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デルが販売するノートPC、Dell Chromebook 11のレビューです。

Dell Chromebook 11は、Google Chrome OSを搭載する11.6型のノートPC。

元々、法人向けの製品としてのみ取り扱われていたものを個人向けの製品としても販売し始めたもので、特徴はChrome OSを搭載する事、またモバイル可能なサイズや重さを持つ筐体の採用や、リーズナブルな価格などがあげられます。

普段Windows OSなどの環境でChrome(ブラウザ)を利用されている方は少なくないのではと思いますが、Chrome OSでは、そのChromeを利用したクラウド上での作業がメイン。

慣れたブラウザではありますが、何ができるのか、どの程度作業が行えるのかが気になるという方は少なくないのではないでしょうか。

今回は、そんなDell Chromebook 11の外観や性能をはじめ、実際に使ってみた使用感等について詳しく触れてみたいと思います。


【Dell Chromebook 11 レビュー記事目次】

・Dell Chromebook 11 筺体外観や機能・操作性などについて
外観・インターフェースキーボードの操作性タッチパッドの操作性重量

・Chrome OSの機能や使い勝手について
Chrome OSのUIや基本機能・使用感について

・基本機能や性能面など
構成と特徴ベンチマーク結果バッテリ駆動時間

・システムリカバリの手順
リカバリ(出荷時の状態にリセット)の流れ

・製品のまとめ
Dell Chromebook 11 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Dell Chromebook 11 外観やインターフェースの内容

まず、Dell Chromebook 11の外観とインターフェースの内容をチェックします。

見た目は一般的なノートPCと殆ど変りません。
天板に入ったChromeの明るいロゴカラーと、Chromebook 11のシンプルな筺体カラーが少々ミスマッチな気もしますが、気になるという程ではありません。






天板の中央にはDELLのロゴ


天板の角には、Chromeではおなじみとなる4色のロゴと「Chrome」という文字をプリント

デザインはシンプルですが質素とはまた異なり、天板の角や背面に落ちる部分に丸みのあるフォルムを採用するなど、コンパクトで小ぎれいなPCという印象を受けます。

マットな質感であるため指紋汚れなどが目立ち難く、モバイルタイプのノートとしては扱いやすいと思います。




背面側からみたPC全体の様子


正面から見た全体の様子

製品の仕様によると、本製品の筐体サイズは幅294mm、奥行き200mm、高さは25mmで重量は約1.3kg。

11.6型ノートとしては標準的というか、モバイル利用を想定するのならもう少し軽い方が良いとは思いますが、コンパクトであるため、鞄等には収納しやすいです。



液晶は11.6型サイズで解像度は1,366×768。

最近のノートPCの液晶は高解像度なものが多く、そういった製品に比べるとスペック的な派手さはありませんが、作業のしやすさという点から見ると適当だと思われる解像度です。

光沢タイプのパネルですが、鏡のようにくっきりと風景が映り込んでしまうような光沢ではありません。





液晶の視野角は狭いです。
真正面から見る分には操作はし辛いという事はありません。

全体的に淡い色表示で、正確に測定などは行ってはいないものの、色域はあまり広くはないでしょう。とはいえ、本製品で多くの方が行うだろうと思われる作業には、特に影響はないと思います。




液晶上にはウェブカメラ


液晶下にはDELLのロゴ


キーボードの上側面、ちょうどディスプレイのヒンジで隠れる部分に排気口が設けられている




筺体側面に搭載されている端子の内容を確認します。


筺体左側面。
左から電源コネクターやHDMI、USB3.0×2、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポートが並びます。




そして右側面には、メディアカードスロットとセキュリティロックケーブル用のスロットのみ。





前面右側には電源のインジケーターランプ


背面には何もなし

映像出力1基にUSBが2基、カードリーダー、オーディオ端子といった具合に、端子の内容は最小限まで絞り込まれています。

少ないといえばそうですが、本製品に数多くの外部デバイスを接続して利用するなどという事はそれ程ないでしょうから、特に困る事はないと思います。




ディスプレイの最大開閉角度は約130度 一般的なノートPC並




底面側全体の様子 写真は上が筐体背面側、下が筐体全面側

底面は一枚板の構造となっており、開く事の出来るパネルなどは見当たりません。
シンプルな作りです。




底面にはスピーカーが左右2か所に設けられている


PC本体と標準付属している電源アダプター&ケーブル



電源アダプターのプラグの形状はミッキー型、出力は19.5V、3.34Aで65W



キーボード

次に、Dell Chromebook 11のキーボードの機能や操作性をチェックします。


キーボード面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

アイソレーションタイプの日本語キーボードです。
Windows OS搭載のPCで採用されているようなものとはレイアウトや機能が少々異なっているようですが、日本語の入力や全角半角といった切替など文字入力は特に違和感なく行えており、問題はないと思います。

