前記事(HP ENVY 700-460jp(2014冬モデル)レビュー ゲームも可能な高性能デスクトップPC)に続き、HP ENVY 700-460jpの性能面についてレビューします。

掲載製品はOSにWindows 8.1、プロセッサにはCore i7-4790、メモリ16GB、GeForce GTX 760(1.5GB)、ストレージには128GB SSDと 1TB HDDを搭載するという構成内容。

高性能なゲームのプレイはもちろん、動画編集なども楽に行えるパフォーマンスを持ち合わせています。ストレージも起動ドライブがSSDに設定されているため、非常に高速です。

今回は、そんな構成を持つHP ENVY 700-460jpの特徴と実際の性能面について詳しく触れたいと思います。

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OMEN by HP Desktop 870 実機レビュー

【HP ENVY 700-460jp レビュー記事目次】

・HP ENVY 700-460jp 筐体外観や内部構造・付属品について
筐体外観・インターフェース筺体内部の構造500W電源を搭載キーボードやマウス(付属品)

・掲載モデルの構成と特徴・パフォーマンス
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容をチェック
プリインストール・ソフトウェア

・製品のまとめ
HP ENVY 700-460jp まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP ENVY 700-460jp の構成とその特徴について

まず、掲載しているHP ENVY 700-460jpの構成とその特徴について解説します。
以下は、CPU-Z・GPU-Zの実行結果と、掲載モデルの主な構成です。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【HP ENVY 700-460jp/CT の主な構成】

OS Windows 8.1 64bit
プロセッサ Core i7-4790(3.60GHz/TB時最大4.00GHz)
チップセット Z87 Express
グラフィックス NVIDIA Geforce GTX 760(1.5GB/GDDR5)
メモリ 16GB(8GB×2/PC3-12800(1600MHz)/4スロット/最大32GB)
ストレージ 128GB SSD(Micron製) + 1TB HDD(7200rpm/Seagate製)
光学ドライブ1 ブルーレイディスクドライブ
光学ドライブ2 なし
Beats Audio 対応
TVチューナー なし
無線機能 IEEE 802.11ac/a/b/g/n + Bluetooth 4.0
拡張ベイ 5.25インチ×2、3.5インチ×3
拡張スロット PCI Express x16×1、PCI Express x1×3、PCI Express Mini Card ×1、Mini SATA ×1
電源 500W
サイズ 175×415×412(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約10.2kg
保証 1年間保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2014年10月24日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。
OSにWindows 8.1、プロセッサにCore i7-4790、メモリ16GB、Geforce GTX 760(1.5GB)、ストレージは128GB SSDと1TB HDDという内容です。

HP ENVY 700-460jpで提供されている構成の中では最上位ではないものの、かなり性能は高く、ハイエンドなゲームタイトルのプレイや動画編集などもサクサクと行えるでしょう。

他に選べる構成としては、プロセッサには Core i5-4590や Core i7-4770Kを、メモリは4GBから最大32GBまで、グラフィックスはRadeon R7 240(2GB)や GeForce GTX 770(2GB)を選択でき、ストレージにおいては最大9TB HDD(3TB×3)の選択も可能ですし、1TB HDDとキャッシュ用の16GB mSATA SSDというような選択肢も提供されています。

また光学ドライブは最大2台まで、TVチューナーの内蔵も可能となるなど、多くの機能を搭載する事ができると考えて良いでしょう。様々な用途に使える高性能なPCをお探しの方に向くマシンです。


なお、先の記事でも触れましたが、グラフィックスにはRadeon R7 240を選択した場合、ゲーム1タイトルとの交換が可能な「RADEON BRONZE REWARD クーポンコード」が付属します。

これはAMDのプロモーションによるものであるため、GeForceシリーズを選択した場合は付属しません。

あと1点だけ、今回の製品に搭載されているGeforce GTX 760ですが、こちらはOEM向けに提供されているモデルで、一般的に提供されているGeforce GTX 760とはややスペックが異なります。

