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前記事(MDV ADVANCE シリーズ レビュー 写真・動画編集から3Dゲームにも向く高性能デスクトップPC(外観編))に続き、今回はMDV ADVANCE シリーズの構成内容や性能面について。

今回掲載しているのは、OSにWindows 8.1 Update、プロセッサにCore i7-4790K、メモリ16GB、GeForce GTX760(2GB)、そしてストレージにSSDとHDDを搭載する「MDV-GZ7510X-SH」というモデル。

オーバークロックにも対応する(OCは自己責任となります)K付きのCPUを搭載した高性能なマシンで、ゲームはもちろん、写真や動画編集などにも適しています。

起動ドライブがSSDであるため、起動や処理なども高速。2014年8月18日時点での価格は税込・送料込で14万円台となるなど、コストパフォーマンスにも優れています。

今回は、上記構成を持つモデルの構成や性能面について詳しく触れてみました。
構成選択の参考情報としてご覧ください。


【MDV ADVANCE シリーズ(MDV-GZ7510X-SH) レビュー記事目次】

・MDV ADVANCE シリーズ 筐体外観や内観、インターフェースをチェック
ケース外観やインターフェースの内容ケース内部の構造付属品(標準付属のキーボード・マウス等)

・MDV-GZ7510X-SHの構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間

・MDV ADVANCE シリーズ 標準ソフトや製品ラインアップの内容など
プリインストール・ソフトウェアQuadro搭載のモデルなどもラインアップ

・製品のまとめ
MDV ADVANCE シリーズ まとめ


MDV ADVANCE シリーズ「MDV-GZ7510X-SH」の主な構成とその特徴

まず、掲載している「MDV-GZ7510X-SH」の主な構成内容とその特徴について解説します。
以下、CPU-ZとGPU-Zの実行結果、および掲載モデルの構成内容です。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【MDV ADVANCE シリーズ(MDV-GZ7510X-SH) の主な構成】

OS Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ Core i7-4790K (4.00GHz/TB時最大4.40GHz)
チップセット Z97 Express
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX760(2GB)
メモリ 16GB(8GB×2/PC3-12800/最大32GB/4スロット)
ストレージ 120GB SSD(インテル製)+ 500GB HDD(7200rpm / TOSHIBA製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
カードリーダー マルチカードリーダー(標準搭載)
無線機能 なし
拡張ベイ 3.5インチシャドウ×6、5.25インチオープン×3
拡張スロット PCI Express x16×2、PCI Express x1×4
電源 500W(80PLUS SILVER)
サイズ 190×490×410(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約10.5kg
付属 USBマウス、USB日本語キーボード

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2014年08月18日時点のものです。

OSにWindows 8.1 Update、CPUにはCore i7-4790K、メモリ16GB、GeForce GTX760(2GB)、120GB SSD&500GB HDDという構成内容のモデルです。

期間限定のアップグレードキャンペーンなどで、現時点で販売されている製品とはやや異なる箇所もありますが、カスタマイズしないMDV-GZ7510X-SHの基本構成内容とほぼ同じだと言っても違いはありません。

本モデルの特徴としては、Core i7-4790Kというオーバークロックに対応したK付きのCPUを搭載している点などがあげられると思います。別名、Devil’s Canyonと呼ばれるCPUです。

オーバークロックの実行は自己責任となる為、OC目的でこのCPUを選択される方がどれほどいるのだろうかと思いますが、OCをしなくても、定格クロックは4.0GHz、TB時のクロックにおいては4.4GHzとなるなど性能面の魅力は十分に大きいです。

加えてストレージは起動ドライブにSSDを、データドライブには500GB HDDを搭載するなど、速度面に加えて容量面にも不足はなく、性能とコストのバランスを重視される方に向くマシンだと言えます。

もちろん本シリーズでは、例えばGTX Titan BlackやCore i7-4960Xを搭載するハイエンドなモデルなどもラインアップされており、様々な用途に対応可能です。



搭載されているストレージの内容を詳しくみてみます。


SSDの仕様


HDDの仕様


ディスクの内訳

今回のモデル、起動ドライブにはインテル製の「SSDSC2BW120A4(Intel 530 シリーズ)」という120GB SSDを、データドライブにはTOSHIBA製の「DT01ACA050」という500GB(7200rpm)のHDDが搭載されていました。

SSDは書込みが読み込みに比べるとやや遅いようですが、体感は高速。使用していて速度に不満を感じる事はまずないでしょう。

もちろん、カスタマイズでは別のSSDも提供されており、例えばIntel以外のメーカーのSSDはもちろん、M.2規格(PCI Express x2接続)に対応したSSDや、SSD2台によるRAID構成なども選択する事が可能です。

