マウスコンピューターのデスクトップPC、NEXTGEAR i640シリーズでラインアップされている「ダブル水冷モデル」のレビューです。

今回ご紹介するNEXTGEAR i640シリーズの「ダブル水冷モデル」は、その名前通りCPUとGPUをダブルで水冷化したゲーミングデスクトップPC。

ダブル水冷・・と聞くと、CPUとGPUを2基のラジエーターを利用して別個に水冷化する構造が思い浮かびますが、本シリーズのダブル水冷モデルはラジエータ1基のみでCPUとGPUの冷却を行うなど、これまでにない構造を採用しています。

従来のダブル水冷は、少なくともラジエーター2基分のスペースが必要であり、大型のケースでしか実現できないデメリットがありましたが、今回のダブル水冷ではさほどスペースを必要とせず、NEXTGEARシリーズのようなやや小型の製品でも実現可能。

ダブル水冷でも比較的価格は安く、ゲーミングPCに高い冷却性能を求めるユーザーにはニーズの高い製品であると言えるでしょう。音も空冷に比べると静かであり、ゲーム以外での使い勝手も良いです。

今回は、そんなNEXTGEAR i640「ダブル水冷モデル」のケース外観や内部構造、性能について詳しく触れたいと思います。

当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在販売中のKaby Lake搭載の新シリーズ、NEXTGEAR i660シリーズのページをご覧下さい。

NEXTGEAR i660 シリーズ (Z270) 製品ページ
G-Tune NEXTGEAR i660シリーズ レビュー記事はこちら

【NEXTGEAR i640(ダブル水冷モデル) レビュー記事目次】

・NEXTGEAR i640 シリーズ ダブル水冷モデルの外観と内部構造をチェック
NEXTGEARオリジナルのケースを採用ダブル水冷採用!ケース内部の構造をチェック主な付属品

・ダブル水冷モデルの構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力温度再起動時間

・プリインストール・ソフトウェア
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品レビューのまとめ
NEXTGEAR i640(ダブル水冷モデル) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR i640 オリジナルケースの外観・インターフェース

まず、掲載しているNEXTGEAR i640のケース外観をご紹介いたします。

本シリーズのケースについてはこれまでにも何度かご紹介していますが、NEXTGEARモデル専用となる「中世の騎士の兜」風のデザインを取り入れたオリジナルケースを採用しています。

小型という程ではないけれど大型でもない程良いサイズ感で、シンプルでありながらも地味さはなく、拡張性やメンテナンス性に優れるなど ゲーミングPCに相応しい特長を持ちあわせています。




フロントパネルの上部にはG-Tuneのロゴ

フロントパネル下部には、中世の騎士の兜の様なデザインを採用。
PCの電源をオンにすると、内部にあるブルーのLEDランプの輝きをパネル越しに垣間見る事ができます。。




フロントパネルを開いた図


左右や下部、前面などドアの様々な部分に吸気口が設けられている

このフロントパネルは脱着が可能。
例えば、机の下にPCを設置する際にフロント部分が上手く収まらなかったり、光学ドライブを頻繁に使用するためドアが邪魔・・といった場合には、取り外しての利用が便利です。

パネルを取り外した後に空いてしまった留め具部分は、製品に同梱されているキャップパーツで埋める事が可能となっており、外観的にも違和感なく利用する事ができます。




同梱のキャップ―パーツと、ヒンジ部品の替え

フロントパネル内部には5インチオープンベイが2基と、3.5インチオープンベイが1基並びます。

最上段のベイには光学ドライブ。
掲載製品にはDVDスーパーマルチドライブが搭載されていましたが、カスタマイズでブルーレイディスクドライブなどを選択する事が可能です。



フロント中央より下半分には大きなメッシュパネルが搭載されています。
このメッシュパネルは容易に脱着できる構造となっており、取り外して掃除などを行う事が可能です。




メッシュパネルを脱着した図 パネルはワンタッチで取り外しできる


メッシュパネルの内部には標準搭載のフロントファン

脱着したメッシュパネルはさらに分解できます。



防塵フィルター。
このフィルターがフロント側では最も埃の溜まりやすい部分だと思いますので、簡単に取り外しができるというのは便利です。

ただ結構柔らかいので、掃除の際に破いてしまわないように注意してください。




ケース背面のインターフェースを確認します。

背面全体の様子。
上からUSB2.0×2基、PS/2端子、LAN、USB3.0×4基、オーディオ端子×6基が並び、中央付近にはグラフィックカードに搭載されているDisplayPort×3基やHDMI、DVI端子などが並ぶ配置となっています。

