日本HPが販売するノートPC、HP ENVY 17-j100 のレビューです。

HP ENVY 17-j100は、17.3型フルHDの液晶を搭載するノートPC。
このシリーズは昨年からリニューアルされておらず、2013年の冬に登場した製品と同じものが現在も販売されているのですが、大画面&高性能ノートの割に安く、またWindows7を搭載したモデルもラインアップされていたりと、中々魅力のある内容を持つ製品です。

多分、HP ENVY 17というとLeap Motionを搭載した「HP ENVY17-j100 Leap Motion SE」の方が有名ではないかと思うのですが、Leap Motion搭載のモデルは今回の「HP ENVY 17-j100」をベースとしており、筺体などは全く同じ。

17.3型ノートが欲しいけれど、Leap Motionのような機能は要らないという方向けの製品だと言えます。

CPUには 4コアのCore i7を、また外部グラフィックスを搭載したモデルも提供されるなど全体的に性能は高く、写真や動画編集等の負荷のかかる作業を行うような方にも向いています。

今回は、そんな HP ENVY 17-j100の外観や操作性、性能について詳しく触れて見たいと思います。

当ページに掲載の製品は販売終了いたしました。
現在HPでは、以下のゲーミングノートを販売中です。

OMEN by HP 17-w200 製品ページ

【HP ENVY 17-j100 レビュー記事目次】

・HP ENVY 17-j100 インターフェースや液晶など外観をチェック
外観・インターフェースキーボード筐体内部の構造液晶の表示品質速効!HPパソコンナビ特別版が付属

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容など
プリインストール・ソフトウェア

・製品のまとめ
HP ENVY 17-j100 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP ENVY 17-j100 の外観・インターフェース

まず、HP ENVY 17-j100の外観やインターフェースの内容について解説します。



シルバーカラーのアルミ天板の中央に、HPのロゴを配置するおなじみのデザインです。
悪い言い方をすれば「よくあるデザイン」とも言えますが、見た目に高級感があり、好きな方は好きなデザインではないかと思います。

光沢感を持ちつつもマットな質感であるため、指紋等がついても目立ちません。



筺体全体を背面側から。
筺体のサイズは幅416mm、奥行き274mm、高さ26.6~33.6mmで、重量は約2.85kg。

サイズは大きいですが、17.3型の液晶を搭載するノートの割には薄く、重量もやや軽めです。

といっても、このサイズのノートを持ち運ぶのは大変なので、基本的に据え置いて利用される方が殆どではないかと思われます。




ディスプレイには17.3型フルHD(1920×1080)非光沢液晶を採用。
本製品には2種の液晶が用意されており、フルHD非光沢液晶の他に、HD+(1600×900)の光沢液晶を搭載したモデルを選択する事も可能です。

個人的にはフルHDの非光沢液晶が使いやすくてお勧め。
17.3型とサイズが大きい為、フルHDの解像度でもアイコンや文字のサイズはそれ程小さくはならず、見やすいです。




液晶上のベゼルには HP TrueVision HD Webcamと呼ばれる約92万画素のWebカメラとマイクを2基内蔵


液晶左上にはBeatsAudioのロゴ、液晶右下にはMADE IN TOKYOのシール


液晶下にはhpのロゴがプリントされている




筺体側面のインターフェースの内容をチェックします。

筺体左側面の様子。
左からセキュリティロックケーブル用のスロット、HDMI出力、LAN、USB3.0×2基、SDカードスロットが並びます。

USB3.0は左側の端子のみ、本体電源オフ時のUSB充電機能に対応しています。スマートフォンやタブレット等の充電に便利です。



筺体右側面にはヘッドフォンやマイク入力のコンボポート、USB3.0×2基、光学ドライブ、電源コネクターを搭載。

光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ、ブルーレイROMドライブ、ブルーレイディスクドライブの3種から選択する事ができます。




