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HPが販売するデスクトップPC、HP Slimline 450-020jp/CTのレビューです。

HP Slimline 450-020jp/CTは、幅約10cmのスリム筐体を採用したデスクトップPC。
スリムでありながらも、最大でCore i7や GeForce GT 710の搭載も可能となるなど、比較的ハイスペックな構成の選択が可能なマシンです。

下は4万円台(2015年8月19日時点)からとリーズナブルであり、軽い用途向けのPCをお探しの方や、予算に余裕がない方にはもちろん、新デザインの採用で旧モデル以上に洗練された印象となっており、インテリアとの調和を気にするような方にもおすすめ。

今回は、そんな HP Slimline 450-020jp/CTの外観や内部構造、性能などについて詳しく触れてみました。

HP Slimline 450-020 製品ページ


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【HP Slimline 450-020jp/CT レビュー記事目次】

・HP Slimline 450-020jp/CT 筺体外観・インターフェースの内容
コンパクト・スリムな新筐体を採用筐体内部の構造キーボード・マウス

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェア

・製品レビューのまとめ
HP Slimline 450-020jp/CT まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP Slimline 450-020jp/CT 新デザインのスリム筐体を採用

まず、HP Slimline 450-020jp/CTに採用されている新デザインのスリム筺体をご紹介いたします。

筺体のサイズは幅約100mm、奥行き396mm、高さ319mmとコンパクトかつスリムであり、重量も約4.9kgとタワー型のデスクトップPCにしては軽量。

少々狭めの机であっても、余裕で設置できるコンパクトさだと思います。インターフェースの位置的にも、机の上への設置がお勧めです。

ピアノブラックをベースに、濃い色合いのドットテクスチャを重ねたシンプルなデザインを採用しているため、部屋のインテリアにも違和感なくなじむ事でしょう。





ピアノブラックの光沢感あるパネル一面にドットテクスチャを重ねたシンプルなデザイン

パネルに手で触れると、ドットテクスチャ表面のポツポツとした突起を指先に感じます。

旧モデルに採用されていた、ピアノブラック一色のクラシカルなデザインも品があって良かったですが、新モデルのデザインも遊び心があって見た目にお洒落です。

どちらかというと、今風のデザインだと思います。
旧モデルのデザインに比べ、埃などの汚れが目立ち難いという点も良いです。




フロントパネル やや左寄りの位置に光学ドライブを搭載


光学ドライブの下にはオーディオ端子やカードスロット、USB2.0×2を配置




筐体背面の様子を確認します。
選択する構成により、背面に配置される端子の内容が変化する可能性がありますので、参考程度にご覧ください。

背面全体。
上からUSB2.0×2、LAN、USB3.0×2、オーディオ端子×3基が並び、中央の拡張スロット付近にはDVI-DやHDMI端子といったグラフィクカードからの映像出力端子、そして最下部には電源コネクターが配置されています。

デスクトップPCとしてはインターフェースの内容は少なめですが、必要なものはすべて揃っており不便を感じるような事はないでしょう。




筺体右側のサイドパネル


筐体左側のサイドパネル 2か所にメッシュ状の通気口が設けられている


底面の足は前後で長さが異なり、筺体前方から後方にかけて僅かに傾斜するようなスタイルとなっている

天面の様子。
前方側と背面側にメッシュ状の通気口が設けられています。

コンパクトサイズの筺体の割に通気口が多く、内部の風通しが良さそうです。




フロントパネルの上部には電源ボタンを配置



筐体の内部構造をチェック

次に、HP Slimline 450-020jp/CTの筐体内部の構造をチェックします。
筺体右側のサイドパネルを開く事で内部へのアクセスが可能です。



筐体内部全体の様子。
右上から時計回りに光学ドライブとHDDベイ、ファン、電源ユニット、グラフィックカード、CPUやメモリといったパーツの配置です。

コンパクトな筐体ですが、所々にスペースや通気口が配置されている事と、フロント側下部にファンが設置されているため、エアフローは良いです。



HDDベイと光学ドライブベイ。
手前にあるのがウルトラスリムタイプの光学ドライブベイで、奥がHDDベイ。

本製品で搭載できるストレージは1基のみ。
SSDもしくはHDDを選択できます。



ドライブベイの下部にはファンが独立して配置されています。
これがあるのとないのとでは、エアフローに大きな差があると思われます。



CPU周り。
CPUの隣には2基のメモリスロットが配置されています。



グラフィックカード。
本製品ではGeForce GT 710を選択する事が可能です。

それ程パワーのあるグラフィックスではありませんが、CPU内蔵のグラフィックスではやや心許ない・・というユーザーには程良い性能のグラフィックカードです。



電源は180W(80PLUS BRONZE)。
本製品で提供されているのはこの電源のみとなります。


拡張性はあまりないものの、何かしらのメンテナンス・・例えばHDDを交換したいなどという場合に、内部へ容易にアクセスできるという点は魅力が大きいです。



付属のキーボード・マウス

HP Slimline 450-020jp/CTには、標準でUSB接続タイプの日本語キーボードや光学スクロールマウスが付属します。

Windows 8用のショートカットキーが搭載された、HPの向け個人製品ではおなじみとなるキーボードやスクロールマウスです。

キーボードやマウスについては以前の記事にも掲載していますので、そちらのページ(HPのデスクトップ製品に同梱されるUSBタイプのキーボード&マウス)をご参照ください。