電源スイッチやコネクターは最下部に搭載。




サイドパネル左側 内部でグラフィックカードが配置されているあたりに通気口が設けられている


サイドパネル右側にはなにもない


ケース天面の様子 写真は左がケース背面側で右がケースフロント側

フロント側に幾つかの端子が並んでいるのが見えます。



天面にはメディアカードリーダー、USB3.0×2基、USB2.0×2基、マイク入力、ヘッドフォン出力、電源ボタンが並びます。

細かな機器類など、物置として利用できるトレイのような形状の窪みが便利です。




細々としたアイテムの置き場として利用できる 結構便利



ケース内部の構造をチェック -CPUとGPUのダブル水冷を採用

次に、NEXTGEAR i640 ダブル水冷モデルのケース内部の構造をチェックします。
パーツの配置等はこれまでに掲載したNEXTGEARシリーズの製品と同じですが、CPUとGPUの水冷システムを採用しているという点が異なります。



左側のサイドパネルを開いた場合のケース内部の様子。
右上から時計回りに光学ドライブベイ、HDDベイ、電源ユニット、グラフィックカード、CPUやメモリが配置されています。



書くまでもありませんが、このモデルの目玉はCPUとGPUのダブル水冷。
個別に冷却するのではなく、ラジエーター1基のみを利用して同時冷却を行っています。

従来からのCPU&GPUの水冷モデルだと、ラジエーターを2基搭載できるスペースを持つケースが必要でしたが、本製品の水冷システムは見ての通り、限られたスペースにコンパクトに収められています。

個人的に、水冷はメンテナンスが面倒という昔からのイメージがあってあまり好きではないのですが、本製品はもちろんメンテナンスフリー。しかも、かなり気軽な感じの水冷です。

またいつか、細かくご紹介できる機会があるかもしれませんが、今回のダブル水冷にはシステムに冷却液が入った状態で抜き挿しが行える「クイックコネクト」というコネクタが採用されているそうで、もちろんユーザー側での抜き差しは想定されてはいませんが、従来の水冷に比べると非常に気軽でフレキシブルな設計となっているよう。

本シリーズでは提供されていませんが、上位のMASTERPIECEシリーズではSLI構成のGPUとCPUのダブル水冷などが提供されており、今後も様々な構成で水冷を選ぶ事ができるようになるのではと思います。

なお、ラジエーター2基で個別に冷却を行うのと、ラジエーター1基でCPUとGPUの同時冷却を行うのとでは、後者の方がラジエーターの数が少ない分冷却能力が劣るのでは?とお思いの方もおられるかもしれませんが、そもそもラジエーター2基で個別に水冷を行った場合、必要以上に温度が低くなってしまう傾向があるなど過剰性能な面があり、実際に今回の製品構成ではラジエーター1基でも十分に冷却性能を発揮できています。

私が使用したところでは、特にGPUの温度上昇幅が水冷でない構成と比較して小さく、水冷の効果をはっきりと実感する事ができました。

価格面では、水冷化なしの同構成モデルに比べると2万円程高くなっているようですが、CPUとGPUの水冷でたった2万の価格差であれば、コストパフォーマンスは十分に高いです。

ゲーム時のグラフィックカードなどの高温が気になる方には、打ってつけのモデルだと言えるでしょう。




CPUやGPUから延びたチューブが1基のラジエーターに接続されている


Asetekの水冷クーラーを採用


フロント側の構造 上部のベイと下部のHDDベイの間にスペースが設けられている


ファンを遮るものがない為、冷えた空気を効率よくグラフィックカードやCPUの方へ送る事ができる


電源の容量は500W(80PLUS SILVER)と、標準構成の電源が搭載されているよう もちろんカスタマイズが可能



キーボードやマウス 付属品など

今回の製品に同梱されていた付属品類をご紹介いたします。
製品の購入時期や選択するオプションによって内容が変わる可能性がある為、一例としてご覧ください。


キーボードやマウスは、標準でG-Tuneオリジナルのゲーミングキーボード「Accurate Keyboard」や「オプティカルゲーミングマウス」が付属しているようです。

このキーボードやマウスについては以前にも同じものをご紹介していますので、そちらの記事をご参照いただければと思います。(→G-Tuneオリジナルのゲーミングキーボード&マウス

※余談ですが、同じNEXTGEAR i640シリーズであっても選択するモデルによっては、ゲーミングではない一般のキーボードやマウスが標準付属となるものがあります。NEXTGEARシリーズだからといって、必ずG-Tuneオリジナルのキーボードやマウスが搭載されるわけではありませんので、製品購入時はカスタマイズの内容をよくご確認ください。




G-Tuneオリジナルのゲーミングキーボードとマウス




その他、細かな付属品も簡単にご紹介します。


マニュアルや構成&付属品一覧表、クーポン系のカード、キャップパーツ等


マニュアルには基本的な設定や操作方法が掲載されている


クーポン等の特典(製品の購入時期によって内容が変化する可能性があります)


映像端子の変換コネクター(構成によりコネクターの内容が変わる可能性があります)





NEXTGEAR i640 「ダブル水冷モデル」のケース外観や内部構造、付属品については以上となります。

引き続き、掲載製品の構成特徴や性能面について詳しく触れたいと思います。
ダブル水冷モデルに興味をお持ちの方は、是非次記事にも目を通してみてください。

次: NEXTGEAR i640「ダブル水冷モデル」のベンチマーク結果 水冷無しのモデルと比較して冷却性能は高い