★本ページはプロモーションが含まれています★

ドスパラが販売するゲーミングノート、GALLERIA QF970HEのレビューです。

GALLERIA QF970HEは、グラフィックスにGeForce GTX 970M(3GB)を標準搭載するゲーム向けの15.6型ノートPC。掲載しているのはOSにWindows 8.1、CPUにはCore i7を搭載する標準構成のモデルとなります。

グラフィック性能が非常に高い事に加え、液晶は非光沢で見やすく、かつストレージを計4基(mSATAを3基含む)搭載できる拡張性を持つなど、15.6型のゲーミングノートの購入を検討されている方の、有力な選択肢の一つとなるマシンです。

今回は、そんなGALLERIA QF970HEの外観や使い勝手、性能面について詳しく触れてみました。


【GALLERIA QF970HE レビュー記事目次】

・GALLERIA QF970HE 筐体外観や操作性など
外観・インターフェースキーボード筺体底面内部の構造液晶の見やすさ・品質

・構成と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容について
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品のまとめ
GALLERIA QF970HE まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


GALLERIA QF970HEの筐体外観・インターフェース

まず、GALLERIA QF970HEの筐体外観やインターフェースの内容を確認します。

筐体サイズは幅395mm、奥行き278mm、高さ45mmと大きく、重量も約3.5kgと15.6型のノートPCにしてはかなり重めですが、持ち運びを考えないゲーミングノートですので特に問題はありません。

厚みがある為か、一般的な15.6型ノートに比べるとパームレストやキーボードの位置がやや高いと感じます。





天板全体の様子と天板上に配置されたGALLERIAロゴ


背面から見た筺体全体の様子

筺体全体に、マットな質感を持つブラックカラーのデザインを採用しています。
シンプルでありながら力強さを感じさせる、ゲーム向けのノートらしいデザインです。

指紋汚れは全く目立たないという事はないものの、どちらかというと目立ち難いです。




ディスプレイには15.6型フルHD(1920×1080)の非光沢液晶を搭載。

液晶については後の項で詳しく述べていますが、比較的綺麗な液晶だと思います。
非光沢であるため、反射や映り込みなども目立たず見やすいです。




液晶上にはHD画質のWebカメラが内蔵されている




筺体側面にあるインターフェースの内容を確認します。

筺体左側面にはUSB3.0×2基、SDカードリーダー、その隣にまたUSB3.0が配置されるという内容です。



筺体右側面にはヘッドフォン出力やマイク入力、ライン入力、ライン出力、USB2.0、光学ドライブを搭載。
光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ他、ブルーレイドライブを搭載可能です。




前面側には何もない

筺体背面にはセキュリティケーブル用のロックスロット、電源コネクター、LAN、Mini-DisplayPort×2基、HDMIが並びます。

電源やLAN、映像出力等の端子を利用する場合にはケーブルを挿しっぱなしにする事が多いため、そういった端子が背面にあるのはとても便利。

操作中にケーブルが邪魔になる事がありません。




ディスプレイはほぼ180度の位置まで後方に開ききる事ができます。
液晶の角度調整はもちろんですが、外部ディスプレイのみを利用してPCを使用する場合にも便利です。




PC本体と付属の電源アダプターやケーブル


電源アダプターのサイズはかなり大きい


電源アダプターの出力は19.5V、9.2Aで180W



キーボード周辺の操作性

GALLERIA QF970HE のキーボードやその周辺の操作性をチェックします。


キーボード面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

右側にテンキーを搭載するアイソレーションタイプのキーボードを搭載しています。
主要なキーのピッチは約19mm、ストロークは深いという程ではないものの、それなりに深さはあり打ちやすいです。

Windowsキーは右側に配置。

ね、る、め、ろ等のキーの幅がやや狭い事、またDeleteキーが少し離れた位置にある部分などはやや使い難いと感じますが、全体で見ると操作性は悪くはないです。

キー入力等、ストレスを感じない使用感のキーボードだと思います。




キーボード右側にWindowsキーを搭載


キートップは端から中央にかけてやや窪む形状


青色のLEDバックライトを搭載 明るさを段階的に調整可能


キーボード左上と右上にあるスピーカー

本製品には底面にサブウーファーも搭載されており、ノートPCにしては音は比較的良い方だと思います。




キーボード上に配置された各種ボタン

キーボードの上部には電源ボタンをはじめ、好みの機能を割り当てて利用できるホットキー「P1」や、冷却ファンを最高速に設定可能なクーラーブースト機能のオンオフキー、機内モードのオンオフキー他、数種のタッチキーが配置されています。




