた通り、殆ど構成のカスタマイズが行えないモデルですが、唯一メモリのみ、4GBから8GBへとアップグレードする事ができます。

性能にそれ程影響を与えるわけではありませんが、ブラウザでタブを多数開いたり、画像編集などメモリを沢山必要とする作業をされるというのなら追加しておいた方が良いでしょう。

安いノートPCとしては、悪くない製品だと思います。



搭載されているストレージの内容を詳しく見ます。


HDDの詳細


ディスクの内訳

HDDにはTOSHIBA製の「MQ01ABF050」という、7mm厚の500GB HDD(5400rpm)が搭載されていました。本製品で選択できるのはこのHDDのみとなります。

性能は普通。
HDDとしては可も不可もなく、無難なモデルだと思います。



ベンチマークテストの結果

以下、HP 15-af000で実施したベンチマークテストの結果です。
AMD Catalyst Control Centerで以下のような設定にした上で(デフォルト)、ベンチマークテストを実行しています。




電源に繋いだ状態では最大のパフォーマンスを発揮する



【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 4.9
メモリ 5.1
グラフィックス 4.3
ゲーム用グラフィックス 4.4
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 106.6105.6
512K 0.9751.201
4K 102.8105.5
4K QD32 0.4471.128

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


実行したテストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 16546
Cloud Gate・・・ 1405
Sky Diver・・・ 1032
Fire Strike・・・ 272


【FINAL FANTASY XIV】

【新生エオルゼア キャラクター編】

【蒼天のイシュガルド(DirectX 9)】

【新生エオルゼア】
1280×720(標準品質/ノートPC) ・・・ SCORE:1674 / 評価:設定変更を推奨

【蒼天のイシュガルド(DirectX 9)】
1280×720(標準品質/ノートPC) ・・・ SCORE:1306 / 評価:設定変更が必要


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(低品質) ・・・ スコア:2451 / 評価:やや重い


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 8.73fps
CPU ・・・ 48cb



Minecraft 描画設定を落としてもややコマ落ちが見られる CPUの使用率は70~80%程度

Windowsタブレットで動くような軽いブラウザゲームなら動くと思いますが、3Dゲームは設定調整しても難しいです。

あくまでも、軽い作業用として利用するに限る性能ですが、ネット用、映画・動画閲覧用としてはそこそこ快適に利用できると思います。

製品価格を考えれば悪くないです。



消費電力・温度

HP 15-af000 の消費電力を測定。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力測定結果です。

画面の輝度は50%に設定しています。

アイドル時 ・・・ 6W
ベンチマーク実行時 ・・・ 16W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

消費電力はかなり低いです。
性能なりの数字だと思います。




続いて、HP 15-af000のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

全体的に低温です。




さらに、高負荷時の HP 15-af000のキーボード表面の温度を測定してみました。

排気口付近でも40度前後と温度は低いです。
利用する環境にもよると思いますが、負荷をかけた状態でも、快適にキーボードの入力などが行えると思います。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、HP 15-af000の再起動にかかる時間を測定してみました。
以下は9回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 1:48
2回目 1:23
3回目 1:09
4回目 1:08
5回目 1:09
6回目 1:10
7回目 1:50
8回目 1:15
9回目 1:09

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分20秒

HP 15-af000の再起動にかかる時間は、およそ1分20秒。
HDDを搭載するPCとしては、平均的な速度だと言えるでしょうか。

他の製品でも、HDDを起動ドライブに利用するモデルでは大体1分~1分半程度再起動に時間がかかるものが多いです。



バッテリ駆動時間

HP 15-af000のバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定に利用したソフトウェアはbbench、設定はストロークの実行が10秒毎、無線LAN利用によるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。

画面の輝度は50%に設定しています。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は29063秒。
約8.1(8.07305555…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

15.6型ノートにしては結構長く持つようです。
屋内での利用であっても、バッテリの持ちが良いと電源の有り無しにかかわらずに様々な場所で作業ができる為、便利です。



プリンストール・ソフトウェアの内容

HP 15-af000 のプリンストール・ソフトウェアの内容を簡単にご紹介します。

購入時期や選択するオプションの内容によっては、以下に掲載の内容とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

標準搭載されているソフトウェアの内容は、Windows 8.1標準のソフトウェアに加え、HP製およびCyberLink製の各種ソフトウェア、AMD系GPUのユーティリティ「AMD Catalyst Control Center」、PDFの閲覧・編集ソフト「Foxit PhantomPDF」、圧縮展開ソフト「7-Zip」、セキュリティソフト「マカフィーリブセーフ」、オーディオユーティリティ「Dts Studio Sound」が搭載されるという内容で、ストアアプリにもいくつかの標準搭載ではないアプリが追加されていました。

HP製のソフトウェアについては、電源設定の「HP AC Power Control」、バックアップ&リカバリツールの「HP Recovery Manager」、ユーザーガイド等の資料を閲覧できる「HP Documentation」、PCの総合管理を行える「HP Support Assistant」、ログオンなどの認証管理ソフト「HP SimplePass」、Miracast対応ディスプレイの接続設定を行う「HP Quick Access to Miracast」等を搭載。

CyberLink製のソフトウェアについては、ウェブカメラの拡張ソフト「YouCam」や再生ソフト「Power Media Player」、動画編集ソフト「PowerDirector」、写真編集ソフト「PhotoDirector」、ライティングソフト「Power2Go」、バックアップソフト「PowerBackup」が搭載されるという内容です。

その他、DropBox 25GBを6ヶ月間無料利用できるという本製品の特典により、登録や設定を行う事でDropBoxを利用する事が出来るようになっていました。

なお、DropBoxの特典については必ずしも付属するものだとは限りません。製品の購入時期によっては付属しない可能性もあります。




HP Recovery Manager バックアップやリカバリーを管理するソフトウェア


HP Recovery Managerでリカバリメディアを作成できる


DropBox 25GBを6か月無料で利用する事が可能となる特典が付属していた



HP 14-af000 まとめ

HP 15-af000 のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・DVDスーパーマルチドライブなど基本機能を備えた15.6型ノート
・AMD E1-6015 APU 、メモリ4GBを搭載しており、軽い用途になら快適に利用できる性能
・バッテリの持ちがそこそこ良い
・低価格

・内蔵LANがギガビット非対応

15.6型サイズの液晶を搭載する、低価格帯のノートPCです。

決して高性能だとは言えませんが、CPUにはAMD E1-6015 APU、メモリ4GBを標準で搭載しており、軽い作業であればそこそこ快適に行える性能を持ち合わせています。

テンキーやDVDスーパーマルチドライブを標準搭載し、ストレージの容量も500GBと比較的余裕があるなど、一通りの作業を行うのに困らないバランスの良い内容であり、安価でそこそこ使いやすいノートPCが欲しいという方にはうってつけの製品だと言えるでしょう。

このサイズのPCにしてはバッテリの持ちも良く、安いノートにしては結構便利に使えます。

当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在HPでは、以下のAMD APU搭載15.6型ノートを販売中です。

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