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デルが販売するノートPC、Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1のレビューです。

Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1は、13.3型の液晶を搭載する2in1タイプのPC。
360度回転可能な液晶を採用しており、ノートPCとしてはもちろんタブレットとしても利用可能なモバイルタイプの製品です。

以前、同タイプで11.6型サイズのノートPC(Inspiron 11 3000シリーズ 2 in 1)をご紹介しましたが、今回の製品は13.3型と画面のサイズが大きく、より快適な作業が可能。専用のペンも付属するなど、より操作性を重視される方に向く製品だと言えるでしょう。

価格も安く、予算に余裕がないというユーザーにも魅力は大きいです。

今回は、そんなInspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1の外観や使い勝手、性能面について詳しく触れてみました。


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【Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1 レビュー記事目次】

・Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1 筺体の構造や外観・液晶をチェック
2 in 1の構造ペンが標準付属外観・インターフェースキーボードの操作性重量液晶の見やすさ

・構成特徴やベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストールされているソフトウェアの内容を解説

・製品のまとめ
Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


ノートにもタブレットにも変形可能な2 in 1の構造を採用

冒頭でも述べた通り、Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1には360度回転可能な液晶が搭載されており、ノートPCやタブレットなど様々なスタイルで利用する事ができるようになっています。

例えば入力などの作業時にはノートPCスタイルで、外出時、電車等で利用したり、ウェブや電子書籍、動画などの閲覧時にはタブレットスタイルで・・といった具合に、場面に応じて使いやすいスタイルを選択する事が可能です。




ノートPCスタイル 文字入力などの作業時に便利


360度回転可能なヒンジを採用


テントスタイル カフェのテーブルなど狭い場所での設置に便利


スタンドスタイル ウェブや動画などを閲覧したり、タッチ操作が行いやすいスタイル


タブレットスタイル タブレットだと外出先でも気軽に使える

テントやスタンド、タブレット利用時にはキーボードが外側を向く構造となっているため、誤ってキーボードを押してしまった場合などに、誤入力が起こらないか気になる方も少なくはないと思いますが、テントやスタンド、タブレットなどのスタイル時にはキーボードは動作しなくなるため、そういった心配は不要です。



スタイラスペンが標準付属

本製品には専用のスタイラスペンが標準で付属。

パッシブ方式のスタイラスペンである為、筆圧をつけるなどといった精密なペン操作は難しいですが、画面の細かな操作を行ったり、メモを取るなどといった細かい作業がとても行いやすいです。

本体側面にペンスロットが搭載されているため、持運びも容易です。




筺体右側面にペンスロットを搭載


ペン先が丸く太目のスタイラスペンが標準付属



Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1の筐体外観・インターフェース

Inspiron 13 7000 シリーズ 2 in 1の筺体外観やインターフェースの内容をチェックします。





筺体全体に削り出しアルミ素材を用いた、シルバーカラーの筺体を採用しています。

天板中央部分にDELLのロゴを配置。
非常にシンプルなデザインですが、筺体は見た目の質感も手触りも良く、低価格帯の製品とは思えない高級感を持ち合わせています。




側面には丸みのあるフォルムが採用されており、PCにありがちなゴツゴツとした印象はない



筐体背面側からみたマシン全体の様子。
筺体サイズは幅330.12mm、奥行き222mm、高さ19.41mmと、薄型タイプのノートです。

重量は約1.6~7㎏とモバイルノートとしては少し重めであるため、人によっては日常的な持ち歩きには難しいと考えるかもしれません。逆に、2kgを超える重さのノートを日ごろから持ち歩いているような方には、軽いと感じられるでしょう。

個人的にはモバイルノートとしては少し重く、頻繁にモバイルするような使い方よりは、屋内でPCを持ったまま頻繁に移動するような使い方に適しているように思います。




ディスプレイには、タッチ対応の13.3型ワイドHD(1366×768)光沢液晶を搭載。
縁まで段差のないフラットなデザインのパネルを採用しており、見た目にシャープな印象を受けます。

他、フルHDの液晶も選択可能です。
液晶の見やすさ等については、また後の項で詳しく触れます。




液晶上にはHD対応のWebカメラを内蔵


液晶下にはWindowsボタン タッチタイプではない




筺体側面のインターフェースの内容を詳しく確認します。


左側面の様子

写真左からセキュリティロックケーブル用のスロット、電源コネクター、HDMI出力、USB3.0×2、マイク入力とヘッドフォン出力のコンボポート、スピーカーが並びます。

なお、USB3.0は2基あるうちの片側のみ、Power Share(本体電源オフ時の充電)に対応しています。




右側面の様子

筺体右側面には電源ボタン、ボリュームコントロールボタン、スピーカー、USB2.0、SDカードスロット、ペンスロットを搭載。

薄型の筐体であるため、LAN端子や光学ドライブなどは搭載されていませんが、それ以外にはUSB×3基やカードスロット、HDMIといった映像出力など一通りの端子が搭載されており、不便を感じる事はあまりなさそうです。