「P1」キーには好みのアプリケーションを登録できる


NVIDIA Optimusテクノロジーの動作状態によって変化する電源ボタンのLEDカラー

電源ボタンのLEDは電源のオンオフだけではなく、Optimusテクノロジーの状態を示すインジケーターの役目も持っており、CPU内蔵グラフィックスのみでの稼動時は白色に、外部グラフィックス稼動時にはオレンジに点灯します。



タッチパッドはボタン独立型。
やや小さめのタッチパッドですが、ボタンはスムーズな押し心地で比較的使いやすいと思います。

ただ、本製品では操作にマウスを利用される方が大半ではないかと思うので、この辺りの操作性はあまり気にする所ではないかもしれません。




パームレストのデザイン 指紋は付きにくく目立ちにくい



筺体底面内部の構造をチェック

GALLERIA QF970HEの筺体底面の様子と、底面からアクセスできる内部の構造を簡単にチェックします。


筺体底面全体図 写真は上が背面側となる

底面手前側にバッテリスロットを配置。
また底面全体に、筐体内部へアクセスできる大きなスロットカバーが設けられているのが見えます。




サブウーファーを搭載


底面5カ所に丸みのある四角形のゴム足が配置されている


バッテリをスロットから取り外したところ


搭載されていたバッテリの仕様は電圧が11.1Vdc、エネルギー容量は87Wh


底面からアクセスできる筐体内部の様子

左上から時計回りにmSATAスロット×3、GPUやCPUとそれらを繋ぐヒートパイプや冷却ファン、メモリ、HDDベイ、バッテリスロットという内容です。

ストレージの換装等は容易な構造ですが、メモリ上部にヒートパイプの一部がかかっているため、特に下部のメモリスロットへのメモリの抜き差しが難しいです。

大容量のメモリを搭載するのなら、予め製品購入時のカスタマイズで追加しておいた方が良いと思います。




mSATAスロットは3基


CPUとGPUのヒートシンクをヒートパイプで連結する「ブリッジ式冷却機構」を採用 効率の良い冷却が可能


ストレージ 掲載モデルには9.5mm厚のHDDが搭載されていた



液晶の見やすさ・品質

GALLERIA QF970HEに搭載されている液晶の見やすさや品質をチェックします。
実際に販売されている製品に同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、掲載内容は参考程度にご覧ください。




15.6型フルHD(1920×1080)の非光沢液晶


初期時の画面の表示サイズは125%に設定されていた

15.6型サイズでフルHD(1920×1080)の解像度を持つ非光沢液晶が搭載されています。
最初に画面を見た時にアイコン等の表示がやや大きめだと思いましたが、設定を見ると画面の表示サイズがデフォルトで125%に設定されていました。

細かい文字を読むのが苦手だというような方には、15.6型でフルHDの解像度はやや使い難いと思われますので、表示サイズを大きく設定した方が操作はしやすいと思います。

が、表示サイズの拡大等に対応していないアプリの使用時に文字や画像がにじんだり、表示がおかしくなる事がありますので、特に高解像度表示が苦手でないのなら、100%表示に設定しておく方が良いのではと思います。




画面の視野角を確認します。


画面を正面から見た場合


画面を上から見た場合


画面を右側面から見た場合

視野角はかなり広めです。
仕様にはIPSなどといった方式の記載はありませんでしたが、IPSに近い視野角を持つパネルです。

画面を斜めから見ても色の変化は殆どみられず、内容をはっきりと読み取ることができます。




次に、色域について。
以降、カラーセンサー「Spyder 4 Elite」による測定結果を掲載しています。

sRGBのカバー率は98%、AdobeRGBのカバー率は78%という結果。
色域は広く、色鮮やかな表示が可能です。




ガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

初期時のガンマ応答カーブは、ターゲット(ガンマ2.2)となるカーブと比較してRGBとも高輝度域のガンマ値が僅かに低いよう。ですがズレは小さいです。

補正カーブでは緑とブルーが控えめに補正されており、補正後の液晶はやや青味が抜けたような感じはするものの、補正をしないデフォルトの状態でも比較的正確に色を再現できる液晶だと思います。




さらに、画面の均一性について。
画面の色ムラや輝度ムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラも輝度ムラも全くないというわけではありませんが、ムラは少ないです。
少なくとも、目で見て分かる程度のムラはないと言えるでしょう。


総合すると、ノートPCにしては綺麗な液晶だと思います。
非光沢かつ広視野角で見やすく、また鮮やかで比較的正確な色表示が可能であり、ゲームの映像はもちろん、写真や動画の視聴等も存分に楽しめるでしょう。

ゲーミングノートの液晶としては、満足のいくものだと思います。





GALLERIA QF970HEの外観や内部構造、使用感等については以上となります。
次記事では、掲載モデルの構成や特徴、実際の性能について詳しく触れます。

製品に興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧ください。
次: GALLERIA QF970HEのベンチマーク結果 GeForce GTX 970M搭載ノートの性能チェック