G-Tune NEXTGEAR i850 シリーズ レビュー GTX 980を搭載するNEXTGEARのハイエンドモデル
マウスコンピューターが販売するデスクトップPC、NEXTGEAR i850 シリーズのレビューです。
NEXTGEAR i850 シリーズは、G-tuneブランドのゲーミングデスクトップPC。
鎧のようなデザインが特徴的なオリジナルのPCケースに、Haswell-Eや高性能グラフィックカードを詰め込んだ性能の高いマシンで、今回はGeForce GTX980を搭載する上位のプラチナモデルを掲載。
NEXTGEAR i850 シリーズと一口に言っても様々な構成のモデルが存在しますが、掲載モデルは様々なゲームをプレイするのなら選んでおいて間違いはない、ハイエンドなモデルです。
というわけで以下、NEXTGEAR i850 シリーズの特徴や構成、実際の性能などについて詳しく触れてみました。
【NEXTGEAR i850 シリーズ レビュー記事目次】
・NEXTGEAR i850 シリーズ 筺体外観や構造をチェック
(筐体外観 / 筐体内部の構造 / G-Tuneオリジナルのキーボードやマウスが付属)
・構成特徴やベンチマークテストの結果
(構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力・温度 / 再起動にかかる時間)
・プリインストール・ソフトウェア
(プリインストール・ソフトウェアの内容)
・製品のまとめ
(NEXTGEAR i850 シリーズ まとめ)
※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。
NEXTGEAR i850 シリーズの筐体外観・インターフェース
まず最初に、NEXTGEAR i850 シリーズの筐体外観について。
使用しているケースは以前掲載した、NEXTGEAR i640 シリーズのケースと同じであるため、以前の記事を参照・・としたい所ですが、今回のi850とi640は構成が異なる為、背面のインターフェースや内部パーツの様子が若干異なります。
以前の記事をご覧になっていない方もおられると思いますので、一通りの内容をご紹介したいと思います。
フロントパネル全体の様子
フロントパネル上部のG-tuneロゴ
鎧のような装飾が施されている
鎧のようなデザインを採用するオリジナルのPCケースです。
サイズは幅190mm、奥行き543mm、高さ450mmと、小さくはないですが大き過ぎる事もないサイズです。
フロントパネルの左右には吸気のための通気口
フロントパネルの下部にも空気を通すための穴が設けられている
フロントパネルを開いたところ
ブルーのLEDランプによる光の演出 やや控えめなところが良い
フロントパネルは取り外す事ができる
フロントパネルは着脱する事ができます。
パネルを外した場合の奥行きは、約470mmとなります。
パネルを外すとやや殺風景な感じはするものの、おかしいという事はなく、設置時のフロントパネルの出っ張りが気になる場合は、取り外したまま使用しても良いと思います。
フロントパネルの接続部を埋めるキャップが付属品に含まれていますので、パネルを取り外して使用する場合はそちらを装着すると見た目にも自然です。
フロントパネル内側の上部には光学ドライブ
下部にはメッシュ状のパネルが採用されている
パネルはプッシュするだけで簡単に外れる仕組み
メッシュパネルは簡単に分解可能 フィルターの掃除がしやすい
ケース上部の前方付近には、USBなどの端子が複数搭載されています。
窪みのある器のような形状となっているため、充電中のスマートフォンを置いておいたりと使い勝手が良いです。
ケースの背面のインターフェースの内容をチェックします。
選択する構成によって端子の内容は異なってきますので、参考程度にご覧ください。以下はGTX980を搭載するモデルの背面の様子です。
背面にはUSB2.0×2、PS/2ポート、USB3.0×8、LAN、オーディオポート(ライン入力、ライン出力、マイク入力、リアスピーカー、センター・サブウーファー、SPDIF)、DisplayPort×3、HDMI、DVI-I、電源コネクターが並びます。
USB3.0端子の数が非常に多いです。
また、DisplayPortも3基搭載しています。
端子とは関係がありませんが、背面全体のカラーがブラックで統一されており、見た目に洗練された雰囲気です。背面は普段見える部分ではないだけに、デザインへの拘りを感じます。
DisplayPortを3基も備えている(GTX980を選択した場合)
ケース左側面のパネルのみ、メッシュ状の通気口が設けられています。
ちょうどグラフィックカードが配置されるあたりです。
底面4角に搭載されているゴム足。
ややケースの底が浮くような構造です。
筐体内部の構造をチェック
今回掲載している、NEXTGEAR i850 シリーズの筐体内部の構造をチェックします。
選択する構成によって内部の構造は変化しますので、一例としてご覧ください。
背面にあるネジを外してサイドパネルを開く ドライバーが必要
筐体内部全体の様子
右上から時計回りに光学ドライブベイ、HDDベイ、電源ユニット、グラフィックカード、CPUやメモリといった内容です。
CPUファンなどの一部パーツ以外、筐体内部のカラーはすべてブラックで統一されており格好良いです。
フロントに取り付けられている吸気ファンの後部には何も設置されておらず、前面から取り込んだ冷たい空気を、直接グラフィックカードなどの発熱の大きいパーツの方へ送る事ができます。
HDDマウンタは簡単に引き抜く事が可能。
ストレージの追加や交換が簡単に行えます。
電源ユニット。
今回のモデルには700W(80PLUSR BRONZE)の電源が標準で搭載されています。
もちろん、電源はカスタマイズできます。
グラフィックカードの上部には、大きなCPUファン。
Cooler Masterの Hyper 212 EVOというCPUクーラーを搭載しています。標準搭載品のようです。
他に水冷も選択可。
CPUの左右には計8基のメモリスロットが配置されています。
NEXTGEAR i850 シリーズでは、新規格のDDR4-2133メモリ4枚による、クアッドチャネル動作の構成を選択する事が出来るようになっており、掲載製品も8GB×4の32GBメモリを搭載しています。
8GB×8の64GB(クアッドチャネル)も選択可能です。
グラフィックカード下部の様子
右側のサイドパネルを開いたところ
G-Tuneオリジナルのキーボードとマウスが付属
本製品には、G-Tuneオリジナルのゲーミングキーボード「Accurate Keyboard」と、同じくオリジナルの「オプティカル6ボタンマウス」が標準で付属します。
こちらは、以前掲載したNEXTGEAR i640 シリーズに付属のキーボードやマウスと全く同じものであるため、詳細についてはそちらに記載の内容をご参照ください。
G-Tuneオリジナルの「Accurate Keyboard」
G-Tuneオリジナルの「オプティカル6ボタンマウス」
もちろん、上記以外のマウスやキーボードを選択する事も可能です。
NEXTGEAR i850 シリーズ の筐体外観や内部の構造については以上となります。
次記事では、掲載製品の構成や特徴、実際の性能について詳しく触れたいと思います。
GTX980を搭載しており、非常に高性能です。
製品に興味をお持ちの方は、次記事にも目を通してみてください。
次: NEXTGEAR i850 シリーズのベンチマーク結果 Haswell-EやGeForce GTX980を搭載