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前記事(Venue 8 7000(7840)に搭載のRealSense Snapshot Depthカメラを使ってみる)に続き、今回はVenue 8 7000(7840)シリーズの構成と性能面について。

掲載のVenue 8 7000シリーズは、OSにAndroid 4.4、CPUに Atom Z3580、メモリ2GB、16GB eMMCという構成内容を持つモデル。

性能的に、ゲーム向けとされるようなAndroidタブレットには劣りはするものの、パフォーマンスは高い方であり、ネットや動画の閲覧、またゲームでもそれ程高負荷でないものであれば快適に利用する事が可能です。

今回は、そんなVenue 8 7000(7840)シリーズの構成特徴や性能面について、詳しく触れてみたいと思います。


【Venue 8 7000(7840/Android)シリーズ レビュー記事目次】

・Venue 8 7000シリーズ 外観・インターフェース・使用感
インテル RealSense Snapshot Depth カメラを搭載外観・インターフェースディスプレイの見やすさ重量・サイズ感

・プリインストールソフトウェアの内容と カメラの機能について
プリインストール・ソフトウェアRealSenseカメラによる写真撮影とピントの編集

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力温度バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
Venue 8 7000(7840) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Venue 8 7000(7840)シリーズ 構成内容とその特徴について

まず、Venue 8 7000(7840)シリーズの構成内容とその特徴について解説します。
以下、CPU-Zの実行結果です。

【CPU-Z】


【タブレット・ストレージ情報】

【Venue 8 7000(7840)シリーズの主な構成】

OS   Android 4.4(KitKat)
プロセッサ   Atom Z3580(最大2.33GHz/4コア)
メモリ   2GB LP DDR3
ストレージ   16GB eMMC(最大512GBまでサポート可能なMicroSDカードリーダー搭載)
グラフィックス   インテル HD グラフィックス
ディスプレイ   8.4型WQXGA(2560×1600)、OLED、光沢あり、タッチ対応
無線機能   IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
センサー   GPS搭載
バッテリ   21WHr (5900mAh)
電源   10W電源アダプター
サイズ   124.4×215.8×6(縦持ち時/幅×奥行き×厚み/mm)
重量   約305g(最小重量)
付属   microUSBケーブル、電源アダプター他
保証   1年間引き取り修理サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年03月23日時点のものです。

構成内容は上記の通り。
Android 4.4、Atom Z3580、メモリ2GB、16GB eMMC、接続はWifiという構成内容のタブレットです。

本製品で提供されているのは上記のみで、構成内容の変更は不可。保証のみ購入時にカスタマイズを行う事ができるようになっています。

冒頭でも述べた通り、ゲーム向けの高性能なAndroidタブレットに比べると性能は劣るものの、タブレットとしては十分なパワーを発揮できる構成内容であり、大抵の作業を快適に行う事ができます。

eMMCは16GBと、Androidとしては多くはないものの不足もない容量。動画や音楽、写真等のデータを数多く入れたいという場合であっても、MicroSDで補えばよいだけの事なのでまず問題はないでしょう。



ベンチマークテストの結果

以下、Venue 8 7000(7840)シリーズで実施したベンチマークテストの結果です。


【A1 SD Bench】

SDカード・・・ Read 34.03 / Write 19.36
内蔵ストレージ・・・ Read 145.42 / Write 50.86


【3DMark】

Ice Storm・・・ Maxed out!
Ice Storm Extreme・・・ Maxed out!
Ice Storm Unlimited・・・ 20385


【PCMark for Android】

Work performance・・・ 4395
Work battery life・・・ 8h 26min


【Quadrant Standard】

score total・・・ 23914


【PassMark PerformanceTest Mobile】

システム・・・ 6812
CPU・・・ 35900
ディスク・・・ 44363
メモリ・・・ 6382
2Dグラフィック・・・ 4260
3Dグラフィック・・・ 2039


【AnTuTu benchmark v5.6.1】

UX Multitask ・・・ 6261
UX Delvik ・・・ 2947
CPU(multi) 整数演算 ・・・ 4623
CPU(multi) 浮動小数点演算 ・・・ 4652
CPU(single) 整数演算 ・・・ 2117
CPU(single) 浮動小数点演算 ・・・ 2422
RAM Operation・・・ 3285
RAM Speed・・・ 3408
2D ・・・ 1616
3D(2560×1600) ・・ 10692
ストレージIO ・・・ 2099
データベースIO ・・・ 675

トータルスコア ・・・ 44797


シンプルな作業~少々負荷のかかるソフトの実行であっても、サクサクとした快適な使い心地を実現しており、本製品で行うと考えられる用途では、全く問題のない性能だと言っても良いと思います。



消費電力

Venue 8 7000(7840)シリーズの消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時、動画再生時、ベンチマーク(3DMark)実行時の消費電力値です。

アイドル時 ・・・ 4W
動画再生時 ・・・ 5W
ベンチマーク実行時 ・・・ 8W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

全体的にそれ程数値は高くはなく、一般的なAndroidタブレット並みの消費電力だと思います。



温度

高負荷な状態が続いた場合の、タブレット表面の温度を測定。
以下は、3DMarkを20分以上繰り返し実行した後の温度測定値です。

高負荷な状態が続いた場合でも、ややタブレット下部が温かくなる程度の温度上昇です。



バッテリ駆動時間

Venue 8 7000(7840)シリーズのバッテリの持ちについて。
機器のストレージ内にコピーした動画を繰り返し再生し続けた状態で、バッテリが満充電状態から7%に減少するまでの時間を測定してみました。

画面の輝度は50%程度に、ボリュームは約20%程度になるようスライダーを調整した状態で、時間を測定しています。

100%~7% ・・・ 10時間7分

タブレット内にある動画の再生では、10時間7分以上もの間バッテリが持つという結果です。軽い作業での利用ですが、バッテリの持ちはかなり良いと思います。

頻繁に充電しなくてよいというのは、手間がなく楽で良いです。



Venue 8 7000(7840)シリーズ まとめ

Venue 8 7000(7840)シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・Intel RealSense Snapshot Depthカメラを標準搭載
・8.4型WQXGA 2560×1600ドットの有機ELディスプレイを採用
・厚さ約6mmのスタイリッシュな極薄筺体を採用
・Android 4.4、Atom Z3580、メモリ2GB搭載で性能は高い
・バッテリの持ちが良い

インテルの RealSense Snapshot Depthカメラを搭載する、珍しいAndroidタブレットです。

ユニークなカメラの搭載もさることながら、6mmという極薄の筺体や、8.4型で2560×1600ドットという高精細な有機ELディスプレイを採用するなど、売りとなる特徴を多く持ち合わせています。

新しいものが好きな方には、非常に魅力の大きい製品だと言えるでしょう。

特に、RealSenseカメラの搭載に注目されている方が多いのではと思いますが、それと同じくらい、ディスプレイの美しさや筺体デザインから受けるインパクトは大きく、見た目に拘る方、液晶の質にこだわる方などにもかなりおすすめのタブレットです。

性能も高く、負荷の高いゲームにプレイに利用するというような使い方でなければ全く問題ありません。バッテリの持ちも良く、使い勝手は良いです。

低価格なAndroidタブレットに比べると価格は少し高めですが、その価格相応かそれ以上の満足感を得ることができるタブレットだと思います。

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