筺体前面には何も搭載されていない


前面のやや下側左右に2基のスピーカーが内蔵されています

スピーカーは上写真の2基と、キーボード上側に2基の計4基を搭載。
さらに底面にはサブウーファーを搭載しており、ノートPCにしては音に広がりがあります。

音の良い外付けスピーカーをお持ちなのであれば、そちらを利用した方が良いと思いますが、内蔵スピーカーでも音楽や映画、ゲームなどのサウンドを楽しめる位の音質は確保しています。




筺体背面側の様子 こちらにも端子類はなし


背面中央付近に「HEWLETT -PACKARD」という社名の印字

個人向けの製品であるため映像出力はHDMIのみですが、USB3.0が計4基搭載されており、使用するにあたっては十分な内容です。

全体的に前方側に端子が配置されているため、接続するUSBデバイスの内容によっては、ケーブルなどが邪魔に感じられることがあるかもしれません。




液晶は約140度程度の位置まで後方に開く事ができます。




PC本体と付属の電源アダプターや電源ケーブル


電源アダプターのプラグ差し込み口の形状はミッキー型


電源アダプターの出力は19.5V、6.15Aで120W

付属する電源アダプターは、選択する構成によって異なります。
掲載製品は外部グラフィックスを搭載しますが、グラフィックスに内蔵GPUを利用する構成では、90Wの電源アダプターが付属するようです。



キーボードやタッチパッドの操作性

HP ENVY 17-j100に採用されているキーボードやタッチパッドの外観、操作性などをチェックします。


キーボード面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

アイソレーションタイプのキーボードを採用しています。
キーピッチは縦横とも約18.7mm、キーストロークは約1.5mm、右側にはテンキーを搭載。キーボード上側にはスピーカーが内蔵されています。

サイズの大きなノートにしては、ややキーストロークが浅目でしょうか。といっても打ち難いという事はありません。キーがやや丸みがかった形状であるためか、角に指などが引っかかり難く押しやすいです。

気になる点としては、backspaceキーの幅が他のキーに比べて小さい事、またカーソルの上下キーがやはり他のキーに比べると小さいという事などがあげられますが、それ以外に特に使い難いと感じるような所はなく、そこそこ快適に入力操作などが行えるのではないかと思います。




キートップの形状は完全にフラット


backspaceキーは幅がかなり狭い


カーソルの上下キーも他のキーに比べてかなり小さい



キーボードにはバックライトが搭載されています。
点灯、消灯の2段階です。


バックライトキーボード 消灯時


バックライトキーボード 点灯時



タッチパッドはボタン一体型。
ボタンの押し心地はどちらかというと固く、個人的にあまり好きではないタイプのタッチパッドです。長時間利用していると指が疲れてきます。

ただ、本製品ではマウスを利用される方も多いと思われますので、操作性はあまり問題ではないかもしれません。マウスを利用する場合は、タッチパッドの機能を完全にオフにしてしまうと良いでしょう。




右側のパームレスト上には指紋センサーが搭載されている


キーボード左上側には電源ボタン / キーボード右上側に見えるのはBeatsAudioのマーク



筺体底面内部の構造をチェック

筺体底面側の様子と、底面からアクセスできる内部の構造をチェックします。


筺体底面全体 写真では上が背面側、下が前面側となります


底面左上付近に「b」のマークが見えますが、ここはサブウーファーが内蔵されている


丸い形状のゴム足が底面4角に配置されている



バッテリは取り外し可 バッテリの仕様は11.1V、62Wh


底面カバーを開いた図

底面カバーは、バッテリを取り外した際に見えるネジを一つ緩めるだけで開く事ができます。




無線LANやメモリスロット


HDDベイが2基


やや変わったタイプのSATAケーブルを使用している

HDDのSATAケーブルがやや変わっており、例えば購入時にHDDを一台のみ追加し、後から市販のものを追加するような場合に、ケーブルが合わない可能性があります。

あと、本製品はキャッシュ用のmSATA SSDを追加する事が可能ですが、底面カバー内にスロットは見当たらず。もう少し分解する必要があるようです。



液晶の見やすさ・表示品質

HP ENVY 17-j100に搭載されている液晶の見やすさや、表示品質をチェックします。

なお、全ての製品に同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、参考程度にご覧ください。
あと、掲載製品に搭載されているのはフルHD非光沢タイプの液晶です。もう一方のHD+光沢液晶とは異なります。




