前記事(Inspiron 14 3000(3442)レビュー コスパ抜群の14型コードレスパソコン)に続き、今回はInspiron 14 3000(3442)の構成詳細とその性能面について。

記事に掲載しているのは、OSにWindows 8.1、プロセッサにCore i3-4030U、メモリ4GB、ストレージに1TB HDDを搭載するモデル。

本製品では2014年8月25日現在、Pentium 3558UやCore i3-4005U、Core i3-4030Uなどを搭載するモデルが提供されており、その中ではもっとも性能が高いだろうと思われる構成のマシンです。

今回は、そんなInspiron 14 3000(3442)の性能面について詳しく触れたいと思います。

【Inspiron 14 3000(3442) レビュー記事目次】

・Inspiron 14 3000シリーズ 外観や操作性・液晶の表示品質をチェック
外観・インターフェースキーボード底面内部の構造重量液晶の見やすさ

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストール・ソフトウェアの内容
標準搭載されているソフトの内容は?

・製品まとめ
Inspiron 14 3000(3442) まとめ

※掲載製品は メーカーよりお貸出しいただいたものとなります。


Inspiron 14 3000(3442)の構成とその特徴

まず、掲載しているInspiron 14 3000(3442)の構成とその特徴について触れます。
以下、CPU-Zと掲載モデルの主な構成です。






【Dell Graphic Pro Inspiron 15 5000(5547)プラチナの主な構成】

OS Windows 8.1 64bit
プロセッサ Core i3-4030U (1.9 GHz/TB時最大3.10GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 4400
メモリ 4GB(4GB×1/DDR3L 1600MHz)
ディスプレイ 14.0型ワイドHD(1366×768)、光沢
ストレージ 1TB HDD(Seagate製/5400rpm)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線機能 デルワイヤレス-N 1705、Bluetooth v4.0
バッテリ 駆動時間:不明(4セル/40WHr)
サイズ 346×246×25.4(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.02kg
カラー レッド

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2014年08月25日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記のとおり。
OSにWindows 8.1、プロセッサに Core i3-4030U、メモリ4GB、ストレージに1TB HDDを搭載するという内容のマシンです。光学ドライブが標準で搭載されているため、光学ドライブをよく利用するという方に便利な製品だと思います。

本製品では上記構成の他、OSにWindows 7を搭載するモデルや、プロセッサには Pentium 3558Uや Core i3-4005Uを搭載するモデル、また液晶にタッチパネルを搭載するモデルなども提供されています。

その他、ストレージは1TBの他、500GB HDDの選択も可能です。

構成的に考えて、処理性能を必要とするような作業には向きませんが、ネットやメール、文書を扱うなど日常的な作業向けのPCとしては十分な内容。

価格が安い所も魅力です。



搭載されているストレージの内容について詳しくみてみます。


HDDの仕様


ディスクの内訳

ストレージには、Seagate製の「ST1000LM024 HN-M101MBB」という1TB HDDが搭載されていました。9.5mm厚で、回転数5400rpmのディスクです。

取り立てて言う所のない、普通のHDDだと思います。速度は遅くはないですが、速いという事もありません。1TBと容量が大きい為、サイズの大きなファイルを多数保存可能という所が長所だと言えるでしょうか。

他、500GB HDDの選択も可能です。

カスタマイズで搭載できるストレージはHDDのみですが、底面からHDDベイへアクセスする事は可能であるため、PCにある程度詳しいのであればHDDの換装等も容易に行えると思います。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているnspiron 14 3000で行ったベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.9
メモリ 5.9
グラフィックス 4.7
ゲーム用グラフィックス 5.2
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 107.7104.6
512K 37.4243.26
4K 0.4410.976
4K QD32 0.9100.964

数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


3DMark 全てのテストの実行結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 31611
Cloud Gate・・・ 3426
Sky Diver・・・ 2179
Fire Strike・・・ 481


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 1618~1635


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1360×768

1360×768 ・・・ 777

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1360×768

1360×768 ・・・ SCORE:1014 / RANK:D


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

キャラクター編 左:1360×768(高品質) / 右:1920×1080(高品質)

【キャラクター編】
1360×768(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:1315 / 評価:設定変更が必要
1920×1080(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:711 / 評価:動作困難


