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前記事(HP ENVY 15-k200 レビュー 第5世代Core i7やGTX850Mを搭載する15.6型フルHDノート)に続き、今回はHP ENVY 15-k200の構成と性能面について。

今回掲載しているのはOSにWindows 8.1、CPUにはCore i7-5500U、メモリ8GB、GTX 850M(4GB)、ストレージには1TBのハイブリッドHDDを搭載するという構成内容のモデル。

本製品には大きく分けて、GTX 840を搭載するモデルと GTX 850Mを搭載する2種のモデルが提供されており、今回のモデルはその上位モデルに当たります。

ゲームのプレイも可能な高い性能を持ち合わせながらも、9~10万円台(税抜/2015年4月2日時点)と比較的リーズナブルであり、高性能で使いやすいノートPCをお探しの方にはお手頃な製品です。

今回は、そんなHP ENVY 15-k200の構成面での特徴や、実際のパフォーマンスについて詳しく触れてみました。


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【HP ENVY 15-k200 レビュー記事目次】

・HP ENVY 15-k200 筺体外観やインターフェース・液晶をチェック
外観・インターフェースキーボードやタッチパッド液晶の品質主な付属品

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間)

・標準搭載ソフトウェアの内容について
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品のまとめ
HP ENVY 15-k200 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP ENVY 15-k200 構成内容とその特徴について

まず、掲載しているHP ENVY 15-k200の構成内容とその特徴について解説します。
以下はCPU-Z、およびGPU-Zの実行結果と、掲載モデルの構成内容です。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【HP ENVY 15-k200 プレミアム・フルHDモデル の主な構成】

OS   Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ   Core i7-5500U(2.40GHz/TB時最大3.00GHz)
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX850M(4GB)/HD グラフィックス 5500
メモリ   8GB(8GB×1/1600MHz、DDR3L SO-DIMM/2スロット)
ストレージ   1TB ハイブリッドHDD(8GBフラッシュメモリ内蔵/5400rpm/Seagate製)
光学ドライブ   ブルーレイディスクドライブ
ディスプレイ   15.6型フルHD(1920×1080)、非光沢
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.0
指紋認証機能   あり
バッテリ   4セル、公称の駆動時間:約4時間30分
電源アダプター   90W スマートACアダプター
サイズ   385×261×26.5-30.5(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.4kg
カラー   モダンシルバー
保証   1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証)、使い方サポート1年間

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年04月02日時点のものです。

Windows 8.1、Core i7-5500U、メモリ8GB、GTX850M(4GB)、1TBのハイブリッドHDDを搭載するモデルです。

冒頭でも述べた通り、本製品にはGTX840Mと GTX850Mを搭載するモデルが提供されており、掲載のモデルはいわゆる上位構成に当たるマシン。価格は、2015年4月2日に確認したところでは、上位と下位では1万円程の差があるようです。

上位構成と下位構成の違いはグラフィックスの内容と、搭載される光学ドライブが「DVDスーパーマルチドライブ」か「ブルーレイディスクドライブ」かといった点、さらに上位モデルはメモリを16GBまでアップグレードする事が可能となっています。

両モデルのグラフィックの性能差は大きいという程ではないにせよ、それなりに差があると思いますので、ゲームなどをする事もあるという場合は、上位構成のモデルを選択した方が利用による満足度は高いと思います。(もちろん、プレイするゲームタイトルにもよります)


なお、本製品は 17.3型のHP ENVY 17-k200と主要な構成は殆ど同じ。

液晶サイズと、選択できるストレージの内容がやや異なりますが、CPUやGPUの内容は同じであるため、筺体のサイズに拘りがないのであれば HP ENVY 17-k200という選択肢もあります。

HP ENVY 15-k200は、ストレージにSSDを選択する事ができませんが、HP ENVY 17-k200はSSDの選択が可能となっており、ストレージにSSDを搭載したい方にはHP ENVY 17-k200の方がおすすめだと言えるでしょう。



搭載されているストレージの内容を詳しく確認します。
実際の製品に、全く同じモデルが搭載されるとは限りませんので、参考程度にお願いいたします。


HDDの詳細


ディスクの内訳

Seagate製の「ST1000LM014-1EJ164-SSHD」という、8GBのフラッシュメモリ(NAND)を内蔵する1TBのハイブリッドHDDが搭載されていました。

NANDをキャッシュとして利用する事で、HDDでありながらそれ以上の性能を実現できる、SSDとHDDの良いとこどりをしたHDDです。

正直、SSD程の速度は出ませんが、HDD単体で利用するよりも多少高速になります。
特にOSの起動等は、HDDよりも高速だと体感できるくらいの速度であるため、最初の想像よりも使用感は快適です。

