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前記事(ALIENWARE 13 レビュー 13.3型の小型ゲーミングノート)に続き、今回はALIENWARE 13の構成内容と性能面について。

先に記事でも述べた通り、今回掲載しているALIENWARE 13はGTX860Mを搭載したモデルとなります。

現在は既に、2015年夏モデルとしてグラフィックスの内容がGTX960Mに刷新されており、掲載しているモデルよりも若干グラフィック性能は高いですが、大幅な性能差があるかというとそうでもなく、掲載のベンチマーク結果は参考になると思います。

というわけで以下、ALIENWARE 13の構成特徴とベンチマークテストの結果です。


【ALIENWARE 13 レビュー記事目次】

・ALIENWARE 13 外観・液晶・使用感などについて
外観・インターフェースキーボード筺体底面内部の構造液晶の品質付属品

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェア

・製品のまとめ
ALIENWARE 13 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


ALIENWARE 13 構成内容とその特徴について

まず、掲載しているALIENWARE 13の構成内容とその特徴について。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【ALIENWARE 13 の主な構成】

OS   Windows 8.1 64bit
プロセッサ   Core i5-4210U (1.7GHz/TB時最大2.7GHz)
グラフィックス   GeForce GTX 860M(2GB)、インテル HD グラフィックス 4400
メモリ   8GB(4GB×2)
ストレージ   1TB HDD(Western Digital製/5400rpm)
ディスプレイ   13.3型フルHD(1920×1080)、非光沢、IPS
無線機能   Killer 1525 802.11ac 2×2、Bluetooth 4.1
バッテリ   4セル(52WHr/実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   130W
サイズ   328×235×26.34~27.9(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.058kg

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年04月27日時点のものです。

Windows 8.1、Core i5-4210U、メモリ8GB、1TB HDD、GeForce GTX 860M(2GB)を搭載する構成のモデルです。

冒頭でも述べた通り、現在はGTX960Mや第5世代Coreプロセッサを搭載するモデルが提供されており、掲載モデルよりもやや性能は高いと思われる内容です。

液晶に関しては掲載のフルHDモデルと、同じ13.3型でタッチ操作対応のQHD (2560×1440) を搭載するモデルなどもラインアップされており、購入時に選択する事ができます。

その他、ゲーミングLANと言われるKiller LANの搭載や、ALIENWAREならではのゲーム向けのソフトウェア等も複数搭載されるなど、ゲームPCらしい内容の製品です。

なお、Alienware Graphics Amplifierは製品購入時にオプションとして同時購入する事が可能です。ただし、グラフィックカードは付属しませんので、別途用意する必要があります。搭載できるカードのサイズに制限があるようですので、Graphics Amplifierを購入の際はその点を確認された上で、グラフィックカードをご用意ください。



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


HDDの詳細


ディスクの内訳

Western Digital製のWD10SPCX-75KHST0という1TB HDDが搭載されていました。
7mm厚のディスクで回転数は5400rpm。

HDD相応の性能を持つモデルです。
SSD等に比べると使用感は劣りますが、ゲームのインストールは結構容量を消費しますので、本製品程度の容量があると安心して利用できます。

もちろん、SSDの選択も可能です。



ベンチマークテストの結果

以下、ALIENWARE 13で行ったベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.2
メモリ 7.5
グラフィックス 5.5
ゲーム用グラフィックス 5.3
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 106.4105.1
512K 36.4952.18
4K 0.4241.063
4K QD32 1.0801.102

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


実行したテストの結果


Fire Strikeの詳細

Sky Diver・・・ 8816s
Fire Strike・・・ 3320


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1920×1080(描画設定3) ・・・ 6609
1920×1080(描画設定5) ・・・ 4683

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720 ・・・ SCORE:7325 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:4406 / RANK:B


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア キャラクター編】


1280×720(最高品質) ・・・ SCORE:8210 / 評価:非常に快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:4627 / 評価:快適


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(最高品質) ・・・ スコア:11359 / 評価:すごく快適
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:7808 / 評価:とても快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 66.37fps
CPU ・・・ 235cb


フルHDでの解像度なら、多くのゲームを比較的高い画質設定でプレイできる性能を持ち合わせています。描画設定を調整すれば、結構重いゲームでも快適に遊べると思います。

本製品は外付けGPUを接続できる「Graphics Amplifier」に対応しており、より高い性能を必要とする方はそういったオプション品を利用すると良いでしょう。(グラフィックカードを用意する必要がある為、コストはかかります)