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 12.86fps
CPU ・・・ 1.84pts


ゲームなどはもちろん難しい性能ですが、ネットやメール、動画閲覧や文書の作成・編集などについては、無理なく行えるパフォーマンスを持ち合わせています。

価格的に考えて、日常で使える手頃なPCが欲しいという方が購入検討される製品だと思いますので、内容に不足はないと思いますが、あえていうとSSDなどを選択できると良かったです。

自己責任となりますが、ある程度のスキルがある方ならば、ストレージをSSDに換装する事で、かなり快適なパフォーマンスが得られるのではと思われます。



消費電力・温度

Inspiron 14 3000の消費電力を測定してみました。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時の消費電力値です。ベンチマークプログラムにはBIOHAZARD 6を使用。

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 26W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

構成なりの内容で、アイドル時、高負荷時いずれも消費電力は低いです。




次に、筐体内パーツの温度について。
以下、アイドル時、およびベンチマーク実行時のパーツ温度測定結果です。

ベンチマーク実行時の温度は、BIOHAZARD 6を20分以上実行した後の温度です。また、軽く冷房をかけた室内(27度前後)で測定を行っています。

アイドル時はもちろん、高負荷時の温度も全体的に低め。
低電圧版のCPU搭載で発熱が小さい為、負荷をかけても温度は比較的上がり難いようです。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

予想通り、全体的に低い数値です。
使用環境にもよりますが、キーボードを操作していて熱いと感じるような事はあまりないでしょう。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Inspiron 14 3000の再起動にかかる時間を測定してみました。

以下、9回の再起動測定結果とその平均値です。
搭載されているHDDによって結果は変化しますので、参考程度にご覧ください。

1回目 1:33
2回目 1:34
3回目 1:34
4回目 1:34
5回目 1:28
6回目 1:47
7回目 1:47
8回目 1:43
9回目 1:49

再起動の平均時間 ・・・ 1分38秒

Inspiron 14 3000の再起動にかかる平均時間は約1分38秒。

これまでのテストより、HDDを搭載するPCの再起動時間はおよそ1分弱~1分半程度という結果がでており、その結果と比べた場合、本製品はやや再起動に時間がかるようです。

体感では、HDDなりの起動速度かなという印象です。



バッテリ駆動時間

掲載しているInspiron 14 3000のバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定に使用したソフトはbbench、設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLAN接続を利用したネット(ブラウザ)へのアクセウが60秒毎。画面の輝度は50%に設定しています。


バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は24036秒。
約6.7(6.67666..)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

モバイル向けのノートではありませんが、比較的バッテリの持ちは良いです。
屋内で移動して利用するような場合でも、電源の有り無しをそれ程気にする事なく、自由な場所で作業が行えると思います。



搭載ソフトウェアの内容は

以下、Inspiron 14 3000 のデスクトップ画面やスタート画面(モダンUI)、アプリ一覧画面の様子です。

本製品に搭載されているソフトウェアの内容は、一部を除き、以前掲載したInspiron 17 5000シリーズのソフトの内容とほぼ変わらない内容であるため、詳しくはそちらをご覧ください。

※異なるのは、Inspiron 17 5000シリーズにAdobe製の写真・動画編集ソフトが標準搭載されるのに対し、Inspiron 14 3000シリーズでは、Adobeのソフトはカスタマイズでの選択となっている部分です。


デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

時期によっては、バンドルされるソフトの内容が若干変化する可能性があります。正確な内容については、製品ページの仕様をご確認ください。



Inspiron 14 3000(3442) まとめ

Inspiron 14 3000(3442)のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・14型サイズのノートにしてはコンパクト
・光学ドライブを標準で搭載
・バッテリ駆動時間が長め
・価格が安い

・性能は価格なりであり、処理速度は高くはない

14型サイズのノートにしては比較的薄く軽めであるなど、屋内用のモバイルノートに向いた製品です。

バッテリの持ちが比較的良い為、コンセントの有り無しを気にする必要もなく、ある時はデスク上で、またある時はリビングで・・など、自由な使い方が可能です。

光学ドライブを標準で搭載しているため、外付けの光学ドライブをお持ちでない方でも、DVDを観たり、データのバックアップを行ったりといった作業が行えますし、ストレージの容量が比較的大きい為、サイズの大きなファイルの保存も余裕で行えます。

価格がお手頃である所も魅力です。

正直、性能はそれ程高くはありませんが、これまでにも述べた通り、普段使いには十分なパフォーマンスを持ち合わせており、日常で使える価格の安いノートをお探しの方に向く製品だと言えるでしょう。