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マウスコンピューターが販売するノートPC、LuvBook B シリーズのレビューです。

LuvBook B シリーズは15.6型の非光沢液晶を搭載するノートPC。
LuvBook B シリーズと一口に言っても様々な構成のモデルが提供されていますが、今回記事に掲載する製品はOSに「Windows 8.1 with Bing」を搭載する最小構成モデルとなります。

最近、with Bingを搭載する非常に安価な製品が各メーカーから挙ってラインアップされていますが、本製品もそういった格安を売りにするモデルの一つで、その価格なんと3万円台(税抜)。

ややロースペックである事、またカスタマイズが行えないなど不便な部分はあるにせよ、PCに安さを求める方には非常に魅力的な製品だと言えるでしょう。

今回は、そんなLuvBook B シリーズの外観や使用感、実際の性能面について詳しく触れてみたいと思います。


【LuvBook B シリーズ レビュー記事目次】

・LuvBook B シリーズ 筐体外観や特徴・液晶について
外観・インターフェース光学ドライブはなしキーボード周辺の操作性液晶の表示品質

・構成特徴やベンチマークテストの結果
構成と特徴Windows 8.1 with Bingとは?ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェア

・製品のまとめ
LuvBook B シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


LuvBook B シリーズの筐体外観・インターフェースをチェック

まず、LuvBook B シリーズの筐体外観やインターフェースの内容、特徴について解説します。


天板の様子。
ブラックとシルバーを混ぜ合わせたような、マットでありながらやや光沢感のあるデザインを採用しています。

天板端寄りの位置にmousecomputerのロゴを配置するなど、他のマウスコンピューターブランドのPCとデザインは似たような感じです。

価格が安いと見た目にチ―プな感じがしないかが気になりますが、本製品は15.6型サイズのノートにしては薄めにできており、どちらかというとスタイリッシュで高級感のある印象。

見た目で価格高めの製品に劣るような事はないと思います。




マットではあるがやや艶っぽい質感の天板


おなじみmousecomputerのロゴをプリント




筺体を背面から見た図。
サイズは幅374mm、奥行き258mm、厚みが12~24.7mmで、重量は約2kg。

先でも述べた通り、筐体サイズの割にやや薄型です。
重量は約2kgとそれなりに重い為、日常的な携帯は難しいと思いますが、屋内をちょっと持ち歩く程度であれば楽に行えます。




ディスプレイには15.6型ワイドHD(1,366×768)の非光沢液晶を搭載。
サイズの割に低解像度であるため、高解像度液晶が好みの方には使い難いかもしれませんが、液晶自体は非光沢で見やすく、解像度さえ気にならなければ作業のしやすい液晶です。




液晶上部には100万画素のWebカメラを搭載


液晶下部にはmousecomputerのロゴ 天板にあるものとデザインは同じだがややサイズが小さい




筺体側面のインターフェースの内容をチェックします。

筺体左側面には電源コネクター、LAN、VGA、HDMI出力、USB2.0、USB3.0が並びます。




右側面にはマイク入力、ヘッドフォン出旅行、USB2.0×2基、セキュリティロックケーブル用のスロットを搭載。後にも述べますが、光学ドライブは非搭載です。





筐体前面左寄りの位置にSDカードスロットを搭載。
やや窪んだ位置にあります。




背面側には何もなし。

総合的に見て、USB3.0は1基のみであるもののUSB端子自体は合計で4基搭載しており、また映像出力はHDMIとVGAの2系統を用意。

光学ドライブ以外で不足していると感じるような所はありません。
実際に使用していて不便を感じるような事は多分ないでしょう。





ディスプレイは約130度弱の位置まで後方に開く事が可能。
角度調整はしやすいです。




底面全体の様子 写真は上が背面側で下が前面側

底面には背面の方にバッテリースロットが見えるのみで、
開閉可能なパネルなどは見当たりません。

内部のパーツにアクセスするには、底面カバー全体を外す必要があります。




底面前方寄りの位置に2基のスピーカーを内蔵


底面4角に設置されている四角形のゴム足


PC本体と標準で付属している電源アダプターや電源ケーブル


電源アダプターはかなりコンパクトなサイズ


電源アダプターのプラグ差し込み口の形状はミッキータイプ


電源アダプターの出力は19V、1.58Aで30W 容量は小さい



光学ドライブは搭載されない

LuvBook B シリーズは光学ドライブの搭載が可能なノートPCですが、Windows 8.1 with Bing搭載のモデルには光学ドライブが搭載されていません。

