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前記事(LuvBook C シリーズレビュー SSDの搭載も可能な3万円台からの11.6型モバイルノート)に続き、今回はLuvBook C シリーズの構成と性能面について。

掲載のマシンはWindows 8.1、Celeron N2840、メモリ8GB、256GB SSDを搭載する「LB-C220S-SSD」というモデル。

2015年6月18日現在、LuvBook C シリーズでは最上位に位置づけられるモデルで、CPUこそCeleron N2840であるものの、大容量のメモリとSSDを搭載するなど、使い勝手の良さが想像できる内容です。

価格も税別では5万円を切る(2015年6月18日時点)などリーズナブル。
メモリ4GBや128GB SSDを搭載する1つ下位のモデルであれば、税別では3万円台(2015年6月18日現在実施されているキャンペーンにより)とSSDを搭載しながらも非常に安価であり、低価格でも使用感の良いノートPCが欲しいという方には非常におすすめの製品だと言えるでしょう。

今回は、そんなLuvBook C シリーズの構成特徴と性能面について詳しく検証してみたいと思います。



【LuvBook C シリーズ(LB-C220S-SSD) レビュー記事目次】

・LuvBook C シリーズ 外観・操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性重量液晶の見やすさ主な付属品

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアについて
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品レビューのまとめ
LuvBook C シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


LuvBook C シリーズ(LB-C220S-SSD) 構成とその特徴について

まず、掲載している「LB-C220S-SSD」というモデルの構成内容とその特徴について解説します。

【CPU-Z】





【LuvBook C シリーズ(LB-C220S-SSD) の主な構成】

OS   Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ   Celeron N2840(2.16GHz~最大2.58GHz)
グラフィックス   インテル HD グラフィックス
メモリ   8GB(8GB×1/DDR3L 1600MHz SO-DIMM/1スロット)
ディスプレイ   11.6型ワイドHD(1366×768)、光沢
ストレージ   256GB SSD(SATA2接続/ADATA製)
LAN   100Base-TX/10BASE-T
無線機能   IEEE802.11b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ   駆動時間:約5.5時間(駆動時間の実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   30W
サイズ   292.4×210.5×12~22.7(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.3kg(実測値は約1.16kg)
カラー   ホワイト
保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年06月18日時点のものです。

Windows 8.1、Celeron N2840、メモリ8GB、256GB SSDを搭載する「LB-C220S-SSD」というモデルです。

LuvBook C シリーズで提供されている中では最上位に位置づけられるモデルで、価格は49,800円(税別/2015年6月18日時点)。筺体カラーは基本構成そのままのホワイトとなりますが、カスタマイズではピンクを選択する事も可能です。

一般的に格安を謳うようなPCはストレージがHDDのみであったり、カスタマイズが行えないなどといった制約がある事が多く、価格は安いけれど使い勝手もそれなりという製品が多くみられます。

それに対し、本製品はCPUこそCeleron N2840オンリーであるものの、メモリやストレージの内容に融通が利くため、構成によってはそこそこ高いパフォーマンスを実現する事ができます。

もちろんHDD搭載のモデルも提供されており、最小構成モデルにおいては34,800円(税別)と非常にリーズナブル。個人的にはSSDを搭載したモデルがお勧めですが、予算や用途に合わせた構成の選択が可能です。



搭載されているストレージの内容を詳しくみてみます。


SSDの仕様


ディスクの内訳

SSDにはADATA製のSP900シリーズという256GB SSDが搭載されていました。
SATA3対応の高速なモデルです。

SATA3対応とはいっても本製品はSATA2で接続しており、SSDの性能を出し切ることは難しいのですが、それでもHDDを搭載するような構成に比べると十分に高速です。

CPUが多少非力であっても、ストレージの性能が高ければそれなりに高いパフォーマンスを発揮する事ができますので、多少でも予算に余裕があるのなら、128GB SSDもしくは256GB SSDの構成を選択される事をお勧めいたします。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載している「LB-C220S-SSD」で実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 5
メモリ 6.9
グラフィックス 4.1
ゲーム用グラフィックス 4.2
プライマリ ハードディスク 7.75

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 280.8261.7
512K 93.7684.27
4K 231.3233.0
4K QD32 13.6150.26

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


実行したテストの結果

Ice Storm・・・ 16691
Cloud Gate・・・ 1277
Sky Diver・・・ 522
Fire Strike・・・ 0


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720 ・・・ 850~857


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1280×720(描画設定3) ・・・ 205

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1360×768 ・・・ SCORE:623 / RANK:D


【FINAL FANTASY XIV】

新生エオルゼア キャラクター編

蒼天のイシュガルド DirectX 9で実行

【新生エオルゼア】
1280×720(標準品質/ノートPC) ・・・ SCORE:1255 / 評価:設定変更が必要

【蒼天のイシュガルド(DirectX 9)】
1280×720(標準品質/ノートPC) ・・・ SCORE:1116 / 評価:設定変更が必要


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(低品質) ・・・ スコア:1884 / 評価:重い
1280×720(標準品質) ・・・ スコア:1426 / 評価:重い