筐体前面には何もなし


筐体背面にも端子類は何もない 中央に排熱口が設けられている


筺体底面全体の様子 写真上が背面側

底面は継ぎ目等がない一枚板の構造です。
バッテリの取外しは不可。




底面4隅に設けられた細長いゴム足





PC本体と付属の電源アダプターやケーブル アダプターは小さい


電源アダプターのプラグの形状は3つ穴のミッキー型


出力は19.5V、3.34Aで65W



キーボードやタッチパッドの操作性

Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1に搭載されている、キーボードやタッチパッド等の操作性・外観をチェックします。




キーボード面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

アイソレーションタイプのキーボードです。
主要なキーのピッチは18mm弱で、キーストロークはやや浅目。

キーの押し心地は、よくあるUltrabookのストロークが浅いキーボードと同じような感じで良いとまでは言えませんが、使い勝手は悪くはないです。

右上のBackSpaceやEnterキーの幅が極端に小さくなっているため、最初は使い難いと感じるかもしれませんが、しばらく使っていると慣れます。




キートップはフラットな形状


BackSpaceやEnter等のキーの幅が、他のキーに比べると小さい


カーソルキーはキー自体は小さいが、他のキーから独立した配置となっており使いやすい



キーボードには白色のバックライトを搭載。
ライトは2段階の調整が可能となっており、暗闇でも文字の入力などが行いやすいです。


キーボードバックライト消灯


キーボードバックライト点灯(弱)


キーボードバックライト点灯(強)



タッチパッドは薄型のノートにはよくあるボタン一体型。
液晶からのタッチ操作が可能なモデルであるため、タッチパッドの使用頻度はそれ程高くはないのではと思いますが、比較的パッドの面積が広く、またボタンも柔らかくできており、薄型ノートに搭載されているボタン一体型タッチパッドの割に使用感は良いと思います。

ただ、ややホームポジションに対してタッチパッドが右寄りの位置に配置されているため、入力操作などを行っていると右の掌がパッド面に干渉してしまう事があります。

干渉した際の誤動作が気になる場合は、タッチパッドのプロパティなどからパッドの感度調整などを行うと良いでしょう。



重量

Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1の重量を測定してみました。



PC本体の重量は1662g。
製品ページの仕様には3.66ポンド(1.66kg)の記載があり、ほぼその公称値通りのようです。

モバイルノートやタブレットとしては軽いとは言えませんが、携帯しようと思えばできる重さです。外出時のモバイルだけでなく、屋内で部屋を移動してPCを利用するような方に向いていると言えるでしょう。



電源アダプターやケーブルの重さは328g。
ノートと合わせて持った場合、約2kg(1990g)と少々重いです。

とはいえ、本製品はバッテリの持ちがとても良いため、外出時に充電が必要になるような事はあまりないと思います。



液晶の見やすさと品質

Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1に搭載されている、液晶の見やすさや品質をチェックします。
なお、実際に販売されている製品に以下と同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、掲載内容は参考程度にご覧ください。




タッチ操作に対応する 13.3型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を搭載


初期時の画面の表示サイズは100%

13.3型サイズで1366×768ドットと、やや解像度が低めの液晶を採用しています。
最近は画面の小さいタブレットやノートPCでも高解像度液晶が搭載される事が多く、そういった高解像度な液晶が好みだという場合、本製品の液晶はやや表示が大きく垢抜けない印象を受けるかもしれません。

ですが、細かい操作は行いやすいです。
画面の表示サイズを拡大せずに利用する事ができるなど、多くの方に実用的な液晶だと思います。

フルHDの液晶を搭載したモデルもラインアップされていますので、高解像度液晶が好みだという方はそちらをご選択ください。




画面の視野角をチェックします。


画面を正面から見た図


画面を上から見た図


画面を右側面から見た図

IPS方式の液晶であるため、視野角は広いです。
複数人で画面を閲覧するような用途にも使いやすいです。




次に、色域を確認します。
以降、Spyder 4 Eliteの測定結果を元に検証を行っています。

sRGBのカバー率は68%、AdobeRGBのカバー率は51%と、やや色域は狭いです。




続いて、ガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

ガンマ応答カーブのずれは小さく、RGBの各カーブは比較的綺麗に揃っています。
補正幅もわずかであり、初期状態でも正確な色を再現出来るようです。




さらに、画面の均一性について。
色や輝度のムラを確認します。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

多少の色ムラ、輝度ムラはあるものの差異は小さく、まず目で見ただけではわかりません。作業を行っていて、画面の色や明るさにムラを感じるような事は多分ないと思います。


総合すると、色域はあまり広くはないものの、ムラが少なく比較的正確な色表示が可能であるなど、見やすく扱いやすい液晶だと言えます。

低価格帯のPCに搭載される液晶だという事を考えれば、十分な内容でしょう。

ただ1点だけ、本製品の液晶は輝度がかなり低く、明るい屋外で利用する場合、最大輝度に設定しても見えにくいと感じる事がありました。最低輝度に設定すると、やや暗めの屋内でも画面が暗すぎると感じる位、輝度が低くなります。

目が疲れにくいという点では良いかもしれませんが、屋外で利用する事が多い場合、やや使い難いかもしれません。





Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1の外観や構造、使用感、液晶については以上となります。

次記事では、製品の構成や特徴、性能面について詳しく触れる予定です。
製品に興味をお持ちの方は、是非次の記事にも目を通してみてください。

次: Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1のベンチマーク結果 Core i3-4010U搭載の最小構成モデルの性能