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ドスパラが販売するデスクトップPC、Magnate IMのレビューです。

Magnate IMは、ミニタワーケースを採用するデスクトップPC。

机の上にも設置できるコンパクトさに加え、スペックの割にリーズナブルであるなど、コストパフォーマンス重視のユーザーの間で高い人気を誇るデスクトップPCです。

カスタマイズ性も高く、主要なパーツの変更はもちろん、CPUグリスなどBTOメーカーならではの細かなカスタマイズも可能。

一通りの作業が行える安いデスクトップPCが欲しいけれど、構成は自由に選びたいというユーザーに魅力の大きい製品だと言えるでしょう。

今回は、そんなMagnate IMの外観や性能、使い勝手などについて詳しく触れたいと思います。
コスパに優れた小型のデスクトップPCをお探しの方は、是非記事に目を通してみてください。

なお、掲載製品は第4世代のCPUを搭載するモデルですが、現在販売の製品には第6世代のCoreプロセッサが搭載されています。

基本的にCore i5が搭載されている事、またリーズナブルである点や使用されているケース等は変わっておらず、以下の記事は参考にしていただけると思います。


【Magnate IM レビュー記事目次】

・Magnate IM ケース外観・内部の様子など
Magnate IM ケース外観ケース内部の様子

・構成特徴・ベンチマークテストの結果
構成・特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間

・標準搭載ソフトウェア
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品レビューのまとめ
Magnate IM まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Magnate IM コンパクトかつ拡張性の高いミニタワーケースを作用

まず最初に、Magnate IMに採用されているミニタワーケース「EM041」の外観をチェックします。

仕様によると、ケースのサイズは幅190mm、奥行き420mm、高さ360mmで、基本構成時の重量は約7.8kgと、一般的なデスクトップPCよりも小さく重量も軽めであるため、比較的自由な設置が可能となっています。

コンパクトであることに加え、ブラックカラーのシンプルなデザインを採用するなど見た目に圧迫感がない為、机の上などにも設置できると思います。



フロントパネル全体の様子。
上部に光学ドライブ、中央付近にUSBなどの端子やボタン類が見えます。



上段のベイにはDVDスーパーマルチドライブを搭載。
標準搭載品です。

カスタマイズでは DVD-ROMドライブやブルーレイドライブへの変更や、光学ドライブなしの構成を選択する事も出来ます。

DVDスーパーマルチドライブの下にある 5インチベイは基本構成では空ですが、カスタマイズにてDVDスーパーマルチドライブ、HDD用のリムーバブルケースなどのパーツを追加する事が可能です。



フロント中央付近には空の3.5インチベイ、USB 2.0×2基、リセットボタンや電源ボタンなどが並びます。
3.5インチベイに、USB3.0ポートやカードリーダーを追加する事が可能です。



ケース背面の様子。
背面には上部に電源コネクター、その下にはPS/2キーボードやマウス、DVI、D-sub25、D-sub15、USB2.0×4基、USB3.0×2基、LAN、オーディオポート×3(マイク入力、ライン入力、ライン出力)などの端子が搭載されています。

今回は拡張カードを搭載しない構成であるため、拡張スロット付近には何もありませんが、カスタマイズでグラフィックカードの追加が可能です。

なお、端子の内容は選択する構成によって変化しますので、必ずしも上記と同じ内容であるとは限りません。



ケース左側。
サイドパネル中央付近に吸気口が設けられています。



右側のサイドパネルには何もなし。



ケース上部の様子。
上部にも何もありません。

全体としてシンプルなつくりのケースですが、端子などの配置が使いやすいと思います。
フロント側に設置されたオープンベイにリムーバブルケースを搭載できるなど、より使いやすくカスタマイズ出来る点も良いです。



ケース内部の構造をチェック

次に、ケース内部の構造をチェックします。
コンパクトなケースですが、内部はそこそこの拡張性を備えた構造です。

エアフローも良く、メンテナンスもしやすいと思います。




ケース内部の様子

左上から時計回りに電源ユニット、5インチベイ×2、3.5インチオープンベイ×2、3.5インチシャドウベイ×2、CPUやメモリというパーツの配置となっています。



光学ドライブは2基まで、ストレージはSSDを含めて最大3基まで搭載可能。




CPUとメモリ付近の様子


拡張スロット付近の様子

グラフィックスは、今回はCPU内蔵のGPUを利用する構成ですが、カスタマイズにてGeForce GT730を選択可能です。



350W電源が搭載されていました。
基本構成の電源です。

もちろんカスタマイズで他の電源へと変更する事が可能。




キーボードやマウスは以下の通り。
キーボードは標準の日本語キーボード、マウスの方はカスタマイズで選択可能な「GALLERIA レーザーマウス」が付属していました。


