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前記事(m-Book W シリーズレビュー GTX 960M搭載!優れたコスパの大画面17.3型ノート)に続き、今回はm-Book W シリーズの構成と性能面について。

今回掲載しているm-Book W シリーズには、GTX 960Mが標準搭載されています。

グラフィックスはGTX 960M固定、その他のパーツの内容については様々ですが、掲載モデルに関してはCore i7-4720HQやメモリ16GB、256GB SSDや2TB HDDが搭載されるなど非常にハイスペック。特にストレージには、PCIe x4接続のM.2対応SSDが起動ドライブとして搭載されており、非常に高速です。

今回は、そんなm-Book W シリーズの構成内容や特徴、実際の性能について詳しく触れてみたいと思います。


当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在販売中のm-Book W シリーズについては、以下のページをご覧ください。

m-Book W シリーズ 製品ページ
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【m-Book W シリーズ(GTX 960M) レビュー記事目次】

・m-Book W シリーズ 外観・操作性など
外観・インターフェースキーボードの操作性筺体底面・内部構造液晶の品質主な付属品

・GTX 960M搭載 m-Book W シリーズの構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品レビューのまとめ
m-Book W シリーズ(GTX 960M) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


m-Book W シリーズ 構成内容とその特徴について

まず、掲載しているm-Book W シリーズの構成内容とその特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【m-Book W シリーズ(MB-W810X-SH) の主な構成】

OS   Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ   Core i7-4720HQ(2.60GHz/TB時最大3.60GHz)
チップセット   インテル HM87 Express
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX960M(2GB)/HD グラフィックス 4600
メモリ   16GB(8GB×2/PC3-12800 DDR3L SODIMM/最大16GB/スロット数2)
ストレージ   256GB SSD(Samsung SM951/M.2規格/PCIe x4接続)+ 2TB HDD(5400rpm/Seagate製)
光学ドライブ   ブルーレイディスクドライブ
ディスプレイ   17.3型フルHD(1920×1080)、非光沢
無線機能   IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ   公称の駆動時間:約4時間
サイズ   413×285×31.9(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.9kg
保証期間   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年05月20日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。

Windows 8.1、Core i7-4720HQ、メモリ16GB、GeForce GTX960M(2GB)、256GB SSDや2TB HDDを搭載する「MB-W810X-SH」というモデルの構成です。光学ドライブにもブルーレイディスクドライブが搭載されるなど、かなりハイスペックな構成内容だと言えます。

このモデルの特徴は、グラフィックスにGeForce GTX960M(2GB)を搭載している事に加え、ストレージにPCI Express x4 接続のM.2 SSDを搭載しているという点で、ストレージの性能が非常に高いです。

グラフィック性能に関していうと、どのモデルを選択してもGTX960M(2GB)が搭載されているため大差はないと思いますが、体感的な性能は搭載するストレージによって大きく変化しますので、作業の効率を重視するのならSSDの搭載がおすすめ。

今回のM.2 SSD以外にも、WD Black2のようなデュアルドライブなど、幾つかの選択肢が提供されていますので、用途に応じた構成を選択すると良いでしょう。



搭載されているストレージの内容を詳しくチェックします。


SSDの詳細


HDDの詳細


ディスクの内訳

SSDにはSAMSUNGの「MZHPV256HDGL-00000」というM.2規格の256GB SSDが、HDDにはSeagate製の「ST2000LM003 HN-M201RAD」という2TB HDD(5400rpm/9.5mm厚)が搭載されていました。

先にも書いた通り、SSDはPCI Express x4接続のM.2 SSDが搭載されており、非常に高速です。

SSDと一口に言っても、その規格や接続によって性能は大きく変わりますが、今回のモデルに搭載されているM.2 SSDは驚くほどの速度を実現しており、体感でも様々な動作が速いです。

PCI Express接続でないSSDであっても、それなりに快適に作業できるとは思いますが、SSDを選択するのなら是非とも選びたいSSDです。



ベンチマークテストの結果

以下、m-Book W シリーズ(MB-W810X-SH)で実施したベンチマークテストの結果です。

NVIDIAコントロールパネルにて、優先するグラフィックスプロセッサを「高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ」に設定した上で実行しています。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.2
メモリ 8.2
グラフィックス 5.9
ゲーム用グラフィックス 5.7
プライマリ ハードディスク 8.7

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 15881241
512K 310.2331.5
4K 11371256
4K QD32 42.4399.93

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


3DMark 実行したテストのスコア


Fire Strikeのスコア詳細

Ice storm・・・ 88351
Cloud gate・・・ 16762
Sky Diver・・・ 12586
Fire Strike・・・ 4059


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720 ・・・ 16960~17015
1920×1080 ・・・ 8652~8676


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1920×1080(描画設定3) ・・・ 25779
1920×1080(描画設定5) ・・・ 15216

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720 ・・・ SCORE:10893 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:6320 / RANK:S


【FINAL FANTASY XIV】

新生エオルゼア キャラクター編

蒼天のイシュガルド DirectX 11で実行

【新生エオルゼア】
1920×1080(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:8363 / 評価:非常に快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:6185 / 評価:とても快適

【蒼天のイシュガルド(DirectX 11)】
1920×1080(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:6183 / 評価:とても快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:4032 / 評価:快適


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:14992 / 評価:すごく快適
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:13253 / 評価:すごく快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 99.50fps
CPU ・・・ 607cb


多くのゲームを高い画質設定でプレイできる性能です。
重いゲームでは多少画質を下げる必要があると思いますが、ゲームのプレイに関しては概ね満足できるパフォーマンスであると言えるでしょう。

グラフィックスの性能はもとより、ストレージの性能が非常に高く、OSの起動はもちろん、アプリの起動やゲームのロードなどもとても速く、快適に作業を行う事ができます。



消費電力・温度

m-Book W シリーズの消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時、ベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定値です。

