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前記事(HP OMEN 15-5100 レビュー GTX960Mにパワーアップした超薄型の15.6型ゲーミングノート)に続き、今回はHP OMEN 15-5100の構成と性能面について。

掲載のマシンはOSにWindows 8.1、CPUに Core i7-4720HQ、メモリ16GB、 GeForce GTX 960M(4GB)、ストレージには512GB SSDを搭載するという構成内容のモデル。

旧OMENと比較して、主にグラフィックスはGTX 860M(4GB)から960M(4GB)へ、ストレージは256GBから512GB SSDへと変化するなど、ポイント的にグレードアップされた内容となっています。

にもかかわらず、旧OMENの発売当初の価格と変わらない価格で販売されており、正直いって今回の製品の方がお得感は大きいです。特に容量が倍になった事で、数多くのゲームをプレイされる方には使いやすくなったと思います。

今回は、そんな新しいHP OMEN 15-5100の特徴と性能面について詳しく触れたいと思います。


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【HP OMEN 15-5100 レビュー記事目次】

・HP OMEN 15-5100 筺体外観・操作性など
外観・インターフェースキーボードの操作性底面液晶の品質主な付属品

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストール・ソフトウェアの内容
プリインストールされているソフトウェアの内容

・製品レビューのまとめ
HP OMEN 15-5100 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP OMEN 15-5100 構成内容とその特徴について

まず、掲載しているHP OMEN 15-5100の構成内容と特徴について解説します。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【HP OMEN 15-5100 スタンダードモデルの主な構成】

OS   Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ   Core i7-4720HQ(2.60GHz/TB時最大3.60GHz)
チップセット   インテル HM87チップセット
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX960M(4GB)/HD グラフィックス 4600
メモリ   16GB(16GB×1/1600MHz、DDR3L SDRAM/オンボード)
ストレージ   512GB SSD(M.2/PCI Express接続/SAMSUNG製)
光学ドライブ   なし
ディスプレイ   15.6型ワイドフルHD(1920×1080)、IPS、光沢、タッチ対応
無線機能   IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth v4.0
指紋認証機能   あり
バッテリ   公称の駆動時間:約4時間30分
電源アダプター   90W スマートACアダプター
サイズ   383×251×15.5-19.9(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.15kg
電源アダプター   120W
カラー   ブラック
保証   1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証)、使い方サポート1年間

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年06月23日時点のものです。

Windows 8.1、Core i7-4720HQ、メモリ16GB、GeForce GTX960M(4GB)、512GB SSDという構成内容のモデルです。

本製品は主要なパーツのカスタマイズが殆ど行えないのですが、唯一基本8GBのメモリを16GBへアップグレードできるようになっており、掲載モデルはアップグレードした内容のマシンとなります。

冒頭でも述べた通り、旧OMENからの主なアップグレード内容はグラフィックスがGTX860M(4GB)からGTX960M(4GB)へ、ストレージが256GB SSDから512GB SSDへ変更されたという部分で、細かい部分は同じ。 ※一応CPUもCore i7-4710HQ からCore i7-4720HQ へ変わっていますが、些細な変更なのであえて触れていません。

ですが、ここがもうちょっとこうであれば・・という部分がピンポイントで変更されており、中々良い内容です。

GPUのアップグレードも嬉しい部分ですが、ストレージの容量が倍になっており、数多くのゲームをプレイするというような方には特に使いやすくなっていると思われます。



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


SSDの詳細


ディスクの内訳

SAMSUNG製の「MZHPU512HCGL-000H1」という、PCI Express接続の512GB M.2 SSDが搭載されていました。PCI Express接続のM.2 SSDなので非常に高速です。

旧OMENのSSDも同じくM.2&PCIe接続タイプで高速でしたが、容量が256GBと新モデルの半分であったため、数多くのゲームのインストールにはややきついものがありました。

ゲームを1つ2つ程度しかしない方や、サイズの小さいゲームのプレイが主である方なら256GBでも多分問題ないと思うのですが、最近のゲームは容量の大きいものが多く、さらに追加コンテンツなどでサイズが膨大になっていく傾向がある為、ストレージを一つしか搭載できない本製品では、ある程度の容量があった方が安心感が大きいです。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載している HP OMEN 15-5100で実施したベンチマークテストの結果です。
NVIDIAコントロールパネルの3D設定の管理より、グローバル設定を「高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ」に設定した上でベンチマークテストを実行しています。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.2
メモリ 8.2
グラフィックス 5.9
ゲーム用グラフィックス 5.7
プライマリ ハードディスク 8.35

