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前記事(NEXTGEAR i850 シリーズ レビュー GTX 980を搭載するNEXTGEARのハイエンドモデル)に続き、今回はNEXTGEAR i850 シリーズの構成特徴と実際の性能について。

掲載のモデルはOSにWindows 8.1 Pro、CPUにはCore i7 5820K、メモリ32GB、NVIDIA GeForce GTX 980(4GB)、ストレージには2TB HDDを搭載するという、NEXTGEAR i850 シリーズで提供されているプラチナモデル(NEXTGEAR i850PA4)を若干カスタマイズした構成に近い内容を持つモデルです。

Haswell-Eに加え、クアッドチャネルに対応した大容量メモリやハイエンドグラフィックカードを採用しており、先も長く使えるゲーミングPCが欲しいという方や、様々なゲームで遊びたいというユーザーに最適な製品だと言えるでしょう。

今回は上記構成のNEXTGEAR i850を用いて、様々なベンチマークテストを行ってみたいと思います。


【NEXTGEAR i850 シリーズ レビュー記事目次】

・NEXTGEAR i850 シリーズ 筺体外観や構造をチェック
筐体外観筐体内部の構造G-Tuneオリジナルのキーボードやマウスが付属

・構成特徴やベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間

・プリインストール・ソフトウェア
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品のまとめ
NEXTGEAR i850 シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR i850 シリーズ 構成内容とその特徴について

まず、掲載しているNEXTGEAR i850 シリーズの構成内容とその特徴について解説します。
以下はCPU-Z、およびGPU-Zの結果と、掲載モデルの構成内容です。

【CPU-Z】







【GPU-Z】

【NEXTGEAR i850 シリーズ の主な構成】

OS   Windows 8.1 Pro 64bit
プロセッサ   Core i7-5820K(3.30GHz/TB時最大3.60GHz)
チップセット   X99 Express
グラフィックス   NVIDIA Geforce GTX 980(4GB)
メモリ   32GB(8GB×4/PC4-17000 DDR4/8スロット/最大64GB)
ストレージ   2TB HDD(7200rpm/Seagate製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   なし
拡張ベイ   5.25インチ×2、3.5インチオープン×1、3.5インチシャドウ×4
拡張スロット   PCI Express x16×2、PCI Express x8×2、PCI Express x1×2
電源   700W(80PLUS BRONZE)
サイズ   190×543×450(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約11.5kg
保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年02月18日時点のものです。

Windows 8.1 Pro、Core i7-5820K、メモリ32GB、Geforce GTX 980(4GB)、2TB HDDを搭載する構成のマシンです。

現在、NEXTGEAR i850 シリーズで提供されている、「NEXTGEAR i850PA4」というプラチナモデルを若干カスタマイズした構成に近い内容で、CPUにはHaswell-Eと呼ばれるハイエンドデスクトップPC向けのCPUを搭載、またGPUにおいてもGeforce GTX 980というハイエンドグラフィックカードを搭載するなど、非常にハイスペックなモデルです。

CPUは、他にCore i7-5930Kや Core i7-5960X Extreme Editionを、グラフィックカードに関しても他のGPUを選択する事ができます。

メモリについては、Haswell-EはDDR4 SDRAMのクアッドチャネルに対応しているのですが、本製品でもクアッドチャネル対応のメモリ構成を選択可能(32GB、64GB)。

掲載モデルに関しては DDR4規格の8GBメモリを4枚搭載しており、CPUの性能の高さと相まって、非常に高いパフォーマンスを実現しています。

他のメモリ構成を選択する事も可能ですが、本製品を購入するのなら、できれば今回のモデルのようなクアッドチャネル対応のメモリ構成を選択したい所です。



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


HDDの仕様


ディスクの内訳

Seagate製の「ST2000DM001-1CH164」という2TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

容量も大きく、ディスクのベンチスコアもHDDにしてはやや高い方です。
普段HDDの構成を利用されている方なら、十分快適に利用できると思います。

もちろん起動ドライブにSSDを選択する事も可能ですし、カスタマイズで2台め、3台めのHDDを追加する事も可能。

個人的には、SSDとHDDの2ドライブ構成が性能と容量のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れるという点でおすすめです。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているNEXTGEAR i850シリーズのベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.7
メモリ 8.7
グラフィックス 8.9
ゲーム用グラフィックス 8.9
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 211.2201.7
512K 57.8885.90
4K 0.6121.105
4K QD32 1.4601.074

数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


行ったテストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 147992
Cloud Gate・・・ 28784
Sky Diver・・・ 29507
Fire Strike・・・ 11264


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 51317~51628
1920×1080 ・・・ 30521~30629


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 中央:1920×1080 / 右:1920×1080(最高画質)

1360×768(描画設定3) ・・・ 253708
1920×1080(描画設定3) ・・・ 175028
1920×1080(描画設定5) ・・・ 102405

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ SCORE:21339 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:17832 / RANK:S


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア キャラクター編】




【キャラクター編】
1360×768(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:21072 / 評価:非常に快適
1920×1080(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:16633 / 評価:非常に快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:15880 / 評価:非常に快適
3840×2160(最高品質) ・・・ SCORE:5518 / 評価:とても快適