HDDに関しても、最大6TBのHDDを2台まで選択できるようになっているため、必要に応じてご変更下さい。


なお、掲載モデルと同じ構成(SSD&HDD)を選択したとしても、上記と同じモデルが搭載されるとは限りませんので、ご注意ください。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているMDV ADVANCE シリーズ(MDV-GZ7510X-SH)で実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.5
メモリ 8.5
グラフィックス 8.3
ゲーム用グラフィックス 8.3
プライマリ ハードディスク 8.1


【CrystalDiskMark】

Seq 436.9134.9
512K 360.6136.4
4K 17.1350.14
4K QD32 113.8135.3

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


3DMark 各テストのスコア


Fire Strikeのスコア詳細

Ice Storm・・・ 167358
Cloud Gate・・・ 22546
Sky Diver・・・ 17606
Fire Strike・・・ 5512


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 24505~24609
1920×1080 ・・・ 14297~14424


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 82009
1920×1080 ・・・ 45337

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ SCORE:14539 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:9451 / RANK:S


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

キャラクター編 左:1360×768 / 中央:1920×1080(高品質) / 右:1920×1080(最高品質)

【キャラクター編】
1360×768(高品質(デスクトップPC)) ・・・ SCORE:15403 / 評価:非常に快適
1920×1080(高品質(デスクトップPC)) ・・・ SCORE:9553 / 評価:非常に快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:9227 / 評価:非常に快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 82.84fps
CPU ・・・ 9.62pts


高負荷なテストでもスコアは高く、ゲーム系のベンチマークにおいては、高画質な設定でも快適という結果が出ています。

ゲームのプレイはもちろん、動画編集など負荷のかかる作業にも申し分のない性能です。

上にも書いた通り、本製品は構成選択の幅が広い為、上記程の性能は必要がない、もしくはさらに上の性能を追求したいなどという場合などにも、ニーズにあった構成が見つかると思います。



消費電力・温度

掲載しているMDV ADVANCE シリーズの消費電力について。
以下、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定値です。

アイドル時 ・・・ 41W
ベンチマーク実行時 ・・・ 238W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

高性能なパーツを搭載しているため、高負荷時はもちろんアイドル時の消費電力もやや高めとなります。もちろん、別の構成を選択した場合、消費される電力量は変わります。

なお、上記の数値には液晶の消費電力は含まれません。




次に、MDV ADVANCE シリーズの筐体内のパーツ温度について。
アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARDを20分以上実行)のパーツ温度を測定してみました。使用ソフトはHWMonitor PRO。

冷房を軽くかけた室内(27度前後)で測定しています。

高負荷時、グラフィックカードは80度超えとやや高めですが、CPUは60~70度台。一般的な温度だと思います。

ケース内スペースには余裕があり、冷却性能に関しては問題はないですが、より冷却性能を高めたい場合などは、例えばフロント側にファンを追加したり、フロントパネルにスチールメッシュパネルを採用したケースなどを選択すると良いでしょう。

CPUグリスなども、より熱伝導率の高いものに変更が可能です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、MDV-GZ7510X-SHの再起動にかかる時間を測定してみました。以下は10回の再起動時間とその平均値です。

1回目 0:45
2回目 0:32
3回目 0:34
4回目 0:33
5回目 0:32
6回目 0:46
7回目 0:32
8回目 0:32
9回目 0:34
10回目 0:34

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 35秒

MDV-GZ7510X-SHの再起動にかかる平均時間は約35秒。
これまでのテストより、SSDを搭載するPCの再起動時間は大体30~40秒という結果が出ており、ほぼその平均通りの値です。

とても高速です。快適にマシンを利用できます。

SSDと一口に言ってもモデルによって性能は異なりますが、大抵の場合 HDD利用時とは比べものにならないくらい高速であるため、よほど予算に余裕がないというのでなければ、起動ドライブにSSDを搭載したモデルがおすすめです。





MDV ADVANCE シリーズ「MDV-GZ7510X-SH」の構成や性能面については以上となります。

引き続き、次記事ではMDV ADVANCE シリーズに搭載されているソフトウェアや カスタマイズで追加可能なソフトウェア、またMDV ADVANCE シリーズでラインアップされているモデルの内容について簡単にご紹介した後、製品についてまとめたいと思います。

次: MDV ADVANCE シリーズのラインアップについて解説 Quadroを搭載したモデルも