消費電力・温度

Alienware 13 の消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力値です。

画面の輝度は50%程度に設定しています。

アイドル時 ・・・ 11W
ベンチマーク実行時 ・・・ 62W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

ゲーム系のPCとしては、比較的消費電力は低めです。




続いて、筐体内パーツの温度について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度測定結果です。

今回の測定条件下では、余り高温にはなりませんでした。
動画のエンコード作業などでは、もう少し温度は上昇すると思います。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定。

全体的に低温という結果です。
但し排気口付近の温度は高いです。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Alienware 13の再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の測定時間と、その平均値です。

1回目 1:53
2回目 1:50
3回目 1:51
4回目 1:51
5回目 1:45
6回目 1:46
7回目 1:45
8回目 1:49
9回目 1:45
10回目 1:47

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分48秒

Alienware 13の再起動時間はおよそ1分48秒という結果です。
HDDを搭載するPCは、大体1分~1分半という再起動時間である製品が多く、HDDを搭載するPCとしてはやや起動やシャットダウンには時間がかかる印象です。



バッテリ駆動時間

Alienware 13のバッテリ駆動時間を測定。
利用したソフトウェアはbbench、ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ネットへのアクセス(無線LANを利用し、ブラウザで新規ぺーじを開く)は60秒毎という内容です。

画面の輝度は50%程度に設定。




バッテリの電力残量が100%から5%になるまでの時間は17943秒。
約5時間(4.98416666..)のバッテリ駆動が可能という結果です。

ゲーミングPCのバッテリとしては持ちは普通だと思います。



プリインストール・ソフトウェアの内容

Alienware 13に標準搭載されているソフトウェアの内容をご紹介します。
製品の購入時期や、選択オプションの内容によっては以下とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面



アプリ一覧画面

標準搭載されているソフトウェアはWindows 8.1標準のソフトに加え、ALIENWARE独自の各種ソフトウェア、「Steam」、サウンド設定の「Sound Blaster X-Fi MB3」、「Killer Diagnose」や「Killer Network Manager」、「Creative ALchemy」などのゲームに便利なソフトウェア、顔認証の「FastAccess Facial Recognition」、振動などからHDDを保護する「フリーフォール・データプロテクション」等が搭載されていました。

ALIENWARE独自のソフトウェアについては、PCの総合的な管理を行える「AlienAutopsy」やバックアップやリカバリツール「AlienRespawn」、購入ソフトをクラウドで管理できる「Alienware Digital Delivery」、また「AlienFX」や「AlienFusion」、「AlienAdrenaline」のソフトウェアを利用できる「AW Command Center」を搭載。

その他、本製品には Dropbox 20GBを1年間無料利用できるという特典が付属しており、登録や設定を行う事で利用する事が可能です。




AlienFX 筺体の照明を設定できる


AlienFXはタスクトレイから簡易設定する事も可能


AlienAdrenaline ゲームモード変更の他 パフォーマンスの監視が行える


AlienFusion 電源設定




Alienware Digital Delivery 購入ソフトウェアをクラウドで管理

今回の製品では、DropboxやFastAccess Facial Recognitionはクラウド上からダウンロード・インストールするような仕様となっていました。

ダウンロードしない選択も可能です。




フリーフォール・データプロテクション HDDを衝撃から保護(衝撃などで故障しない事を保証するものではない)


Dropbox 20GBを1年間無料で利用できる



ALIENWARE 13 まとめ

ALIENWARE 13のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・13.3型の小型筺体を採用
・イルミネーションなどゲーミングPCらしい機能を持ち合わせている
・ゲームを快適にプレイできる性能
・Alienware Graphics Amplifierに対応

モバイルも可能な小型筺体を持ち合わせた13.3型のゲーミングノートPCです。

今回の製品はGTX860Mを、現在販売されている製品にはGTX960Mが搭載されており、大抵のゲームを比較的高い画質設定で快適にプレイする事が可能な性能を持ち合わせています。

ゲーミングPCというと大きく重いものが多いですが、本製品は約2kg弱と軽いため、出張や長期の旅行などに持っていくような使い方も可能です。

グラフィックカードを外付けできる「Alienware Graphics Amplifier」に対応しているため、より高負荷なゲームを高い描画設定でプレイしたいと思った場合などにも、パーツさえ揃えればプレイが可能となるなど将来性もあります。

構成の割にやや価格は高めではありますが、デザイン性や機能などを含めて考えれば相応の価格であり、そういった部分を重視する方には魅力の大きいゲーミングノートだと言えます。

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