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前記事(NEXTGEAR-MICRO ドラクエX推奨PCレビュー A10-7700KやRadeon R9 260を搭載するコスパ抜群のPC)に続き、今回はドラゴンクエストX推奨PCである NEXTGEAR-MICRO シリーズの構成と性能面について。

NEXTGEAR-MICROシリーズと一口に言っても様々な構成のモデルがラインアップされていますが、本製品はCPUにAMD A10-7700Kを、グラフィックスにRadeon R9 260(1GB)を搭載するAMD系のデスクトップPCです。

ドラゴンクエストX推奨PCとある通り、ゲームのプレイも快適に行える高い性能を持つモデルですが、さすがAMD系だけあって、79,800円(税別/2014年11月7日時点ではキャンペーンで同構成が69,800円)とリーズナブル。ゲーム用のPCを安く買いたいという方にお勧めの製品です。

今回は、そんな構成を持つNEXTGEAR-MICRO シリーズの構成特徴や、ベンチマークテストの結果などについて詳しく触れてみました。


【NEXTGEAR-MICRO シリーズ ドラゴンクエストX推奨PC レビュー記事目次】

・NEXTGEAR-MICRO シリーズ 筺体外観・内部構造など
筐体外観・インターフェース筺体内観Accurate KeyboardG-Tune GAMING MOUSE他の付属品

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果ドラクエXをプレイ消費電力・温度再起動にかかる時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェア

・製品のまとめ
NEXTGEAR-MICRO ドラクエX推奨PC まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR-MICRO ドラゴンクエストX推奨PC 構成とその特徴について

まず、掲載しているNEXTGEAR-MICROシリーズの構成とその特徴について解説します。
以下、CPU-ZおよびGPU-Zの実行結果と掲載モデルの主な構成内容です。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【NEXTGEAR-MICRO シリーズ am510SA4-DQ10 の主な構成】

OS Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ AMD A10-7700K APU (3.4GHz/TC時最大3.8GHz/4コア)
チップセット AMD A78 FCH
グラフィックス AMD Radeon R9 260(1GB)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-12800/最大16GB/2スロット)
ストレージ 500GB HDD(7200rpm / TOSHIBA製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
カードリーダー マルチカードリーダー(標準搭載)
無線機能 なし
拡張ベイ 2.5型シャドウ×1、3.5型シャドウ×3/オープン×1、5.25型オープン×1
拡張スロット PCI Express x16×2、PCI Express x1×4、PCI×1
電源 700W(80PLUS GOLD)
サイズ 196×430×417(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約10.1kg
付属 G-Tune GAMING MOUSE、G-Tune Accurate keyboard

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2014年11月08日時点のものです。

掲載しているNEXTGEAR-MICRO シリーズの構成は上記の通り。
A10-7700KやRadeon R9 260など、AMD系のプラットフォームを採用する事で価格を低く抑えたモデルです。

今後、Mantle版に対応するゲームが増えてくる事を考えると、中程度の負荷のゲーム用PCとしてはコスト面、性能面共にお勧めの製品だと言えます。

なお、搭載されているRadeon R9 260はOEM向けの製品で、市販はされていません。
Radeon R9 200シリーズのモデルのように思えますが、仕様等を見る限りではRadeon R7 260Xと全く同じであり、Radeon R9 200シリーズの製品に比べると性能は低くなりますので、その点だけご注意ください。

あと今回の製品は、「ドラゴンクエストX推奨PC」として別枠で販売されていますが、元はNEXTGEAR-MICRO am510シリーズのシルバーモデルに当たる製品となります。

プロセッサやグラフィックスは固定となりますが、メモリやストレージ、電源などの基本的なパーツはもちろん、細かい所ではCPUグリスやケース底面に設置するインシュレーターのカスタマイズも可能であるなど、ゲームPCらしい自由度の高さが魅力です。

他に下位モデルとしてRadeon R7 250Xをする製品もラインアップされており、そちらは光学ドライブやカードリーダーを搭載しない分、より安価に購入可能となっています。