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 6.03fps
CPU ・・・ 75cb





Minecraft デフォルト設定ではカクカクするが画質を若干下げると普通に動く


ゲームはMinecraft位の軽いものなら、画質を調整する事でプレイは可能です。但し場合によっては、快適にとはいかない場面もあるかもしれません。

スコアを見る限りではメモリ性能がやや高め、ストレージの性能も高いです。
CPUとグラフィックスの性能はそれなりですが、インターネットや動画の閲覧など軽い用途への利用については全く問題ないでしょう。結構快適に動作します。



消費電力・温度

LuvBook C シリーズ の消費電力を測定。
以下はアイドル時と、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力測定値です。

画面の輝度は50%に設定。

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 16W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

いずれの場面でも消費電力は低いです。




次に、LuvBook C シリーズの筐体内パーツの温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度測定結果です。

負荷の高い状態が続いても、比較的低温です。




さらに、LuvBook C シリーズの高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

高負荷な状態が続いても、全体的に低い温度です。
常時、快適にキーボード操作などが行えると思われます。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、LuvBook C シリーズの再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:42
2回目 0:53
3回目 0:48
4回目 0:46
5回目 0:51
6回目 0:47
7回目 0:52
8回目 0:45
9回目 0:52
10回目 0:47

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 48秒

LuvBook C シリーズの再起動にかかる時間はおよそ48秒。
HDD搭載のPCの再起動時間が大体1分~1分半、SSD搭載のPCの再起動時間は30~40秒という結果が多く、本製品の再起動にかかる時間は、SSDを搭載するPCの中では少し遅いよう。

と言っても、HDD搭載のPCよりは明らかに高速です。



バッテリ駆動時間

LuvBook C シリーズのバッテリ駆動時間を測定。
測定に利用したソフトウェアはbbench、設定はストロークの実行が10秒毎、ネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎という内容。

画面の輝度は50%程度に設定しています。


バッテリの残量が100%から5%に減少するまでの時間は17583秒。
約4.9(4.884166666…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリの持ちは短くはないにせよ長くもなく、外出時に長時間作業を行うような利用には向きませんが、出先でちょっと作業を行うという使い方や、屋内で部屋を移動しながら作業を行うというような使い方であれば、特に困る事はないと思われます。



プリインストール・ソフトウェアの内容

LuvBook C シリーズにプリインストールされているソフトウェアの内容をご紹介します。
製品の購入時期や、選択するオプションの内容によっては以下とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

プリインストールされているソフトウェアの内容は Windows標準のソフトに加え、様々なシステム設定を場面に応じて一括変更できる「Control Center」、Windowsロックダウン機能の設定を行える「Embedded Lockdown Manager」、セキュリティソフトの「マカフィー インターネットセキュリティ」、オーディオユーティリティの「Realtek HD オーディオマネージャ」等が搭載されていました。

ストアアプリに関しても標準のアプリに加え、huluやLINE、NAVITIME、Yahoo!天気・災害他、幾つかのアプリが追加されるという内容です。

その他、PCを最初に起動するとデスクトップ画面の右下に AOSBOX Coolの登録に関する案内が表示されるのですが、これは本製品に付属している特典によるもので、そこから登録・設定を行う事で AOSBOX Coolが提供するオンラインバックアップサービスを90日間無償で利用する事ができるようになります。

ただし特典として付属しているものであるため、製品の購入時期によっては付属しない可能性もあります。




Control Center システム設定を行える

「Control Center」は、マウスコンピューターが提供する殆どのPCに搭載されているシステム設定ソフトウェア。

ただし今回のような一般向けの製品と、ゲーム向けの製品に搭載されている「Control Center」ではやや機能が異なっており、ゲーム向けの製品には「Windowsキーの有効・無効」といったゲームのプレイに便利な機能が搭載されています。

LuvBook C シリーズに搭載されている「Control Center」には、そういった機能がありません。




AOSBOX for mouse 設定・登録によりオンラインバックアップサービスを90日間無償で利用できる



LuvBook C シリーズ まとめ

LuvBook C シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・11.6型ワイドHDの光沢液晶を搭載
・やや薄く、約1.1~1.3kgと持ち運びしやすいサイズ
・メモリやストレージを選べる(記事掲載時点では最大メモリ8GB、256GB SSDを選択可)
・最小3万円台、SSDを搭載してもリーズナブルな価格設定
・格安ノートの割に洗練されたデザイン

11.6型HDの光沢液晶を搭載するノートPCです。
やや薄型・軽量な筐体を採用し、モバイルノートとしても十分に活用できる携帯性を持ち合わせています。

メモリやストレージの構成が複数提供されており、低価格ノートでも使い勝手の良い構成を選択できる所が魅力です。

価格に関しても最小構成では3万円台から、256GB SSDやメモリ8GBを搭載した最上位モデルでも5万円を切る(税別/2015年6月18日時点)など、非常にリーズナブル。

安価な製品の割に外観も洗練されており、低価格帯のモバイルノートとしてはコストパフォーマンスが高いです。

CPUが Celeron N2840ですので負荷の高い用途には向きませんが、軽い用途向けのモバイルノートをお探しの方にはおすすめの製品だと言えるでしょう。

なお、2015年6月18日時点の情報となりますが、一部構成がキャンペーンで割引価格となっていますので、製品の購入を検討されている方は製品ページをチェックしてみてください。