一般的なキーボードと異なる点については、例えば左側に検索キーが用意されていたり、キーボード右上のボタンが電源となっていたり、上段にはファンクションキーの代わりに履歴の移動や全画面モード、ページの更新といった機能を持つキーが配置されています。

一般的なWindows PCのキーボードと異なるという点で最初は戸惑うかもしれませんが、左側の検索キーに関しては、Windows OS搭載のPCのキーボードでいうとCapsLockキーが配置されている場所であり、個人的にはCapsLockは殆ど使いませんので、全く操作には影響がありません。

万が一、CapsLock機能を日常的に利用しているというような場合でも、「Alt+検索キー」のショートカットでCapsLockの機能を有効にしたり、同じ動作で無効にもできますので問題ないと思います。


なお、Windowsを搭載するPCのキーボードには様々なショートカットが用意されていましたが、今回のChromebookも同様に、非常に多くのショートカットを提供しており、場面に応じて利用する事ができます。

正直、かなり多いのでここで全てをご紹介はしませんが、全てのショートカットの確認は「Ctrl+Alt+?」で行えますので、普段利用する事の多い操作のみを覚えておくと便利なのではと思います。




「Ctrl+Alt+?」で各ショートカットの確認が行える 上写真はほんの一部

個人的に不便だと思ったのはショートカットによるテキストの選択で、Windows PCでは「Ctrl+Shift+矢印キー」である程度の範囲のテキストを選択し、「Ctrl+C」でコピーという流れの操作を記事作成時に多用しているのですが、今回の製品では「Ctrl+Shift+矢印キー」によるテキストの選択をうまく行う事ができませんでした。

ChromeOSの仕様か、Dell Chromebook 11に限ってのものなのかは不明。

同じような操作をしない方はともかく、普段から「Ctrl+Shift+矢印キー」を利用されている場合には、少なからず不便を感じると思います


という具合に、機能については上記のような感じでやや使い辛いと感じる所はあるものの、思っていたよりもスムーズな使用感でした。

キーボード自体の使用感(打鍵感)については特に良くもなく悪くもなくといった感じで、コメントするほどの事はありません。




右上に電源ボタン


CapsLockの位置に検索キー これはこれで慣れると便利


最上段には、履歴の移動やページの更新といった様々な機能を持つキーが並ぶ


キートップは完全に平らな形状



タッチパッド

キーボードに続き、次はタッチパッドの使い勝手について。


一体型のタッチパッドを採用

タッチパッドについては見ての通り、ボタン一体型タイプのタッチパッドを搭載しています。

使い勝手については、クリックボタンがやや硬めではあるものの、様々なジェスチャーに対応しており思ったよりも使いやすいです。

特に2本指でのスクロール操作や、3本指でのスワイプによるブラウザのタブ間の移動が便利。スワイプする方向によっては、起動している全てのウィンドウを表示する事も可能です。

キーボードと同じく特別使いやすいというものではないですが、そこそこのレベルの操作性ではあると思います。



重量

Dell Chromebook 11の重量を測定してみました。

PC本体の重量は1308g。
公称の約1.3kgという数字とほぼ変わらない値です。

11.6型のノートとしては重いとまではいかないかもしれませんが、もう少し軽ければと思ってしまいます。



付属の電源アダプターやケーブルの重量は307g。

PC本体と合わせると約1.6kgという重さです。
十分持ち運べる重さですが、Chromebook 11のバッテリはそこそこ持つので、一日程度の外出であれば持ち歩かなくても良いのではと思います。





Dell Chromebook 11の外観や使用感は以上となります。

キーボードなどがWindows OSを搭載するようなPCとは少し異なりますが、特に戸惑うことなく普段の操作を行う事ができるなど、悪くない使用感です。

引き続き、次記事ではChrome OSのUIのご紹介や使い勝手、構成内容、実際の性能などについて触れたいと思います。製品に興味をお持ちの方は、ぜひ次記事もご覧下さい。

次: Dell Chromebook 11 レビュー Chrome OSの使い勝手や性能は?

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