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前記事(LuvBook J シリーズ レビュー IGZO液晶も選べる約1.4kgの13.3型軽量ノート)に続き、今回はLuvBook J シリーズの構成内容と性能面について。

掲載モデルはOSにWindows 8.1、プロセッサにCore i7-4510U、メモリ8GB、512GB SSDを搭載する最上位の構成を持つマシン。

高性能なプロセッサに加え、大容量のSSDや高解像度なIGZO液晶を搭載しながらも、税込で12万円台とコストパフォーマンスの高いモデルです。

※記載の内容は2014年12月12日時点に確認したものとなります。

今回は、そんなLuvBook J シリーズの構成と特徴、実際の性能について詳しく触れてみました。
購入時の構成選択の参考情報としてご覧いただければと思います。


【LuvBook J シリーズ レビュー記事目次】

・LuvBook J シリーズ 筐体外観と使用感について
筺体外観・インターフェースキーボードの操作性重量液晶の品質・見やすさ

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品のまとめ
LuvBook J シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


LuvBook J シリーズの構成とその特徴

まず、掲載しているLuvBook J シリーズの構成内容とその特徴について解説します。
以下はCPU-Zの実行結果と、掲載モデルの主な構成です。

【CPU-Z】






【LuvBook J シリーズ(LB-J300X-SSD) の主な構成】

OS Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ Core i7-4510U(2.00GHz/TB時最大3.10GHz)
グラフィックス HD グラフィックス 4400
メモリ 8GB (4GB×2/PC3-12800 DDR3L SODIMM/最大16GB)
ストレージ 512GB SSD(Crucial(Micron)製)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.3型 WQHD(2,560×1,440)、非光沢
無線機能 IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth v4.0 + LE
バッテリ 公称の駆動時間:約5.4時間
サイズ 326×231×23.6(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.4kg

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2014年12月12日時点のものです。

掲載しているモデルの構成は上記の通り。
CPUにCore i7-4510U、メモリ8GB、512GB SSDやIGZO液晶を搭載する最上位モデル「LB-J300X-SSD」の構成です。

高性能なCPUを搭載している事に加え、512GBという大容量のSSDを搭載しており、1ドライブでも不便なく快適に作業が行える内容です。

以前であれば、512GB などというSSDを選択すれば、一般的なPCの価格にさらに5万6万の価格が上乗せされ、製品価格が非常に高価になってしまうなどという事はザラでしたが、最近はメーカーによってはSSDの価格も大幅に下がってきており、512GB SSDを搭載した本製品の価格も比較的安価。

得られるパフォーマンスなども含めて考慮すると、HDDを搭載した構成よりも割安感があると思います。

その他、CPUに関してはPentium 3558UやCore i5-4210U等が提供されており、Pentium 3558U搭載のモデルにおいては税込6万円台からと非常にリーズナブル。

ただ、前記事でも述べたように、本製品は選択するCPUによって搭載できる液晶パネルが限定されます。Pentium 3558UやCore i5-4210U搭載のモデルを選択した場合、液晶はHD+、もしくはフルHDのパネルのみとなりますので、ご注意ください。

とはいえ、13.3型サイズの液晶であればHD+やフルHDでも十分に高解像度だと思います。



搭載しているストレージの内容を詳しく確認します。


SSDの詳細


ディスクの内訳

Crucial MX100シリーズの「CT512MX100SSD1」という512GB SSDが搭載されていました。7mm厚でSATA3に対応する2.5インチのSSDです。

SATA接続のSSDの中では非常に高速なモデルで、Seqリード550MB/s、Seqライトが500MB/sと言う値が公称で謳われている通り、実際の速度も高速。速度重視の方には満足のいくスピードだと思います。

もちろん、上記以外にも容量の小さいSSDを搭載したモデルや、HDD搭載のモデルも選択可能であるため、予算に応じて選択すると良いでしょう。



ベンチマークテストの結果

以下、LuvBook J シリーズで実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.4
メモリ 7.6
グラフィックス 5.9
ゲーム用グラフィックス 5.3
プライマリ ハードディスク 8.15

