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マウスコンピューターが販売するノートPC、m-Book T シリーズのレビューです。

m-Book T シリーズは15.6型の非光沢液晶を搭載するノートPC。

Core i7や GeForce GTX860Mを標準で搭載しており、動画や写真編集などの制作作業を始め、負荷の高いゲームのプレイなど幅広い用途に使える高性能なマシンです。

落ち着いたデザインである事、また構成の割に価格が抑えられており、普段使いのPCとしても導入しやすい製品だと言えるでしょう。

今回は、そんなm-Book T シリーズ の外観や性能、使い勝手などについて詳しく触れてみたいと思います。


【m-Book T シリーズ レビュー記事目次】

・m-Book T シリーズの筐体外観や操作性・液晶など
外観・インターフェースキーボードの操作性筺体底面内部の構造主な付属品液晶の品質

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容をチェック
プリインストール・ソフトウェア

・製品のまとめ
m-Book T シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


m-Book T シリーズの筐体外観・インターフェース

まず、m-Book T シリーズに採用されている筺体の外観や、インターフェースの内容を確認します。

仕様によると筺体のサイズは幅376mm、奥行き252mm、高さ34.9mmで、重量は約2.6kg。
最近は薄いノートも目立ちますが、本製品にはスタンダードな15.6型ノートという感じの、やや大きめの筐体が採用されています。

モバイルノートとしての利用には向きませんが、今回の製品は据え置いて利用される方が大半だと思いますので、問題はないでしょう。






細かな幾何学模様がデザインされている


天板端寄りの位置にはmouse computerのロゴ ロゴは刺繍調のデザインとなっている

遠目に見るとブラックに近いグレーカラーの筺体に見えますが、天板をよく見ると黒い線でこまかな幾何学模様が描かれるなど、独特の雰囲気を持ち合わせたデザインです。

光沢天板なので指紋が白っぽく目立つのでは?と思いましたが、予想外に指紋は目立ち難く、見た目に綺麗な状態を保ちやすいです。




筺体側面のインターフェースの内容をチェックします。

左側面には電源コネクター、LAN、HDMI、USB3.0×2、セキュリティケーブル用のスロットを搭載。




右側面にはマイク入力、ヘッドフォン出力、USB2.0×2、光学ドライブが並びます。





筐体前面には左寄りの位置にマルチカードリーダー。



前面からやや下に入った位置には、左右にスピーカーが1基ずつ設けられています。




背面側には何もなし。

USBは合わせて4基、LANや光学ドライブがあり、映像出力はHDMIのみ・・と、15.6型ノートとしてはシンプルですが、不足のない内容だと思います。





筺体を背面側から


見ての通り、15.6型フルHDの非光沢の液晶を搭載しています。
非光沢パネルは、光沢パネルに比べるとやや鮮やかさに欠ける所がありますが、映り込みや光の反射が小さい為、作業は行いやすいです。

個人的には、液晶ベゼル部分の素材が光沢である所が気になりはしますが、それは好みの問題であり、使いやすさには特に影響はありません。




液晶上部のベゼルには100万画素のWebカメラを内蔵している





液晶の最大開閉角度は約135度。
液晶の角度調整は行いやすいです。




PC本体と付属の電源アダプターや電源ケーブル


電源アダプターのプラグ差し込み口の形状はミッキー型


電源アダプターの出力は19V、6.32Aで120W



キーボードの操作性

m-Book T シリーズに搭載されているキーボードやタッチパッドの操作性をチェックします。


キーボード表面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

右側にテンキーを搭載する、アイソレーションタイプのキーボードを採用しています。
主なキーのピッチは約19mm、ストロークは2mmとノートにしては余裕のあるサイズ感のキーボードです。

配列にも変わったところはなく、カーソルキーやテンキー付近の詰まった配置がやや使い難いと感じはするものの、キーはおしやすく、全体的な使い勝手は良いです。




キートップはフラットな形状


キーボード右側付近のキーの様子


キーボード左上には電源ボタン


キーボード右上には4つのコントロールボタンを搭載

ボタンは左から、ディスプレイのオンオフ、省電力ボタン、ボリュームダウン、ボリュームアップという内容。

最初、左から2つ目のボタンは冷却ファンをコントロールするためのボタンだと思ったのですが、利用してみるとどうも違うよう。オンにするとシステムの動作を制御し、消費電力を抑える設定となるようです。



タッチパッドはボタン独立型。
シーソー型の一枚板のボタンがついています。

使い勝手は良くもなく悪くもなくという感じで、特に使い難いというような事はありません。

ただパッドの位置が、ホームポジションから見てかなり右寄りの配置となっており、キー操作をするとほぼ確実に手のひらがパッド面に触れてしまいます。




J、K、L、;のちょうど下位置にタッチパッドが配置されている

キー入力時、手のひらがパッド面に触れる事がたまにある・・というようなレベルではないので、タッチパッドを使用しないのなら、機能をオフにしてしまった方が良いでしょう。