OEM版のGeforce GTX 760の方が若干性能は低い為、インターネット上などで公開されている、一般のGTX 760の性能を参考にされないようご注意ください。

OEM版でも性能は十分に高く、負荷のかかる作業用のPCとして全く問題はないと思うのですが、それが嫌だという方は、さらに上位の選択肢として提供されている Geforce GTX 770をご選択ください。



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


SSDの詳細


HDDの詳細


ディスクの内訳

起動ドライブであるSSDはMicron製の「MTFDDAK128MAM-1J1」という128GB SSD。
一方でHDDには、Seagate製の「 ST1000DM003-1CH162」という回転数7200rpmの1TB HDDが搭載されていました。(同構成を選択しても、同じストレージが搭載されるとは限りません)

本製品は選択できるストレージの内容が比較的幅広く、2014年10月24日現在では以下の組み合わせが可能です。

【起動ディスク】
・1TB / 2TB / 3TB HDD(7200rpm)
・1TB HDD(7200rpm)+ 16GB mSATA SSD(キャッシュ)
・128GB / 256GB SSD

【2nd HDD】
・なし / 1TB / 2TB / 3TB HDD(7200rpm)

【3rd HDD】
・なし / 1TB / 2TB / 3TB HDD(7200rpm)

最大で9TBものHDDを搭載できるようになっており、TV録画を行われる方や、サイズの大きな写真・動画ファイルを多数保存するような方にも対応可能。

HDDベイ周りのメンテナンス性に優れているため、製品購入後のディスクの追加や換装も容易に行えるでしょう。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP ENVY 700-460jpで実施した各ベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.4
メモリ 8.4
グラフィックス 8.2
ゲーム用グラフィックス 8.2
プライマリ ハードディスク 8.15

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 434.8192.1
512K 308.0182.9
4K 24.5285.29
4K QD32 288.7169.8

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


全テストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 145682
Cloud Gate・・・ 19111
Sky Diver・・・ 14583
Fire Strike・・・ 4435


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1280×720 / 右:1920×1080

1280×720 ・・・ 22339~22584
1920×1080 ・・・ 11831~11881


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 中央:1920×1080 / 右(最高画質):1920×1080

1360×768(描画設定3) ・・・ 70426
1920×1080(描画設定3) ・・・ 34625
1920×1080(描画設定5) ・・・ 20662

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1280×720 / 右:1920×1080

1280×720 ・・・ SCORE:13374 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:7991 / RANK:S


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

キャラクター編 左:1360×768 / 中央:1920×1080(高品質) / 右:1920×1080(最高品質)

【キャラクター編】
1360×768(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:12852 / 評価:非常に快適
1920×1080(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:7923 / 評価:非常に快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:7700 / 評価:非常に快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 72.87fps
CPU ・・・ 8.30pts


言うまでもなく、CPUやグラフィック性能は共に高いです。
ゲームのベンチマークは多くが最高画質にしても非常に快適という評価で、マルチモニタ環境などでも快適にプレイできると思われます。

ゲームはもちろん、動画編集など負荷のかかる作業に向いた構成です。



消費電力・温度

HP ENVY 700-460jpの消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時、およびベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力値です。

アイドル時 ・・・ 41W
ベンチマーク実行時 ・・・ 176W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

消費電力は全般的にやや高め。
ただ、通常のGTX760を搭載するデスクトップPCよりも、消費電力は小さいようです。




続いて HP ENVY 700-460jpの筐体内パーツの温度について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行(BIOHAZARD 6を20分以上実行)時のパーツ温度の測定結果です。

グラフィックカードの温度はそれなりに上昇しますが、それ以外のパーツは、高負荷な状態が長時間続いても比較的低温です。

なお、温度測定する環境によっては上記とは結果が異なる可能性があります。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、HP ENVY 700-460jpの再起動にかかる時間を測定してみました。
以下は10回の再起動時間測定結果と、その平均値です。

1回目 0:29
2回目 0:28
3回目 0:27
4回目 0:27
5回目 0:29
6回目 0:28
7回目 0:28
8回目 0:27
9回目 0:28
10回目 0:28