搭載されているストレージの内容をチェックします。


HDDの仕様


ディスクの内訳

TOSHIBA製の「DT01ACA050」という、回転数7200rpmの 500GB HDDが搭載されていました。

特に変わったところはない3.5インチのHDDですが、HDDの割にはやや速く、SSD程の速度は期待できないものの、HDDでも十分快適に利用できると思います。

ただ、500GB HDD選択した場合に、必ずしも上記と同じHDDが搭載されるとは限りませんので、参考程度にお願いいたします。



ベンチマークテストの結果

以下、NEXTGEAR-MICRO シリーズ am510SA4-DQ10で実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.6
メモリ 5.9
グラフィックス 8.1
ゲーム用グラフィックス 8.1
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 177.2162.9
512K 40.1056.40
4K 0.4360.628
4K QD32 1.0850.564

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


3DMark 各テストのスコア


Fire Strikeのスコア詳細

Ice Storm・・・ 64986
Cloud Gate・・・ 9004
Sky Diver・・・ 9663
Fire Strike・・・ 3345


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1280×720 / 右:1920×1080

1280×720 ・・・ 14167~14189
1920×1080 ・・・ 8063~8073


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 中央:1920×1080 / 右:1920×1080(最高画質)

1360×768(描画設定3) ・・・ 32260
1920×1080(描画設定3) ・・・ 21427
1920×1080(描画設定5/最高画質) ・・・ 9203

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1280×720 / 右:1920×1080

1280×720 ・・・ SCORE:8505 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:5460 / RANK:A


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

キャラクター編 左:1360×768 / 中央:1920×1080(高品質) / 右:1920×1080(最高品質)

【キャラクター編】
1360×768(高品質(デスクトップPC)) ・・・ SCORE:8368 / 評価:非常に快適
1920×1080(高品質(デスクトップPC)) ・・・ SCORE:5171 / 評価:とても快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:5080 / 評価:とても快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 52.63fps
CPU ・・・ 3.33pts


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

左:1280×720 / 中央:1920×1080 / 右:1920×1080

1280×720(標準品質) ・・・ スコア:7579 / 評価:とても快適
1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:7474 / 評価:とても快適
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:7394 / 評価:とても快適


ドラゴンクエストXのベンチマークテストの結果では、1920×1080ドットの解像度で画質を最高品質に設定しても「とても快適」という結果でした。

ドラゴンクエストXはもちろん、他のゲームでもよほど負荷の高いタイトルでなければ快適にプレイできると思われます。

製品の価格を考えると悪くないです。



実際にプレイしてみる

実際にドラゴンクエストXをプレイしてみました。



おすすめ設定では1280×720、最高品質という内容

自動で、PCの構成に最適な設定へと変更する「おすすめ設定」という機能で設定してみた所、最高品質で1280×720というやや低解像度な設定となりました。

とはいえ、実際ではフルHDに設定してプレイしましたが特に引っかかるような所もなく、普通にプレイする事ができます。

上でも述べた通り、ベンチマークテストの結果から考えても、多くのゲームを高画質な設定で快適にプレイできると思われます。



消費電力・温度

NEXTGEAR-MICRO シリーズの消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時、ベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定値です。液晶の消費電力は含みません。

アイドル時 ・・・ 39W
ベンチマーク実行時 ・・・ 170W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載

外部グラフィックスを搭載する構成であるため、やや消費電力は高めです。




次に、アイドル時、ベンチマーク実行時のパーツ温度を測定してみました。
ベンチマーク実行時の温度は、BIOHAZARD 6のベンチマークプログラムを20分~30分以上実行した後に測定した温度となります。

高負荷な状態が続くとCPU、GPU共に80度前後にまで温度が上昇しました。
低温とは言えませんが、ゲームPCとしては普通だと思います。

なお、PCを設置する環境によっては異なる結果が出る可能性があります。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、NEXTGEAR-MICRO シリーズの再起動にかかる時間を測定してみました。以下は10回の再起動測定時間と、その平均値です。

1回目 0:49
2回目 0:48
3回目 0:47
4回目 0:48
5回目 0:50
6回目 1:10
7回目 1:13
8回目 1:12
9回目 1:11
10回目 1:13