標準の日本語キーボードと、レーザー式5ボタンが搭載された「GALLERIA レーザーマウス」

キーボードやマウスはカスタマイズが可能です。
なお、「GALLERIA レーザーマウス」はカスタマイズで選択できるアイテムであり、標準付属品ではありません。



Magnate IM 掲載モデルの構成内容とその特徴について

掲載しているMagnate IMの構成内容とその特徴について解説します。
冒頭に記載した通り、現在販売されている製品の構成とは若干異なる為、ベンチマーク等は参考程度にご覧ください。

【CPU-Z】



※上記「H81」の記載がありますが、記事掲載時点で販売中のモデルのマザーボードは「B85」となります。



【Magnate IM の主な構成】

OS   Windows 8.1 Enterprise 64bit
プロセッサ   Core i5-4590(3.30GHz/TB時最大3.70GHz)
チップセット   インテル B85 チップセット
グラフィックス   HDグラフィックス4600
メモリ   4GB(4GB×1/PC3-12800/2スロット/最大16GB)
ストレージ   500GB HDD(TOSHIBA製/7200rpm)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   なし
拡張ベイ   5インチ×2、3.5インチオープン×2、3.5インチシャドウ×2
拡張スロット   PCI Express x16×1、PCI Express x4×1、PCI×2
電源   350W 静音電源
ケース   EM041 ブラック(ATX)
サイズ   190×420×360(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約7.8kg
保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年06月12日時点のものです。
※実際の製品では Windows 8.1 Enterpriseエディションは選択できません。

Windows 8.1、Core i5-4590、メモリ4GB、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載するという、Magnate IMでは基本構成にあたる内容のモデルです。OSにWindows 7を搭載したモデルも提供されています。

本製品はコンパクトなケースを採用している割に拡張性が高く、ストレージはSSDを含めて最大3基まで搭載する事が出来ます。フロントのオープンベイには、HDDリムーバブルケースや小物入れなどを設置できるオプションも提供されるなど、カスタマイズの内容によっては使い勝手を大幅に向上させる事が可能です。

もちろん、CPUやメモリ、グラフィックス、ストレージ、光学ドライブ、電源などといった基本的なパーツのカスタマイズも可能ですし、CPUのグリスなどといった細かい変更も行えるようになっています。

カスタマイズオプションの内容については多岐にわたる為、製品のカスタマイズページにてご確認いただきたいのですが、低価格なデスクトップPCとはいえ、選択内容によってはそこそこ高性能な内容となります。

なお、今回掲載のMagnate IMシリーズは低価格帯の製品ですが、ケース自体は高性能なグラフィックスも搭載できるようになっており、他にも様々な構成の Magnateシリーズが提供されています。

例えば、GTX960やGTX980などのハイエンドGPUを搭載したモデルもラインアップされていますので、より性能の高いパーツを搭載した小型のデスクトップPCが欲しいという方にも対応可能です。

Magnateシリーズのモデルの種類については、ミニタワーPCの一覧表にてご確認ください。



搭載されているストレージの内容を詳しくチェックします。
同じ構成を選択したとしても、以下と全く同じストレージが搭載されるとは限りませんので、参考程度にご覧ください。


HDDの仕様


ディスクの内訳

HDDにはTOSHIBA製の「DT01ACA050」という500GB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

HDDですが比較的高速なモデルです。
さすがにSSDほどの速度とまではいきませんが、HDDでも十分快適だと思えるレベルの性能だと思います。

なお、本製品では最大3基のストレージを搭載可能と述べましたが、うち1基は必ずSSDを選択する必要がありますので、HDDを3台・・といった構成は選べません。

残り2つには、HDD及びSSDを非常に数多くのモデルの中から選択する事が可能です。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているMagnate IMで行ったベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.9
メモリ 5.9
グラフィックス 4.9
ゲーム用グラフィックス 5.3
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 200.2190.0
512K 1.3271.306
4K 197.6195.9
4K QD32 0.6051.298

数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


実行した各テストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 46076
Cloud Gate・・・ 5223
Sky Diver・・・ 2737
Fire Strike・・・ 582