本製品で提供されているのは、この1TBのハイブリッドHDDのみで、SSD等の選択肢は提供されていません。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP ENVY 15-k200 で実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.4
メモリ 7.4
グラフィックス 4.9
ゲーム用グラフィックス 5.4
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 111.1111.0
512K 43.3283.02
4K 0.6712.253
4K QD32 1.6940.977

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


実行したテストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 39450
Cloud Gate・・・ 9243
Sky Diver・・・ 8217
Fire Strike・・・ 2534


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720 ・・・ 8021~8046
1920×1080 ・・・ 3918~3938


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1920×1080(描画設定3) ・・・ 4626
1920×1080(描画設定3) ・・・ 2857

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720 ・・・ SCORE:6263 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:3703 / RANK:B


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア キャラクター編】




1280×720(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:7248 / 評価:非常に快適
1920×1080(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:3822 / 評価:快適
1280×720(最高品質) ・・・ SCORE:5773 / 評価:とても快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:2983 / 評価:やや快適


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720(標準品質) ・・・ スコア:11993 / 評価:すごく快適
1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:7712 / 評価:とても快適
1280×720(最高品質) ・・・ スコア:10916 / 評価:すごく快適
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:6411 / 評価:快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 77.75fps
CPU ・・・ 278cb


GTX850MはミドルクラスのGPUですが、グラフィック性能はそこそこ高いです。

軽~中程度の負荷のゲームプレイはもちろんですが、やや負荷が高めのゲームであっても、解像度や描画設定を変更すれば十分にプレイが可能です。

ちなみにHPでは、このモデルと同じCPUやGPUを搭載するノートが「ドラゴンクエストX」推奨パソコンとして販売されていますが、「ドラゴンクエストX」程度の負荷のゲームであれば、本製品でも最高設定で快適に遊ぶことが可能です。




ドラゴンクエストX フルHD、最高品質、60fpsなどの最高設定でも快適に遊べる


上記のようにゲーム用としてはもちろんですが、写真や動画の編集用途にも十分利用できる性能です。
そういった用途向けで、比較的手頃な価格のノートをお探しの方に向いているマシンだと言えるでしょう。



消費電力・温度

HP ENVY 15-k200 の消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力値です。

液晶の輝度は60%前後に、Optimusは「自動選択」に設定しています。



アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 58W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時の消費電力は低いです。
ベンチマーク実行時はやや消費電力が上がりますが、それ程高くはありません。




続いて、筐体内のパーツ温度について。
アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度測定値です。

高負荷な状態が続くと、CPUの温度がやや高めとなるようです。

パフォーマンスが落ちたりといった様子は見られませんが、夏場など気温の高い場所で高負荷な作業を行う場合に温度が気になるようなら、ノート用の冷却クーラーなどを利用すると良いでしょう。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

キーボード表面はそれ程温度が上がらないようですが、排気口付近の温度は高め。

外に温度が伝わり難い構造なのかもしれません。
排気口付近を塞がないよう注意はした方が良いですが、高負荷な作業時でもキーボード入力などは快適に行えます。

私の場合ですが、キーボードでゲームの操作を行う時は左手をキーボードの上におきっぱなしにする事が多いので、キーボードの温度が高くなりやすいと熱くて不快になります。(冬は暖かいのですが)

そういう点で、キーボード面が熱くなりにくいというのは良いです。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、HP ENVY 15-k200の再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動測定時間と、その平均値です。

1回目 1:07
2回目 1:02
3回目 0:54
4回目 0:50
5回目 0:47
6回目 0:45
7回目 0:43
8回目 0:44
9回目 0:45
10回目 0:43

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 50秒

HP ENVY 15-k200の再起動にかかる時間はおよそ50秒。
SSD搭載のPCの再起動にかかる時間は大体30~40秒、HDD搭載のPCでは1分~1分半という結果が多く出ており、本製品の再起動にかかる時間は、HDD搭載のPCに比べるとやや速いようです。

ちなみに上の結果を見ていただくとわかるとおり、再起動の回数を重ねていくにつれて、再起動にかかる時間が段々と短くなっています。

これはHP ENVY 15-k200に搭載されている、ハイブリッドHDD内のフラッシュメモリのキャッシュ効果によるものだと思われます。

実際、HDDを搭載するPCなどよりも起動が速いと感じます。



バッテリ駆動時間

HP ENVY 15-k200のバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定に利用したソフトはbbench、設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎という内容で、画面の輝度は50%前後に、Optimusは「自動選択」に設定しています。