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 27秒

HP ENVY 700-460jpの再起動にかかる時間は平均で27秒という結果。
過去のテストより、SSDを搭載するPCは再起動に30~40秒程度時間がかかるという結果が出ており、そのデータと比べた場合、HP ENVY 700-460jpの再起動にかかる時間はかなり短いです。

SSDを搭載しているという理由もあると思いますが、全体的にパーツが高性能である事も関係していると思われます。



プリインストール・ソフトウェア

HP ENVY 700-460jpにプリインストールされている、ソフトウェアの内容を簡単にチェックします。

以下は、初期状態(工場出荷状態)のデスクトップ画面やスタート画面(モダンUI)、アプリ一覧画面の様子です。選択する構成やカスタマイズの内容によっては、以下とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。


デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

主に、Windows 8.1標準のソフト、HP製の各種ツール、CyberLink MediaSuite(CyberLink製ソフトの統合パッケージ)、セキュリティソフト、そしていくつかのストアアプリという内容です。

HP製のツールについては、HP Support Assistant(PCの総合的な管理)やHP Documentation(ドキュメントを参照できる)、HP information(マシンのシリアル等を表示)、HP SimplePass(指紋認証の管理)、HP Recovery Manager(システムリカバリ/リカバリメディアの作成)等を搭載。

そしてCyberLink製のソフトウェアについては、MediaEspresso(動画変換)やPhotodirector(写真編集)、Powerdirector(動画編集)、PowerDVD(再生ソフト)、Power2Go(ラインティングソフト)などが搭載されていました。

さらに圧縮展開を行う 7-Zipや、PDF文書やフォームを簡単に作成できる Foxit PhantomPDF Business for HP、サウンド設定が行えるツール BeatsAudioを搭載。

セキュリティソフトにはマカフィー・リブセーフの30日版が搭載されていました。


上記は大半がデスクトップ向けのソフトウェアで、ストアアプリに関しては Box(オンラインストレージ)やTripAdvisor(旅行口コミサイト)、Windows 8入門、HP Connected Photo(写真共有)等を搭載。

全ては書きませんが、ソフトは決して少なくはないけれど多くもない、と言う程度の内容です。
一般的に行う事が多いと思われる作業のほとんどを、プリインストールソフトで賄えるのではないかと思います。

なお、製品購入時のカスタマイズでMicrosoft Officeや、Adobe製の写真・動画編集ソフト、引っ越しソフト他、幾つかのソフトウェアを追加する事が可能です。

詳しい内容については、製品のカスタマイズ画面にてご確認ください。




HP Support Assistant システムの総合的な情報を得たり管理を行う


CyberLink MediaSuite CyberLink製のソフトが複数統合されたパッケージ


HP Recovery Manager システムリカバリだけでなくリカバリメディアの作成等も行える


Windows 8入門 HP製PC向けのWindows 8情報を閲覧できる



HP ENVY 700-460jp まとめ

HP ENVY 700-460jpのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・デザイン性に優れた筐体
・最大でGeForce GTX770を搭載できるなど性能が高い
・メンテナンス性に優れた筐体
・Radeon R7 240 を選択した場合「RADEON BRONZE REWARD クーポンコード」が付属
・東京生産(昭島工場で生産)
・価格が安い

最大でGeForce GTX770を搭載可能であるなど、ゲームのプレイのような高負荷な作業を行われるユーザーに適した高性能なデスクトップPCです。筺体はデザイン性が高く、インテリアを気にされるような方にも向いています。

BTOメーカーのPCのような細かなカスタマイズは行えませんが、メーカー製のPCにしてはカスタマイズの幅が広いため、好みの構成を考えやすいです。

またメンテナンス性にも優れており、製品購入後のユーザーによるディスク追加や換装等も容易。比較的PC初心者にも扱いやすい製品だと思います。

東京生産である所も、納期や輸送などの点で安心。
メーカー製のPCは価格が高い傾向にありますが、本製品は内容の割に安いです。

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