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720 ・・・ 2154~2174
1920×1080 ・・・ 1090~1103


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1280×720(描画設定3) ・・・ 1250
1920×1080(描画設定3) ・・・ 345

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720 ・・・ SCORE:1388 / RANK:C
1920×1080 ・・・ SCORE:745 / RANK:D


【FINAL FANTASY XIV】

新生エオルゼア キャラクター編

蒼天のイシュガルド DirectX 9で実行

【新生エオルゼア】
1280×720(標準品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:2891 / 評価:やや快適
1920×1080(標準品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:1401 / 評価:設定変更が必要

【蒼天のイシュガルド(DirectX 9)】
1280×720(標準品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:2712 / 評価:やや快適
1920×1080(標準品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:1395 / 評価:設定変更が必要


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(標準品質) ・・・ スコア:5109 / 評価:快適
1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:2229 / 評価:やや重い


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 22.61fps
CPU ・・・ 532cb




ドラクエXは「1280×720&標準品質」で快適に動作 低負荷なゲームなら、画質を調整すればプレイ可


Minecraft デフォルト設定で快適に遊べる


CPU内蔵のグラフィックスを利用する構成であるため、さすがに負荷の高いPCゲームのベンチマークは低スコアという結果ですが、軽いゲームならそこそこ快適に遊べます。

それ程重くない作業を行う日常用途のPCとしては、基本構成でも十分な性能です。



消費電力・温度

Magnate IMの消費電力を測定。
以下はアイドル時と、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力測定値です。

液晶の電力は含みません。

アイドル時 ・・・ 34W
ベンチマーク実行時 ・・・ 75W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

高い負荷をかけた場合でも、比較的低めの消費電力です。




次に、Magnate IM の筐体内にあるパーツの温度を測定してみました。
以下はアイドル時の温度と、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)の温度です。

それ程発熱の大きいパーツを搭載していないため、高負荷な状態が続いても全体的に低温です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Magnate IMの再起動にかかる時間を測定。
以下は9回の再起動時間とその平均値です。

1回目 0:50
2回目 0:48
3回目 0:47
4回目 0:47
5回目 1:00
6回目 1:03
7回目 1:01
8回目 1:01
9回目 1:03

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 55秒

Magnate IMの再起動にかかる時間は約55秒。
これまで、HDDを搭載するPCの再起動にかかる時間はおよそ1分~1分半だという結果が出ており、本製品の起動やシャットダウンにかかる時間は、HDDを搭載するPCにしてはやや高速だと言えるでしょう。

実際、体感でもやや速いと感じます。



プリインストール・ソフトウェアの内容

Magnate IMにプリインストールされている、主なソフトウェアの内容をご紹介します。
実際の製品とは異なる可能性がありますので、一例としてご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)


アプリ一覧画面

掲載製品にプリインストールされているソフトウェアは Windows標準のソフトに加え、CyberLink製の再生ソフト「CyberLink PowerDVD」、パソコン診断ソフト「PC-Doctor」、オーディオユーティリティの「Realtek HD オーディオマネージャ」、オフィスソフトの「Kingsoft Office 2013 30日無料体験版」、そして「ATOK for Windows 無償試用版」が搭載されるという内容です。

2015年6月12日時点での確認では、マカフィー・インターネットセキュリティの 12ヶ月製品版も標準搭載されるようですが、掲載製品には搭載されていませんでした。

その他、ストアアプリはほぼ標準アプリのみと、非常にシンプルなソフトウェアの内容です。




ATOK for Windows 無償試用版



Magnate IM まとめ

Magnate IMのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・コンパクトで使いやすいEM041ケースを採用
・十分な機能と性能
・拡張性が比較的高い(ストレージは最大3基まで搭載可)
・柔軟なカスタマイズが行える
・コストパフォーマンスは抜群

一般的なデスクトップPCよりも小型のミニタワーケースを採用した、コンパクトなデスクトップPCです。

コンパクトながら拡張性は高く、ストレージは最大3基、また光学ドライブは最大2基、その他フロントのオープンベイには、HDDリムーバブルケースや小物入れなどを搭載する事も出来るようになっています。

他にもCPUグリスの種類変更など、一般的なメーカー製PCでは難しい柔軟なカスタマイズが可能です。

性能の割に価格も抑えられており、コストパフォーマンスを重視するユーザーには非常に魅力の大きいデスクトップPCだと言えるでしょう。

基本当日出荷の製品であるため、お急ぎの方にもおすすめです。