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前記事(HP OMEN 15-5000 レビュー デザインと性能を両立した超薄型15.6型ゲーミングノート)に続き、今回はHP OMEN 15-5000の構成特徴と性能面について。

今回掲載しているのはOSにWindows 8.1、CPUにCore i7-4710HQ、メモリ16GB、GeForce GTX 860M(4GB)、ストレージには256GBのM.2 SSDを搭載するという内容のモデル。

本製品はほぼ固定の構成で、カスタマイズが行えるのはメモリのみ。掲載モデルは、基本構成のメモリ8GBを16GBにカスタマイズした内容のマシンとなります。

今回は、上記構成のモデルの特徴や実際の性能について詳しく触れてみました。


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【HP OMEN 15-5000 レビュー記事目次】

・HP OMEN 15-5000  筐体外観やキーボードの操作性・液晶をチェック
豪華な化粧箱外観・インターフェースキーボードの操作性底面の構造液晶の見やすさ・品質

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトHP OMEN ControlHP Performance Advisor

・製品のまとめ
HP OMEN 15-5000 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP OMEN 15-5000 の構成とその特徴について

まず、掲載している HP OMEN 15-5000の構成内容とその特徴を解説します。
以下はCPU-Z、GPU-Zの実行結果と、掲載モデルの構成内容です。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【HP OMEN 15-5000 スタンダードモデル(HP OMEN 15-5006TXH) の主な構成】

OS   Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ   Core i7-4710HQ(2.50GHz/TB時最大3.50GHz)
チップセット   インテル HM87 Express
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX860M(4GB)/HD グラフィックス 4600
メモリ   16GB(1600MHz、DDR3L SDRAM/オンボード)
ストレージ   256GB SSD(SanDisk製/M.2規格 PCI Express接続)
ディスプレイ   15.6型フルHD(1920×1080)、IPS、光沢、タッチパネル
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ   4セル、公称の駆動時間:約4時間30分
サイズ   383×251×15.5-19.9(幅×奥行き×高さ/ゴム足含まず/mm)
重量   約2.15kg
カラー   ブラック
保証   1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証)、使い方サポート1年間

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年02月04日時点のものです。

掲載しているHP OMEN 15-5000 の構成はWindows 8.1、Core i7-4710HQ、メモリ16GB、GeForce GTX860M(4GB)、256GBのM.2 SSDという内容。

冒頭でも述べた通り、本製品はほぼ固定の構成でメモリ以外はカスタマイズ出来ません。今回のモデルは、そのメモリを8GBから16GBにアップグレードさせています。

カスタマイズできないという点はさておき、特徴はグラフィックスにGTX860M(4GB)を搭載しているという部分、またストレージに256GBのM.2 SSDを搭載しているという部分などが目に付きます。

ゲーミングPCで「GTX860M」の搭載は今さら中途半端では?と感じる方はおられると思いますし、実際、性能を追求したいユーザーにとってはこの構成は物足りなく、デザインや機能を突き詰めた製品なだけに選択肢の幅が狭いのはちょっと残念だなと思うのですが、ゲームをプレイするという点から考えると、プレイしたいタイトルにもよりますが個人的には特に不足はないという意見です。

多くのゲームを比較的高い画質設定で快適にプレイできます。
M.2 SSDの搭載で、ゲームプレイ時以外の使い勝手も非常に良いですし、最初からac対応の無線LANを搭載するなど、カスタマイズできない製品なりに考慮した内容であると思います。

メモリについては予算にもよりますが、長く使いたいのであれば、出来れば最初にアップグレードさせておいた方が良いでしょう。

アップグレード価格がやや高価である所が残念ですが(もう少し安くても良いと思うのですが)、買うのであればその辺りのコストは抑えない方が良いです。

あと、故障が心配な方は3年保証モデルも選べますので、ご検討ください。



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


HDDの詳細


ディスクの内訳

SanDisk製の「SD6PP4M-256G-1006」という256GB SSDが搭載されていました。
M.2規格でPCI Express接続の高速なSSDです。

速度に関しては文句なしの性能だと思います。

容量は、特にあれこれ保存したりするのでなければ十分ではないかと思いますが、最近のゲームは追加コンテンツを入れたりなどで、時間の経過とともにファイルの容量が増えていく事が多く、場合によっては残容量を気にしながら遊ぶ必要が出てくるかもしれません。

とはいえ、多数のゲームを何でもかんでも大胆にインストールするというのでなければ、困る事はないと思います。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP OMEN 15-5000のベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.2
メモリ 8.2
グラフィックス 5.9
ゲーム用グラフィックス 5.7
プライマリ ハードディスク 8.25

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 674.7607.5
512K 400.3480.6
4K 23.0152.33
4K QD32 317.3263.2

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


行った全テストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 102363
Cloud Gate・・・ 16168
Sky Diver・・・ 12104
Fire Strike・・・ 3730


