前記事(VALUESTAR G タイプS(2014夏)レビュー インテリア性が高く省スペースな21.5型 AVパソコン)に続き、今回は VALUESTAR G タイプSの構成内容と性能面について。

掲載しているのはOSにWindows 8.1 Update、Celeron 2957U、メモリ4GB、ストレージに1TB HDDを搭載するという、VALUESTAR G タイプSで提供されている中では最小構成にあたるモデル。

今回は上記構成のマシンの性能面について詳しく触れてみたいと思います。

本製品はデスクトップPCですが、モバイル向けの低電圧版プロセッサが採用されており、性能は薄型ノートに近いものがあります。他にCore i5やCore i7等の選択も可能です。

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【VALUESTAR G タイプS レビュー記事目次】

・VALUESTAR G タイプS 筐体外観・インターフェース・液晶をチェック
省スペース筐体外観・インターフェース抗菌キーボードを採用タッチパッドリモコン付属液晶の表示品質

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間

・プリインストールソフトウェアやTV機能
プリインストールソフトウェアの内容TV視聴や録画が行える「SmartVision」

・製品のまとめ
VALUESTAR G タイプS まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


VALUESTAR G タイプS の構成内容とその特徴について

まず、掲載しているVALUESTAR G タイプS の構成内容とその特徴について解説します。
以下、CPU-Zの実行結果と掲載モデルの主な構成です。

【CPU-Z】





【VALUESTAR G タイプS の主な構成】

OS Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ Celeron 2957U (1.40GHz)
ディスプレイ 21.5型ワイドフルHD(1920×1080)、IPS、光沢、タッチなし
グラフィックス インテル HDグラフィックス
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-12800/最大16GB/2スロット)
ストレージ 1TB HDD(7200rpm / Western Digital製)
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応)
TV機能 あり(地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル放送対応)
無線機能 IEEE802.11b/g/n、Bluetooth Ver.4.0
サイズ 527×190×432(幅×奥行き×高さ/mm/ディスプレイ最小傾斜時)
重量 約8.7kg
カラー ファインホワイト
付属 ワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボード、無線リモコン、mini B-CASカード等

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2014年09月02日時点のものです。

掲載しているモデルはOSにWindows 8.1 Update、プロセッサにCeleron 2957U、メモリ4GB、ストレージには1TB HDDを搭載する最小構成のマシン。

もちろん上記の内容は基本の構成ではなく、最小構成モデルにカスタマイズを加え、ストレージをアップグレードさせたり、ブルーレイディスクドライブやTVチューナーなど、幾つかのオプションを追加しています。

VALUESTAR G タイプSでは、ストレージは最大で2TBまで、メモリは16GB、またCPUはCore i5-4210Uや Core i7-4510Uの選択も可能となっており、液晶はタッチパネルの有無を、またTV機能に関してはシングルチューナーとダブルチューナーから選択する事ができます。

その他、ac対応無線LANの選択や、ボディカラーはファインホワイト、ファインブラック、クランベリーレッドから選択する事が可能であるなど比較的選択肢は多く、好みの構成を選択する事ができると思います。


なお、本製品はモバイル向けの低電圧版プロセッサを採用しているため、一般的な構成のデスクトップPCに比べるとパフォーマンスはやや劣ります。TV機能を搭載したり、写真編集などを行いたいという場合は、上位構成のモデルを選択した方が良いかもしれません

Celeron 2957Uの他に、Core i5-4210Uや Core i7-4510Uの選択も可能となっており、ゲームのような高負荷な用途でなければ十分快適に作業が行えるでしょう。



搭載されているストレージの内容を詳しくみてみます。


HDDの仕様


ディスクの内訳

Western Digital製の「WDC WD10EZEX-19M2NA0」という、3.5インチの1TB HDDが搭載されていました。回転数は7200rpm。

HDDにしては高速なディスクで、さすがにSSD程ではないものの、これまでHDDをメインに使っていた方なら快適に感じるのではと思われます。容量も大きく、TVの録画などを行う場合にも安心。。

上記のHDDの他、500GB HDDや 2TB HDDの選択も可能です。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載している VALUESTAR G タイプSで実施したベンチマークテストの結果です。
構成選択の参考情報としてご覧ください。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 5.7
メモリ 5.9
グラフィックス 4.5
ゲーム用グラフィックス 4.9
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 178.5159.8
512K 48.3197.29
4K 0.5361.435
4K QD32 1.2901.360

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


3DMark 各テストのスコア


Fire Strikeのスコア詳細

Ice Storm・・・ 23438
Cloud Gate・・・ 2092
Sky Diver・・・ 1391
Fire Strike・・・ 300


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 1300~1306
1920×1080 ・・・ 731~733


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 612
1920×1080 ・・・ 228

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ SCORE:839 / RANK:D
1920×1080 ・・・ SCORE:605 / RANK:D


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

キャラクター編 左:1360×768 / 右:1920×1080(高品質)

【キャラクター編】
1360×768(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:1119 / 評価:設定変更が必要
1920×1080(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:662 / 評価:動作困難


