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日本HPが販売するノートPC、HP Stream 14シリーズのレビューです。

HP Stream 14は、14型の液晶を搭載する個人向けのノートPC。

ストレージの容量が32GBと小さい代わりに、2年間分のMicrosoft OneDrive 100GB の利用権が付属するという、PCの運用にクラウドの利用を想定した新しいスタイルの製品です。

CPUにはAMD APUを搭載。
性能は決して高いとは言えませんが、軽い作業なら快適に行える程度のパフォーマンスは持ち合わせており、価格もかなり安い為、サブノートなどとして利用できるノートPCをお探しの方には手頃なマシンだと言えるでしょう。

約1.6kgと14型のノートにしては軽く、モバイルノートとしても利用可能です。
今回は、そんなHP Stream 14の外観や使い勝手、性能面について詳しく触れてみたいと思います。


当ページに掲載の製品は販売終了いたしました。
販売中の製品、およびキャンペーン&セール情報については以下でご確認ください。

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【HP Stream 14 レビュー記事目次】

・HP Stream 14 筐体外観とインターフェース
外観・インターフェースキーボードの操作性重量Microsoft OneDrive 100GBの利用が2年間無料液晶の品質

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容を解説
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品のまとめ
HP Stream 14シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP Stream 14 筐体外観とインターフェースの内容をチェック

まず、HP Stream 14の外観やインターフェースの内容について触れます。




天板の様子

天板は削り出しアルミ素材を使用したような、金属感あるナチュラルシルバーカラーのデザインを採用。

中央にはHPのロゴを配置するなど、HPでは良く見かけるタイプの天板デザインです。
ありきたりだと感じる方もおられるかもしれませんが、落ち着いた雰囲気で持ちやすいと思います。指紋等の汚れが目立ち難い所も良いです。




筺体を背面側から

筺体のサイズは幅346mm、奥行き240mm、高さが17~20.5mmと14型ノートの割に薄め。
重量も約1.6kgとサイズの割に軽く、頻繁な持ち歩きには重いものの、屋内で頻繁に移動してPCを利用するような使い方をされる方には扱いやすい製品だと言えます。




ディスプレイには14型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を搭載。
光沢であるため、明るい場所では反射や映り込みが目立ちやすいです。

液晶についてはまた後の項で詳しく触れますが、価格なりの品質だと思います。




液晶上部のベゼルには約92万画素のWebカメラ


液晶下部のベゼルには小さなhpロゴ




筺体側面に搭載されているインターフェースの内容を確認します。

左側面側にはHDMI、USB3.0、ヘッドフォンとマイクのコンボポート、microSDカードスロットが並びます。




右側面側にはUSB2.0×2基や、電源コネクター。






筺体前面や背面にはなにもなし


背面中央部にHEWLETT-PACKARDのロゴがはいっている

インターフェースの内容は非常にシンプル。
USBは3基搭載されているものの、映像出力はHDMIのみでLAN端子はありません。

また、カードスロットはmicroSD対応となっています。




ディスプレイは後方に130度程度の角度まで開きます。
一般的なノートPC並の可動域です。




底面全体 写真上側がPC背面

底面にはモダンシルバーカラーのボトムカバーが使用されています。
安価な製品ですが、筺体全体のカラーを揃えて統一感を出すなど、デザインへのこだわりが見られます。

バッテリは内蔵型で着脱は不可。




底面4角に配置されたゴム足


底面左右にはスピーカーが内蔵されている


PC本体と付属の電源アダプターやケーブル 見ての通りアダプターはかなり小さい


電源アダプターの差し込み口の形状はミッキータイプ


電源アダプターの出力は19.5V、2.31Aで45W



キーボードの操作性

次に、HP Stream 14に搭載されているキーボードの外観や操作性をチェックします。


キーボード面全体


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

HPではおなじみとなる、アイソレーションタイプのキーボードを採用しています。
主要なキーのピッチは縦横とも約18.7mm、キーストロークは約1.5mmとやや浅目。キーボード右側にhomeなどのキーが並ぶ配列です。

使用感は、キーボードを打つとやや中央が撓む感じはありますが、特別打ち難いなどという事はありません。

ただ、右端一列にhomeやpg upなどのキーが並んでおり、何も考えずにキーを打っているとEnterを押す際に誤ってそれらのキーを押してしまいそうになるなど、この配列はやや使い辛いです。




フラットな形のキートップ


右端一列に並ぶhomeやpgupなどのキー 個人的にこの配列は苦手


左パームレスト上にStreamの文字


キーボードのすぐ上側にはすぐ上にはスピーカーが内蔵されている 底面のスピーカーとあわせて全4基


キーボード左上には電源、右上にはBeatsAudioのロゴ

タッチパッドはボタン一体型。
使い勝手は悪いとまではいかないものの、ややボタンが硬く感じられます。パッド面の指すべりは良いです。

パッド全体がホームポジションから見てかなり右寄りの配置であり、キーボード操作を行うと右の掌がパッド表面に触れやすいため、マウスを使うのならタッチパッドはオフにしてしまった方が良いかもしれません。