17.3型フルHD(1920×1080)非光沢液晶を搭載

先にも書きましたが、本製品にはフルHDの非光沢液晶と、HD+の光沢液晶を採用したモデルがラインアップされています。

掲載モデルに搭載されているのはフルHDの解像度を持つ非光沢液晶です。初期時の画面表示サイズは100%に設定されていました。

17.3型と画面サイズが大きい為、フルHDの高解像度でも文字やアイコンのサイズはそれ程小さくはなく、小さい文字が苦手だというような方にもお使いいただけると思います。

表示サイズを変更したい場合は、「コントロールパネル > デスクトップのカスタマイズ > ディスプレイ」より好みの表示サイズにご変更ください。




画面の視野角をチェックします。


画面を正面から見た場合の見え方


画面を上側から


画面を右側面から

視野角は広いとまでは言えないものの、狭くもなく。
上下左右から見た場合の色変化はありますが、内容が見辛くなってしまうような事はありません。




次に、色域をチェックします。
以降、Spyder 4 Eliteで測定した結果を掲載、検証を行っています。

sRGBのカバー率は96%、AdobeRGBのカバー率は74%。色域は広い方です。




ガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

ガンマ値は全体的に低く、RGBのカーブにはバラつきが見られます。また補正カーブを見るとわかるように、初期状態ではかなり青味の強い液晶です。

デフォルトでの階調性や色再現性など、表示には若干癖があるようです。




さらに、画面の均一性について。
色ムラや輝度ムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラについては、全体的に見て画面右下の色差が基準となる部分に比べて少し大きいものの、目立つほどではありません。

輝度ムラに関しては、画面上側が若干暗いのと、輝度を低く設定した場合に画面の右側のムラがより大きくなるよう。

画面をただ見ている分にはわかり難いですが、表示する内容によって、何となく画面右側の領域が暗く感じられる事があるかもしれません。


総合すると、色域はやや広く多くの色を再現できるようですが、初期状態では青味が強く正確な色表示ではないため、趣味で写真編集などを行われるのであればともかく、本格的に色を扱う作業を行う場合は注意が必要です。

とはいえ、ただ見る分にはそこそこ綺麗な液晶だと思います。
非光沢であるため、使用していて見辛いと感じる事も殆どなく、快適に作業が行えるでしょう。



「速効!HPパソコンナビ特別版」が付属

本製品には、標準でHPパソコンの参考書「速効!HPパソコンナビ特別版」が付属しています。

主にWindows 8以降のPC操作をわかりやすいイラストと文章で解説した本で、HPパソコンナビとありますが、もちろんHP以外のPCの参考書としても利用できます。



1項目の解説が1ページで完結しているためにわかりやすく、また調べやすい


片手で軽々持てる位のコンパクトなサイズ

Windows 8以降のOSを搭載したPC操作に不慣れな方には、便利な本だと思います。

なお、カスタマイズで付属させないようにする事も可能です。
(無償付属の本ですので、付属なしという選択をしても金額の値引きはされません)





HP ENVY 17-j100の外観や操作性、液晶等については以上となります。

次記事では、掲載モデルの主な構成や特徴、性能面について詳しく触れたいと思います。
製品に興味をお持ちの方は、ぜひ次記事もご覧ください。

次: HP ENVY 17-j100 のベンチマーク結果 税込9万円台からのGT740M搭載モデルの性能をチェック

当ページに掲載の製品は販売終了いたしました。
現在HPでは、以下のゲーミングノートを販売中です。

OMEN by HP 17-w200 製品ページ