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 11.42fps
CPU ・・・ 1.19pts


さすがに低電圧版のCeleronなので、性能はあまり高くはないです。
ただ、スコアは全体的に低いですが通常作業においてはストレスを感じる事はなく、ネットの閲覧やウィンドウを開いたりといった単純な動作であれば快適に行えます。

軽い作業しか行わないのであれば最小構成でも十分ですが、例えば写真編集を行いたいとか、TV機能を搭載するような場合は、Core iプロセッサを選択した方が快適に利用できると思います。


消費電力・温度

VALUESTAR G タイプSの消費電力について。
以下、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定値です。

アイドル時 ・・・ 23W
ベンチマーク実行時 ・・・ 40W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

大画面液晶の消費電力が加わる為、ノートPCなどに比べると消費電力値は高いですが、デスクトップPCとしては低い方です。




筐体内パーツの温度も測定してみました。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度測定結果です。

冷房を軽くかけた室内で測定を行っています。(27度前後)

搭載パーツはいずれも発熱が小さい為、温度は全体的に低いです。
本製品では、外付けのグラフィックスを搭載するような構成は提供されていない為、温度はあまり気にしなくても良いでしょう。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、VALUESTAR G タイプSの再起動にかかる時間を測定してみました。
以下は10回の再起動時間とその平均値です。

1回目 0:58
2回目 0:56
3回目 0:56
4回目 0:58
5回目 0:58
6回目 1:14
7回目 1:18
8回目 1:18
9回目 1:20
10回目 1:19

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分07秒

10回の測定のうち、なぜか後半のみ1分を超えてしまっているのですが、VALUESTAR G タイプSの再起動にかかる時間は、大体50秒台から1分10秒台だと考えて良いと思います。

SSDを搭載するPCの速度には及びませんが、HDDを搭載するPCとしては若干早いでしょうか。HDDの速度に慣れた方なら、快適に利用できると思います。



プリインストール・ソフトウェアの内容

VALUESTAR G タイプSに標準で搭載されているソフトウェアの内容について、簡単に触れたいと思います。

以下は初期時のデスクトップ画面やスタート画面(モダンUI)、アプリ一覧画面の様子です。カスタマイズでの選択内容によっては、以下とは内容が異なる可能性があります。


デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

主に Windows 8.1標準のソフト、NEC製の各種設定ツールやSmartVisionなどのTV閲覧ソフト、Corelの編集ソフト、CyberLinkの再生ソフト、データ移行ソフト、セキュリティソフトなどが搭載されるという内容です。

TV系のソフトウェア以外は、以前掲載した他のNEC製PCのソフトの内容と殆ど変わらない内容となる為、詳しくはリンク先のページをご参照ください。

なお、本製品にはMicrosoft Officeが搭載されていますが、こちらはカスタマイズでの選択となります。



TV番組の視聴や録画を行える「SmartVision」

VALUESTAR G タイプSは「地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル放送対応」のシングルチューナー、もしくはダブルチューナーを選択する事が可能となっており、選択した場合、TV視聴ソフト「SmartVision」を利用してTV番組の視聴や録画を行う事ができます。

機能の一例としては、ダブルチューナーを選択した場合は最大2つの番組を同時録画する事ができます。また視聴中の番組の裏で放送している番組の録画なども可能。

番組の簡易編集や、録画保存した番組を他のPCやタブレットなどから閲覧できるなど、日ごろから多数のTV番組を視聴しているような方に便利な機能を多数搭載しています。




SmartVisionのテレビメニュー画面


ネットから地上デジタルやBSデジタル等の番組表を取得するソフト「G-GUIDE for Windows」を搭載

G-GUIDE for Windowsを利用して、SmartVisionの録画予約を行う事も可能です。



VALUESTAR G タイプS まとめ

VALUESTAR G タイプSのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・奥行きが少なく省スペース
・タッチの有り無しが選べるIPS方式の美しい液晶を搭載
・TVチューナーの選択が可能
・YAMAHAサウンドシステムを採用しており、PC内蔵のスピーカの割には音質がよい

・同等の構成を持つデスクトップPCなどと比べるとやや性能は劣る

奥行きが少なく省スペースであるため、21.5型の大画面液晶を搭載する一体型PCでありながら、設置場所を選びません。電源アダプターが小さく、邪魔になりにくいという所も○。

IPS液晶の搭載や TV機能が選択可能であるところ、またスピーカーの音質へのこだわりなど、映像や音楽を存分に楽しめるような工夫が取り入れられており、TV番組や映画等を快適に視聴する事ができます。

スピーカーは音に特別な拘りがあるのなら別ですが、PC内蔵のスピーカーでもそこそこ音が良いため、外付けのスピーカーを用意しなくても良い所が便利です。

外観に関しても、インテリア性に優れた筺体を採用しており、部屋のコーディネートを気にされるような方にも好まれると思われます。

性能は選択する構成によりにけりですが、モバイル用のCPUを採用しているため、一般的なデスクトップPCに比べると性能はやや劣ります。

簡単な作業しかしないというのならともかく、TV機能を利用される方や、写真・動画編集のような負荷のかかる作業を行う事もあるという場合は、できるだけ上位の構成を選択した方が良いでしょう。


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