重量

HP Stream 14の重量を測定してみました。
以下、PC本体の重量、電源アダプター&ケーブルの重量、電源アダプター&ウォールマウントプラグの重量を測定した結果です。

PC本体の重量は1610g。
ほぼ公称値通りです。14型ノートにしてはかなり軽い方だと思います。



電源アダプター&ケーブルの重量は275。
こちらも軽い部類です。



さらに、電源アダプターと付属のウォールマウントプラグを組み合わせた場合の重量も測定してみました。


ケーブルの代わりに使えるウォールマウントプラグ

電源アダプター&ウォールマウントプラグの重量は205g。
電源アダプターとケーブルを組わせた場合よりも70gほど軽いです。

出張など外出先で利用する場合に、コンセントが近くにある事がわかっているのなら、ケーブルではなくウォールマウントプラグを持った方が若干ではありますが荷物を軽量化できます。



Microsoft OneDrive 100GBの利用が2年間無料

冒頭でも述べた通り、HP Stream 14には2年間のMicrosoft OneDrive 100GB利用権が標準で付属します。



100GBが2年間無料で利用できる


オンラインストレージを利用すればPCを買い替えた場合にもデータ移行が少なくて済むため、非常に楽

オンラインストレージの利用権付属は、32GBという少ない容量を補うためだと思われますが、あるのとないのとではPCの運用の仕方に大きく差が出ます。

普段から、オンラインストレージのようなクラウドサービスを利用されている方ならわかると思いますが、クラウドにデータを保存していると、様々なPCやタブレットからいつでもデータにアクセスする事ができる為、データ移行やバックアップの手間が大幅に省けます。一度慣れてしまうと、使わずにはいられない機能です。

ちなみに通常、オンラインストレージの利用は容量によって月々の料金がかかってきますが、2年間利用するとなると、高くはないとはいえそれなりにコストはかさみます。

その利用料が無料であるというのは、こういったサービスを活用したい人にとってはお得な特典です。




その他の付属品についても簡単に触れます。


添付品のサポート情報やセットアップガイド、「速効!HPパソコンナビ特別版」など



「速効!HPパソコンナビ特別版」はWindows 8以降のPCの参考書

こういう類の参考書は、書店などで買うと1000円~などそれなりに料金がかかります。
不要な方はともかく、Windows 8以降のOSの利用が初めてだという方や、操作に慣れていない方は重宝するのではと思われます。



液晶の見やすさと品質をチェック

HP Stream 14に搭載されている液晶の見やすさと品質をチェックします。

なお、実際に販売されている製品に同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、以下に掲載の内容は参考程度にご覧ください。



14型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を搭載しています。
光沢であるため、使用場所によっては画面への光の反射や映り込みなどが目立ちやすいです。

また14型サイズでHDの解像度なので、内容の表示サイズはかなり大きめ。高解像度液晶が好みの方には少し扱いにくいかもしれませんが、細かいアイコンや文字を見るのが苦手な方には利用しやすいと思います。

本製品で提供されているのはこの液晶のみとなります。




画面の視野角を確認します。


画面を正面から見た場合


画面を上から見た場合


画面を右側面から見た場合

視野角は狭いです。
上の写真を見ると分かるとおり、画面を斜めから見ると色が大幅に変化してしまい内容がわかり辛くなります。

とはいえ、正面から画面を見て作業を行う分には、特に視野角の狭さが問題になる事はないと思います。




次に、色域について。
以降、カラーセンサー Spyder 4 Eliteの利用による測定結果を掲載しています。

sRGBのカバー率は63%、AdobeRGBのカバー率は47%という結果。
色域は狭いです。




ガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

初期時のガンマ応答カーブは、RGB共にバラつきが見られますが、特に青のずれが大きいよう。補正カーブを見ても、補正後の液晶は青が大きく抑えられている事がわかります。

補正前の液晶はかなり青味が強いです。




さらに、画面の均一性について。
以下、色ムラや輝度ムラを測定した結果です。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラは殆ど感じられないと言っても良い位、画面のどの箇所も色差は小さいです。
同じように輝度ムラも、殆どわからないと言っても良いでしょう。


総合的にみると液晶は価格なりの品質で、それ程きれいなパネルが搭載されているわけではありませんが、光沢で反射等が気になるという点を除けば、使い勝手は悪くはないです。

視野角は狭いですが、モバイルノートとして外出先で利用する場合、隣から覗かれにくいというメリットはあります。

液晶に拘るというのなら本製品はお勧めはできませんが、光沢パネルや低解像度である所が気にならなければ、利用には問題はないと思います。





HP Stream 14の外観や使用感、液晶については以上となります。
引き続き、次記事では製品の構成や性能面について詳しく触れていきます。

製品の購入を検討中の方、興味をお持ちの方は是非次記事もご覧ください。
次: HP Stream 14のベンチマーク結果 A4 Micro-6400Tを搭載する格安ノートの性能をチェック