購入時のカスタマイズでも光学ドライブの選択肢はなく、光学ドライブを搭載下15.6型ノートをお探しの方には向かないと言えるでしょう。


カスタマイズでも選択できない

with Bing搭載ではない、上位モデルには光学ドライブ搭載の構成が提供されていますので、ドライブが必要な方は上位モデルをご選択下さい。



キーボードやその周辺の操作性

LuvBook B シリーズ に搭載されているキーボードやタッチパッド等の操作性を確認します。


キーボード面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

右側にテンキーを搭載する、アイソレーションタイプのキーボードを搭載しています。
主要なキーのピッチは約19mmで、キーストロークは約1.5mm。やや薄型の筐体を採用しているためか、ストロークは浅目ですが使い辛くはないです。

総合的な使用感に関しては中の上という感じで、強く打つとキーボードの中央付近がやや撓む感触はあるものの、やはりこちらも使い辛いという程のものではありません。

あえて言うと、右側のテンキーやEnterキー付近のキーが詰まった配置になっているため、その辺りのキーを利用する場合に少し使い難いと思う事があります。




キートップの形状は完全に平ら


テンキーやEnter、カーソルキー等がやや詰まった配置となっている


タッチパッドはボタン独立型

タッチパッドは使いやすいという程ではないものの、ボタンの押し心地が柔らか目であるなど使用感は悪くはないです。

ただ、本製品のような15.6型ノートでは、マウスを使って操作をされる方が殆どではないかと思います。
マウスしか使わない(タッチパッドは使わない)という場合は、誤動作を防ぐためにタッチパッドの機能をオフにしてしまうと良いでしょう。「Fn+F1キー」の組み合わせでタッチパッドのオンオフを切り替える事が可能です。



液晶の見やすさ・表示品質をチェック

掲載しているLuvBook B シリーズに搭載されている、液晶の見やすさや表示品質をチェックします。
なお、実売の製品に掲載モデルと同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、以下の内容は参考程度にご覧ください。




15.6型ワイドHD(1366×768)の非光沢液晶を搭載


15.6初期時の画面の表示サイズは100%に設定されている

15.6型サイズで1366×768ドットと低解像度な液晶を採用しています。

人によって好みの解像度は異なる為、一概に良い悪いとは言えませんが、ソフトなどを使って細かい作業を行うような方には少し使い難いと思います。逆に、小さな文字をよむのが苦手な方には使いやすいでしょう。

いずれにせよ、非光沢のパネルを採用しているため、反射や映り込みなどがなく目が疲れにくいです。




画面の視野角をチェックします。


画面を正面から見た図


画面を上側から


画面を右側面から

視野角は狭いです。
画面を斜め側から見ると全体的に色が白っぽく変化してしまいます。

正面から見る分には問題ありません。




次に、色域について。
以降、Spyder 4 Eliteを用いて測定・検証を行っています。

sRGBカバー率は57%、AdobeRGBカバー率は42%という結果。
色域はかなり狭いようです。

ただ普通に見ていてそれを感じるかというと(色が少ないとか)、まず意識する事はないと思います。




続いてガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ)

ガンマ応答カーブはRGB共にバラつきが見られます。
初期状態ではかなり青味の強い画面であり、補正をかけると青が大きく抑えられました。




さらに、画面の均一性について。
色ムラや輝度ムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラは殆ど感じられない程度だと言ってよいでしょう。

一方で輝度のムラについては少し目立つよう。
高輝度な状態でも、画面右側が全体的に暗いです


総合すると、液晶の品質はPCの価格相応だと言えます。
色域は狭く、またデフォルトでは青味が強くムラも少し目立つようですが、色の再現性を重視するような用途に利用するのでなければ全く問題はないでしょう。

非光沢パネルの採用で、光沢パネルよりも目が疲れにくいという所は良いと思います。





LuvBook Bシリーズの筐体外観や使用感、液晶については以上となります。
次記事では、掲載マシンの主な構成や特徴、パフォーマンス面について詳しく触れたいと思います。

製品の購入を検討されている方、またWindows 8.1 with Bingを搭載する格安モデルの性能面に興味をお持ちの方は、是非次の記事もご覧ください。

次: LuvBook B シリーズのベンチマーク結果 Celeron N2930を搭載する3万円台のノートの性能チェック