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 472.0438.1
512K 418.6423.1
4K 25.90117.9
4K QD32 350.2361.4

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


3DMark 各テストのスコア


Fire Strikeのスコア詳細

Ice Storm・・・ 44219
Cloud Gate・・・ 4893
Sky Diver・・・ 2821
Fire Strike・・・ 640


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 中央:1920×1080 / 右:2560×1440

1360×768 ・・・ 2670~2671
1920×1080 ・・・ 1500~1507
2560×1440 ・・・ 894



【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 2041
1920×1080 ・・・ 843

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ SCORE:1594 / RANK:C
1920×1080 ・・・ SCORE:967 / RANK:D


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア キャラクター編】

左:1360×768(高品質) / 中央:1920×1080(高品質) / 右:2560×1440(高品質)

1360×768(高品質 ノートPC) ・・・ SCORE:2169 / 評価:普通
1920×1080(高品質 ノートPC) ・・・ SCORE:1211 / 評価:設定変更が必要
2560×1440(高品質 ノートPC) ・・・ SCORE:721 / 評価:動作困難


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

左:1280×720 / 中央:1920×1080 / 右:1920×1080(最高品質)

1280×720(標準品質) ・・・ スコア:5458 / 評価:快適
1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:3137 / 評価:普通
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:2170 / 評価:やや重い


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 25.89fps
CPU ・・・ 3.05pts


CPUの内蔵グラフィックスを利用する構成であるため、ゲーム系のベンチマークスコアはそれ程高くはありませんが、一般的な用途への利用であれば快適に作業できるパフォーマンスを持ち合わせています。

ストレージがSSDであるため、体感的にも高速と、サクサクと快適に作業を行いたい方に適した構成だと言えるでしょう。

ただ、軽い作業しか行わないのであれば、下位のCPUを搭載したモデルでもよいと思います。
その場合、当然CPUの処理性能は落ちますが、ストレージにSSDを搭載していればそこそこ快適に利用できるはずです。



消費電力・温度

掲載している LuvBook J シリーズ の消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力測定値です。

アイドル時 ・・・ 10W
ベンチマーク実行時 ・・・ 42W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

内蔵グラフィックスを利用する構成ですので、消費電力は高くはありませんが、同じような構成を持つ一般的なノートPCに比べると、若干数値は高めです。

高解像度なIGZO液晶の搭載が理由ではないかと思います。




次に、LuvBook J シリーズの筐体内パーツの温度について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度測定結果です。

ベンチマーク実行時の温度がやや高めですが(ベンチマークプログラム実行後、比較的短時間で80度前後まで上昇)、本製品で高負荷なゲームを長時間プレイするような事はまずないと思いますので、特に気にする必要はないでしょう。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

全体的に温度は低めです。
高負荷な状態が続いてもキーボードの上が少し暖かくなる程度で、手で触れる部分は冷たいままであるため、快適に作業できると思います。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、掲載しているLuvBook J シリーズの再起動にかかる時間を測定してみました。以下は10回の再起動時間測定結果と、その平均値です。

1回目 0:33
2回目 0:33
3回目 0:33
4回目 0:32
5回目 0:33
6回目 0:33
7回目 0:32
8回目 0:33
9回目 0:33
10回目 0:33

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 32秒

LuvBook J シリーズの再起動にかかる平均時間は32秒。

これまでに行ったテストより、SSDを搭載するPCの再起動時間はおよそ30~40秒という結果が出ており、掲載しているLuvBook J シリーズの起動やシャットダウンにかかる時間は、SSDを搭載するPCの中でもやや早めだと言えそうです。

実際、起動もシャットダウンもかなり高速です。
普段、PCはスリープなどで使用し、シャットダウンさせない方が多いのではないかと思いますが、掲載モデルでは都度シャットダウンを行ったとしても特に不便は感じないだろうと思うくらい、高速です。



バッテリ駆動時間

LuvBook J シリーズのバッテリ駆動時間を測定してみました。

駆動時間の測定にはbbenchというソフトウェアを使用、ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、インターネット(ブラウザを開く)へのアクセスが60秒毎に行われるように設定。画面の輝度は50%程度に設定しています。