バッテリの電力残量が100%から7%に減少するまでの時間は22345秒。
約6.2(6.2069444…)時間程度、バッテリによる駆動が可能という結果です。

高性能な15.6型ノートにしてはバッテリは長持ちするようです。

本製品位のサイズのPCであれば、電源に接続して利用される方が大半ではないかと思いますが、屋内で部屋を移動しながらPCを利用するような場合に、バッテリの持ちが良いとコンセントの位置などをそれ程気にしなくても済む為、使い勝手が良いです。



プリインストール・ソフトウェアの内容

HP ENVY 15-k200にプリインストールされているソフトウェアの内容を確認します。

以下は初期時のデスクトップやスタート画面、アプリ一覧画面の様子です。
製品購入時期や、選択するオプションの内容によっては、以下とは内容が異なる可能性がありますので、ご注意ください。




デスクトップ画面


スタート画面



アプリ一覧画面

標準搭載のソフトウェアはWindows 8.1標準のソフトに加え、HP製の各種ツール、CyberLink製の各種ソフトウェア、「NVIDIA GeForce Experience」などNVIDIAのツール類や、圧縮解凍の「7-Zip」、PDFの編集や作成ソフト「Foxit PhantomPDF」、セキュリティソフトの「マカフィーリブセーフ」が搭載されるという内容です。

上記はデスクトップ向けのソフトウェアで、ストアアプリには「Windows 8入門」や「HP Connected Photo」、「tripadvisor」、「The Weather Channel」、「マカフィーセントラル」などといったアプリが搭載されていました。

搭載されているHP製のツールの内容については、PCの総合的な管理を行える「HP Support Assistant」やバックアップ&リカバリツールの「HP Recovery Manager」、電源のピークシフト設定を行える「HP AC Power Control」、ユーザーガイドなどを参照できる「HP Documentation」、内部ファンの自動調整を行う「HP CoolSence」、ログオン管理の「HP SimplePass」、オーディオユーティリティ「HP Beats Audio」、HDDを衝撃や振動から保護する「HP 3D DriveGuard」などが搭載されていました。

また、CyberLink製のソフトウェアに関してはウェブカメラの拡張ソフト「Youcam」や再生ソフトの「Power Media Player」、動画の変換を行える「MediaEspresso」、動画編集の「PowerDirector」、写真編集の「PhotoDirector」、ライティングソフトの「Power2Go」、バックアップソフト「Power2Go」が搭載されるという内容です。

その他、本製品にはオンラインストレージの Dropbox 25GBを6か月無料で利用できるという特典が付属しており、登録・設定を行う事でDropboxを利用する事が可能です。




HP Support Assistant システムの総合的な管理を行う事ができるソフトウェア


HP Recovery Manager リカバリやバックアップの管理ツール


Recovery Managerでリカバリメディアの作成が可能 初期状態では上記のメディアが必要


HP AC Power Control ピークシフトの設定を行える


HP SimplePass 指紋の登録設定など、ログオンの管理を行える


HP CoolSence 冷却ファンを最適な状態に調整 デフォルトでオンになっているので設定不要


Dropbox 25GBを6か月無料で利用する事ができる



HP ENVY 15-k200 まとめ

HP ENVY 15-k200のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・15.6型フルHDの非光沢液晶を搭載
・第5世代のCore i7-5500Uを搭載
・GPUにはGeForce 840Mや GeForce 850Mを選択できる
・ac対応の無線LANや指紋認証機能などを標準搭載
・質感の高い筐体

15.6型フルHDの非光沢液晶を搭載するノートPCです。

CPUには第5世代のCore i7を、GPUにはGeForce 840Mや GeForce 850Mを搭載したモデルが提供されており、ノートPCで写真や動画の編集を行いたいという方や、ゲームをプレイしたいという方に向く高い性能を実現しています。

高負荷なゲームをバリバリとこなすような性能は持ち合わせていませんが、高性能なノートを比較的安く購入したいというユーザーにはお手頃な製品だと言えるでしょう。

標準でac対応の無線LANや、指紋認証機能、BeatsAudio対応のスピーカーを搭載するなど機能が充実している点も見逃せません。

構成だけを見ると、同じ内容でもっと安い製品は他にもありますが、本製品はデザインや機能、性能など様々な点で質が高く、そういった部分を重視するという方にお勧めの製品です。