USBタイプのキーボード&マウス

カスタマイズではワイヤレスタイプのキーボードやマウスを選択する事もできます。
ケーブルレスだと机の上が散らかりにくいため、すっきりとした状態で作業を行いたい方にはワイヤレスタイプのキーボードやマウスがお勧めです。(有料)



HP Slimline 450-020jp/CT 構成内容とその特徴

まず、掲載しているHP Slimline 450-020jp/CTの構成内容とその特徴について解説します。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【HP Slimline 450-020jp/CT の主な構成】

OS   Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ   Celeron G1840(2.80GHz)
チップセット   H87 Express
グラフィックス   NVIDIA GeForce GT710(2GB)
メモリ   4GB(4GB×1/PC3-12800/2スロット/最大16GB)
ストレージ   500GB HDD(Seagate製/7200rpm)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ(ウルトラスリム)
無線機能   なし
拡張ベイ   ウルトラスリムベイ×1、3.5インチ×1
拡張スロット   PCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI Express Mini Card×1
電源   180W(80PLUS BRONZE)
ケース   省スペース型
サイズ   100×396×319(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約4.9kg
保証   1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証)、使い方サポート1年間

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年08月20日時点のものです。

Windows 8.1、Celeron G1840、メモリ4GB、GeForce GT710(2GB)、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブという構成内容のモデルです。

CPUやメモリ、ストレージなどは本製品で提供されている最小構成そのままの内容ですが、グラフィックスのみ、CPU内蔵のグラフィックスから GeForce GT710(2GB)へとアップグレード。

グラフィックスのアップグレード料金がプラスになりはするものの、コストを抑えたい場合に選択する構成としては、使用感、コストパフォーマンス等を考慮しても絶妙な内容だと思います。

その他の構成についても簡単に触れておくと、CPUはCeleron G1840の他、Core i3-4170やCore i5-4590T、Core i7-4790Tを選択可能。

またメモリは4GBから最大16GBまで、ストレージは500GB~3TB HDD、もしくは512GB SSDを選択できるようになっており、光学ドライブについてはDVDスーパーマルチドライブの他、ブルーレイディスクドライブの選択も可能です。

冒頭でも述べた通り、予算が許すのなら上位のパーツを選択した方がパフォーマンス面での満足感は高いですが、比較的自由な構成の選択が可能となっているため、コストをかけたくないという場合であってもそれなりに満足のいく構成が選べるのではないかと思います。

キャンペーン等も実施されており、そういったイベントと組み合わせればかなりお得に製品を購入する事が可能です。



搭載されているストレージの内容を確認します。


HDDの仕様


ディスクの内訳

ストレージにはSeagate製の「ST500DM002-1BD142」という500GB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

性能はHDDなりではありますが、体感ではHDDにしてはやや高速であるように思います。普段からHDD搭載のPCをお使いの方なら、快適に利用できるでしょう。

本製品ではストレージに500GB~3TB HDDの他、512GB SSDを選択する事も可能。ストレージは1基のみで、2ドライブの構成などは提供されていません。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載のHP Slimline 450-020jp/CTで実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.9
メモリ 7.1
グラフィックス 5.1
ゲーム用グラフィックス 5.4
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 126.4135.4
512K 1.8831.607
4K 58.73133.4
4K QD32 0.6551.644

数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


行った全てのテストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 38770
Cloud Gate・・・ 3998
Sky Diver・・・ 2646
Fire Strike・・・ 738


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720 ・・・ 2592~2593
1920×1080 ・・・ 1310~1313


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1280×720(描画設定3) ・・・ 2278
1920×1080(描画設定3) ・・・ 873

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720 ・・・ SCORE:2254 / RANK:C
1920×1080 ・・・ SCORE:1256 / RANK:C


【FINAL FANTASY XIV】

【新生エオルゼア キャラクター編】

【蒼天のイシュガルド(DirectX 9)】

【新生エオルゼア】
1280×720(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:2261 / 評価:普通
1920×1080(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:1163 / 評価:設定変更が必要