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 15143~15223
1920×1080 ・・・ 8677~8700


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 中央:1920×1080 / 右:1920×1080(最高画質)

1360×768(描画設定3) ・・・ 39070
1920×1080(描画設定3) ・・・ 23741
1920×1080(描画設定5) ・・・ 13891

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ SCORE:9295 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:5907 / RANK:A


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア キャラクター編】

上:1360×768 / 中央:1920×1080 (高品質/ノートPC)/ 下:1920×1080(最高品質)


1360×768(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:12591 / 評価:非常に快適
1920×1080(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:7693 / 評価:非常に快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:5727 / 評価:とても快適


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

左:1280×720 / 中央:1920×1080 / 右:1920×1080(最高品質)

1280×720(標準品質) ・・・ スコア:16240 / 評価:すごく快適
1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:13797 / 評価:すごく快適
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:12023 / 評価:すごく快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 95.00fps
CPU ・・・ 657cb



Unigineのベンチマークテスト「Heaven Benchmark」と「Valley Benchmark」がプリインストールされていましたので、そちらの実行結果も掲載しておきます。

【Heaven Benchmark 4.0】

1280×720(Basic) ・・・ FPS:82.0 / Score:2066
1600×900(Extreme) ・・・ FPS:23.1 / Score:582


【Valley Benchmark 1.0】

1280×720(Basic) ・・・ FPS:65.3 / Score:2734
1600×900(Extreme) ・・・ FPS:25.5 / Score:1069
1920×1080(Extreme HD) ・・・ FPS:19.4 / Score:810

構成の項でも書いたように、多くのゲームを比較的高い画質設定で快適にプレイする事ができる性能です。

負荷の高いものだと、高画質設定にした場合にややパフォーマンスが落ちる事がありそうですが、大抵のゲームは快適にプレイできると考えて良いでしょう。

最高の性能を追求したいとか、どんなゲームも最高画質に設定しないと気が済まないというような方には向きませんが、そもそもそういったユーザーが本製品を購入する事は多分ないと思います。



消費電力・温度

HP OMEN 15-5000の消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力値です。

画面の輝度は60%程度に、バックライトを弱で点灯させた状態で測定しています。

アイドル時 ・・・ 16W
ベンチマーク実行時 ・・・ 86W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時の消費電力は低め、ベンチマーク実行時は数値が上昇しますが、やや消費電力が高いという程度です。




次に、筐体内のパーツ温度について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

軽く暖房をかけた室内で測定しています。

CPUは80度を超えるなど、高負荷な状態が続くとやや温度が上がりやすいでしょうか。といっても、一般的な範囲内だと思います。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度について。

キーボード中央の温度がやや高いですが、手が常に触れる部分の温度は低いです。
使っていて、キーボードが熱いなどと感じる事はあまりありませんでした。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを使用し、HP OMEN 15-5000の再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間測定結果と、その平均値です。

1回目 0:29
2回目 0:28
3回目 0:29
4回目 0:28
5回目 0:28
6回目 0:29
7回目 0:28
8回目 0:29
9回目 0:27
10回目 0:28

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 28秒

HP OMEN 15-5000の再起動にかかる時間は約28秒。

SSD搭載PCの再起動にかかる時間が大体30~40秒だという事を考えると、HP OMEN 15-5000の起動やシャットダウンにかかる時間は非常に短いです。



バッテリ駆動時間

HP OMEN 15-5000のバッテリ駆動時間を測定。

使用したソフトはbbench、設定はストロークの実行が10秒毎に、無線LANによるネットへのアクセスが60秒毎に行われるという内容です。画面の輝度は50%に設定、キーボードバックライトはオフにした状態で測定しています。

なお今回、Oputimusの設定を「GPUが常時オンの状態」にしたまま測定してしまうというミスを犯してしまいました。

以下はGPUが常時オンになった状態でのバッテリの持ちで、内蔵グラフィックスで固定した場合、もう少しバッテリの持ちは良くなると思われますので、そのつもりでご覧下さい。


バッテリ残量が100%から7%に減少するまでの時間は10012秒。
約2.8(2.7811111…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

上にも書いた通り、Oputimus設定でGPUが常時オンになった状態でのバッテリ駆動時間ですので、公称の4時間半に比べるとやや短いです。とはいえ、ゲーミングノートとしてはあまり気にする部分ではないと思います。

万が一バッテリのみで利用する場合は、Oputimus設定を内蔵グラフィックスに固定した状態で利用すれば、公称値程度には持つのではと思われます。





HP OMEN 15-5000の構成面での特徴と実際の性能については以上となります。
次記事では、「HP OMEN Control」など、本製品にプリインストールされているソフトウェアの内容をご紹介いたします。

興味をお持ちの方は、ぜひ次の記事もご覧ください。
次: HP OMEN Controlで バックライトやプログラマブルキーをコントロール HP OMEN 15-5000のソフトウェア解説