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前記事(ASUS ZenFone 5 簡易レビュー 2万円台の LTE対応 SIMロックフリースマートフォン)に続き、今回はASUS初のスマートウォッチ「ASUS ZenWatch」をご紹介いたします。

本製品は1.63型、320×320ドットの有機ELを採用するAndroid Wear搭載のスマートウォッチ。

同時に発表されたZenFone 5と連携し、ASUS独自のソフトウェアを利用する事でスケジュールの管理やスマートフォンのコントロールなど、様々な機能を利用する事ができる腕時計型の端末です。

従来の腕時計のような、クラシックで高級感あるデザインが特徴の製品で、シーンに合わせてウォッチフェイスを変更したり、ベルトの交換も簡単に行う事ができます。

バッテリ駆動時間が約一日と腕時計としては短い為、従来の腕時計の代わりとしては利用しにくいように思いますが、より便利にスマートフォンを活用したいとお考えの方にはユニークで魅力的な製品です。


※記事に掲載している製品の情報や価格は、2014年10月30日に確認したものとなります。


ASUS ZenWatch 特徴

まず、ZenWatchのデザインや機能など、主な特徴について触れたいと思います。

先にもあげた通り、本製品はOSにAndroid Wearを搭載する腕時計型の端末です。スマートウォッチとしては特に珍しい機能はないように思いますが、ZenFone 5と連携してメールチェックやスケジュール管理他、ASUS独自の機能を利用する事ができます。

ディスプレイ表面のカーブがかった形状やイタリア製の本革ベルトを採用するなど、従来からの腕時計のような高級感あるデザインを採用しており、例えばスーツのようなクラシックなスタイルはもちろん、カジュアルな格好にも合いますし、ベルトは工具を使わずに取外し可能であるため、ジムなどに行くなどTPOに合わせてスタイルを変えたい場合でも、簡単に市販のベルト(22㎜幅)へと交換する事ができます。

ディスプレイは有機ELでとても見やすいです。
表面の保護にコーニング社のゴリラガラス3を採用しており、非常に強度が高い事に加え、本体はIP55準拠の防塵防水に対応。

防水に関しては完全に水を防ぐという類のものではないのですが、生活防水に対応しているため、例えばZenWatchを付けたまま手を洗うなど日常的な使用に関しては安心して利用できるのだとか。

さらにウォッチフェイスが豊富に用意されており、クラシックな時計やガジェットっぽい時計など、服装や好みに合わせて自由にカスタマイズが可能。

今の所、約100種類ものウォッチフェイスが用意されているそうで、気に入ったものが見つからないという事はまずないでしょう。




デザインへの拘り



ベルトは簡単に取外し可能、市販のベルトを装着できる


ウォッチフェイスは約100種類 どのようなスタイルにも合わせやすい



スマートフォンから簡単にスタイルを変更する事ができる


画面に表示する情報も細かくカスタマイズが可能



スマートフォンの情報をリアルタイムに通知

ZenWatchをZenFone 5とペアリングする事で、スマートフォンに届いたメールや登録しておいたスケジュールを確認できるなど、スマートフォンの情報をリアルタイムに通知させる事が可能です。

例えば、What’s Nextに登録されているスケジュールの通知を確認したり、EメールやSMS、電話の着信通知などを、スマートフォンを取り出す事なく確認する事が可能。

こういった機能を利用できるという事こそが、スマートウォッチを持つ醍醐味の一つだと言えます。仕事などで、頻繁にメールや電話を受けるような忙しい方に特に便利なデバイスです。




リアルタイム通知が可能


What’s Nextに登録されているスケジュールを確認できる


スマートフォンへの着信も知らせてくれる


Eメールの受信も通知



音声コマンド機能

ZenWatchには、音声コマンド機能が搭載されており、音声で素早く色々な事ができるようになっています。

「OK Google」と端末に話しかける事で音声コマンド機能が起動、その後に続いて「メモを入力」など音声コマンドとして用意されている言葉を話す事で、コマンドに対応した機能を利用する事が可能です。

音声コマンドとして認識されない言葉に関しては、Google検索が行われるような仕組みとなっており、調べたい事をすぐに調べる事ができます。

ちなみに、端末に向かって「OK Google」と話すのは大勢の人がいるような場所では少し恥ずかしいという方もおられると思いますが、そのような場合、別操作で音声コマンド機能を起動する事も可能です。