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 829.0766.5
512K 293.1250.7
4K 748.7679.6
4K QD32 28.4567.11

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


実行したテストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 84123
Cloud Gate・・・ 17047
Sky Diver・・・ 12789
Fire Strike・・・ 4001


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720 ・・・ 16174~16228
1920×1080 ・・・ 8239~8274


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1280×720(描画設定3) ・・・ 59080
1920×1080(描画設定3) ・・・ 20034
1920×1080(描画設定5) ・・・ 12041

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720 ・・・ SCORE:10311 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:6038 / RANK:S


【FINAL FANTASY XIV】

新生エオルゼア キャラクター編

蒼天のイシュガルド DirectX 11で実行

【新生エオルゼア】
1920×1080(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:8043 / 評価:非常に快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:6034 / 評価:とても快適

【蒼天のイシュガルド(DirectX 11)】
1920×1080(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:5915 / 評価:とても快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:4134 / 評価:快適


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(最高品質) ・・・ スコア:16086 / 評価:すごく快適
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:12471 / 評価:すごく快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 99.71fps
CPU ・・・ 673cb


多くのゲームを高い画質、もしくは最高画質で快適にプレイできるグラフィック性能を持ち合わせるなど、性能面で不満を感じることはないと思われるパフォーマンスです。

ストレージも非常に高速で使い勝手が良く、購入者の満足度は高いものになると思います。



消費電力・温度

HP OMEN 15-5100の消費電力を測定。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力値です。

液晶の輝度は50%前後に、Optimusは「自動選択」に設定。



アイドル時 ・・・ 15W
ベンチマーク実行時 ・・・ 107W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

ベンチマーク実行時の消費電力はそれなりに高くなりますが、アイドル時の消費電力値は低めです。




次に、筐体内のパーツ温度を測定してみました。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度測定値です。

高負荷な状態が続くと、特にCPUの温度が結構高くなるようです。

本製品に搭載されているソフトウェアには、ファンの速度を調整できる機能がありますので、負荷の高いゲームなどを長くプレイする場合、予めファン速度を高速、もしくは最大に設定しておくと良いかもしれません。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

パームレストはそうでもありませんが、特にキーボード中央付近の温度が高めです。
キーボード操作を行っていると、やや温かいと感じます。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、HP OMEN 15-5100の再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動測定時間と、その平均値です。



1回目 0:40
2回目 0:37
3回目 0:37
4回目 0:36
5回目 0:36
6回目 0:36
7回目 0:40
8回目 0:35
9回目 0:36
10回目 0:36

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 36秒

HP OMEN 15-5100の再起動にかかる平均時間は約36秒。
SSDを搭載するPCの多くが、再起動に30~40秒程度の時間がかかるという結果が出ており、本製品の起動やシャットダウンにかかる時間はSSD搭載PCとしては平均的だと言えます。

非常に高速です。



バッテリ駆動時間

HP OMEN 15-5100のバッテリ駆動時間を測定してみました。
測定に利用したソフトウェアはbbench、ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、無線LAN利用によるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎という内容。

画面の輝度は50%程度に、Optimusは「自動選択」に設定しています。




バッテリの電力が100%から7%に減少するまでの時間は15669秒。
約4.3(4.3525)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

公称の駆動時間が約4時間半となっており、ほぼその値通りのようです。
バッテリの持ちはそれ程良くはありませんが、本製品はモバイル向けのPCではありませんので、特に不便を感じることはないと思います。



プリインストール・ソフトウェアの内容

HP OMEN 15-5100にプリインストールされているソフトウェアの内容を確認します。
製品の購入時期や、購入時に選択するオプションの内容によっては、以下とは内容が異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面



アプリ一覧画面

プリインストールされているソフトウェアはWindows標準のソフトに加え、主にHP製の各種ツール、「NVIDIA GeForce Experience」などのNVIDIA系のツール、Unigineのベンチマークソフト「Heaven Benchmark」や「Valley Benchmark」、セキュリティソフトの「マカフィー リブセーフ」が搭載されるという内容。