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分

掲載しているNEXTGEAR-MICRO シリーズの再起動にかかる平均時間は約1分。
テストでは前半がやや早く、後半が1分を超える結果となっていますが、早ければ50秒前後での再起動が可能だと考えて良いでしょう。

これまで、HDD搭載PCの再起動時間は大体1分~1分半という結果がでており、その結果と比べると本製品の起動やシャットダウンにかかる時間はやや早めです。

ただ、早いと言ってもSSD搭載のPCほどではありませんので、速度重視の方はSSDの搭載をお勧めいたします。



プリインストールされているソフトウェア

NEXTGEAR-MICRO シリーズにプリインストールされている、ソフトウェアの内容を簡単にご紹介いたします。

以下は、初期時のデスクトップ画面やスタート画面(モダンUI)、アプリ一覧画面の様子です。
製品の購入時期や、カスタマイズ時の選択によっては以下とは内容が異なる可能性がありますので、参考程度にご覧下さい。




デスクトップ画面


スタート画面


アプリ一覧画面

Windows 8.1標準のソフトウェア以外に搭載されているソフトの内容は、Cyberlink製のソフトウェア、グラフィックスをはじめとするシステム設定を行うAMD Catalyst Control Centerや、マカフィー インターネットセキュリティ、オーディオ機能としてRealtek HD オーディオマネージャを搭載、その他ムビチケや楽天Gatewayなどのいくつかのストアアプリが搭載されるという内容です。

Cyberlinkのソフトは、主にMediaSuiteという統合パッケージに含まれるもので、LabelPrintや MediaShow、Power2Go、PowerDVD、PowerBackup、PowerDirector、PhotoDirector等のソフトウェアが搭載されていました。

バンドルソフトではあるものの、メディアの再生やライティング、動画・写真編集などを行いたいと思ったときに、別途ソフトを探したり買う必要がない為、とりあえずあると便利だと思います。

その他、オフィスソフトは標準では搭載されていませんが、有料のカスタマイズオプションでMicrosoft OfficeやKINGSOFT Office等を追加可能です。

あとマカフィー・インターネットセキュリティは標準で搭載されているのは90日期間限定版ですが、こちらもカスタマイズで15、24、36か月版を追加する事が可能。

パソコン引越しソフトやAdobe製の写真・動画編集ソフトの有料追加オプション等も提供されていますので、必要に応じて選択すると良いでしょう。




AMD Catalyst Control Center グラフィックスや電力などシステムの設定を行えるユーティリティソフト


Cyberlink Media Suite Cyberlink製のソフトを集約した統合パッケージ


Cyberlink PhotoDirector 写真編集ソフト



NEXTGEAR-MICRO am510 シリーズ(ドラクエX推奨PC) まとめ

NEXTGEAR-MICRO ドラゴンクエストX推奨パソコンのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・AMD系のプラットフォーム採用で価格が安い
・価格の割にグラフィック性能はやや高め
・メンテナンスがしやすく、優れた冷却性能を持つケースを採用

AMD APUやAMD系のグラフィックスを搭載する事で、よりリーズナブルな価格を実現した製品です。

インテル系のCPUを搭載したモデルと大幅な価格差があるわけではありませんが、少しでも安く高性能なゲーム用のPCを買いたい、とお考えの方にお勧めのモデルです。

実際、普段の使用やゲームは快適に行えており、高負荷な環境でのゲームや作業を行うのでなければ、十分間に合う内容だと思います。

メンテナンスしやすい構造のケースを採用しているため、パーツの追加や換装を行いたいと思った場合にも容易に行えますし、冷却性能に優れる点もゲームPCとしては安心な要素です。

なお、今回のNEXTGEAR-MICRO am510 シリーズでは上位のグラフィックスを選択する事が出来ないため、上位のAMDグラフィックスを選択したい場合には、インテルのCPUを搭載するNEXTGEAR-MICRO im560/im550 シリーズを選択する必要があります。

より上位のAMDグラフィックスを搭載する製品の購入を検討されている方は、im560/im550 シリーズの製品ページをご覧ください。使われているケースは今回のモデルと同じです。