【蒼天のイシュガルド(DirectX 9)】
1280×720(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:2023 / 評価:普通
1920×1080(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:1104 / 評価:設定変更が必要


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(標準品質) ・・・ スコア:7828 / 評価:とても快適
1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:4133 / 評価:普通


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 33.13fps
CPU ・・・ 195cb



Minecraft デフォルトの描画設定でも快適に動作


負荷のかかるPCゲームのプレイは当然難しいですが、軽いものなら描画設定を調整すればプレイできるくらいの性能は持ち合わせています。

GeForce GT 710はそれ程性能の高いグラフィックスではありませんが、CPU内蔵グラフィックスのみを利用する構成よりも性能は確実にアップしており、CPU内蔵グラフィックスだとやや性能に心許なさを感じる・・というような方におすすめのアップグレードです。



消費電力・温度

HP Slimline 450-020jp/CTの消費電力を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定値です。

液晶モニターの消費電力は含みません。

アイドル時 ・・・ 23W
ベンチマーク実行時 ・・・ 54W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

外部GPUを搭載する構成ですが、各パーツの消費電力自体がそれ程大きくはない為、消費電力値もそれ程大きくはありませんでした。




次に、HP Slimline 450-020jp/CTの筐体内パーツの温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

高負荷な状態が続いても、全体的に低温です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、HP Slimline 450-020jp/CTの再起動にかかる時間を測定。
以下は9回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 1:04
2回目 1:05
3回目 1:07
4回目 1:01
5回目 1:09
6回目 1:08
7回目 1:09
8回目 1:09
9回目 1:10

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分6秒

HP Slimline 450-020jp/CTの再起動にかかる時間はおよそ1分6秒。

HDDを搭載するPCの再起動測定時間には1分弱~1分半という結果が多く出ており、本製品の再起動にかかる時間は、HDDを搭載するPCの中ではやや早い方だと言えます。

体感でも少し速いかな、と感じる位の速度です。



プリインストール・ソフトウェアの内容

HP Slimline 450-020jp/CTに搭載されているソフトウェアの内容を簡単にご紹介します。
購入時期や、選択するカスタマイズオプションの内容によっては、以下に掲載の内容とは異なる可能性があるため、参考情報としてご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

搭載ソフトは主に(Windows標準のソフトを省き)、HPやCyberLink製のソフトウェア、「GeForce Experience」などのNVIDIA系のツール、ファイルの圧縮・展開ソフト「7-Zip」、PDFの編集・作成ソフト「Foxit PhantomPDF」、ーディオ関連のユーティリティ「DTS Studio Sound」、セキュリティソフトの「マカフィーリブセーフ」といったソフトウェアに加えて、ストアアプリが数点搭載されるという内容です。

HP製のソフトウェアについては、システムの総合管理ソフト「HP Support Assistant」やシリアルナンバーなどのPC情報を参照できる「HP Support infomation」、ユーザーガイドを参照できる「HP Documentation」、バックアップ&リカバリの管理ツール「HP Recovery Manager」、ログオンを管理する「HP SimplePass」が搭載されていました。

またCyberLink製のソフトについては、写真編集ソフト「PhotoDirector」や動画編集ソフト「PowerDirector」、再生ソフト「Power Media Player」、ライティングソフト「Power2Go」、バックアップソフト「PowerBackup」が搭載されるという内容です。

とりあえず、一通りの作業に必要なソフトウェアが搭載されていますので、簡単な作業であれば別途ソフトを購入する必要はなさそうです。



HP Support Assistant PCの総合的な管理を行えるソフトウェア


HP Recovery Manager バックアップやリカバリの実行、リカバリメディアの作成などが行える


Dropbox 25GBを6か月間無料で利用できる特典が付属していた



HP Slimline 450-020jp/CT まとめ

HP Slimline 450-020jp/CTのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・幅10cmのスリムかつスタイリッシュな筺体
・CPUにCeleron、Core i3 i5、i7を、GPUにはCPU内蔵GPUの他 GeForce GT 710を選択する事ができる
・比較的リーズナブル
・ストレージは1基のみ、HDDもしくはSSDの搭載を選択できる

幅10cmのスリムな筐体を採用する、デザイン性に優れたデスクトップPCです。

スリムながら光学ドライブなどの基本機能を備えており、グラフィックカードの追加も可能であるなど、コンパクトなPCが欲しいけれど機能や性能にも妥協したくない、というユーザーに向く製品だと言えるでしょう。

ストレージは1基のみの搭載となりますが、大容量HDDやSSDを選択する事が出来るようになっており、写真や動画を扱うような用途にも十分対応可能です。

価格も比較的リーズナブルであるなど、コストパフォーマンスの高いマシンです。
安い割にデザイン性は高く、そういった部分を気にするような方にも相性の良いモデルだと思います。