バッテリが満充電の状態から5%に減少するまでの時間は14219秒。
約3.9時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

公称で謳われている約5.4時間という値に比べるとやや短いですが、掲載モデルに関しては高解像度液晶が搭載されているためにやや消費電力が高めである事、またバッテリの容量等から計算しても相応の駆動時間だと思います。

軽い作業で、液晶の輝度をかなり抑えて使用すれば、4~5時間は持つかもしれません。

今回の構成では、あまりバッテリの持ちは良くないようですが、下位のCPUや解像度の低い液晶を搭載したモデルであればもう少し駆動時間は伸びると思います。



プリインストール・ソフトウェアの内容

LuvBook J シリーズにプリインストールされている、ソフトウェアの内容を簡単にご紹介いたします。

以下は初期時のデスクトップ画面やスタート画面(モダンUI)、アプリ一覧画面の様子です。製品購入時のカスタマイズの内容によっては、以下とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧下さい。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

プリインストールされている主なソフトウェアの内容は、Windows 8.1標準のソフトウェアをはじめ、各種の管理機能に素早くアクセスするための「Control Center」や、ウイルスやマルウェア対策など包括的なセキュリティソフト「マカフィー インターネットセキュリティ」、PCのデータを容量無制限でバックアップできるクラウドサービスの試用版「AOSBOX for mouse」、オーディオ設定を行うユーティリティ「Realtek HD オーディオマネージャ」など。

ストアアプリに関しては標準搭載のものに加え、NAVITIME、huluなどいくつかのアプリがプリインストールされてはいるものの、数は多くはありません。全体として非常にシンプルな内容です。

今回のモデルは光学ドライブを搭載しない為、同社のPCに搭載される事が多いCyberLink製のソフトウェアは入っていないようです。

標準ソフトは上記の内容で、製品購入時のカスタマイズでは、Microsoft製およびKINGSOFT製のOfficeの他、Adobe製の写真や動画編集ソフトを有料で追加する事が可能。

また、マカフィー・インターネットセキュリティの長期版や、ファイナルパソコン引越しなどのデータ移行ソフトも提供されていますので、必要に応じて追加すると良いでしょう。




Control Center プログラムやデバイスの設定を場面に応じて一括変更できる便利なソフトウェア


AOSBOX for mouse クラウドサービスの「AOSBOX Cool」を体験する事ができる


Realtek HD オーディオマネージャ オーディオに関する各種設定を行うためのユーティリティ



LuvBook J シリーズ まとめ

LuvBook J シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・・

・13.3型サイズで約1.4kgと軽量
・HD+、フルHD、WQHD(IGZO)の液晶パネルを提供
・Pentium 3558U搭載のリーズナブルなモデルからCore i7搭載の高性能なモデルまで幅広い構成を提供

・バッテリ駆動時間がやや短い(IGZO液晶を搭載したモデルの場合)

13.3型と比較的大きな画面サイズを持ちながら、約1.4kgと軽いモバイルノートPCです。

最近はこのクラスの製品でも薄型軽量を謳ったマシンが多く、本製品が飛びぬけて軽いというわけではありませんが、一般的な13.3型のノートPCに比べるとやはり軽く、持ち運びも容易に行えます。

構成選択の幅が比較的広い事、また液晶の解像度を選択できる点も良いです。

Pentium 3558UやCore i5は「HD+」か「フルHD」、Core i7は「WQHD(IGZO)」と構成によって選べる液晶に制限はあるものの、液晶の解像度は使用感に大きく影響するという点を考えると、選択肢があるというのは大きな魅力です。

唯一、バッテリ駆動時間がやや短い(IGZO液晶を搭載したモデル)という欠点はあるものの、それ以外に気になる所は見当たらず、使用による満足度は高いと思われます。

高性能なモバイルノートをお探しの方はもちろん、下は税込6万円台(2014年12月12日時点)からとリーズナブルであるため、手軽に利用できるモバイル用のサブノートをお探しの方にもおすすめできる製品です。