ストアアプリにも「HP Connected Photo」や「マカフィーセントラル」他、標準ではないアプリが幾つか搭載されていました。

より詳しく見ていくと、HP製のツールに関しては、電源設定の「HP AC Power Control」やユーザーガイドなどを参照できる「HP Documentation」、システムの総合管理を行える「HP Support Assistant」、リカバリツール「HP Recovery Manager」、オーディオユーティリティの「Bang & Olufsen」といった基本的なソフトウェアに加え、HP OMENならではのツールが数点搭載されています。

HP OMENならではのツールは主に、PCに搭載されている主なHP製ツールを参照できる「HP OMEN Central Ops」や、バックライトなどゲーム関連の機能設定が行える「HP OMEN Control」、システムやネットワークの管理・監視が行える「HP Performance Advisor」、そしてゲーミングマウスの設定を行える「HP OMEN Mouse X9000」が搭載されるという内容でした。

うち「HP OMEN Mouse X9000」は、HP X9000ゲーミングマウスの設定を行う専用ツールです。HP OMEN購入時のカスタマイズで追加購入が可能です。




HP OMEN Central Ops 本製品に搭載されている各種のHP製ツールにアクセスできる


HP OMEN Control ゲームのプレイに便利な様々な機能を設定できる

「キーの割り当て」タブでは、キーボード左側に搭載されているプログラマブルキーの割り当てを設定できます。




HP OMEN Control 照明の設定

HP OMEN Controlの「照明」タブでは、バックライトの設定を行う事が可能。
バックライトのカラーはゾーンごとに設定できます。

なお、アニメーションスピーカーは、サウンドに合わせてスピーカーのバックライトを点滅させる事ができるという機能。ボックスにチェックを入れると利用できます。




バックライトの色の設定はかなり柔軟に行える


HP OMEN Control 詳細設定

詳細設定タブでは、ファンの速度やWinbodwsキーの有効無効といった機能を設定できます。
ファンクションキーの機能も変更が可能です。




HP OMEN Mouse X9000 別売りのHP X9000ゲーミングマウスの設定を細かく行える


HP Performance Advisor


HP Performance Advisor HP OMEN構成のブロック図 さらに各パーツの詳細の閲覧も可能


HP Performance Advisor パフォーマンスデータの記録や閲覧なども行える


Bang & Olufsen オーディオユーティリティ

以前のモデルにはBeats Audiioが採用されていましたが、今回の製品よりBang & Olufsenに変更となりました。



HP OMEN 15-5100 まとめ

HP OMEN 15-5100のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・ゲーミングノートながら厚み15.5-19.9mmの薄型筐体を採用
・タッチ対応の15.6型フルHD IPS光沢液晶を搭載
・GeForce GTX960M(4GB)を搭載
・512GB M.2 SSDを標準搭載
・ゲームの雰囲気を盛り上げるバックライトなど、機能が豊富

最薄部15.5mmという、超薄型筐体を採用する15.6型のゲーミングノートです。

グラフィックスにはGeForce GTX960M(4GB)を搭載し、旧モデルよりもさらに性能が向上した事に加え、ストレージの容量も倍にアップされるなど、容量の大きいゲームのプレイにも安心して利用できる内容となりました。

内容が良くなったのにもかかわらず、旧モデルの発売当初の価格と同じ価格で販売されるなど、お得感は大きいです。

様々な機能の搭載で快適にゲームをプレイできる事はもちろん、ゲームノートにしては珍しくタッチ操作に対応した液晶を搭載しており、日常的な作業も行いやすいです。

構成の割に価格は少し高めかなと思いますが、ビジュアル的なものから使用感、性能など全体的な質が高く、購入者の満足度は高いものになるでしょう。

なお、先にも述べましたが、新製品が登場した関係で旧HP OMEN(HP OMEN 15-5000)が値下げされ、お得な価格で購入できるようになっています。

グラフィックスはGTX860M(4GB)、ストレージは256GB M.2 SSDと新製品よりもスペックは低いですが、使用感は同じように良いです。

少しでも安価に購入したい方、またGTX860Mで十分だという方には旧モデルもおすすめです。あわせてチェックしてみてください。