タッチパッドを利用するのであれば、手のひらがパッドに触れる事によって起こる誤動作を防ぐため、パッド面の感度の調整などを行う必要があるかもしれません。

とはいっても、本製品ではマウスを利用される方が大半ではないかと思いますので、あまり気にする所ではないと思います。



筺体底面からアクセスできる内部の構造

m-Book T シリーズの筺体底面の様子と、底面からアクセスできる内部のパーツ構造などをチェックします。


筺体底面全体の様子 写真では上が筐体背面側

筐体背面側にはバッテリスロット。
バッテリスロットの手前側には、開く事の出来る大きなスロットカバーが設置されています。

スロットカバーはネジ留めされておらず、バッテリのリリースラッチをスライドさせて開くような構造となっています。




底面4角のゴム足 筐体前方と後方では設置されているゴム足の高さが微妙に異なる


バッテリはもちろん取り外す事ができる


バッテリの仕様は11.1V、57Wh


バッテリのリリースラッチは底面スロットカバーのリリースラッチも兼ねている


筺体底面内部の構造

写真左下にはHDDベイが、右側には無線LANカードやメモリスロット、mSATAスロット、GPUやCPU、ヒートパイプや冷却ファン等が見えます。

底面側より、ほぼ触りたい全てのパーツに触れる事ができるようです。換装等も容易に行えると思います。




HDDベイには7mm厚のHDDが入っていた


無線LANやメモリ


メモリの手前側に空のmSATAスロット mSATA SSDの搭載が可能


冷却ファンやヒートパイプ、CPU、GPU



主な付属品

掲載しているm-Book T シリーズの付属品(電源アダプター等以外)をご紹介いたします。

製品の購入時期や、選択したオプションの内容によっては、以下とは内容が異なる可能性があるため、付属品の一例とお考えください。




付属品一覧の用紙やサポートマニュアルの冊子、ガイド、保証書、特典チケットなど


製品のセットアップやトラブルシューティングなど、基礎的な内容を掲載したマニュアル

付属する特典チケットは時期によって内容が異なります。
今回は、U-NEXやKINGSOFT Office、AOSBOXの特典チケットが同梱されていました。



液晶の見やすさと品質をチェック

m-Book T シリーズに搭載されている、液晶の見やすさや品質をチェックします。
実際の製品に同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、参考情報の一つとしてご覧下さい。




15.6型フルHD(1,920×1,080)の非光沢液晶を搭載


デフォルトでの画面表示サイズは125%(中)に設定されていた

上に記載の通り、初期状態では画面の表示サイズが125%に設定されているため、15.6型でフルHDの解像度でもアイコンや文字のサイズはやや大きめ。

標準的なサイズで利用したいのなら100%に、まだ文字などの表示が小さいと感じるのなら150%に設定を変えると良いでしょう。

表示サイズの設定は、「コントロールパネル > デスクトップのカスタマイズ > ディスプレイ」から行えます。(設定を変更する際、一旦サインアウトする必要があります)




画面の視野角をチェックします。


画面を正面から見た場合


上から見た場合


右側面から見た場合

視野角はやや狭いです。
内容が見辛くなるという程ではないのですが、画面を斜めから見ると色が白っぽく変化してしまいます。

正面から見る分には問題ありません。




次に色域について。
以降、Spyder 4 Eliteによる測定結果を掲載、検証を行っています。

sRGBのカバー率は80%、AdobeRGBのカバー率は64%。
sRGBの色域には一致しませんが、やや緑方向寄りの色の表示範囲が広いようです。sRGB比では90~100%近くあるのかもしれません。

やや鮮やかに見えます。




ガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

ガンマ応答カーブは、RGBともばらつきや色のずれが見られます。
初期状態では特に青みが強いです。




さらに、画面の均一性について。
色や輝度ムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

輝度を下げた場合に、やや画面右下の色ムラが目立つよう。
また、輝度ムラについては画面右側が全体的に暗めであり、低輝度な状態ではムラが目立ちます。


総合すると、良い所も悪い所もあるという感じの液晶だと思います。
視野角は狭いですが、正面から見ている分には色鮮やか。また非光沢タイプのパネルを採用しているため、使いやすいです。

ムラが少し目立つようですが、意識しなければわかりません。
デフォルトでは青寄りの色表示であるため、写真編集などで色の正確性を多少でも気にするのなら補正を行った方が良いと思います。





m-Book T シリーズの筐体外観や操作性、液晶については以上となります。
次記事では、掲載製品の構成内容や性能面について詳しく触れたいと思います。

製品に興味をお持ちの方は、次記事にも目を通してみてください。
次: m-Book T シリーズのベンチマーク結果 GTX860標準搭載で最小構成でもゲームができる