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

左:1280×720 / 右:1920×1080(最高品質)

1280×720(最高品質) ・・・ スコア:18281 / 評価:すごく快適
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:18464 / 評価:すごく快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 150.79fps
CPU ・・・ 1018cb


殆どのベンチマークテストを最高画質設定で快適に動作させる事ができる性能です。

BF4のようなハイエンドなタイトルはもちろん、4K環境でゲームをプレイするという場合に、選んでおいて間違いはない構成のマシンだと言えます。

写真の現像や、動画編集といった作業でも圧倒的な性能を発揮できるでしょう。



消費電力・温度

NEXTGEAR i850 シリーズの消費電力を測定。
以下はアイドル時、およびベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定値です。

液晶の消費電力は含みません。

アイドル時 ・・・ 64W
ベンチマーク実行時 ・・・ 293W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

ベンチマーク実行時の消費電力がかなり高いです。
といっても、構成なりの数値だと思います。




筐体内パーツの温度を測定してみました。
以下はアイドル時、およびベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

温度の測定は、HWMonitor PROを使用していますが、CPU温度の測定が行えなかった為、CPUのみSpeccyで測定した温度を掲載しています。


高負荷時、グラフィックカードの温度はやや高くなりますが、想定範囲内の温度だと思います。CPUの温度は低めです。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、NEXTGEAR i850の再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の測定時間と、その平均値です。

1回目 1:49
2回目 1:19
3回目 1:20
4回目 1:18
5回目 1:17
6回目 1:19
7回目 1:18
8回目 1:17
9回目 1:16
10回目 1:17

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分21秒

NEXTGEAR i850シリーズの再起動にかかる平均時間は1分21秒。
HDDを搭載するPCとしては、普通の速度です。(HDD搭載のPCの再起動時間は大体1分~1分半程度)

極端に遅くはないけれど速いとはいえず、SSDの速度に慣れているような方だと遅く感じてしまうと思います。

速度重視の方にはSSDの構成がお勧めです。



プリインストール・ソフトウェアの内容

NEXTGEAR i850シリーズに標準搭載されているソフトウェアの内容をご紹介します。

以下はデスクトップやスタート画面、アプリ一覧画面の様子です。
製品の購入時期や、購入時のカスタマイズ内容によっては、以下に掲載の内容とは異なる可能性があります。


デスクトップ画面


スタート画面



アプリ一覧画面

プリインストールされているソフトの内容はWindows 8.1標準のソフトに加え、CyberLink製の各種ソフトウェア、「NVIDIA GeForce Experience」、「3D Visionフォトビューア」、「マカフィー インターネットセキュリティ」、「Realtek HD オーディオマネージャ」が搭載されるという内容です。

CyberLink製のソフトに関しては、ラベル製作ソフトの「LabelPrint」や写真・ビデオの管理を行える「MediaShow」、ライティングソフトの「Power2Go」、再生ソフト「PowerDVD」、バックアップソフト「PowerBackup」、写真編集の「PhotoDirector」や動画編集の「PowerDirector」が入っていました。

ストアアプリに関しては、huluやNAVITIME、ムビチケなど標準搭載ではないアプリが幾つか追加されており、他、オンラインバックアップサービスの「AOSBOX Cool」を90日間無料で利用できる特典なども現時点では付属しているようです。

全く何も入っていないという状態ではありませんが、全体としてソフトの内容はシンプルだと思います。




AOSBOX for mouse AOSBOX Coolを90日間無償で利用できる


CyberLink Media Suite CyberLink製の各種ソフトを利用できる



NEXTGEAR i850 シリーズ まとめ

NEXTGEAR i850 シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・・

・デザイン、拡張性、冷却性能などに優れたオリジナルのPCケースを採用
・Core i7-5820KやGeForce GTX980(4GB)を搭載しており非常に高性能(別構成も選択可)
・クアッドチャネル対応の32GB、および64GBのメモリ構成を選択できる

Haswell-Eや最新の高性能グラフィックカードを搭載できる、ハイエンドなゲーミングデスクトップPCです。

性能は選択する構成によって上下しますが、掲載モデルに関してはCore i7-5820KやGeForce GTX980(4GB)、またクアッドチャネル対応のDDR4メモリ32GBを搭載するなど、非常にハイパフォーマンス。

大抵のゲームを高画質で快適に楽しむことができるでしょう。

グラフィックカードだけでなく、CPUやメモリ性能も高く、内容が内容なだけにお値段は少し高めとなりますが、値段相応の満足感は十分に得られる製品です。

性能を突き詰めたいという方や、PCを長く使いたいというユーザーにはおすすめのマシンです。

なお、グラフィック性能の高いPCが欲しいけれどコストをもう少し抑えたいというのなら、少し前に掲載したNEXTGEAR i640 シリーズを検討されてみてはいかがかと思います。

CPUはHaswell Refresh、メモリはDDR3規格のモデルが利用されるなど、今回のi850シリーズに比べるとやや抑えた内容になりますが、GTX970やGTX980を選択する事が可能となっており、性能は非常に高いです。