Optimusは自動選択に、画面の輝度は50%に設定しています。

アイドル時 ・・・ 17W
ベンチマーク実行時 ・・・ 106W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

負荷をかけると消費電力はやや高めの値となりますが、ゲーム向けの製品としては高いという程ではないです。




次に、m-Book W シリーズの筐体内のパーツ温度を測定してみました。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

負荷をかけると全体的に温度が上昇します。
低温ではありませんが、高性能ノートとしては標準的な温度の範囲内だと思います。




さらに、m-Book W シリーズの高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

負荷の高い状態が続くと、キーボード中央から右側(内部にCPUやGPUが配置されているあたり)にかけて温度が上がるようです。

触れて熱いと感じる位の温度ですので、夏場などだとやや不快に感じる事があるかもしれません。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、m-Book W シリーズの再起動にかかる時間を測定。
以下は9回の再起動時間とその平均値です。

1回目 0:34
2回目 0:33
3回目 0:34
4回目 0:33
5回目 0:34
6回目 0:34
7回目 0:32
8回目 0:32
9回目 0:34

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 33秒

掲載しているm-Book W シリーズの再起動にかかる時間は、およそ33秒。
SSDを搭載するPCの再起動時間は大体30~40秒であり、m-Book W シリーズの再起動時間はSSD搭載PCのなかでも速い方だと言えます。

再起動だけでなく、ソフトウェアの起動など様々な動作がサクサクと高速です。



バッテリ駆動時間

m-Book W シリーズのバッテリ駆動時間を測定してみました。
利用したソフトウェアはbbench、設定はストロークの実行が10秒毎、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎という内容。

画面の輝度は50%、Optimusは「自動選択」に設定しています。


バッテリの電力が100%から9%に低下するまでの時間は10804秒。
約3(3.00111111…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリの持ちはあまりよくないようですが、大画面の高性能ノートととしてはこんなものではないかと思います。製品の性質上、問題はないでしょう。



プリインストール・ソフトウェアの内容

m-Book W シリーズにプリインストールされているソフトウェアの内容をご紹介します。

以下はデスクトップやスタート画面、アプリ一覧画面のキャプチャです。
製品の購入時期や選択オプションの内容によっては、以下とは内容が異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

Windows 8.1標準のソフトウェアに加え、CyberLink製の各種ソフトや「NVIDIA GeForce Experience」などのNVIDIA系のツール、様々なシステムの設定を管理できる「Control Center」、キーのマクロ設定等を行える「FLEXIKEY」、Windowsのロックダウン機能の設定などを行える「Embedded Lockdown Manager」、サウンドユーティリティの「Sound Blaster Cinema 2」、セキュリティソフトの「マカフィー インターネットセキュリティ」等、標準ではないソフトが幾つか搭載されるという内容です。

ストアアプリについても、huluやLINE、NAVITIME、Yahoo!天気・災害他、標準ではないアプリが複数搭載されていました。

CyberLink製のソフトの内容については、ラベル制作の「LabelPrint」や再生ソフトの「PowerDVD」、ライティングソフト「Power2Go」、ディスクオーサリングソフト「PowerProducer」、バックアップソフト「PowerBackup」、動画変換ソフト「MediaEspresso」、写真やビデオの管理・編集が行える「MediaShow」等が搭載されていました。

その他、本製品にはAOSBOX Coolを90日間無料で利用できる特典が付属しており、デスクトップ上にあるAOSBOXのアイコンより設定を行う事で、AOSBOX Coolを利用する事が可能です。


とりあえず、プリインストールソフトのみで一通りの作業を行えると思われる内容です。

本製品特有のソフト「Control Center」や「FLEXIKEY」では、Windowsキーの有効・無効を設定したり、マクロキーの設定などゲームのプレイにも便利な設定を行う事ができますので、ゲームをプレイされる方はそちらのソフトウェアを活用すると良いでしょう。




Control Center 各種のシステムやデバイス設定の他、Windowsキーの有効無効などの設定が行える


FLEXIKEY マクロキーの設定を登録したり、特定のキーを無効にするなどといった機能が搭載されている


AOSBOX for mouse AOSBOX Coolを90日間無料で利用できる



m-Book W シリーズ(GTX960M) まとめ

m-Book W シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・作業がしやすい17.3型フルHDの非光沢液晶を搭載
・GeForce GTX 960M(2GB)を標準搭載
・PCI Express x4接続のM.2 SSDを選択できる

17.3型フルHDの非光沢液晶を搭載する、大画面のノートPCです。

GeForce GTX 960M(2GB)を標準搭載しており、ゲームのプレイも可能な性能を持ちながらも比較的価格は抑え目であるなど、高性能な大画面のノートPCとしてはコストパフォーマンスが高いです。

提供されている構成は様々ですが、PCI Express x4接続のM.2 SSDを選択できるなど、ストレージの速度に拘るような方にも魅力は大きいと思います。

ゲームのプレイや写真・動画編集を行われるような方に向いている事はもちろん、液晶は非光沢で見やすく、またキーボードやタッチパッド等も使いやすいなど操作性に優れており、仕事用のPCとしても○。

PCを持って頻繁に移動する事が殆どないというのなら、選んでおいて損はないマシンです。
デスクトップPCを購入するという選択肢もありますが、デスクトップだと作業場所を移動できないため、例えば気分転換にリビングで作業を・・などという臨機応変な使い方が難しいです。

デスクトップの代わりとなるノートをお探しの方はもちろん、比較的低価格な17.3型のゲーム用ノートをお探しの方は、是非チェックしてみて下さい。

サイズの大きい高性能ノートの割にごつくはなく、見た目にも中々好印象なPCです。