「OK Google」と端末に話しかける事で音声コマンド機能が起動


例えば、端末に向かって「OK Google」の後に続けて「ボーダーコリー」と話しかけると・・


ボーダーコリーと認識された


「ボーダーコリー」という言葉はコマンドとして用意されていないため、Google検索が行われる


ZenWatchの検索結果をスマートフォンですぐに見る事も可能

音声なので間違って認識される事もありますが、スマートフォンを取り出す事なくメモを取ったり検索を行ったりできるのは結構便利。

ただ、外出先やオフィスで端末に向かってブツブツ話しかけるのは少し恥ずかしく、もう少しスマートウォッチが一般的に利用されるような環境にならなければ、日常的な利用は難しいのではないかなと思います。



リモートカメラ機能

ZenWatchにはASUS独自の機能としてリモートカメラ機能が搭載されており、Zenfoneのカメラに映し出されている映像を手元で確認・操作する事ができます。

通常、スマートフォンなどで集合写真などを撮影する場合、セルフタイマーを利用する事が多いと思いますが、ZenWatchを利用する事でセルフタイマーではなく、自分の手元をみながらタイミングを測って撮影を行う事ができます。

手が塞がっている場合など画面の操作ができなくても、手首をひねるだけで撮影できるなど、様々な状況下での撮影が可能です。

もちろん動画も撮影ですし、手元でズーム操作を行う事もできます。


スマートフォンのカメラを遠隔で操作できる


発表会場では、実際にZenWatchのリモートカメラ機能を利用してZenfone 5による撮影のデモが行われた



紛失時も安心 「電話を探す・時計を探す」機能

スマートフォンを部屋のどこかに置きっぱなしにしてしまったり、バッグや服のポケット等どこに入れたのかわからなくなってしまった・・などというのはよくある事だと思います。

しかしそのような場合でも、ZenWatchの方からZenfoneの電話を鳴らして場所を特定する事が可能。
電話をミュートに設定している場合でも、一時的にミュートを解いて音楽を流す事ができます。




ZenWatchや Zenfoneの置き場所がわからなくなった場合も安心


ZenfoneからもZenWatchを探す事もできる

ZenWatchからZenfoneを探すだけではなく、ZenfoneからZenWatchを探す事も可能です。
ZenWatchにはスピーカーが搭載されていない為、音を鳴らす事は出来ませんが、バイブが起動して所在を知らせます。



健康管理機能

さらに健康管理機能について。
ZenWatchには心拍センサーや歩数測定機能が搭載されており、一日の歩数や心拍数を測定、さらにグラフで表示させる事ができます。

また消費カロリーやリラックスレベルの測定なども行えるなど、日々の簡単な健康管理が可能です。

必ずしも必要な機能ではありませんが、例えばウォーキングを毎日の日課にしているなどという方には結構便利な機能なのではないかと思います。




Wellness機能を搭載 日や週単位で歩数や心拍数のグラフを表示できる



主な仕様

最後に、ZenWatchの主な仕様について触れます。

ASUS ZenWatch(WI500Q)
OS Android Wear
プロセッサー Qualcomm Snapdragon 400(1.2GHz)
メモリ 512MB(RAM)/4GB(ROM)
ディスプレイ 1.63型(320×320)、有機EL、タッチ対応、ゴリラガラス3
センサー 電子コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサー、心拍数センサー
Bluetooth Bluetooth V4.0
マイク デジタルマイク内蔵
インターフェース USB(pogoピン)、microUSB
バッテリー 369mAh/駆動時間:約1日
サイズ 幅39.8mm、高さ50.6mm、奥行き7.9~9.4mm/重量:本体約50g、ベルト約25g
カラー 本体:シルバー/ベルト:ブラウン(本革)


ZenWatchの発売は11月下旬、価格は¥29,800(税抜/税込では¥32,184)。
腕時計としてはやはり少し高いですが、ZenFone 5との連携機能は結構便利で面白いと思います。

なお、公式ストアである「ASUS ZenFone Shop」にて、ZenFone 5と ZenWatchの同時購入で割引となるキャンペーンを実施中(2014年10月30日現在)です。

興味をお持ちの方は、チェックしてみてください。